アントマンのレビュー・感想・評価
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応用力にまだまだ可能性アリ!
こんなに面白いマーベル作品は久しぶりですよ。
アイアンマン、ハルク、ソー、キャプテンアメリカ等々、アベンジャーズ関連作品のアクションの迫力、世界観、ストーリーの規模はインフレの一途を辿っていたと思います。
そこにきてこの「アントマン」。
数々のヒーロー達の強さのインフレに一旦歯止めをかけ、強い=巨大ではない、ということを教えてくれます。
戦う理由も「娘が描く理想の父親になること」、という非常に人間臭いものであり、まさに等身大(?)のヒーローです。
やはり面白いのが、自分の大きさを変える、物質の大きさを変える、アリを操る、等の様々な能力であり、その応用力にはまだまだ可能性があります。演出とアイデアによっては、次回作ももっと面白くなるのでは?
なかなかの完成度
ミクロの世界
蟻は、僕がいちばん嫌いな虫です(^^;;
でも本作の蟻たちは、とても可愛くて頼もしい!一緒に戦う姿に惚れ惚れしました。マイケル・ダグラスは絵に描いたような博士の役でしたね。
さて、前半部は勢いに欠ける展開で少し残念です。これまでのヒーローとは設定が全く違う主人公なので、説明に苦労している感じがします。印象に残る景色もないので、世界観を楽しむこともできませんでした。ある意味の初々しさが目立ちます。
と思っていたら、アントマンの登場で物語が一気に加速します。ギアチェンジが凄まじいです。ミクロの世界から見ると色々なものが脅威になるという、考えてみれば当たり前ですが実際に体験してみると相当怖い演出は、さすがです。懐かしの映画『ミクロキッズ』を彷彿とさせます。
後半は、本当に面白いです。"蟻サイズ"だからこそできる独特な演出の数々は、マーベル映画では新鮮な体験でした。トーマスとか、笑える要素もあって、僕が観た劇場は大盛り上がり!結果的には最高でした!
面白い‼絶妙なサイズが笑える。
よい!
期待してなかっただけに…
まさかここまで面白いとは・・・
もうここまでくるとさすがとしか言いようがないです、マーベルコミック・ヒーロー物にハズレなし、そろそろハズレが出そうな気配は漂っていた作品なんですけどね・・・個人的には1、2を争うぐらい(いや、1位ではないかな)好きな作品となりました。
先日のアベンジャーズ2で、そろそろアベンジャーズシリーズも限界がありそうだなと感じたのですが、アントマンが関わることによって引き出しも今後増えそうで、まだまだ楽しめそうですね。
ミクロ化することで、いろんなところに進入できますから。
小さくなったり大きくなったりと言えば、最近では伸縮自在でもミクロ化の逆バージョン「進撃の巨人」実写版(後篇)が思い起こされますが、あちらのスタッフにはこの映画を見て勉強し直してもらいたいものですね。
しかし蟻サイズのヒーローとは、また面白いネタを考えたもんだなぁ。
まあ小さいだけのヒーローなら途中で飽きそうなものですが、何せ本物の蟻さん達を自由自在に操って戦う、まさに「アントマン」な発想が本当に素晴らしかったですよね。
ただ虫アレルギーな人には蟻の大群描写や巨大化した蟻のビジュアルには要注意ですよ(笑)
それと何と言ってもこの映画の良かった点と言えば、W親娘の物語でしょう。
主人公のスコット親娘だけでなく、アントマンの生みの親ピム博士の親娘の物語も絡めることによって、二重に感情移入させられましたから。
失った信頼を取り戻せるのか、そして娘のヒーローになれるのか、地球を救うとかよりも、間違いなくこう言う物語の方がグッと来ます!
コメディ出身の監督&主演(ポール・ラッド)なので、重苦しくなく笑い要素がふんだんに盛り込まれていたのも個人的にはツボでした。
それプラス師匠にマイケル・ダグラスですからね。
マイケル・ペーニャを筆頭とした三バカトリオの存在や、ちょっとしたラブコメ要素もいいスパイスとなって、予想以上に楽しめた作品でした。
エンロール後の展開も、今後かなり気になる要素ですね。
人間味あり
フェーズ2最高の幕締め
虫を操れる能力の方がすごくね?
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