スパイダーマン ホームカミングのレビュー・感想・評価
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今となってはリブートも大体定型化されてきているのだけど、今作はやや趣向の異なるリイマジネーションという印象が強い。
摩天楼を縦横無尽に駆け巡る、というお約束かつもっともエキサイティングなアイデアはあえて封印し、逆にワシントン記念塔のような安全が担保されない場所での工夫が見られたりしたのは良かった。特に今回は高所での危険な状況が続いたのでこれまでにないスリルがあったと思う。いつもの能力を手にいれるくだりを割愛したりとMCUならではのスパイディを作ろうとしている。
基本的に今作でのピーターはトラブルメーカーで、お前が「そこにいなければ」とか「もっとやり方あるだろ」というケースが続く。IQ高めの設定だが所詮はティーンエイジャーなので拙い。だからそういう彼の成長と葛藤を見ていくことになるんだろうけど、そうなると次作はダークなものにならざるをえないな。
【トム・ホランド】のピーターは軽妙でかつナイスガイなので他のアベンジャーズとの対比も楽しいだろう。正直言って食傷ぎみなMCUだが、このピーターとスパイディは観たいなと思える。
あとIMAX3Dで観たが、あのチルトシフト感がどうにも気に入らない。アントマンに観えたよ。
気軽に観られるMCU
楽しい明るい史上最高のスパイダーマンここに誕生!
SPIDER-MAN HOMECOMING 陽気で愛嬌のある高校生ヒーロースパイダーマンの青春を明るく楽しく軽快に描いた傑作アクションコメディ。アクションよりもコメディ色が強く正義感は強いが張り切りすぎて失敗してしまう何とも憎めない可愛らしい新星スパイディに誰もが好感を持てる!
ベンの死やヒーローとしての葛藤などバックストーリーは無くさらにはデイリービューグルなどのピーターと関連づける施設も登場しない。また、マリサトマイ扮するメイが何者なのか知らない観客も今作を見ていればわかる作りになっている。普通の高校生としての日常とアベンジャーズに認められたい思いを胸に失敗を繰り返して成長していくピーターの物語である。観客は今後シリーズを通して彼の成長を見守る親となるのである。
マイケルキートン扮するヴィランのヴィルチャーは狂気に満ちた人物であり観客を驚かす大きな役割を担っておりマスクの下の素顔は家族思いの良き父親であるのも何とも憎めない。マリサトマイ扮するセクシーなメイは観客の笑いを誘い込む重要な役割を果たしている。今作はカメオも多く登場する。今作はMCUの様々なキャラクターが随所に登場し楽しめる。巧妙にキャラクターやテーマを深める累積的な効果は観客たちを把握して引き込んでくる。
15歳で思春期真っ只中の高校生ピーターを演じたトムホランドはBTTFのマイケルJフォックスを思い出させる最高のパフォーマンスを披露している。悪党と戦いたい強い願望がある一方気になる女の子には恥ずかしがり屋に話すトムが可愛らしい。親友や友人達との会話も高校生らしく終始青春を感じる。
強敵と戦ってみたい!ヒーロー故にまだまだ子供のピーターが何とも愛らしく街の悪党をやっつけても浅はかな考えで逆に迷惑を掛けたりスーパースーツを貰って調子に乗って怒られたり観客は親になった気持ちで見ることが出来る。目立ちたがり屋で責任感も中途半端なまだまだ子供の未熟なヒーローを応援しよう!
賛否はあろうが面白かった
一応新シリーズ一作目って事で
お約束のどうやってヒーローになったか
みたいな事が描かれるかと思いきや
会話中にあっさり「蜘蛛に噛まれた」
とだけ言って大して描かれていません
もっともスパイダーマン自体が
何度もメディア化が行われているので
成り立ちを知っている前提での
展開に違和感はありませんでした
キャストが全員実年齢も若く
更に見た目も幼いタイプが多く
今までで一番学生感がありました
ただいじめっ子のフラッシュが
教師からも少しからかわれたり
大して屈強な身体を持つわけでもなく
咬ませ犬のような立場なのは
少々笑えました
敵については
今までのような
人間の範疇を超えた
敵キャラクターは出て来ず
飽くまで強い武器を使う
一般人集団が敵という
少し異質なストーリーでした
残念な点は
スパイダーマン十八番の
スウィングアクションが
あまりクローズアップされた
演出が多くなかった点や
ヒロインとの関係が
最後までグダグダで
終わってしまう事
マーベルお決まりの
エンドロール後の
追加シーンがなかった事
そして日本あるあるですが
勝手に主題歌を変えてしまう事
関ジャニとかふざけんなよ
明らかにあってないわ
キャラの若々しさや
今までのマーベル系統との絡み
スーツの機能性のかっこよさ
小ネタ等合わせて
結構楽しめました
スパイダーマンやマーベル好きなら
見て損はしないと思います
次回作では
怪物的なヴィランとの戦いも
見たいなぁと思っています
思った通り
次回作が勝負。
この作品は、まだ半人前で自信過剰な主人公=スパイダーマンがアベンジャーズに認めてもらえるかどうかを描いている。
それが大きな柱で、他にはスパイダーマンといえばと言った恋愛や友達、そして今回は学校行事にも力を入れて(?)頑張っている。
2つの顔が分けやすいので、
まずは高校生の方。
こっちはまぁ良かった。テンポもいいし、ネッドとの関係は見ていて楽しい。
でも、他の脇役たちはあまり活かせなかったか…
フラッシュはサム・ライミ版ではいかにもないじめ主犯格だったが、今回はどちらかといえばいじめられちゃいそうな小ちゃいフラッシュ。
ここは、敢えてそう選択するよりも定石通りイメージしやすいいじめっ子タイプをキャスティングした方が良かったし、
いじめっ子をギャフンと言わせるような行動こそカタルシスを生みやすいしこれはもったいない。
後、アンゴーリーライスちゃんがもっと見たかった。
もう1つの顔である、スパイダーマン。
おしゃべりで能天気なキャラだと言うことは承知済みだが余計な一言や無理に笑いを取ろうとする発言が少し胡散臭く、気に障る。
スパイダーマンと言えども、落ち着きのあるスパイダーマンを次作以降見てみたいしそこが見所の1つになることは間違い無いと思う。
とにかく今回のスパイダーマンに関してはあまり良い印象がない…
そして、アクションシーン。
暗くてよくわからない、何が起こってるのかわからないシーンが多かった。
しまいには、暗闇の夜空の飛行機シーンでは真っ暗だと見えないから飛行機自体チカチカ発行させて何が起きてるか見せていたが、流石に目が痛くなり目を瞑りたくなった。
そして圧巻だったのがロバートダウニーJrだ。
登場シーンは極端に少ないものの、やはり圧倒的なカリスマ性や存在感、緊張感が一瞬にしてその場を包んでしまう。
この使い方はとても良かった。
最後に散々書いてきたが、全体的に見ればテンポもいいしとても夢中になれるし、笑えるシーンもいくつもある。
今回は一作目だから色々やれないことがあったかもしれないが、次回作は更に進化したスパイダーマンを確実に見れるはずなので楽しみです。
電撃バップ
子供向け?
歴代スパイダーマンでは、最年少?
なぜアベンジャーズの研修生になっているのか
説明がなかったような・・・
宇宙人の武器の説明もあったっけ
僕は、やれるんだと子供っぽいのには、少しイライラした
まあ同年代以下のファンは、楽しめたと思う。
退屈ではないけれど
面白かったですが、これで高評価なのはちょっと異議を唱えたくなる感じでした。
特に今までのスパイダーマン(サム・ライミ監督のものやアメイジングシリーズ)と比較してしまうと、言葉に詰まります。
アベンジャーズシリーズの添え物のうちの1つ、としての楽しみはあります。
ちなみに、アベンジャーズシリーズを観ていないと、面白さはさらに半減します。むしろ置いてきぼりになるくらい。
また、スパイダーマンが何故、能力を手に入れるのかなどのストーリーは語られません。
そういった基本設定は知っている前提で、なおかつ、ストーリーは、完全に「キャプテン・アメリカ シビルウォー」に絡みます。
ストーリーを楽しむためにはそういった準備も必要とされそうです。
また、スパイダーマン単体としてこの映画をみてしまうと、スパイダーマンとしてのアクションシーンの面白さ、格好良さに欠ける印象を受けます。
アクションシーンでのCG合成の技術も、なんだか違和感の目立つ、浮いているシーンもあり、そこはいただけませんでした。
特に独特の浮遊感や、アメイジングシリーズで多く登場した応用戦闘のバリエーションなどは少なく、アクション的な映像へ期待すると、肩透かし感を味わいます。
ただ、主人公ピーターパーカーが15歳だからという、これまでの映画と決定的に異なる歳下設定があります。
そのため、これまでのスパイダーマンと比較してしまうと必然的に、ドラマ性、戦闘能力、思考能力、などのレベルが下がってしまいます。
明らかに、子ども。
子どもっぽいのではなく、子どものストーリーになるわけです。
そこをどう捉えるか、でこの映画の受け止め方も変わってくるはずです。
今回悪役俳優のマイケル・キートンは、クライマックスになるとグンと存在感がありました。
むしろマイケルキートンありきのクライマックスだった気がします。
それくらい、スパイダーマンとしてのキャラは正直弱めです。
そして今回のスパイダーマンは、これまでのような悲劇的側面がかなりカットされています。そのため、言ってしまえばご都合主義な展開も多めです。
いかにしてこれまでのスパイダーマンと違う側面を見せるか。
これがこの映画の見どころであり、その確認作業の楽しみがあります。
さらに、これまでのスパイダーマンよりもさらに、ライトな存在になっているので、軽い笑いのジャブを入れてくるシーンが多めです。
気軽に観れる映画です。
ある程度意外な展開ぽいところもあるので、そういうエンタメとしても楽しめます。
ただ、「このカット面白いなぁ!すげえ」とか「このセリフにしびれる!」とか、
そういうのはありませんでした。
青春ものとしても、心を揺さぶられるような驚きはなく、言い換えれば安心して観れる映画です。
アベンジャーズシリーズ自体、大人の事情、利権がもろに出てくる大作なので、いろんな制約はさぞかしあることでしょう。
なので、ある意味期待を裏切りません。
裏切らないので、深い印象も受けない。
でも退屈なわけではなく、楽しめる映画。
つまり、そこそこの映画だと思います。
なので、これを機にスパイダーマン面白いと思った方は、ちょっとずつ以前のスパイダーマンに遡って観ていくと、シリアスさや重さも感じられつつ、反面多くの興奮するアクションを含んだ映像を観れるのではないかと思います。
過去スパイダーマン映画へのオマージュシーンも結構あります。
新シリーズ!!
スパイダーマン⒈として素晴らしいスタートを切れたと思う。
印象としてはやっぱり新シリーズだけあってまだスーツを着こなせていないところの演技の仕方が良かった。
見ていて飽きる事もなく集中して鑑賞できた。
子供から大人まで幅広い世代が観れる映画なので是非観に行って欲しい
現代っ子スパイダーマンの瑞々しい青春
スパイダーマンシリーズの3代目。健気で真面目なトビー・マグワイア、内向的でナイーヴなアンドリュー・ガーフィールドに対し、トム・ホランドが打ち出したのは「現代っ子」のピーター・パーカー像。冒頭から映画監督を気取ってスパイダーマン研修を撮影して遊んでいるし、学校で虐げられてもなんだかへこたれるでもなく、ひ弱そうで案外逞しく暮らしてるこの感じって、ネット上やSNS上に自分の居場所があることで多少現実がつまらなくても平気でいられる現代っ子の強みそのものという感じ。まさに現代の高校生像。いじめられて「可哀相」に見せるんじゃなくて、「ま、いいや。だって俺スパイダーマンだもん」って開き直れる強さとユーモア。これはこれでいいんじゃないの?
やっぱりついこの間までティーンだったホランドが演じるとそれだけでピーターが若返る感じがする(マグワイアもガーフィールドも出演時は20代後半だった)。役者の年齢が若返った分、作品自体もなんだか非常に若返ったような感じがあって、とにかく爽やかで瑞々しい。見ようによっては「キャメロン・クロウ meets スパイダーマン」とでも喩えたくなるような青春の息吹が立ち込めている。そしてそれだけ躍動感が増し、走り抜けて駆け抜ける2時間はもうあっという間。ユーモアも存分に振りまかれていて、ピーター自身にも大いにユーモアがあるキャラクター設定になっていてそれもなんだか爽快。マグワイアのスパイダーマンは正統派な感じだったし、「アメイジング・スパイダーマン」はちょっとクリストファー・ノーランを齧ったような暗さがあったりしたけど、この最新作はもうとにかく明朗で爽やかでユーモラス。さすがに「デッドプール」とまでは言わないにしろ、爽やかながら痛快なユーモアを感じる快作だった。
いやいや、いろいろ言いましたけど。結局何がよかったって、トム・ホランドが可愛いってことですよ。どっからどう見たってイギリス人顔にしか見えませんけどもさ。何ってもう可愛くて。アイアンマンがいじめながらも可愛がりたくなる気持ちが良く分かります。なんだかキャンキャンよく鳴く仔犬みたい。何しろ可愛い。もちろんそれだけじゃなくて、「インポッシブル」で子役ながらドラマティックな演技を魅せただけのことはあってちゃんと演技ができる人。主役の看板を背負える器を感じるので、そういう意味でもホランドのスパイダーマン起用は表目に出たのではないだろうか?イギリス人顔にしか見えないけど(二回目)。
ひとまずこの映画はピーターが正式にスパイダーマンになるまでを描いた、全体の物語においては序章。でも幸先は良し、という感じ。3Dの迫力も手伝って最初から最後までワクワクしながら心から楽しんでいられたし、「アベンジャーズ」などに詳しくなくても十分楽しめる内容だったのでとても安心した。そして何よりも、ちゃんと作品が新しくなってオリジナリティを持っていたことが嬉しかった。今後もこのユーモアと現代的な感性を生かしたストーリー展開を期待するし、トム・ホランドにはいつまでも若々しくキャンキャン鳴いててもらいたいと願う。
爽やかな感じ
親心が爆発するスパイディ
前略スパイダーマンが
アベンジャーズとして認められるため
クイーンズの悪に立ち向かう話。
今作のスパイダーマンは
スパイダーマンになった過程とか背景が
がっつりカット!!!
その分新鮮な気分で
密度の濃い時間を過ごせる!
トムホ演じるピーターが可愛すぎる!
僕だってできるんだと無理をしたり
出来るか分からないことをやってみたりと
違う意味でハラハラしながら観れる
よってトムホの親の気分になる
危なかったら怒りたくなるけど
無事だったらすごく安堵する。笑
これからの成長が楽しみですねー
あとスパイダーマンシリーズの敵は
みんな憎めないとこがあるのが良い
アイアンマンとの師弟関係な感じも良い
あと伏兵MJはせこい
あとあのレゴが出てくるあたり、
あーーディズニー強いねえええ
人によって評価が分かれる映画
本日2度目を観てきました。「浅い」「薄い」などの批判的な意見も多いので少しレビューを。確かに今までのスパイダーマンで描かれて来た悲哀、葛藤の描写はほぼありません。彼の中で自分を犠牲にしヒーローとして戦う覚悟は既に決まっているのです。むしろ「ヒーローとして認めてもらうため」に戦うピーターが「正義のため」に戦う本当のヒーローになる物語であると言えます。
またスーツ依存症だったトニーのピーターへの叱責や、父親としてのヴァルチャーの苦悩なども魅せられたポイントです。
今作がつまらないと感じた方には、成長したいと足掻く高校生のピーターの視点、以前は大きい子供のようだったトニーの保護者としての視点、父親として家族を守らねばならないのに犯罪に手を染めてしまうヴァルチャーの視点など、様々な点に着目して観て頂きたいです。私は個人的にはとても内容の詰まった見応えある映画だと思います。
フレッシュなスパイディ
とっても楽しかった
主人公のキャラが明るくてアクションもすがすがしく、糸が届かない時は走って移動するところなどすごく楽しかった。行動には結果が伴うと、常々『スパイダーマン』で語っていたテーマが今回もすごく重みを持って語られていた。大好きな彼女のお父さんを告発したらどうなるか、お父さんは裁判に掛けられて彼女は転校して悲しませるという重い現実が描かれていた。なんというリアリズム。そんな重荷を背負ってヒーローは活躍しなければならないのかと思うと、高校生には荷が重過ぎるような、アイアンマンくらいのおじさんの方が適任とも思える。
グリーンゴブリンとは言ってないけど、それっぽい存在の悪役は過去作中でベストの魅力だった。貧困や搾取に対する反発が背景にあるところがすごくいい。あの役者も、タフな労働者で現場監督みたいな感じがしてかっこよかったし、アクションも強そうでよかった。
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