躍る旅人 能楽師・津村禮次郎の肖像
劇場公開日 2015年6月27日
解説
「面打 men-uchi」「朱鷺島 創作能『トキ』の誕生」「究竟の地 岩崎鬼剣舞の一年」など、伝統芸能を題材としたドキュメンタリー作品を手がける三宅流監督が、能楽師・津村禮次郎の精力的な活動を5年間にわたり記録した。国指定重要無形文化財(能楽総合)保持者の観世流能楽師・津村禮次郎は、古典能だけに留まらず、バレエやパントマイム、パリ舞踏など、さまざまなジャンルのアーティストとコラボーレションし、70歳を超えてなお新たな表現を求め続けている。そんな津村の身体と活動を通し、能の新たな魅力や表現の可能性、コミュニケーションのあり方などを見つめていく。
2015年製作/110分/日本
配給:究竟フィルム
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2016年12月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
最初のほうで津村さんがお芝居を作り上げていくのは、旅だと仰っていた。だから旅なのかなとおもっていたが、リアルな旅もあった。
佐渡の薪能、自転車で日本一周している若者と偶々会って、能に誘う、打ち上げにも。
はじめて能を観た若者が、面を着けた津村さんがいる所だけ空気が違うと話す。そういう一期一会の出会いはまさに旅だ。
バリでの創作など、心躍る旅があった。
ぜひ、機会があれば舞台を拝見したいと思いました。
2015年7月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
虚をつかれたのは、
バレエとの創作舞踊の振りうつしの場面。
若い踊り手たちに比して、
津村さんがあまりになまめかしくてどきどき。
生々しさが削ぎ落ちた不穏な色香。
練習が進むと影を潜め、凛とした美しさに満ちる。
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