クリーピー 偽りの隣人のレビュー・感想・評価
全382件中、281~300件目を表示
賛否両論に納得
え、これR15じゃないの?
この作品は最近ユースケサンタマリアの怪演が話題となった火の粉と同じ系統の作品である。そして、火の粉においてユースケサンタマリアが演じた怪しい隣人の役どころを香川照之が演じる時点で期待大だった。
ただお話はありがちなパターンで二つの事件が繋がっていき、妻が絶体絶命のピンチというところですべてを知った高倉が駆けつけ妻を救い西田は逮捕されるというありがちな展開だと思っていた。だから話の展開ではなく、俳優の演技を楽しむもの。そう思っていた。
結論。やばすぎた。想像の遥か上をいく話の展開。とてつもない後味の悪さ。凄かった。
また演者の演技も上手く、香川照之はもちろんのこと善とも悪ともつかずひょっとしてこの男もサイコパス?と思わせる西島秀俊の怪演。ソロモンの偽証ではその大根ぶりで世間を賑わせた?(大根って思ったの僕だけかな?)藤野涼子もとても同じ人物とは思えないほどの名演技を見せてくれた。
最後、西田が殺されてしまい、やすこや、娘がおかしくなっていて、やすこの高笑いのなか死体が写し出されるときに西田が笑っている様をみるとこれすらも計画のうちなのかと思わせ、怖かった。
ただ、川口春奈が演じていた役がもしかして西田娘と同じことをしていたかもという伏線を結局回収できてないのは気になる。
サイコハザードが起きてる
最初から最後まで不穏な、嫌な雰囲気に包まれた映画でした。
主人公・高倉、その妻、隣人である西野、警察、全てに苛立ちながら観ていました。
出てくる人間全員まともじゃない。笑
リアルじゃないと思いながら、そう言えば自分にとってのリアルってなんだっけと考えながら、観ていましたが結局はファンタジー作品として観るのが一番なのかなと。
西野というサイコパスと対峙することで周りの人間にも心理的影響が起きまくっていますよね。
最後のあの子の行動とか特に。
唯一西野から影響を受けなかった高倉。
彼は最初からおかしいですよね。
彼もまたそっち寄りなのかなと思いました。
展開に苛ついたりしましたが、ってことはそれだけ入り込んでる自分がいました。
細かいことを除けば面白い
香川照之の演技で楽しめる映画。 警察の動きが現実にはあり得ない、漫画的な対応(刑事が単独で捜査し、死ぬ)でしらけるし、簡単にマインドコントロールされる役柄(殺される親の子供、竹内結子/主人公の妻)の設定に無理がある。 薬物でそう簡単に、主人公も含め、コントロールされないだろう!!。 とは言え、原作読んでませんが、原作の良さか、ベースのストーリー展開は面白く作ってある。批評レヴューは余り良くなかったので、冷めて見に行ったが、酷評するほど悪くはなかった。ハリウッド映画でもよく考えるとかなり辻褄が合わない映画が多いがまだましな方。
香川照之最高!
とっちらかってしまった。
展開が荒かった。前半はちょっと間延びした。一家失踪事件をもっと掘り下げて一定の結末が欲しかった。川口春奈は可愛かった。最後は犯人射殺で胸糞が少し晴れた。
もっと違った結末がよかった
後輩刑事が死ぬところまでは、すごくドキドキして良かったがその後の展開は、つまらなかった。
ここまで胸糞悪くなる香川照之の演技は素晴らしいな、と思った。
もしかしたら、最初の女の子を調べるときの発言、洗脳されなかったことなどから西島秀行もサイコパス?と思う節があった。
サイコパスと善良な人間の境界を二人の主人公が曖昧にとられ、薄気味悪かった。
予告みたいに、もう少しポップな雰囲気で見たかった。想像以上に後味か悪かった。
前半は面白い
もう、予告編の段階で、香川照之が犯人で、
「あー、こうなっていくのか」
というのはわかっていることなのだから、
後半が退屈なのは当たり前。
そこに、映画らしい何かを加えてほしかったけど、
なんだかよくわからない空間で広げられる
ちゃっちい、サイコパス劇には呆れた。
ただ、前半は面白かった。
なんだろう、竹内結子の壊れていくさまや
西島秀俊の心理学者という立場から見る
犯罪者へのアプローチは、一見ありきたりなところがあるが
それを真に描いていた。
特に、鉄道が多く出てきたのが印象的。
鉄道が行き来する映像があって、犯人へ近づいていく。
直接、役者を使うのではなく、バックグラウンドでこういうことを
されると、「あ、考えてるな」と監督の意図をつかんだ気がして
楽しい。
ただそれも、東出昌大が死んだあたりからぶれてきたというか
雑になってきた感が否めず、結局ちゃっちい映画だという
印象になった。
最近の、「エンディングに驚く」的な映画ではなく、初めから
結末を明らかにしていくアプローチは評価できるが
次第にお粗末になる部分はもったいない。
藤野涼子は相変わらずいい演技をするが、
このままだとシリアスな演技しかできなくなるのでは?
好みの映画だが消化不良
題材は自分好みではあるし全体的には良かったかなと思えたかも。
ただ、要所要所で抜けがありすぎて結局、最後も西野が死ぬなら、せめて今までの事件の背景や過程を言葉でいいから説明してほしかった。消化不良(/。\)
説明がないのなら西野が死ぬラストよりあの四人で新たな生活が始まる感じにして、観客に身近に知らないとこで犯罪者がいるかも。みたいなのを匂わすラストの方が合ってたのでは?
あと香川さんは素晴らしかったが西嶋さんや東出さんの演技には不満でした。娘役の子は良かった。
気分わり〜
ミイラ取りがミイラに。だろうか?
これは同監督の『CURE』と同じ展開だ。
簡単にいうと「支配は良心をもっている人ほどやりやすい。逆に良心が無い人にはできない」
だから、高倉は西野の支配にならなかった。
「それが、お前の落とし穴だ」と西野に向かって高倉が言うのがそれだ。
そして、それは “ある憶測”を導く。
つまり西野は水野からそれを “受け継いだ”のではないのかという疑問。
そして、高倉は西野からそれを “受け継いだ”とも見て取れる。
それが、この映画の不穏さを強調している。
予告編が面白いと駄作率が高い(笑)
私事ですが
年間100本も劇場で観てると、
わかってくることがあるんですよ。
最近の邦画は
予告編が面白そうに見えるやつほど、
よくできてるほど
駄作率が高いって(笑)
それは
たくさんの
展開のきっかけを繋げて
コピーもネタバレ覚悟で煽ってくる。
そりゃどうなるんだろ?と思いますが、
収束されないまま終了
というパターン。
見終わって、
予告編の演出の方が、
よっぽど上手かったなぁと、
後悔することも多くて。
今作もなんとなく
キケンな香りがしましたが
まぁ話題作は劇場で観るという信念のもと、
足を運びました。
で、めでたく予想は的中して(笑)
お話はあれれと都合良く転がり続け、
伏線もバラバラと落としっぱなし。
なんでそうなるの?の連続に、
苦笑するしかありません。
ネタバレになるから書けませんが、
ここまで投げっぱなしで、
ラストもあんなので、
わけわからないのに想像せよというのは、
都合が良すぎでは。
製作者のカタルシスは、
どこにあるのでしょうか。
みなさん書いているように、
香川照之さんは良かった。
けど他の演者は、
茶番感あふれて辛い。
脚本がだめなのだから、
むしろ犠牲者なのかもしれませんが。
トーンや世界観は
怖さがあってシズリましたけど、
それだけでは映画として成立しない。
テレビの短編ホラーやPVで十分です。
なんかハリウッドのサイコパスな作品に憧れて、
映像だけこだわって作っちゃったカンジ。
けど、セブンやゴーンガールの
デビッドフィンチャー監督の世界とは、
比べるまでもないですね。
サスペンスとかホラーは、
当たり前だけど
リアリティが全てだと思うのです。
この題材なら
さも自分の身に降りかかりそうだから
怖いのであって、
そこが適当だと
もはや何にも感じませんね。
外国のサイコなら
まだあるのかもしれないけど、
日本人をぞっとさせるなら
無関心な隣人の怖さとか、
まだ描き様もあったのでは。
近年、似たような少女監禁事件がありましたが、
実際に起こったドキュメンタリの方が、
よっぽど怖いですよ。
聞けば原作はめちゃくちゃ面白いのだそう。
なんでこうなっちゃうのかな。
ベストセラー小説の映画化なら、
改変せず
映画なりのこだわりを持って描いたほうが、
WinWinで良いと思うのですけど。
やりたくなっちゃうんですかね...。
えーと、久々の辛口で、すみません。
本当に気味が悪い
さんさんと日の注ぐ隣家の庭。影の中からぬっと現れる隣人の、説明のし辛い違和感。
異様な世界にすっかり引き込まれていきました。
本当に気味が悪い、嫌な臭気が帰路までまとわりついてくる感じでした。
香川照之の怪演も見どころながら、西島秀俊演じる犯罪心理学者・高倉の、本人も気付かない欠落した心に何かが侵食していく感じが、もう、ゾクゾクでした。
お二人の共演は最近多いけれど、異様な関係の二人を見事に見せてくれました。
高倉の元部下・野上刑事を演じた東出昌大も、くすんだ暗い感じで良かったです。
それにしても藤野涼子演じる隣家の娘、あれは何だったのか。ひどく後を引いてしまうよ。
映倫区分ではG、家族で鑑賞可というわけですが…無理だな、PG12だってムリ。
全382件中、281~300件目を表示