コールド・バレット 凍てついた七月
解説
「肉」「ステイク・ランド 戦いの旅路」のジム・マイクル監督が、人気作家ジョー・R・ランズデールの小説「凍てついた七月」を映画化したクライムサスペンス。1989年、テキサス。妻や幼い息子と暮らすリチャードは、深夜に自宅に侵入してきた男を護身用の銃で射殺してしまう。正当防衛が認められ罪には問われなかったものの、射殺された男の父親ベンはリチャードを恨み、脅迫してくるようになる。そんなある日、とある事件をきっかけに、リチャードとベンは巨大な陰謀に巻き込まれていることに気づく。テレビシリーズ「デクスター」のマイケル・C・ホールが主演。「ライトスタッフ」のサム・シェパード、「アイズワイドシャット」のビネッサ・ショウ、「ジャンゴ 繋がれざる者」のドン・ジョンソンが共演。
2014年製作/110分/アメリカ・フランス合作
原題:Cold in July
スタッフ・キャスト
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2020年6月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
額縁職人で家族に内緒なハードボイルド活動は、ヴェンダースの「アメリカの友人」に習ったか?
それとも、パトリシア・ハイスミス??
ガラッと変わる物語、後半からの展開を考えると前半部分のサスペンス・スリラー要素は邪魔に思える。
陽気な雰囲気を醸し出す"マルボロマン"の登場から話も失速気味に、地味な主演俳優はサム・シェパードに乗っ取られて存在が霞んでしまう。
お決まりの銃撃戦、大掛かりに要塞を舞台にビデオショップの時点でケリは付けられた筈。
主人公が参入する意味がわからないし、警察の存在も有耶無耶に!?
2020年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
何の前情報もなしに見始めたので、けっこう予想外というか
ストーリーが進行するにつれて、話の主旨が変わっていくのがちょっと面白かった。
逆に言うとそれぞれのパートが希薄というか、最終的に薄味というか。
構成に工夫を凝らした小品って感じだろうか。
なんだろう。感想としては悪くもなく、良くもなく。
2020年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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強盗犯の葬儀に参列しようとしていたのが間違いのもとだった。フレディの父親ベン(シェパード)が近寄ってきて、それとなく脅すのだった。やがて恐怖におびえる家族。ベンはリチャードの家に忍び込み、弾丸を幼き息子のベッドにばらまいて行った。そして、家の天井裏にだろうか、ずっと隠れていて警察沙汰になる始末。しかし、事態は一転。再度、警察への取り調べにて、自分が撃ち殺したのはフレディではないと疑念を持ち始めたリチャード(ホール)。
そして、ベンが警官によって拉致され、注射を打たれ線路の上に放置されたのを目撃したリチャード。疑念は確信に変わりつつあったが、わけがわからなくなったリチャードは自分たちを脅かしたベンを助け、山小屋で匿うのだ。そんな折、ヒューストンから私立探偵ジム・ボブ(ドン・ジョンソン)がリチャードの経営する額縁店に訪れてきた。典型的なカウボーイスタイルの怪しげなボブはフレディは生きていて、FBIの証人保護プログラムの対象となってることまで掴んでいた。息子に会いたい一心のベンだったが、捜査してみた結果、マフィアから逃れて別名にはなっているものの残酷なスナッフムービーの売人兼俳優だったことが発覚し、ついには息子を自分の手で殺す!と決意。
クライマックスではチンピラ仲間のアジトへと潜入して銃撃戦となってしまうが、思いもよらず二人も殺してしまったリチャード。中年3人組はかっこいい気もするが、こと殺人ということに関しては軽すぎる結末。なんだか私設警察みたいな感じで後味はよくないが、予想外の展開と重厚な雰囲気は大好きだ。
米ドラ"デクスター"のマイケル・C・ホール様主演♡
不法侵入者を正当防衛で射殺してしまったことから起こるサスペンス。ドン・ジョンソン様も出てます。
さすがにTVドラマ風で、さらっと観られますが、演技派だけになかなか魅せられます。
2014.10.12
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