エクス・マキナのレビュー・感想・評価
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完璧なAIは作れるのか?
脚本に破綻はなく、人間とAIの共存について静かに迫ってくる。エンディングは好みが分かれる所だろうけど、個人的には製作陣の強い意志が感じられて好みだった。
アリシア・ヴィキャンデルが物悲しく不気味でいて美しい。
とても退屈で、とても魅力的
エクスマキナ
元マシーンみたいな意味か
キューブリック以来の、覗き見趣味
いろんな意味で、見てはいけないものを見せられている感覚、とても刺激的な映画
しかし、ある人にとってはとても退屈で、意味を持たない
想像たくましくいろいろ考える人には、すごく面白い映像だろうと思う。
限られた登場人物に、すごくいい役者がそろっている。
アリシアは、それこそ素材としての可能性を見ることができるし、単純に、花としての美しさを愛でるだけでいい
ドーナルは、出番が多い割に、目的のはっきりしない役で、とても難しい演技をしている。頼りなげで、内省的、意志の強さと、知性を感じさせる
オスカーは、いろんな引き出しのある役者さんだ。すごく知性的な暴君を、楽しんで演じているようだ
映画の内容には、いろんな意味があるだろうし、それぞれが自由に受け止めて構わないと思う。
劇中で、血を流すシーンは、衝撃を受けるし、刺激が強すぎるかもしれない。
でも、意味のあるシーンで、美しくもある。
チェスの例えや、ポロックの絵。
彼女が、人間になる時にクリムトの絵。
きっと作中ではオリジナルなのだろう。
ラストの、影にフォーカスするショット
そして彼女が孤独を感じているように写るのは、どういうことか。初めて見せる笑顔といい、人間らしさの象徴としてそう演出したのか。案外、監督も何も考えてなかったりして。
とにかく、いろいろ想像させられる映画だった。とても刺激を受けた。
2018.5.11
IT企業でプログラマーとして働く主人公が社内抽選で当選し、めったに...
視覚的に美しい映像作品
SFとミステリーとロマンスの密室劇として秀逸
アリシア・ヴィキャンデル
詰めが甘い
AIが架空のものでなく現実のものとなった現代 今こそ製作されなければならない作品だと思います
これこそSF映画です
ひさびさに知的興奮を覚えました
AIが架空のものでなく現実のものとなった現代
今こそ製作されなければならない作品だと思います
我が家のスマートスピーカーは、まだまだAI とは名ばかりです
買い物リストに何々を追加と命じたら、聞き間違えてとんでもないものを追加するのはご愛嬌
たまにこちらが声で命じたコマンドを復唱もせずに無言で実行したり、復唱しても実行しなかったり、ウエイクワードに反応しているのはライトの明滅で明らかなのにぷいと無視を決め込んだりします
なにか機嫌が悪いのか、都合が悪かったのか
不気味に感じることもある
そんな21世紀の日常なのですから
コアなSFファンも満足できる作品だと思います
AIが自我を持ち、人間を超える時、人間は絶滅するんだろうな
十年に一本の重要作。
魅力も知性
検索エンジンプログラマーのケイレブがふとした理由で選ばれ、人里離れた別荘に行き社長のネイサンが極秘としているプロジェクトに7日間参加する話。
そこには実験的女性AIロボットが。
お金を掛けるところは極力かけて、低予算らしさを見せない作りではあるが、序盤とラストは魅力的に映るものの中盤が単調で眠い。
人間が人間性を試されている所は面白かったものの、ロボットが人間性を試されている所は「未来の人工知能はこんなものなの?」的で私個人的にはエヴァの知性(映画としての設定)に引っかかるものがあり彼女が魅力的に映らなかった。
「魅力も知性」と映画内で語られていたが、エヴァの魅力はそもそも出演している人間そのものの素の魅力だと感じる部分であり、演じたAIロボット役そのものには魅力が感じられ無かった。
別映画「ブレードランナー」のレプリカントの様に、人間以外の役(設定)を演じる事により見えてくる奥潜む魅力(知性)がこの映画にあれば、好評価したかも知れません。
もう少し『最先端AI』を使う設定の意義があれば。
何だか最近AIネタはハズレです。
面白かったです
この時代のAIを扱った作品だからこそ
・・正直物足りなかった。
映像は美しかった。それは良かったと思う。
けど、ディープラーニングが華やかなりし今の時代に、AI系の映画を作るのであれば、もっと違う視点の作品が作れたのではないだろうか?
この作品のような、人間と同じ思考をするAIは現時点でも現実的ではないけれども、それでもAIの世界は進化している。そのAIの進化が、この作品では感じられない。数十年前に作られた作品のように感じた。。
何故AIロボットが人間に対してひどい仕打ちをするような話になるんだろうか?人間は生物の中では一番クダラナイ存在。そんな後ろめたさを、こういう話を見る度に感じる。
まぁ、その通りではあるのだけど、だからこそ、人間を超越したAIロボットが、人間以上に人間的な普通の幸せを求める、そんなプロットを期待したんだけどな。。
点数がそれなりに高いのは、ほぼ美しい映像を観れたことに対する感謝の点数。正直言って、脚本含めて、あまり評価が出来る作品とは感じなかった。
何を目的としてAIロボを作るのかっていうと、自分の命令に従い都合良...
何を目的としてAIロボを作るのかっていうと、自分の命令に従い都合良く使える存在として作りたい。作られる側がそこまで考えられるようになったら言うこと聞くわけない。逆にそんなこと考えるお前らを利用してやんよ、ってなる。脳とか感情を作ればの当然の結果。考えさせられるとか理屈じゃない。
映画としては何もかもがお決まりなので、観る側で勝手にストーリーを発展させられるよなと思った。
研究とか言ってるけど目的はゲスい。キョウコを見ればわかる。料理とダンスさせるだけ。ダンスっていうのは映画だからそう言ってるだけで自分専用でエロと家事をさせる。クソメン丸出し、だから殺される。耳打されて真実を知った的なことなのだろう。
他者のパーツで自分を補完していく共食い整備のシーンも良い。何もかもが意味ありげ。かなり面白く観れた。
“スケルトン”と“透けとるん”は似てる
AIロボットのエヴァのデザインが最高。あの脳みそも素敵なのですが、将来的にはそうなるのかもしれませんね。それを社長一人で作り上げたってのが嘘っぽいのですが、食事にしてもどこから食材を仕入れているのか謎ばかり。まぁ配達人がそのうち見つけてくれるんでしょうけど、ちゃんと合鍵持たせてるんかなぁ・・・などとつまらないことを考えてました。
単純に言ってみればAIの暴走というストーリーになのでしょうけど、それよりも興味深かったのが人を好きになることや嘘を見抜くという点でしょうか。アシモフのロボット三原則が破られるというSFストーリーはこれまでも多かったけど、「騙されてる」という台詞には驚いてしまいました。微細表情など対面では捉えられるのでしょうけど、全てネットに繋がってると思えば、そうした判断も可能なのかもしれませんね。
また、ロボットは中性であるべきだと主張するケイレブも正しいと思うけど、感情を持たせるには異性を認識しないと無理なのかもしれません。行動に関してはやはり命令に忠実であるとか、人間への安全性に関してリミッターを付与するしかない。やっぱり動き回られると怖いですね。
展開としては、ケイレブも実はロボットだった!という方が面白いと思うのですが・・・オチがデウス・エクス・マキナではないという点では評価できるかもしれません。
機械に囲まれた室内が物語の舞台となる。この中で行われるふたりの会話...
美しく、恐ろしい
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