BLACK ROOM 劇場公開日 2015年9月12日
解説 俳優として活躍しながら、「老獄 OLD PRISON」「JUDGEMENT」といった監督作も発表してきた辻岡正人が、監督、脚本、撮影、編集、プロデューサーなどを一手に担い、主演も果たしたオリジナル作品。自らの死が近いことを悟った青年が、片思いの相手への募る思いや嫉妬から、相手を巻き添えにした行動に出る破滅的な愛憎を描いた。報道会社に勤務するディレクターの毬乙は、同僚の神堂に嫉妬し、また、神堂の婚約者である清住へ実らぬ恋心を抱いていた。毬乙は清住を盗撮するようになるがそれでは物足りず、自宅の倉庫を改造して鉄格子を設け、清住を監禁する。毬乙は清住のすべてを奪おうとするが思うようにはいかず、そうしているうちに自らの死期が迫っていることを知る。
2015年製作/90分/PG12/日本 配給:辻岡プロダクション
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2015年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
何気なく、見てみました。 あらい映像がまたリアルに。 セリフの言い回しも演劇っぽく。でもそこが、新鮮でした。 監禁は、映像のはしょりも、アソコのおもちゃもB級かって思ったけど、AVのようにリアルにやってもよかったんじゃないかと。 彼の狂気に度肝抜かれたけど、彼女にあそこまでやったのに、彼女を生かすとは思いもよりませんでした。 見終わってもドキドキが残りました。 最後にレビューとは関係ないですが、博多の大きい映画館で たった一人でこの映画を見れてしまうなんて、貴重な体験できました(笑)
メイクや小道具がチープなのとか見切れちゃっているのとかは、ほぼ自主製作のB級作品なので目を瞑って鑑賞ましょう。 ほぼ全ての出演者の演技力と後載せ感バリバリで大袈裟なSE&アフレコが少し残念、 そんなこと言うヤツはいないよというレベルの日常会話での台詞のセンテンスが残念。 音楽と映像はなかなか素晴らしく、B級だからこそ出来る上手い表現もあり面白い。 思っていたよりもジメジメ陰鬱でなく、動きがあり激しかった。 現実にはある訳ないほど理性を失い、狂気と欲望に溺れて行く様子に引き込まれた。 個人的には最後までもっとドロドロでも良かったかなとも思うけれど、観終わった後もしっかり嫌な気分は残った。
2015年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
辻岡正人作品は今まで好きではなかった。アングラでグロいし、中途半端で消化不良な感じが残るし。 監督じゃなく俳優だけやってればいいのにって思ってたので、今回も期待はしていなかったけど、辻岡さんを生で見たくて舞台挨拶へ。 BLACK ROOMは映像が美しく、音楽も練られ、なにより映画だ!って迫力が凄過ぎた。眠気も吹き飛ぶほどのエネルギーがスクリーンから放たれ続けた。だからロスト・バイ・デッドを思い出した。物語もおもしろくて、怖いのに笑えたり。 カンヌを震撼させたとか、いやいやあり得ないだろうと思う見出しだったけど、本当にそうかもと思えたほどの内容だった。 監督や主演だけでなくほかのすべてもやってしまう辻岡さんは超人だと思った。演技もキモかっこよかった。 今までの辻岡作品のテイストを残しつつ、それとはまた違う次元に進化した作品だった。 夕樹ゆうと朝霧涼は普通でおもしろみがなかった。もっと他に良い人はいなかったのかなあと疑問。 物語とはあんまり関連ないのかもだけど、ギャングの鈴木悟がかっこよくてしびれた。
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