スーサイド・スクワッドのレビュー・感想・評価
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全てがほんのりほんわか
ジョーカー様
最高!
ハーレイ・クインのための映画
予告は良かったのに?
「ダークナイト」の呪縛
DCコミックスはいつになったら
「ダークナイト」の暗い世界観から
卒業するのだろうか。
そろそろ明るいトーンの作品を観たいと
思っていたら、"Bohemian Rhapsody"を
巧みに用いた「スーサイドスクワッド」の
超ハイテンションな予告を発見。
これは楽しみだ。
期待に胸を膨らませ、いざ劇場へ。
するとどうだろう。
恵まれた予告からクソみたいな本編という
一番イヤなパターンだった。
画面は暗くて何が起きてるのか
わかりづらいし、雰囲気は重め。
予告でのテンションもどこへやら。
ポップな作品を期待していだけに残念だし、
シリアスな作品としてみてもダメダメだ。
チープな脚本にご都合主義の展開。
これじゃ場所を変えて同じ敵と戦ってるだけだ。
極めつけはクライマックスでの
エル・ディアブロの
「過去は〇〇!」とかいうくっさいセリフ。
(ネタバレを避けるため最後までは言わない)
これはもう失笑モノだ。
ジョーカーもヒース・レジャーと
比べてしまうとかわいそうだが、
どうにもカッコよさに欠ける仕上がりに。
いい所といえばマーゴット・ロビー演じる
ハーレイ・クインの可愛さと
選曲のセンスだけ。
(ただし肝心の"Bohemian Rhapsody"は
消化不良。その辺のセンスもさすが!!)
いい加減思いッきり
ブッとんだ明るい作品を見せてほしい。
「ダークナイト」だけが全てではないのだから。
DCの今後が楽しみ
それなりに
これは不味い
まず、登場人物らの行動ががっつり制限されてるので、移動シーン含めみんなお行儀良くしており始終のろのろしたテンポなのが気になった。真ヴィラン側もヘリを落とす以外はまともに奇襲のひとつも仕掛けて来ず退屈。映画館で本気で寝かけたのはBVS以来。
キャラ同士の会話とかも気持ち悪くて不自然。ろくに絡んでもいないのに、ちょっと一緒にいただけで「仲間」「友達」とルフィ発言してて気持ち悪い。一人が話し出すとみんな黙って聞いてたりするのも違和感(←エアー作品らしいとこではあるけど)。みんな良い奴かよ。かと思えば主要人物以外の内面、断片的にすらみせる気無い当たりにも辟易。頭にちっちゃいボム埋め込んでて何でも言う事聞く状態なんだ!というんだったらちょっとは訓練とかしてるシーンも観たかったし、悪党だらけだというならもっとガッツリ喧嘩して欲しかったよ。全員が全員、悪口言われてもあまり動じない感じだしまぁお行儀が良い。とにかく脇への配慮の無さに唖然。ゲスト登場のジョーカーの酷さも特筆もの。今回のジョーカーは少し気の荒い(&頭の悪い)”かれぴっぴ”。冒頭のHAHAHAシーンも意味不明。監督が過去に「この映画はファンに向けて作った」とかコメントしてたが、ファンって?ほんとに誰を指してんだ?
悪党たちの仕事にそこまでの個性が無いのが最大に痛い。というか基本的に平地でドンドンパチパチしてるのが鈍重、観ていて辛くほんとに眠くなる。戦闘に於いてはいっそのこと瞼閉じて夢を見たほうが楽しいのではと疑うシーンも多くて心にげんなりが降り積もった。そもそも画面、暗くてよくみえないし。というかなんもこのヴィラン相手にするために、わざわざこんだけ刑務所から重犯罪者出す必要あったのか、と思ってしまった。これこれこういう方法で倒せる標的だから、この作戦を立てました⇒だからみんながこうやって動いてます、ってのを見せないとどうしても退屈する。別に死んでも良い輩&戦闘に秀でた特殊なメンツだから危険な任務に当たらせたのよとか言われても、みんなそこまでの経歴がある人物に見えないからキツイ。技能的な点でも今回で必要性感じたのはディアブロとキラークロック位。腕利きスナイパーとか引き出したって、そんな並みの兵士にはインポッシブルな狙撃ミッションとかありました? 他の兵士で代用できるようなことしか見当たらなかったんだけど。その計画の中でボム装置を巡る駆け引きが発生、からの主従が逆転して大暴れとか、メンバー間の確執が…とか見せたら最高に面白かったんじゃないかなぁ。
家族思いやマヌケ、フリークスの集まりじゃなく、イカレた正義を掲げたクズ野郎や犯罪エキスパート&モンスターの集団が百戦錬磨のヴィランチームを倒すために団結、決死のミッションに挑む!!みたいなのが観たかったですよ。そこで各々がプライドをかけて火花を散らすような『スーサイド・スクワッド』。続編あるならそんな感じのが観たい。
DCにしては....
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