湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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悔しい涙が美しかった…
クライマックスで、夜に家族たちが病院を訪れるシーン。
宮沢さん演じる主人公の言う「もっと生きたい」という言葉と、
話すことも動くこともできなくなったときの、娘を見つめる視線が、
この世への美しい執着といえばいいのか、強烈に印象的でした。
また、娘役の杉咲さんの演技に感動しました。
年下ながら仕事へのプロフェッショナルさを感じ、尊敬します。
一つ気になったのは、なぜ主人公はオダギリさん演じる夫と結婚したのか。
そこが分かれば、もっと“ピラミッド”の意味が深まったのでは、
と思いました。(欲を言えばですが)
素敵な作品でした!映画館が温かい涙で包まれました…。
あまりに非現実的
他の方々のレビューを拝見していて,違和感を覚えたのは,
>泣けた
という表現がやたら目につくこと。どうやら,それほど「素晴らしい」と言いたいらしいのだが,例えば小説について「泣けた」と書き散らすレビューはあまり見ないように気がする。映画館の暗闇の中で感極まって号泣している方に水指すつもりはないが,術中にはまっているな,というのが率直な印象である。
さて本作品,悪くは無いが,ラストのシーンをはじめ,あまりに非現実的な場面が目障り。いじめにせよ,人間ピラミッドにせよ(その他省略),現実感に乏しい。というか,観客の耳目を惹こうというあざとさが嫌らしい。
そうしたリアリティの有無はどうでもいい。とにかく泣きたいのだ,という方にはお勧めかもしれない。(苦笑)
わずか2時間の映画に様々なテーマが詰め込まれているのですが、詰め込...
タイトルなし(ネタバレ)
ウルウル〜
涙ポイント結構あったかも
余命宣告...
ダメージを受けたものの
気丈に振る舞う...
でも本心は...
家族愛もしかりだけど
根拠は無くても
死にたくはないよね...
犬の置物投げて窓ガラス割るシーンとか
取り乱して当たり前なんだから
もっと醜い所も出して良かったかも
涙腺崩壊!!
娘のあずみの学校でのイジメ回避(?)の辺りまでは結構ツッコミ処満載!って感じだったけど…。でも話が展開する内に、時限爆弾を抱えた様なお母ちゃんには、ああするしかなかったのかな~とも思えてきて…。とは云え、どなたかの口コミにもあった様にイジメの対処法は『逃げない』事では どうにもならない事も多いのでヤハリ同じ立場に立った子には到底推奨できる対処法とは思えませんが。
前置きが長かったですが、とにかく此の作品は途中(双葉が娘らと旅行に行く辺り)から涙をこらえると言うか…嗚咽を押さえるのが必死でした。
とにかく双葉母ちゃんは聖母マリア様か菩薩様か…って感じだし、何より特筆すべきは宮沢りえさんは俳優としてタダ者ではない!!って事でしょうか。
最後に此の映画は、ただのお涙頂戴ものとは一線を画すものだと、私には思える作品でした。
ラストにそういうことか…と納得しました
溢れる愛情を注ぐ宮沢りえさん演じる双葉かあちゃん。オダギリジョーさん演じるダメなとうちゃん。あんなに見返りを求めない愛情ってなかなかないなぁ。ハンカチを必ず持って観ること。
りりイさんのシーンがもう少しあれば良かったなあ。
おっさん臭くてダサいけど、それが可愛らしさ
一言で言うとおっさん臭く感じました。
今どき女子高生のいじめはあんなバレバレのやり方せず、もっと上手く隠してやりますし、家族との会話も違和感のある口調でした。
年配の人が想像で作ったステレオタイプの女子高生像なんでしょう。
ピラミッドのシーンも泣けますがダサい・・・。
しかし、中盤からお母ちゃんの頑張りが、宮沢りえの演技に乗っかってガンガン作品の雰囲気を支配していって、どんどん引き込まれていきました。
このお母ちゃんも、いじめが解決する根拠もないのに娘を無理矢理学校に行かせたり、自分の母親に会わせてみたり、死が間近に迫っているからといって天使のような完璧な振る舞いをするのではなく、エゴが混じった人間臭さが混じっていて、すごい好きです。
いじめが解決したのも計算尽くめではなく、色々入り交じった要素により状況が変化していってるので、「これが素晴らしい生き方だ!」的な説教臭さがなく、それでいて最期に生き様を見せられた様な・・・。
ラストもロックンロールなやり方で、おっさん臭さも微笑ましく感じて、味になってきてきました。
理想の母親像
気になるところもあったけど
2017-03
とにかく泣いた。
鮎子の「この家にいていいですか」っていうところでもちろん涙腺崩壊するわけだけど、そのセリフによって「あぁ母親が迎えに来ると思ってて、仮の家だと思ってたから必死でなじまないようにしてたんだな」とか、賛否両論の漏らしちゃうシーンで、パンツをドアにかけるのはさすがにやりすぎだと思ったけど、たぶんあれって「トイレ行きたい、でもその間にママ来ちゃうかもしれない」っていうせめぎあいがずっとあって、そのぐらいママを待ってたっていうことが表れてたシーンで、だからこそ「もうママは来ないんだ」っていうことを鮎子なりに受け止めて前に進もうとしてるんだなってことを感じたりして、もう大変だった。
ただ、やっぱりいじめに対して立ち向かう方法として制服全部脱ぐあの方法はないよなって。たぶん男子たちはそういう目でその後安澄を見るようになるだろうし、女子たちは男子たちのそういう反応含めてよりおもしろくないだろうし、そもそもすぐ返してきたけど制服捨ててるだろwとか、牛乳吐いたところで「それいじめひどくなるやつや…」とか、もうドン引きしてしまった。あと、無理矢理に学校に行かせようとするお母ちゃんの行動にも。逃げるなっていうけど、逃げたっていいこといっぱいあると思うし。自分が死ぬことで守ってやれないから…っていうのもあるんだろうけど、結果オーライであって、たぶん現実世界ではいじめひどくなってさらに傷つくパターンだよなぁとか。でもそういうのも含めて「完璧じゃない」お母ちゃんの溢れ出るほどの愛というのがテーマなんだろうなとも思ったり。
オダギリジョーがダメな夫を本当にダメに演じててすばらしいなと思ったし、松坂桃李の一見明るいけど陰がある役はすごいはまってて初めてかっこいいなと思ったし、女性陣の評価がすごい高い映画だけど、男性たちもよかった。とても。
お母ちゃんの愛に涙が止まらない!
地方のため、やっと見れました。
映画の始めから、涙が止まらなかった。
これは、「この世界の片隅に」と同様の経験。
涙したのは、死にゆく者への悲しみ、哀れみではなく、お母ちゃんの子供、周りの人への愛情の深さに対して。
将来を思って、子供に手話を習わせたり、朝からのしゃぶしゃぶなど、何から何まで、他の人のため。
お母ちゃんの頭の中に常にあるものは、自分ではなく、周りの人のこと。
余命ものだけど、いじめへの勇気、子供の過去への向き合い方など、これでもかというくらい、
生きていくために乗り越えなければならない、課題を盛り込んでいる。
一番泣いたのは、お母ちゃんが、唯一、
死にたくないと気持ちを吐き出して、泣き崩れた所。
今思い出しても、うるうるきます。
でも、最後は、みんなで⚪️⚪️に入って、空を見上げる所、清々しくて、素敵でした。
そして、映画のタイトルがどーんと出て、
お母ちゃんの愛で、本当に湯が沸かせるのではないか
と思ってしまった。
帰ったら、自分の家族にせめて、やさしい言葉位、
かけようかなあ?
長い説明や作った飾った言葉ではなく、ワンフレーズで感動させるねりに...
長い説明や作った飾った言葉ではなく、ワンフレーズで感動させるねりにねった脚本が素晴らしい。娘のアズミが聾唖者の実母に会った時、手話が出来る理由を義母宮沢りえから「いつか役に立つ時が来るから」と言われたからと伝えるシーンはもう涙が止まらなくて号泣、宮沢りえの演技も素晴らしいが、杉咲花の演技の方が自然で愛らしく切なく素敵だ。
子供達が素晴らしい
杉咲花さんに助演女優賞を!
亜澄役を演じた杉咲花さんになんなら日本アカデミーの助演女優賞をあげたいくらい。彼女の演技が評価されないとダメでしょ!
宮沢りえは見事に主人公を演じきっていてため息がつくほど美しかったです。
家族について考えさせられます。
が、なんとなく、オダギリジョー演じる父さんが不甲斐なくて!優しいだけじゃダメなんだって!マジ心配!
でもあれですかね、お父さんがしっかりしてなくても、周りの人がしっかりしてて支え合っていたら、1人でアイス食べててもいいんですかね。少なくても本人は幸せそうに見える!
最近そういう男性の面を描く作品が多いような気がするな。言葉で言うと古臭いけど、「男が支える」みたいな風潮に男性がくじけてきたのかしら?
こんな風に言われるのが嫌ならば、せめて最後のお風呂はお父ちゃんが沸かすべきだった!沸かしたのかな?
気になってしまいました。
映画「湯を沸かすほどの熱い愛」を観ました。
余命2ヶ月ほどの宮沢りえ演じる母親が、家族(必ずしも血が繋がっているわけではない)の愛に包まれて家族の絆を再確認していく物語です。
泣ける場面がかなりありました。
その意味では感動的な映画でした。
葬儀の場面最後の出棺など、父の葬儀を思い出し目が潤みました。
が、しかしラスト
おそらく出棺に見せかけ家族(銭湯を営んでいる)の愛に包まれ銭湯の湯を沸かす釜で火葬された場面がありました。
それで沸かした湯に家族全員が入り別れを、愛を感じるという場面なのでしょう。
映画のタイトル通り
「湯を沸かすほどの熱い愛」なわけです。
すごく気になって仕方ありません。
なぜなら
墓地、埋葬等に関する法律
第二章 埋葬、火葬及び改葬
第四条
2 火葬は、火葬場以外の施設でこれを行つてはならない。
このような法律があるのです。
どうもここが気になって、涙が、引いて行ってしまったのです。
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