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映画「A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー」 A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー
劇場公開日 2015年12月12日
解説
2015年に米ブルーボトルコーヒーが世界初進出の第1号店として東京に店舗を構えるなど、近年、世界的な広がりや盛り上がりを見せる本格志向のコーヒーカルチャー。現在のコーヒー文化を牽引する、ニューヨーク、サンフランシスコ、ポートランド、シアトル、東京の5つの都市で活躍するコーヒー店オーナーらプロフェッショナルたちのコーヒーへの哲学や仕事ぶりなどを追った。日本にも進出したサンフランシスコの「ブルーボトル・コーヒー」創設者ジェームス・フリーマン氏をはじめ、2013年に閉店した表参道の「大坊珈琲店」オーナー・大坊勝次氏、下北沢の「Bear Pond Espresso」オーナー・田中勝幸氏、表参道の「OMOTESANDO KOFFEE」オーナー・國友栄一氏ら、東京で活躍するコーヒーの達人たちも登場。コーヒーの「求道者」とも言える彼らのこだわり、コーヒーへの思いが描かれる。監督はサンフランシスコ在住のCMクリエイター、ブランドン・ローパー。
2014年製作/66分/アメリカ
原題:A Film About Coffee
配給:メジロフィルムズ
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2022年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
コーヒーの奥深さを知るドキュメンタリー映画なのですが、それと同時に、気軽に飲んでいるコーヒーの背景に、生産者の如何ほどの苦労があるのかという事を垣間見ました。
昨今、フェアトレードと言って、ちゃんと生産者の人にも利益が回る様にとちゃんと考慮されてコーヒーが作られていると言われますが、それでもね、これを見ると、生産者の人がどれほど苦労してコーヒーを作っているのかという事が良くわかります。ちゃんと、エシカルなコーヒーを選ぼうかと思います。
2021年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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この映画を観るとQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が向上します。マジで。
良い映画というものは鑑賞した人の価値観を変えてしまう効果がありますが、本作は数ある映画の中でも価値観の変化が大きい作品だと思いますね。現代社会では誰もが当たり前のように飲むコーヒー。平成28年に全日本コーヒー協会が実施した調査では、日本人は平均で一週間あたり11杯のコーヒーを飲んでいるそうです。町を歩けばスターバックスやドトール、コメダ珈琲店などの喫茶店チェーンをいくらでも見掛けますし、缶コーヒーやコンビニコーヒーが広まって誰でも気軽にコーヒーを楽しめる時代です。100円出せばコーヒーが飲めるということがどれだけ恵まれていて、どれだけ多くの人間によって供給が支えられているか、この映画を観れば知ることができます。
「専門店の1杯7ドルのコーヒーは高く感じるが、その一杯のために掛かる手間を考えれば安すぎるくらい」という序盤のナレーションも、ラストシーンには納得できるようになりますね。
劇中では「日本はコーヒー大国」と紹介されていて、日本のバリスタや喫茶店が紹介されているのを観て、日本人であるにも関わらずそのことを知らなかったことが勿体ないと感じました。
日本人ならば毎日当たり前に飲んでいるであろういつものコーヒーが、この映画を観てからだと少しだけ特別なものに感じられるようになります。この映画を観れば、毎朝のコーヒーが美味しくなってQOLが向上します。全国民が観るべき映画です。
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畑に生るコーヒーの実が一杯のコーヒーとなるまでを追ったドキュメンタリー。畑の生産者・コーヒーを買い付けるバイヤー・流通業者・バリスタや珈琲店経営者など、コーヒーに関わるあらゆる職種の第一人者へのインタビューと入念な取材によって、コーヒーの魅力に迫っていく。
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上映時間が短くて良い。上映時間は60分ちょっとしかないですが、内容はみっちり詰まっていました。映画には「適切な上映時間」っていうのがあると私は考えていますが、本作はこのくらいの上映時間がピッタリだったように感じます。そして、確かに短い上映時間の中にも「ここはしっかり見せたい」という制作者のこだわりが感じられるシーンがいくつかありました。例えば「大坊珈琲店」の店主である大坊さんがコーヒーを淹れるシーン。レトロな秤を使った豆の計量から、焙煎、挽き、ドリップまでの一連の所作を、流れが分かるように最小限のカットでかなり長い尺を取って描写しているのが印象的でした。たった60分ちょっとの上映時間の中の3分くらい使って描いていて、「この一連の所作の美しさを観てくれ」という制作サイドのこだわりが感じられました。
ドキュメンタリー作品なので物語的な見せ場とかは特にないから、「ここが面白かった」みたいなレビューができないのがもどかしいですね。間違いなく面白かったんですけど。
とにかく、私のレビューでは語りつくせないほど良い映画でした。
短い映画なので、空き時間にぜひ観てみてください。オススメです!!!
2021年1月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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映画「A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー」
(ブランドン・ローパー監督)から。
コーヒーやワインなど、それに関わる人たちの哲学、
ややドキュメント風の作品は、何作も見てきた。
その場では、なるほど・・とメモするが、後から思い出せない。
そこで今回は、もう少し生活に密着した台詞を選んだ。
「一杯7ドルの高価なコーヒーを専門店でみかけますが、
時間や労力を考えると安すぎる値段です」
コーヒーって、予想以上に手間がかがることは知識として
知っていたつもりになっていたけれど、予想以上だった。
ルワンダなどのコーヒー豆の生産地で働く人たちの労働賃金、
さらに続く多くの工程を加味すると、
私たちがコンビニ等で、一杯100円で飲めるのは不思議である。
私は、最高級・本物志向のコーヒーを求めてはいないからか、
生産地の彼らが、少しでも余裕を持って生活できることを願う。
明日から、コーヒーを飲むたびに生産者に感謝したい。
おかげさまで、今日もコーヒーが飲めました・・と。
2021年1月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
原産地 その栽培の様子から
究極の1杯を提供するまで
コーヒーに情熱·人生をかける人々
その姿を描いたドキュメンタリー
.
コーヒーの国ルワンダ
人々はコーヒーを殆ど飲まないそう。
大半が国外輸出。
作って売るのみ。
悲劇の印象が強く残るルワンダ
経済も崩壊しコーヒー産業壊滅から
2000年代に復活を果たした国
.
ドキュメンタリーの中では
世界初進出が東京·清澄白河で驚いた
"ブルーボトルコーヒー"の創設者や
閉店した"大坊珈琲店"オーナーなど
出演されています
生産地の人々の姿が印象に残った
ドキュメンタリー映画でした
.
観賞後は美味しい珈琲が
飲みたくなります☕️
美味しい珈琲には正当な対価を
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