劇場公開日 2016年9月10日

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「結局、ウィル・スミスがいる事で…」スーサイド・スクワッド マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0結局、ウィル・スミスがいる事で…

2016年10月8日
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鑑賞方法:映画館

興奮

楽しい

ワルカワヒロイン、ハーレイクイン目当てで鑑賞しましたw

マーベル作品に比べて、パンチの弱さと全体的なダーク感が個人的には合わない感じのDCコミックス作品ですが、今までと毛色の違うとの事もあって、期待しましたが…一言で言うと振り切れ具合が弱い…でしょうか?

バットマンやスーパーマンの宿敵達が使い捨ての戦闘部隊として平和を守ると言う、矛盾を生じる設定をどう昇華されるかがポイントで、前半の悪役にもそれぞれの事情があると言った件の部分は良いとしても、やはり悪役な訳で、正義に縛られない無法かつ自由な暴れっぷりを期待してたのですが、結局実は良い所がある人感をプンプン漂わせながら国を守るには些かゲンナリしました。

正義の法則で品行方正に地球を守るのは、バットマンやスーパーマン、またこれから登場する「ジャスティス・リーグ」達に任せれば良い訳で、悪役使い捨て自殺部隊には正義の面々には到底出来ない無法な暴れっぷりをしてほしかったかなと。

いろいろといるキャラクター達も結局はハーレイ・クインの魅力には勝ててなくて、ハーレイ・クインのためのスーサイド・スクワッドになっています。
もっとエンチャントレスとかなんかは良い使い方があったように思えるだけに惜しいです。
逆にカタナなんかは大佐を護衛すると言う唯一のキャラの為、逆にスーサイド・スクワッド部隊にいる事で部隊のカラーがボケている様に思えてしまいます。
特に要となるデッドショット役のウィル・スミスは娘思いの良いパパで、デッドショットのせいで結局は良い人達感が決定的になったように感じます。

結局、振り切れてないので、悪役達の爽快感が損なわれている訳で、「デッドプール」の様にワガママでも良かったかなと。
もっと、ド派手で無法で無謀でワガママで縛られない爽快感を悪役使い捨て自殺部隊に期待してたのですが…。

設定が良いのとハーレイ・クインのキャラクターが魅力的なだけに惜しいの一言です。

松王○