コールド・バレット 凍てついた七月

解説

「肉」「ステイク・ランド 戦いの旅路」のジム・ミックル監督が、人気作家ジョー・R・ランズデールの小説「凍てついた七月」を映画化したクライムサスペンス。1989年、テキサス。妻や幼い息子と暮らすリチャードは、深夜に自宅に侵入してきた男を護身用の銃で射殺してしまう。正当防衛が認められ罪には問われなかったものの、射殺された男の父親ベンはリチャードを恨み、脅迫してくるようになる。そんなある日、とある事件をきっかけに、リチャードとベンは巨大な陰謀に巻き込まれていることに気づく。テレビシリーズ「デクスター」のマイケル・C・ホールが主演。「ライトスタッフ」のサム・シェパード、「アイズワイドシャット」のビネッサ・ショウ、「ジャンゴ 繋がれざる者」のドン・ジョンソンが共演。

2014年製作/110分/アメリカ・フランス合作
原題または英題:Cold in July

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0サスペンススリラーではないよ。注意

2024年1月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

始まりは殺してしまった強盗の父親の復讐に怯えるスリラーだった。それが思わぬ展開を見せながら徐々にサスペンスに変化していくのね。
そして終盤では、物語の始まりからは想像できないほどの、西部劇やフィルムノワールを思わせるようなハードボイルドに姿を変える。

多くのレビュアーさんたちが書いているように、本当に驚くほど始まりと着地が違う作品になっているのね。
中盤で急展開を見せ始めたときに、なんだこれは、この先どうなってしまうの?と動揺するほどだったね。
本当に物語が確定した頃には、すっかり姿をノワール風に変えて、ああ、こっち系の作品だったんだとやっと気付いた。

それで、サスペンススリラーが好きなので観たわけだけど、予想外の展開に驚きはしたが、ノワール作品もそこそこいける私は、贅沢な和洋折衷のフルコースみたいに楽しむ事ができたね。ここでの評価がイマイチなのにビックリするほどの掘り出し物だと思うな。まあ、ツッコミどころは多いし、本当の姿はサスペンスでもスリラーでもないしで、イマイチだった人の気持ちも理解できるけどね。

死んだ強盗の父親ベンを演じたサム・シェパードが深みのある哀愁をたたえた渋い演技で、序盤から終盤までこの人に釘付けだったよね。
最初と終わりで釘付けの理由が全く違うのが結果として良いんだよね。終始、単なる小悪党のじいさんに変わりはないんだけど、ちょっとした出来事がきっかけで彼の中で何かが変わったんだな。それが終盤のノワールに活きてくるんだ。

期待や予想を大きく外してしまっていても、心を広く持てば楽しめること間違いないと思うな。柔軟な受け入れ姿勢が大事だよ。

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つとみ

2.0"額縁屋"

2020年6月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

額縁職人で家族に内緒なハードボイルド活動は、ヴェンダースの「アメリカの友人」に習ったか?
それとも、パトリシア・ハイスミス??

ガラッと変わる物語、後半からの展開を考えると前半部分のサスペンス・スリラー要素は邪魔に思える。

陽気な雰囲気を醸し出す"マルボロマン"の登場から話も失速気味に、地味な主演俳優はサム・シェパードに乗っ取られて存在が霞んでしまう。

お決まりの銃撃戦、大掛かりに要塞を舞台にビデオショップの時点でケリは付けられた筈。

主人公が参入する意味がわからないし、警察の存在も有耶無耶に!?

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万年 東一

3.0悪くもなく良くもなく

2020年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

何の前情報もなしに見始めたので、けっこう予想外というか
ストーリーが進行するにつれて、話の主旨が変わっていくのがちょっと面白かった。
逆に言うとそれぞれのパートが希薄というか、最終的に薄味というか。
構成に工夫を凝らした小品って感じだろうか。
なんだろう。感想としては悪くもなく、良くもなく。

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mar

4.0このまま裁判になって罪悪感と闘う静かな物語を想像していたのに

2020年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

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