バジュランギおじさんと、小さな迷子のレビュー・感想・評価
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あっという間の2時間40分
最高に良かった。愛の力は何者にも勝る。音楽もすごく良い。インド映画に欠かせないダンスも良かった。あっという間の2時間40分だった
ラスト30分涙涙涙涙涙涙涙涙涙
「インド人とパキスタン人がみんなあの二人みたいだったら」という台詞に作り手の想いが凝縮! 魅力的すぎるキャスト、抜群の娯楽性、美しい映像、優しさ溢れる最高の平和哲学。
シャヒーダちゃんが笑うたびに笑い
泣くたびに泣いちゃう忙しい作品でした。
最近最高に感動した作品は
パッドマン(インド)
それだけが僕の世界(韓国)
家へ帰ろう(アルゼンチン、スペイン)
など邦画&ハリウッド以外の作品ばかりです。
落語っぽく感じる人情噺
インド映画ってこんな丁寧に撮るんやなって思った。
細かくわかりやすく説明しすぎな感はある。だから演出も演技もくさく感じるとこはいっぱいあって、序盤はやっぱ見てられないかなーって思ったけど、中盤あたりからはコメディー?要素の割合が増えて、いい感じにクセになりました。命がけやのに笑って観れるという珍道中になってた。
それであのクライマックス!あんなん誰でも泣いちゃうわ! 落語でいうサゲは完璧!すごいシックリきた。
見終わった後は映画の長さももう許せてました。
あと国の違い・宗教観の違い・国同士の歴史とか詳しいことはわからんけど、まだまだ根深い問題も残ってるんやろけど、この映画が作れてインドでも大ヒットしてることがなにより!
なぜだか『ボヘミアン・ラプソディ』を思い出して・・・
『ライオン 25年目のただいま』でも感じたインドの広さ。グーグルアースを使っても見つからない広大な土地と世界第2位の人口を有するインドに、世界第6位の人口のパキスタンまで追加しなければならない。さらにインドとパキスタンの関係、宗教の違い、様々な問題を考えさせられた上に、主人公バジュランギのようなバカ正直な男が多ければ世の中も変わるのにな~としみじみ感じる映画でした。
『ライオン』の少年はサルーでしたが、今作で何度も登場するサルはハヌマーン神(ハマカーンではありません)。バジュランギを演ずる人気俳優もサルマーンだ。見終わった時にはつい「ラーマ万歳」と叫びたくなるほどだった。グーグルアースは使ってないけど、記者がYouTubeに投稿している点も見逃せない。一方、声が出せないパキスタン少女が可愛すぎるのですが、言葉はわかるので、「出身地を言うから当たってたら手を挙げて」というセリフにも反応する。これがまたいい。
宗教の問題は元々同じ国だったのにヒンドゥー教とイスラム教の違いで国を二分割された歴史的経緯があるので、寺院とムスクも厳格なしきたりがあるのだろうけど、この映画では宗教の隔たりでさえ、特にイスラム教では門戸を開放するような描かれ方でした。たしかに、ヒンドゥー教は古代バラモン教を基本としているため、階級制度が未だに残ってるためか、少女ムンニーもバラモンとかクシャトリヤではないかと思われたシーンがありました。簡単に言えば「この子、貴族の子じゃない?」といった感じでしょうか。
さて、バジュランギも親方の娘ラスィカーとの結婚を考えるようになり、ムンニーを故郷の親元へ帰さなくてはならなくなりました。わかってるのはパキスタン人だということだけ。大使館へ出向いたら、たまたま暴動が起こり、ビザも発券されなくなり、密入国者の手を借りなければならない。怪しい業者に頼んだら、それがまた「ホテル・タージマハール」とかいう娼館に売られそうになったりと困難極まる状況に陥る。そして手引きする業者を使って国境越え・・・
後半は警察や軍隊に追われ、記者も同行する羽目になり、壮大なロード・ムービーと変化するのですが、正直の上に“バカ”がつくほどのバジュランギの心に打たれてギスギスした人の心が穏やかになっていく様子がとても爽やかでした。悪い人間も登場するにはするが、徐々に良い人に変化する。パキスタンではスパイ扱いされるのですが、彼の前では“敵”なんてものが存在しない。純粋な宗教観で子を親の元に帰すという行動にみな心が動かされるのだ。観客も同じように、笑わされ、泣かされ、バジュランギの善き思い、善き言葉、善き行いに感動すること間違いなし!
インド映画といえば、踊り歌う、ミュージカルもこの作品でもやっぱりあるのですが、最初はインド音楽っぽく、途中からイスラム音楽へと徐々に変わっていく様子も必聴。インドとパキスタンの音楽の融合も果たしているのですね♪
すごく良かった!
まずはバジュランギおじさんがめちゃかっこいいし、ムンニー(シャーヒダー)はめちゃ可愛かった😍
国と国との問題、宗教間の問題、と自分が経験したことのないことなので妨げにしか見えないけれど、きっと当事者たちにとってはすごく重要な問題なんだろうなーと。
あと、敵国間の話なのに"本当の悪人"があまりいなかったのも良い。
もちろん主人公たちの妨害者にあたる人物はたくさんいるけど、自分の中の正義を貫いた結果なので、"悪人"というわけじゃないし。
中盤のバスのシーンで状況を聞いた乗務員が言ったセリフを聞いた時、正義を職としているお役人より民間人の方が人の心を持ってるよなーと思った。
人生に必要な「愛」は「恋愛」じゃなくて「人愛(仁愛)」だよ。
若干ありきたりではあるけど
隣り合う国がいがみ合っていて、それを個人が乗り越える話、という映画はわりと多いです。(アメリカとメキシコとか、朝鮮半島とか)
本作はそういった作品のひとつとして、少々テンプレ感やご都合感が気になりました。いくらなんでもラッキー重なりすぎだろう的な。でも全てはハヌマーン様のお導きなのかも(笑)
まぁそういう文句がないではないですが、バジュランギおじさんの底抜けにまっすぐなところや、迷子少女のかわいさでだいたい帳消し、そして対立してるもの同士が団結する様ってのはやはり胸が熱くなるもんです。
愛と優しさに包まれた、心温まる一本でした。
やっぱり泣かされる…
まずはハリウッド式との文法の違いを思い知らされる…
この人はどんな人?を紹介するのにあれだけ尺を取って、さらに歌と踊りもキッチリやったらそれは長くなるわ。まぁ良いけど…
物語は予想を大きく覆すものではないけど、丁寧に丁寧に、バジュランギにもムンニーにも記者にも愛情を抱かせるだけの分量を取って。
そして、国や宗教で人々を分断することの愚かしさを、カシミールの美しい景色を分断する国境の鉄条網とダイレクトなメッセージで伝える。そら分かっててもやっぱり泣かされますわ…完敗…
胸打たれる
信心深く誠実だけれども融通が利かずちょっと抜けてるパシュランギおじさんと、喋れないけれども皆から愛される可愛い可愛いシャヒダとの、宗教や、国籍の違いから色んな葛藤を持ちつつも国境を超え、人々の優しさに触れる中で育んだ実子をも超える強い絆に泣きました。
インド映画だったんだ
あまり調べず評価を頼りに長い映画を観ました
女の子はとってもかわいい
インド映画としてはダンスも少ないし妙齢の女性も少ない
主人公よりもレポーターの存在感が強かったですね
それと、それ程感涙できませんでした
流れに任せて号泣
16.インド映画のベタベタな要素が絶妙なタイミングで盛り込まれている。現在も続くインドとパキスタンの確執が絡んだロードムービー。予定調和ながら、号泣必至のラストに、普遍的な希望を見出す
パキスタンの人は見ることできるのかな?
パキスタンがインドから独立した?
どちらも核兵器保有国で敵国!
こんなメッセージ性の高い話を娯楽映画にするインド映画界ってひょっとしてただ者ではない!
子役が基礎点上げていることは、否めないけど、日本人になじみのないヒンズー教にもかかわらず、感情移入できるので、その手腕は、確かだ。パキスタンでも観れたのか是非知りたいです!
笑いあり涙あり
宗教の影響で嘘をつけない純粋なバジュランギおじさんと喋ることができない迷子になったシャヒーダー、この2人の掛け合いを見てるだけで癒される。
インド映画の真骨頂である歌とダンスも文句なし、最後は号泣必至の良作でした!
【人の情けに支えられ、インドとパキスタンの対立を乗り越え、故郷に戻ろうとする少女と人の良い青年の二人旅の姿を描いた素晴らしきロードムービー。】
ー 2015年公開のインド映画が日本で漸く公開。ー
・インドとパキスタンの宗教観の違いや、過去の両国の歴史の軋轢による数々の困難を、正攻法で乗り越えてインドで迷子になってしまった声が出せない女の子シャヒーダー(笑顔が素晴らしい・・)を故郷パキスタンに連れていくお人良しな青年、パワン:バジュランギおじさん(サルマン・カーン)。
・数々のトラブルに遭遇しながらも、少女の無垢な笑顔とパワンの人柄で乗り越えていく姿・・。
・ラスト30分は涙が溢れる・・。
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・今のような時代だからこそ、観たい映画だと思います。
・簡単なヒンドゥー教とイスラム教の知識 インドとパキスタンの歴史を知っておくと観やすいですが、無くても充分面白いです。
・ダンスも楽しいし、カシミール地方の山岳風景の美しさにも癒されます。
<2019年1月19日 劇場にて鑑賞>
■追記
大英帝国統治下だった、インドとパキスタンの分離独立の歴史を忠実に描いた「英国総督 最後の家」(2018年作)を今作と合わせて観ても、面白いかと思います。
初心者でも見やすい
現代ものなので、インド映画に不慣れでも楽しく見ることができた。
主人公の登場からインパクトがありすぎるのだが…。
焼肉ヨーデルのような音楽の食堂のシーンも面白かった。
パキスタンパートはテンポもよく、景色も綺麗だし、ロードムービー風の3人もとても可愛らしい。
泣いたよ、おすすめ
インドで2015年に公開された作品が、4年の時を経て日本で上映開始。
パキスタンの喋れない子どもが、治るようにと祈祷に来たインドで迷子になり。
底抜けに正直者のおじさんが、この子を助けて実の親のところへ送り届けるため、パキスタンに密入国し、インドからのスパイとして警察に追われながら、数百kmに及ぶ旅をする話なのですが。
マジな話、インドもパキスタンもこんな優しさに満ちているわけはなく、国境警備隊は密入国者を見つけ次第銃殺だよね……
1947年の印パ分離による確執の歴史を考えたら、ファンタジーもいいところなんですが。
つらい現実があるからこそ、国や宗教を超えた普遍的人間愛が染みるし、インドでヒットしたのかなーって。
そろそろ、歴史を知った上で和解の道を探りたい若い世代もいるだろうし。
映画は予想通りの展開ではあったものの、私が素直に感動して泣いちゃったのは、子役のハルシャーリーちゃんがむちゃくちゃ可愛いからに違いない!
おすすめします。
反則だぁ~💦
「パキスタンのハイジ」
そのままの小さな迷子、シャヒーダを演じたハルシャリー・マルホートラちゃんの健気でユーモア満載の演技にこの作品のほとんどを持って行かれてますね!
「インド映画って歌って、踊ってるだけでしょ?」・・なインド映画食わず嫌いの方々
「はい!確かに歌ってます、踊ってます」
のエンターテイメントだけではなく
笑えるんです!泣けるんです!幸せになれるんです!
是非とも御覧ください!
大好物になるかもしれませんから!
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