「正統派の映画作るじゃん!と思いきや奇妙なイニャリトゥ節」レヴェナント 蘇えりし者 cani tsuyoさんの映画レビュー(感想・評価)
正統派の映画作るじゃん!と思いきや奇妙なイニャリトゥ節
日本でいうとこの浦島太郎とか桃太郎、落語だと芝浜レベルのアメリカで有名なお話を映画化。
しかもバードマンでおなじみのイニャリトゥ監督とディカプリオがタッグを組んで、見事ディカプリオがアカデミー主演男優賞を受賞ということで観たかったが、タイミングが合わず、ようやく飛行機で観た。
そしたらこれ、ディカプリオがたけし軍団みたいな扱い受けてる…
熊に襲われるわ、生き埋めにされるは、極寒の川に流されたり、崖から落ちたり…
もうみんなでディカプリオをいじめて楽しんでるとしか思えないくらい。
でもそんなズタボロになりながら不屈の精神で生き抜く彼の姿は男優賞受賞への執念がだだ漏れたせいか、半端ないリアリティーと気魄だった。
そんな彼の気魄と極寒の大自然により緊密な作品の絵面だったのだが、所々イニャリトゥ節の『このシーンいる?』『何?このアングル』『不穏なドラムス』があり、バードマン好きとしてはたまりませんでした。
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