ヴィジットのレビュー・感想・評価
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シャマラン、久々の「当たり」
POVである必要はあまり感じないが、大好きなシャマラン監督作なので、映画館で鑑賞。
作品全体に渡っての異様な緊迫感は、さすがと言うしかない。
床下でのかくれんぼで、ババアのケツが見えたときの「あ、この作品はやってくれそうだぞ……」という予感は、ババアが廊下でゲロ噴射するシーンで確信に変わりました。とても良いシーンでした。
ほかにも褒めたいシーンは幾つもありますが、またDVDをレンタルして見直そうと思います。
シャマラン!たまらん!!
おばあちゃんち訪問
初めて会うおばあちゃんとおじいちゃん。
思春期の娘と弟。その母のシングルマザーとかつて家を出ていった父についての気持ち。
ビデオカメラは田舎の家を映し出す。地下室やら、納屋やら、夜9時以降の物音やら、恐ろしすぎる。15年間の空白。
そして、えー、そうだったのーというオチ。彼らが助かったことはとても救いだけれども、あの2人がどうやって居座ってしまったのか考えると恐ろしい。いかにもアメリカ的な映画だった。
タイトルなし(ネタバレ)
若かりし頃に家出をしたシングルマザーの母のもとに音信不通だった祖父母から連絡があり、ベッカとタイラーは姉弟だけで実家を訪問し休暇を過ごすことにする。初めて会う祖父母はとても優しく2人はすぐに打ち解けるが、なぜか夜9時半以降は部屋を出ないようにと言い渡される。しかし部屋の外から聞こえる不気味な物音が気になって仕方がない2人がうっかり扉を開けるとそこには・・・。
シャマラン監督遂に復活と評判だった本作ですが、散々な評価しか得られなかったビッグバジェットの大作製作から一転原点回帰、ド田舎の一軒家で起こる阿鼻叫喚のネットリした恐怖と、小中学生好みの下らない下ネタを混ぜ合わせて投げつけてくる凶悪な作品となっています。原作が稲川淳二ではないのが不思議なくらい日本人にしっくりくるテイストのホラーですので、なるべく予備知識を入れないで素で鑑賞すると、絶叫と爆笑をほぼ同じ数だけ体感できると思います。
ヘンゼルとグレーテル
これって現代版のおとぎ話みたいだなー、と思った。
姉と弟が山の中の一軒家に泊まると、そこのお爺さん、お婆さんは人食いでした、みたいな。
「万能薬」というのもそれっぽいし、古井戸、カマドならぬオーブン、秘密の地下室、一週間を過ごすというミッション、夜は部屋から出てはいけない、という決まりなど、探してみるとおとぎ話を思わせるモチーフがたくさんある。
姉の目的は母のための「万能薬」で、それを手に入れるのために試練を乗り越える話、と考えると単なるホラーとは違う味わいが感じられる。
この試練を超えて、母はもともと自分が万能薬を持っていたことを発見し、姉は鏡を見れないという呪いを解き、弟は潔癖症を克服する。
ホラーとしては、あまり怖くない。怖くなりそうな雰囲気だけあるけど、クライマックスでもそれほど…。でも、怖がらせることがこの映画の目的ではないのはあきらか。どちらかというと、笑わせにかかってる。そういう雰囲気には好みが分かれそう。もし英語ネイティヴだったら、もっとこの雰囲気楽しめたんだろーなーと思う。
ほとんどのシーンが姉、弟のシーンだけど、彼らの演技力はほんとにすごいと思う。特に弟。自然でいきいきとしてて、知り合いの子供見てるみたいな親近感を感じる。
悪くないけど悪趣味だと思う
1つだけ腑に落ちない
誰か教えてくれませんか?
結局、精神病院から脱走したんだよね?ならすぐに捜索されるよね?
そこの辻褄合わせはあったかな?
だから今のところ星は4つ。
しかし、本当に怖かった。
この映画=姉弟の映像が編集されているのは分かっているから、殺されないのは分かっている。
だからあの怖さは、狂人の怖さもあるけど、子供の目線からの老人というものの不気味さなんだろうな。
でも、差はあるけど、年を取れば誰しもあんな風になるんだよな。
お得意のアレ。
鑑賞前に読んだレビューがやたら「原点回帰」となっていて、
なにが原点回帰?と思いながら観てみたら、あーなるほど、
結局シャマランお得意のアレだったわけね。あーハイハイ。
という感じに落ち着いた。今作が完全復活!?といわれる
背景はまったく分からないが、確かに彼らしいのは本当だ。
ただ、今さらPOVを使っての(低予算だからもあるけど)
撮り方も、色々散りばめた伏線も、あのバカっぽい母さんも、
その母さんに似た感のある不快な振舞のなぜか潔癖症な弟も、
とにかく謎!そこまで回収はできていない。笑って終わりだ。
結局そのくらい力を抜いて作った作品であることは明らかで、
やっていることは「シックス・センス」と大して変わってない。
監督が仕掛けたかったのはそこで、観ている客が「えーっ」と
なる後半まで、引っ張って引っ張って、どうだ!?なのよね。
しかし思い込みというのはホントに怖い。そこは確かだな。
老人の痴呆や障害、徘徊する様などを随所に見せ、子供達が
初めて出会う祖父母が実はボケていた!?それとも…という、
子供ながらの疑念&解決法を自力模索しているうちに恐怖が…
というスリラー。ある意味本当に怖い経験なのは確かなので、
昨今のオレオレ詐欺じゃないけど親子が疎遠になってはダメ。
常に声を聞き、顔を見て、生活行動を把握する。そうすれば、
こりゃおかしいぞ!?と気づけるわけだ。え、そういう映画?^^;
(半ケツ丸出しとか全裸とか、笑いようのない恐ろしさが満載)
シャマランらしいと言えば
面白かった
池袋の映画館で昼間で、ほぼ満員で驚いた。公開して1か月以上経っているのに、一日中上映していて、みんなどんな理由でこの映画を選んでいるのだろう。特に映画好きでもなさそうな、普通の老若男女が集まっていた。終わった後ロビーで女の子が「久しぶりに面白いホラー映画見た。でもこれホラー?幽霊とか出てないけど」と話していたのが微笑ましかった。
POVの技法が集中力を削ぐところではあったのだが、とても面白かった。精神病者を悪者として描くことにためらいのないところも思い切りがよかった。
うんちのついたオムツを顔になすりつけられる場面が一番怖かった。
シャマラン完全復活
半ケツ、ゲロ、おもらしパンツ、奇声に奇行…。老人って怖い。そう思っていた自分もいました。
最初こそ彼らは老人の負う宿命である老いとボケを背負ってしまった悲しい存在なのだと思っていました。高齢化社会の今、こんな老人の介護問題を悪化させる映画をやっちゃって大丈夫かなとか思ったりもしたけどとんだ杞憂でしたわ。
えっ何この人たち怖い→あーそういうこと!なにこれギャグかよww→おいいい!ヤバイよ!怖すぎるよ!!
こんな感じで見事に感情を映画にコントロールされる。緊張と緩和が非常に上手い!前半で謎の恐怖に包まれた後にその謎が分かり今までのことが全部面白くなったと思ったら終盤で新事実が分かると今までの事が倍増しで怖くなる。こんなホラー映画見たことない。シャマランは新しいヒューマンホラーの形を確率した。
そして緩和の部分で大活躍した我らがTダイヤモンド。1番笑わしてくれたし1番辛い目にあった彼に圧倒的感謝。
エンディングも笑いを届けてくれるとともにしっかり伏線も回収していて細部まで見応えのある非常に面白い映画でした。
新しい恐怖に歓喜!
シャマラン作品ということ以外、全く予備知識を入れずに観たせいか、めちゃめちゃ面白かった!
自分とはかけ離れた世代に違和感や多少の不信感を覚えた経験は、誰しもあるはずで、そこが恐怖に変わっていくのが、凄く新鮮だった。
撮影手法は流行り過ぎてちょっと飽きた感のあるPOVだったが、ストーリーやキャラクターの置かれた状況とマッチしていたし、2台をスイッチすることでより恐怖を倍増させる演出になっていて上手いな〜と思った。
登場人物は少ないが、どのキャラクターも良かった。特に弟役とおばあさん役の役者がサイコー!(子役の巧さには感心した)
笑いと恐怖のバランスが絶妙だし、終わり方もキレイで、姉弟同士のさりげない優しさが感じられるのも良かった。
正直、若干舐めてたが、シャマラン監督、見直した。
シックスセンスの呪縛
劇場満員
シャマラン作品にしては...
米国劇場公開第一日の興行だけで制作費を回収したとの情報、また日本人鑑賞者の絶賛を受けて期待大で鑑賞させていただきました。
『シックス・センス』・『サイン』・『ヴィレッジ』・『ハプニング』などで21世紀最大のホラー映画監督となった巨匠シャマラン監督の作品では、どれも鑑賞すると度肝を抜かれ、「この人頭おかしいんじゃないか(褒め言葉)」との感想をもつのですが、残念ながら今作ではそれを感じることができませんでした。
観客を驚かせるシーンでは、一緒に見に行った友人は規定通りの驚き方をしていましたが、ホラー作品を比較的多数見てきた自称ホラー好きの私は驚かせ方を予想できるほどでありました(シャマランは今作のコメンタリーで「日本のホラー映画に無意識的に影響を受けている」と語っている)。
映画後半部で明かされるオチについては、確かに衝撃的なものではありますが「だからなんだ」や「それをオチにする必要ある!?」といった感想です。
クライマックスもあまり時間を取らずあっけない感じです(POV、フェイクドキュメンタリー作品故のものなのかもしれない)。
劇場に足を運ぶ前に読んでいた絶賛のレビューはおそらく「私、普段あんまりホラー見ないんだけど、これはおもしろかった」といったものだったのでしょう。ホラー作品マニアのレビューを目にしていなかったのだと思います。おそらく、シャマランも初のPOV、フェイクドキュメンタリー作品としてあえてベタなものにし、一般受けを狙った(「頭おかしい」と思われない 笑)のだと思います。
といっても、興行が示すとおりよく出来たホラー映画であることは間違いないです。ただ、シャマラン作品としては...といったところです。
シャマランが毎回作品に放り込むギャグシーン(今作だと弟くんの女性歌手を叫ぶ)は今作でも健在で、シリアスな場面でも笑いを添えてくれました。
もし私が「21世紀のホラー映画ランキング」や「シャマラン作品ランキング」を作った時には、残念ながら上位にくい込む作品ではありません。個人的にはシャマランの次回作に期待したいと思います。是非思う存分シャマラン節を炸裂されることを期待しております。
ただホラー映画としては独創的なストーリー、衝撃的なオチを含めて充分楽しめたので☆は3つとさせていただきます。
長文・駄文失礼いたします。
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