劇場公開日 2016年6月11日

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「魅力も知性」エクス・マキナ 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0魅力も知性

2020年8月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

検索エンジンプログラマーのケイレブがふとした理由で選ばれ、人里離れた別荘に行き社長のネイサンが極秘としているプロジェクトに7日間参加する話。
そこには実験的女性AIロボットが。

お金を掛けるところは極力かけて、低予算らしさを見せない作りではあるが、序盤とラストは魅力的に映るものの中盤が単調で眠い。

人間が人間性を試されている所は面白かったものの、ロボットが人間性を試されている所は「未来の人工知能はこんなものなの?」的で私個人的にはエヴァの知性(映画としての設定)に引っかかるものがあり彼女が魅力的に映らなかった。

「魅力も知性」と映画内で語られていたが、エヴァの魅力はそもそも出演している人間そのものの素の魅力だと感じる部分であり、演じたAIロボット役そのものには魅力が感じられ無かった。

別映画「ブレードランナー」のレプリカントの様に、人間以外の役(設定)を演じる事により見えてくる奥潜む魅力(知性)がこの映画にあれば、好評価したかも知れません。

もう少し『最先端AI』を使う設定の意義があれば。
何だか最近AIネタはハズレです。

巫女雷男