ザ・ギフトのレビュー・感想・評価
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一番怖いのは・・・未来
サスペンスなんだろうな、ってんで、先送りしてたけど、
たまたま今日、観る気になったのは、実は、出演者を、他の映画「ギフト」と勘違いしただけだったんですけど。。。
始まって、いろいろ・・・・いやぁ、そっちかぁ~
それ人間ドラマ系なわけで、重いよな~~
ま、現代では復讐劇といえば、昔みたいに家族を殺された系、ってわけにはいかず、人生狂わす・・・しかも、ちょっと昔の偏見系。。。
そぉかぁ。。 結構、LGBT、アメリカ強いんだよね、あの国でも差別はひどい。。
しかし。 本当に怖いのは、忘れるも何も、これからの時間を過ごしていくことであり、
(ネタバレ)この子って誰の子よ、ってことになり、実に、その子が、ワタシの父って・・・ってことだし。。
ちなみに、「重力ピエロ」(原作は読んでないです、邦画の)って、
(ネタバレ)ごうかん魔の子どもを、「産んでいいよ」って安易にいう親の元、やっぱり生まれたこどもは、すんごく歪む、って、そうとう悲劇なんだけど・・・
殺す殺される、とか以上に、
今後の子どものアイディンティティと、未来ってさ、一番 怖くね?
タイトルが、ギフト、だもの。。。
人間の本性がスリリングな展開で暴かれていくサスペンス映画
2回鑑賞しましたが、1回目と2回目では、全く別の視点から楽しめる映画ですね🈵
1回目は、新居に引っ越ししてきた幸せそうな夫婦に、何か起こりそうなヒヤヒヤドキドキ感が楽しめます😊
2回目は、金も地位も美人妻も手に入れたいわゆる勝ち組の男が、いじめられっ子で社会から落ちこぼれたいわゆる負け組の男にじわりじわりとミステリアスな方法で復讐されていく様が見事です💦
初めてこの映画を観ると、幸せそうな夫婦が新居を内覧している冒頭の場面から、この夫婦に、これから一体どんな恐怖が待ち受けているんだろうと錯覚してしまうと思います(*_*)
それが制作者の意図かもしれませんが、 その視点から出発すると、気味悪い旧友の行動が気になってしまいます😅
ところが、途中からだんだんと実態が証されていくと、見方が逆転して、善人顔した夫の本性が気になります😱
最後に送った3つのギフトで、見事に叩きのめすわけですが、生まれてきた子供が誰の子なのか、これから妻はどうするつもりなのか、視聴者の想像に委ねられているところが何とも意味深です💦
誰の視点から観るか、どの視点を注視するか、最後の結末をどう考えるかなど、いろいろ考えさせられる映画かなと思いました🙆
不気味さの演出がうまい
不気味さや怖さの演出が秀逸。引き込まれて先の展開が気になりハラハラしました。見るものを飽きさせないテンポの良さ。オチは想像にお任せするスタイル。後味の悪さもいい味出している。サイコホラーやサスペンスが好きな人におすすめ。
かなり好みの作品でした!
学生時代にいじめにあった事を根に持ち、復讐を企てる男のねちっこさが描かれた映画・・・と思いきや、いじめた側の夫も卑劣な奴とわかり、妻は夫婦生活に疑問を抱くようになる。
口コミにあるように、子供の父親がどちらか?という点は確かに血液判定で判るだろう。
しかし夫に不信感と嫌悪感を抱いている妻がそう簡単に検査を受け入れるとは思えない。
三人三様わだかまりを残したままラストを迎えるが、拳銃を使った暴力シーンで締めくくるサスペンス映画が多い中で、こういった作品は面白いし貴重だなと思いました。
自業自得…?
もうほんと気持ち悪い。面白いんだけど。
ドーン!とかガッシャ―ン!とかはほとんど無くって
なんかモヤモヤするな、けっこう気持ち悪いなって感じがずーっと続く映画。
サスペンスというのか、サイコスリラーというのか。
個人的にはゴードよりもサイモンが初めっから気色悪くって、
ほぼ主人公あつかいのロビンが、なぜこんな奴と結婚したんだろう?と。
見る目が無かったと言っちゃえばそれまでだけど、
そこをもっとしっかり描いて欲しかった。
僕、サイモンの良いところ最後まで一つも見つけられなかったもん。
ところで、話のオチが個人的にはほんと嫌いで
そこに業を背負わせるのは違うくありません?って。
でも何だろう、最後まで見なきゃって確かに引き付けられたから
そこはストーリーテリングの上手さがあったのかもしれない。
あとカメラワーク。これ誰の視点よ?って感じさせる、
いやらしいほどじっとりと怖かった。
なんだろう、ここまで書いてみるとけっこう面白かったのかも、と思うけど
やっぱり好みじゃないので大幅減点。
すごい
すごいと思ったのは、登場するのが高校時代のエピソードだけ、ということ。つまり高校時代の彼らの映像がなくてもゴードの永年の苦しみが怖いくらい伝わってくるし、どれだけ酷い仕打ちを受けたかは想像に難なくないことである。
救いはロビンが聡明な人で、疑問を持ってサイモンに接したという点ではないかな。
彼女が事を重大に受け止め、サイモンの若気の至りと片付けなかったのはよかった。
サイモンが一見ゴードのことを忘れていたかのようだったが、真相はわからないが、虐めた側は案外忘れてることも多いということも万国共通か。
犬は可愛かったけど、どこに行ってたの?
盗聴器でもつけられたのかと想像してしまったが。
これからの作品も期待したい。
ある日高校時代の知り合いくらいの人に再会したら、その人がなんか空気...
ある日高校時代の知り合いくらいの人に再会したら、その人がなんか空気読めずに距離詰めてきた。
みたいな話からじわじわと心理的に追い詰められるんだけど、ここまでならよくある話。この作品はそこから人間関係の深掘りがあり、ひっくり返る展開が。ここまでもわりと良くある面白いサスペンス、と思いきや。。
手に汗握る展開ではないけど、ある意味すごくリアル。普通語られることのない背景にスポットライトを当てていて、勧善懲悪的でないストーリーが面白かった。
ゴードは虐められてたんだろうなぁとか絶対盗聴されてるよなぁとか割と...
ゴードは虐められてたんだろうなぁとか絶対盗聴されてるよなぁとか割と予想できるんだけど、だからつまらないというわけじゃなくて思った通りに話が進んでいく小気味良さみたいなものがあった。
ラストを本当はどっちが父親なのかわからなくしたのも余韻が残って良い。
多分サイモンの子で間違いないと思うけど。
これはまた違った良さがある
この映画は最初の方を見てるとゴードがほんとに''ブキミな奴''だと自分の中で認識してしまった。しかしそれはサイモンの表の顔をずっとみていたからであり、裏の顔を見た瞬間にはっ。と思いやられる。
これは普通に小学生とかに教育として見せてもいい映画なのでは?と感じた。まぁすこし怖いところはあるが、笑
細かいところまで見るとゴードの行動の展開が考えられ、リピートして見れる映画となっている。
非常に見応えのある面白い映画だった。
復讐の仕方にあっぱれ
はじめはただの旧友と思ったらどんどん不気味なゴードが現れ、その一方で仕事ができて優しいはずのイーサンの本当の顔がでてきて。。。
ゴードがロビンをどう思っているのかがわからなくどう復讐するのかと思ったら!
最後まで飽きのこないサスペンスでした。
ロビンが聡明で美しいのがすくい。
おうち-152
待望のベビーが生まれて、
昇進も目前だったのに、
なんて日だ!
昔、キャメロン・ディアスの家にボタンが届く映画(説明雑)あったよなーと思い、キミに決めた!と借りてきたら、違う映画でしたw
ちなみにそちらは『運命のボタン』(The box)なのですが、確かあちらはなんじゃこらと思った記憶がありますので、こっち見て正解。
この不気味さがたまりません。
そこらへんのホラーより怖い。
むしろ超常現象ではなく、リアリティだからこそ怖い。
展開もさることながら、じりじりと心理的に追い詰めていく音楽も素晴らしい。
登場人物の隠された過去や裏の顔も徐々に明らかになっていき...このやるせない絶望感、たまらない(性格悪くてすみません)。
そして、途中から登場人物に対する見方がガラッと変わるアレ、大好物なんです。
とりあえず、ガラス張りの高級住宅に住む気が全くなくなった😱
ラスト。
そうだったらうわぁだなぁと、かすかに思っていたことが現実に起きてもうアンビリーバボー😱😱
久々に人生のどん底と底辺の人間を見ました。
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自宅にて鑑賞。J.エドガートンが“ゴード”役での出演、脚本、(共同)製作に加え、(長篇作の)初監督にも挑戦した意欲作。スリラーであり乍ら、超常的な要素や殺人はおろか、血さえも流れない。ゆっくりとズームするショットが散見出来、現実から逸脱しない範囲でのジワジワ忍び寄る恐怖を描くが、やや物足りなく思えた。緊迫感を煽りつつもリアリティに即し、丁寧に作られてはいるが、現実離れしてでも、もう少し派手な展開や演出が見たかった。どうにも無難に小じんまり纏めた小品の印象が強いが、余韻を引くラストは好感が持てた。50/100点。
・公私共に順風満帆だった生活が、過去に背を向け、開き直ったかの如く隠蔽・否定しようとする事で迎える顛末を描くが、自身の立身出世や社会的地位に迄、その影響が波及するアプローチは珍しく、“社会派”スリラーと呼ぶに相応しい。原題の"gift"とはドイツ語で「毒」の意味も持つ。
・DVD等に収録されたもう一つのエンディングでは、J.エドガートンの“ゴード”がR.ホールの“ロビン”をレイプしていないと確信出来る様になっているが、ハッキリとしたその先の復讐が描かれている。
・監督によると、本作は『ローズマリーの赤ちゃん('68)』、『シャイニング('80)』、『隠された記憶('05)』に影響を受けたと云う。亦、R.ホール演じる“ロビン”が入院した病室は237号室で、これは云う迄もなく『シャイニング('80)』に由来する。
・撮影は'15年1月19日にクランクインし、'15年2月20日にクランクアップとなり、実質25日で撮り終えたと云う。この間、J.エドガートンは監督業に集中したい思いから“ゴード”としての自身の出番を早々と撮り終えたらしい。尚、その際"Weirdo"の仮題で製作が進められた。
・鑑賞日:2017年7月16日(日)
世のいじめっ子に捧ぐ!
良い意味で予想を裏切られた作品でした。
話が進むにつれ、夫の過去を知らない妻と共に、夫とその旧友に対する見方が一緒に変わっていきます。
2回目の鑑賞時は、登場人物から受ける印象が全くの別物!!
結構な完成度に、2度観て星が増えました。
過去に虐げた相手から届く贈り物。
それは友情か、それとも復讐か。
序盤に出て来る子供用のサルのおもちゃは、過去にGordoが嫌味で贈った物なのかと思いましたが、そうではなくて、あそこで初めてSimonの苦手なものを知るのだと気付きました。
最初から復讐する気満々な訳ではなく、いじめっ子が少しは反省して変わったのか、仲良くしようとしてくるか、それとも夫婦揃って嫌な奴なのか、探りを入れているんですよね。”I’m very happy for you.”って繰り返すのも、あれだけ過去に罪深いことをしたお前でも幸せになれるんだな、っていう意味を含んでいそうです。
しかしキッチンのボードを見て、いじめっ子の本質は何も変わっていないことを痛感します。そこで早速不自然なディナーの招待。ここからが復讐の確信犯です。”Apocalypse Now” のDVDをプレゼントするということは、あの時点でSimonが地獄と破滅の入り口に立っていることを宣言しているのでしょうか。電話は演技。恐らく外で盗聴し、自分がどう話されているかを知る。元妻の話は職業を明かさないための作り話でしょうが、「旧友」がどん底にいる時に、一緒に酒を飲んで慰めるどころか、家に来るな、関わるなと追い討ちをかけるように冷たく突き放すSimonは、弱い者イジメをしていた高校時代から全く変わっていないのです。Simonからすれば、負け犬のはずのGordoが、豪邸に住み既に子供もいるということに悔しさを感じたのでしょう。表面的には成功した優等生でいたい男ですから。
どこからともなく戻って来たワンちゃんのあの視線が辛い(^_^;)。
本当のことを知ってるぞ、と言わんばかり。
Gordoに嫌がらせをされて当然という認識があるということは、Simonにも罪悪感はあるのでしょう。ただしそれを掘り起こすきっかけは必要なようです。
真のいじめっ子は、いじめた相手の顔すらはっきり覚えていない。
ましてその後どうなったかも気にしていない。
自分の言動が、どこでどう人を傷付けているかなど、想像すらしない。
Akimboで謝罪はないよな。
謝罪を受け入れろとキレる時点で謝罪じゃない。
どんどん本性を現すSimon。
三つ子の魂百まで…(>_<)。
Gregがどの程度関与していたのか、最初から嘘と知っていたのかは分かりませんが、いじめを見て見ぬ振りしていたコイツもはっきり言って同罪。
Simonが本当のことを言わないって…
なぜキミが代わりに言わない?!
そして…子供も究極のギフトか…?!?!
クスリを盛られて撮影されるなんて怖いけど…GordoはRobynを襲っていないと思うんですよね。多分。
まぁこの際、誰の子でも良さそうですが。
2度目の鑑賞では、Gordoがむしろ夫の本性を明かしてRobynを救おうとしているようにすら見えてきます。
やたらと内容に共感してしまったのは、Simonとよく似た同級生が大学にいたからなんです。もう絵に描いたような「イヤなやつ」で、高評価を得るためなら平気で嘘をついて周りを蹴落とすし、上の者にはゴマをすりまくるタイプ。卒業後随分経ってから、知人のお兄さんがこの人と同じ高校で、嫌な思いをしたとか、悪い意味で人生の分岐点になってしまったとか、偶然聞きました。観ている内にSimonがこの人に見えてきて仕方がなかったです。
なぜ今まで気付かなかった?!っとRobynにツッコミたくなりますが、こういう輩は、良い人を演じるのも本当上手いんです。相手によって仮面を使い分ける名手です。
ただ、人生の路頭に迷うSimonの姿を見ても、特別スカッとはしなかったですね。復讐していじめっ子を奈落の底に突き落としてやっても、ふふん、ってくらいでしょうか。いじめっ子が不幸になったから代わりに幸せを得られるというものではありません。
復讐方法としては、男性ならではでしょうか。愛する妻を軽蔑する男に寝取られて、もしかして子供も…なんて、これほどの屈辱は他にないのかな。
退学になり、父親に殺されかけ、保守的な故郷に居場所もなく、強く生まれ変わろうとGordoは軍隊に入ったのでしょう。前科はあるけれど、少なくとも、いじめっ子に立ち向かう勇気と根性を備えた大人には成長できたんですよね。死ぬほど辛い目に遭わされた相手に、なかなか自分から声をかけようなんて思えません。
Rebecca Hallは“The Shining” のShelley Duvallと同系の顔つき〜ホラー向き?〜ですね。髪は短い方がスタイルの良さが引き立つし、なぜか歯茎が目立たず綺麗です。
人を呪わば穴二つ。
社交的でイイ奴が良識のある人物とは限らない。
挙動不審でヘンな奴が極悪人とは限らない…。
Robynの視点と比べて、自分のフィルターが偏見で曇っているかどうか試されます。
それほど怖くないサスペンスで、なかなか考えさせられるし、よく出来ている作品でした。
“You’re done with the past, but the past is not done with you.”
“It’s amazing how an idea can take a hold and really bring a person down.”
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