レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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すごい迫力 映像が素晴らしい 台詞も少なくストーリーは分かりやすい...
よかった!
野蛮さとは
大自然の中の、野蛮で醜い人間たちを
両者の対比でこれでもかと見せつけられます。
しかし見ていくうち、
その「野蛮さ、醜さ」は
大自然の中で生き抜くのに必要不可欠な、人間いや生物の根底に流れるものだと気づかされます。
今はスタイリッシュに品良く生きられている私たち。ところがレヴェナントの環境下では絶対にこんな生き方は出来なくて。むしろこの環境下でも人間が生き抜けたからこそ今があって。
当時の彼らを野蛮だ醜いと罵ることなんて、絶対に私たちには出来ないことだと思い知らされます。
レオの凄まじい演技から
生への執着を痛いほどに感じますし、
「生きる」とはこれほど泥にまみれて、
かっこ悪くて痛くて苦しいことだと
思い出させてくれる作品でした。
ただ息してるだけじゃだめだ。
凄まじい
ハリウッド映画の凄さって、CGばかりのアクション映画じゃなくて、こういう大ロケーションの壮大な映画のことじゃないだろうか?
これはハリウッドじゃないと無理だろうなと、もう最初から口をあんぐり開けて観てた。
ディカプリオが男優賞獲ったのも頷ける。体張ってると言う次元を遥かに凌駕した、キャラクターそのものが乗り移ってないとこんなの無理だろと思うようなアクションシーンに自然を相手にした体当たりの演技は圧巻だった。
トム・ハーディーも作品ごとに全く別人になってて凄い役者だなと思う。毎回どれがトム・ハーディーか最初分からないくらい顔も体型も違うことに驚く。
イニャリトゥ監督作品は、映像に偏ってて何が結局言いたかったのだろうと付いていけない部分があって、正直苦手だったけど、今作でやっとその偉大さが少しは分かった気がする。
ストーリーは息子の復讐と言うシンプルなものだけど、壮大な自然の凍てつく寒さや吹雪、真っ白な雪の長くに灯る火はディカプリオの心の内を映してるようで、映像の力に圧倒された。
ここまですごいとすごいとしか言えない
やっと観れた。
話題作
生にしがみつけ!
ディカプリオ悲願のアカデミー賞受賞作品は
観る側納得の凄まじい、生き残りの物語。
極寒の極限状態の中、まさに執念のサバイバル。
血のつながりと家族愛、人種間差別、そして復讐。
様々なテーマを包含しつつストーリーは進む。
この作品は強烈な人の感情が様々に流れるのに
対して(醜く、酷い、痛い、辛い等)
静粛で驚くべき綺麗な情景が見事な
コントラストを描いている。
私はブルーレイで観たので特典映像は
本当に綺麗で自然の神秘すら感じる程の
ものでした。
飽きのこない脚本と上記映像と鬼気迫る
ディカプリオの名演技が素晴らしい作品を
産み出したといえるだろう。
何度も観たくなる作品だが観る側にも
かなりパワーを強いる作品なので
もう少し気力を貯めて望もうっと。
力強く、根の張った木を風は倒せない。
映画「レヴェナント 蘇えりし者」
(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)から。
熊に襲われるシーンや、馬の内臓を全てえぐり出して、
そこに潜り込み、暖をとりながら生きながらえるシーン。
どれもが、今までにない衝撃的なシーンであった。
「実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、
荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いた」
そんな説明と、第88回「アカデミー賞」(2016年)
第73回「ゴールデングローブ賞」(2016年)受賞作品、
さらには、レオナルド・ディカプリオ主演の映画、というだけで、
期待は高まり、その期待に答えてくれた。
弱虫の私は、何度も目を背けたくなるシーンもあったが、
「復讐への執念が、人間をここまで生きようとさせるのか」という
大きなテーマを感じずにはいられなかった。
気になる一言は、息子が瀕死の父親に投げ掛ける台詞から。
「風か聞こえる?父さん。
風について母さんが言ったことを覚えてる?
力強く、根の張った木を風は倒せない。
嵐が吹きすさぶ時に、木の前に立つといい。
揺れる枝を見ると、木が倒れそうに思える。
でも、幹を見るとびくとも動かない」
目的がハッキリしていれば、どんなことが起きても動じない。
過酷な環境におかれても、それは見た目だけであり、
ヌクヌクとした環境におかれても、また然りである。
どんな環境におかれても、自分の生き方に対して、
しっかり根を張っていれば、周りの動きに左右されることはない。
そんなことを感じて、観終わった。
すげぇもん見た。
劇場で観た方が良い作品
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