ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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個人的に内容もわかりやすくてまとまってて良かった
ずっと見たくてやっと見れた作品だったが普通に面白かった
ミュージカル映画として楽しもうとしてる人はそんなにミュージカル要素ないので注意です
個人的にやっぱ曲が良かったです 自分はjazzをやってるし聴くの好きなのでここでこの曲使うんだとか普通のjazzの曲としてとても良かった 映画館だからっていうのもあるけど音質が良くとても気に入った また最初の30分程のミュージカルよりは後半のjazzの方が個人的に良かったかな
星4な主な理由はやっぱり最後の急展開&それまでの過程の中だるみが見ててちょっと勿体なさを感じた でも内容と言うか1番監督が伝えたいのかなと思ったのはどんな選択肢をとってもどちらも幸せにする点だと思う
最後の30分では一緒に幸せになるルートと個々に相手を想いながら人生を歩んでいくルートが描かれているがこの発想は良かった 結局どちらの選択肢を選んだとしてもどっかで繋がってるし信じれば無茶な夢も叶うしハッピーエンドになるという点特にこの最後の30分がこの映画の見せ場 この最後があっさり過ぎるとかで低評価な人もいるとは思うけど個人的にはそうとは思わなかった
全体を通して良かった
まだ見てない人はオススメです 特に曲 jazzの
これを期にjazzの他の曲も聴いてみては?
これが?
大変前評判の高い映画でしたが、え、なんでこれが⁇という感じです。ミュージカルとしても中途半端で、有名な冒頭の高速道路のシーンはともかくも、それ以降はあまり乗れず、ストーリーもシンプル過ぎて、何度か寝落ちしてしまいました。話がうまく転がらないから、だらだらした印象になってしまいます。
5 years laterって、おいおい、その5年描かずにどうするのって、突っ込みたくなりました。最後のジャズクラブでのもう一つの人生的な幻想シーンもよくわからない。個人的には、本当の人生とは別な赤ちゃんを見せたりするのは反則というか、悪趣味と思いました。
これは、好き嫌いの割とはっきりわかれる映画のようですが、私には何でアカデミー賞候補になったかすらわかりませんでした。もっとがんばれ、アメリカ映画!
109シネマズ木場(IMAX)にて観賞
勿論、素晴らしい映画だった。
特に良かった点を列記だけしときます。
★ミュージカル映画の肝、音楽。口ずさむ軽快さと、切なさが同居する真に素晴らしい曲たち。
★『シティ・オブ・スターズ』のデュエットも「唄が生まれる」快感がある。
★たくましく生きた女と、未練を消しきれなかった男の対比が切なく、でも無言の「これで良かったんだ」で閉める。号泣。
★エマ・ストーンのキュートさと熱演はオスカー当然。
★「セブズ」のサインなど小道具や前振りがキッチリ活かすチャゼル監督は律儀でムダが無い。
過度な期待はしないほうがいい
話題になっているこの映画。
CDショップでサントラの流れているディスプレイを見てから1度は観たいと思っていたけど期待しすぎたみたい。ミュージカルっぽいのは冒頭の車が渋滞しているシーンとパーティに行く前の2曲のみでその後も似たような曲調ばかりで1曲も頭に残らなかった。
カメラワークは酔うし所々安っぽいシーンがあったり物語の盛り上がりがあんまりないので後半までが本当に退屈だった。
後半、2人が再会するシーンからは思わず見入ってしまったけど終わり方も呆気なくて、え?それで終わり?という感じ。物語を春夏秋冬で区切るのは個人的に好きだったけど全体的に見て起承転結のバランスが取れてなかった。
映画館は満員だったけど話題にならなかったら間違いなくこんなに客は入らなかっただろうなという印象。
これミュージカル映画?
期待し過ぎたらダメだとある程度はハードルを下げていったら…うん、その通りでした。
ミュージカル映画を押し出しておきながら肝心のミュージカルシーンはストーリーとはほぼ関係のないところだけ。
あとはミュージカルというよりはよく歌ったり踊ったりしちゃうんだよねーってカップルがうっかり道端でやらかしてるくらいの感じであれはミュージカルとは言いがたいような。
歌はどちらもそれなりだったけれどダンスシーンが。
なんだか小さくまとまってて振付がもったいないなと思ってしまいました。
俳優にそこまで求めるのは、と思いつつも歌とダンスのある演目にキャスティングされてるんだからある程度はできるんでしょ?のまさにある程度。
そしてストーリーそのものはまぁ普通。
ラストに監督らしさが出ていましたけど…出来ればハッピーエンドのほうが嬉しいかなw
でも彼がいたのはもうわかってた事だし(別れたと思ってたけど)セブが言ってたことは半分くらいは正しかったのかなって思ってしまった。
そもそもミアは夢に対して厳しいというか現実味の薄いことをセブに対して言いまくってたけど自分は普通に帰れる家もあり、家族から白い目で見られてるわけでもなし、おそらく結婚前提で付き合ってる裕福な彼氏もいて、とわりと人生崖っぷちだったセブとは状況が全く違う。
やっぱりセブが本当の夢追い人にありがちなダメなタイプだったからこそ、彼には負けないだろうみたいなのがミアの中に無かったとは言いがたいよなーと。
とにかく、私にはあわなかったみたいです。
観終わった後から楽しい
映画が終わってから、どれだけその人の心に居続けることができるか。
これは、映画の大きな価値のひとつだと思う。
印象的な美しいカット。
脳に染み付いて離れない音楽たち。
シンプルでわかりやすいストーリー。
サントラが売れる理由がわかります。
夢物語
人生生きていると、時には捨てなきゃいけないものがある。
タイミングが違えば結末も違っただろうけど、解ってても逆らえないこともある。
叶わなかったからこその夢で、もしもあの時…なんて思っても実際に上手くいくとは限らない。
それもちゃんと理解しているからこそ、最後のあの笑顔なんだろうな。
後悔なんて、どうしたってついてくる。
切なくて涙が止まらなかった。
二人は結ばれなかったけど、ずっと愛してるの一言には偽りはなかったように感じたから、ある意味ではハッピーエンドかな。
あとはひしひし伝わってくるデイミアン・チャゼル監督の映画愛。
監督の才能には圧倒されっぱなし。
ラブストーリーとしてはよくある展開かもしれない。それでも極力無駄を省いて、二人だけにしかフォーカスを当てない潔さ。演出の巧さ。音楽の使い方。
どれも彼ならではでよかった。
前作セッションとは全く異なり、でもどこか通じる世界観を作り出していたように思う。
個人的には、セッションを観た人なら思わずにやっとしてしまう仕掛けに嬉しくなった。
ジョンレジェンドは素晴らしい薬味だと。
ララランドを見たあとすぐ感じるのは、エマとゴズリングの2人を主軸に描かれていることではないだろうか。
そう言えば、他の人が深く関わっていない、と。
しかし、その次に頭に引っかかるのは、ジョンレジェンド演じるキースの歌が「この作中ではイケてないジャズ」であることは重々わかっていても、カッコいい!キース歌上手い!という純粋な感動だ。
ジョンレジェンドは本職を演じるキャスティングであるが、本当にサイコーの薬味として作品の印象付けをサポートしていると感じた。
すぐYouTubeでジョンレジェンドの本作の挿入歌を検索した人は少なくないはず。(私もその1人)
ミュージカル映画特有の始まりの入り方。個人的にああいう入り方はとても好みで、思わず見入ってしまった。ここももちろん好みにはよるとおもうが。期待感を上げにあげられてのスタートで始まる。
エマが恋人とのご飯を抜け出してゴズリングと初めて「研究」のために映画の約束をした映画館で、映画上映のライトを浴びながらゴズリングを探すシーンの、圧倒的なエマの美しさ。そして背面からのエマを撮るショット。ここから2人の関係性が深くなる予兆を感じさせるエマのひとり立ちに、伏線を感じたのは私だけだろうか。
ラストはきっと評価が別れる部分だろう。
ゴズリング演じるセブが経営者となった「セブズ」に来店したエマに気付いて思い出の曲を演奏し終わった後、エマに笑いかけるセブ。痺れる。切なすぎる。切ない中に、2人のいまの幸せが成り立っている、刹那ハッピーエンド。
作中の曲や、文字のフォント、色合い、ミュージカルとセリフの割合、何もかもが好みだった。
「セッション」と共に、音楽へのこだわりが強い監督性にも惹かれた。
『雨に唄えば』のような懐かしさ
前半はあれ?って思ったけど、後半から心に残るシーンがやってきた。
天文台のシーンは、二人がふわっと浮き上がった瞬間、幸せが伝わってきて感動した。
この映画を観ていると、『雨に唄えば』を彷彿させた。
最後のシーンは、ミアに振り返ってほしくなかったかな。
二人は別々の道を進んだわけだから。
やっぱりこういう映画のとき、女性の方が恋愛にさばさばしてる印象がある。
面白かった!観てよかった!
夢追い心にささる
誰しもが夢を追いかけ、
いつかは諦めたり忘れたりする。
一握りの人はその夢を成功させる。
どちらの心にもつきささる
素晴らしい作品だと思います。
セッションを観た時にも感じた、
息ができなくなる躍動感。
それに鮮やかな色彩がプラスされ、とにかく美しい。
ラストの展開で感じたのは
ハッピーエンドではないハッピーエンド。
夢追い人の2人があのまま続くのは、
どこか不自然でもどかしく、
あれ以上のラストはないというのが私の見解です。
劇中歌詞
”少しの狂気が新しい色を見せる”
その少しの狂気が映画に散りばめられ、
ラストの展開も正にそうだったのかもしれません。
にしても主役2人が多才すぎる!
LA舞台の素敵なミュージカル
冒頭からのLAの街柄を表す多様な人種の歌とダンスで興奮。
ストーリー自体はシンプルなラブストーリーだけれど、見応えある演出が多々ありました。
IMAXのせいか映画の世界に引き込まれ、自分もLAにいるような感覚になりました。グリフィスパーク、ワッツタワー、セントラルマーケット、メルローズなどLAを象徴する建物や場所が出ておりよかったです。
セバは最初はムサイ感じの男性でしたが、映画の終わる頃にはもうFall in Love。素敵な男性に成長してました。
人間、自信持つとこんなに変わるんだ!って事をセバ、エマをみて思い知らされました。
個人的な思い出や感情をいれつつ鑑賞できた映画なので、また観たいと思いました。
予告を見て期待しすぎた、、
サクセスストーリー、ラブストーリー、そしてミュージカル。期待していましたがどれも物足りなさを感じました。見終わって数週間経つ今も物足りなさでモヤモヤします。
まずミュージカル映画というには曲数が少ない&何曲か使い回しすぎ。女優として成功した後の一曲ぐらいは欲しかったです。
ストーリーはとにかく"切なさ"ばかり押し出されていてしっくりきませんでした。
もうちょっと挫折や前を向く姿、2人の恋愛についても踏み込んだ所が見たかったです。
オーディション終わって2人が別れる方向性で決まった時点でこの映画は終わったと思いました。
何より予告のあのキスシーン、、、妄想かよ!っていう。驚きました。
興奮、感動、喜びを期待してiMAXで見ましたがとにかく切なさばかりで(笑)比較してないのでなんとも言えませんが普通に見ても変わらないと思います。
よかったところは2人の演技と舞台セット、衣装です。
ちなみに妄想するシーンとかが大好きな彼氏は大満足してました。
思ったより歌わないミュージカル映画
ミュージカル映画と聞いて久々に見たくなり、予告編でオープニングやダンスシーンを見て期待して臨んだ。
オープニングシーンは凄く盛り上がりがあって歌もダンスも上質で素晴らしかった。画面も衣装が鮮やかで見ていて楽しい。一瞬最初に歌い出した女性(歌声が透明感あって素敵だった)が主人公だったらいいな、と思ったがやはり違った。
ミラ役の方は声がちょっと物足りない感じがした。セブ役の方も本人がピアノを猛練習してひいてるだけあって、なかなかにうまいけれど職業ピアニストと考えるとぎこちないなあと感じるところもある。
だが歌もダンスも本人達で演じているのは凄いことだ。フィクションだし。
総じて思ったより歌わなかったのでビックリした。ミュージカルなら歌っても良いのではと感じる男女のやり取りがわりとある。台詞多めで普通の海外の恋愛映画見てる感覚。恋愛映画興味ない同伴者(ミュージカルは好き)は途中寝てた様だった。
5年後...とかの手法は良くアニメやドラマの最終回な感覚で慣れてたせいか普通に見れたし、一瞬タイムリープで逆行したかと思ったけど(アニメに毒されてる)単なる妄想だったし、でオチについてはまあまあ良かったんじゃないかなエンドに感じた。両方の夢が順調に進んでタイミングが合わないなら仕方ないってもんだよね。
期待はずれかなぁ…
セッションの監督の2作目と言うことで公開前からずっと期待していた映画。
ミュージカル、エマ・ストーン共に大好きなのでそちらでも期待が高まりすぎたのか、イマイチ…。
確かにアカデミーには相応しくないとも思えた。
冒頭から公園までがピーク。そこからは中弛みし、映画中滅多に眠くならないのに眠気とたたかうこと1時間半…という状態で鑑賞した。
果たしてこれはミュージカル映画なのか?とすら。
感性は人それぞれだと思いますが、あまり期待して観ない方が楽しめたかなぁとは思います。
前作の様なスピード感や、激しさはありません。
しっとりと、穏やかに、納まるところに納まったとでも言うべきでしょうか。
あそこまでやるなら、くっついてくれた方がまだマシだったのかもしれない。
唯一の良かったなぁと思うのは、エマ・ストーンが可愛かったところ。惜しみなく観れて楽しかった。
セッションが面白かっただけに本当に残念な作品だった。
余韻
夢を追いかけることの素敵さや辛さ、夢と現実、夢と恋など夢にまつわる色々な事を考えさせられた。
ミアとセブが最後までくっついてたらなーーー。ラストのセブの寂しそうだけどミアの成功を喜んでるような笑顔、忘れられない。お客さんが全然入らなかったミアの1人舞台を映画関係者が観に行っていて、それでミアにオーディションの話が舞い込む場面、無駄だと思うようなことや失敗だと思ったことでも、その努力は誰かが見ていてくれるんだなと思った。ミアとセブ、夢を追う者同士惹かれあったけど、結局自分たちの夢を追う事を決めて離れ、お互いの夢が叶って再会した時の気持ちは並々ないものだったと思う。一生懸命に夢を追う者は輝いてる。
ミュージカル映画は初めてで、急に歌いだしたりするのかなと思っていたけど、全然気にならずにスッと入ってきた感じ。ライゴズ全編ピアノは本人が弾いてるなんてすごすぎる。やっぱエマとライゴズのカップリング最高すぎる!私の夢って何だったっけ、
ミシェル・ゴンドリーっぽいかも
ストーリーは夢を追う男女が惹かれあい、夢は叶うが別れてしまうという、かなりシンプルなもの。そのシンプルな構成とミュージカルが混ざることで、往年のハリウッド映画を彷彿とさせながらも、全く新しい作品となっている。
特にラストのミュージカルシーンは圧巻。昔の恋人と会って、頭をよぎる未練とは違う何かを、素敵なミュージカルとして完全に映像化している。
セッションの時は思わなかったがミシェル・ゴンドリーっぽい世界観にも見えた。ストーリーや整合性を追う人には勧められないが、カメラワークや楽曲、構成は抜群の作品かと思う。
儚い夢 現実の続き
これぞアメリカ映画 そんな感じだった。
キャッチコピーにもあったかと思うが
おとぎ話のような映画。個人にはSFみたいにも感じた。
ダンスシーンやポップなカラーは圧巻でそれだけでも観ておいて損はない
女優を目指すミアがバイト先で観た女優に見とれ 最後には自分が同じ行動をするというシーンは夢が現実になった瞬間
二人が出逢いひかれあい、ぶつかりながらも夢を追いかけた時間は夢のような時間
お互いの夢が叶いかけたその時
二人は今まで通りでいられるのだろうか
このテーマは避けては通れない
数年過ぎ、ミアが女優として凱旋
結婚し結婚したミアがふと入った店で
再会する二人。
出逢った時に違う選択をしたら
二人で夢を叶えそのまま結婚し子供が産まれミアの横には自分が座っている。
まさに夢物語
しかし現実は違う
二人は遠くで見つめ ゆっくり微笑み合う
今までのストーリーが完結するシーンは
さまざな感情が入り乱れるため重厚に終わる。
最後にガツンと来ればそのインパクトは絶大、多くの人間が支持するのはうなずける。
映画は良かった。
だけど評価され過ぎな気がする
やはりアメリカ基準なんだろうか、自分はタモリさん寄りなのかも知れない。
カタルシスの爆発
冒頭から「Another Day of Sun」が流れ「これが映画なんだ!!」と言わんばかりの圧倒的なミュージカルが展開され、観客を映画という名の魔法の世界に魅了する。このワンカットの長回しのシーンだけでも「ああ、お金を払ってでも映画館で観られて良かった」と感じた。まず、様々な色(ここでは個性)を持ったスターの卵の大勢が目的地(夢)に向かうために渋滞を繰り広げる。役中のエマ・ストーンやライアン・ゴズリングもそのうちの二人だ。彼らは運命的な出逢いから恋に落ち、それぞれの夢を追い求め、お互いに切磋琢磨していく。そんな彼らの姿は理想的であり、時折ロマンチックにも映る。しかし、ある出来事を境目に二人の未来は良くも悪くも大きく左右する。そして、その行く末に怒涛のラストを迎え入れるわけだが、ここで初めて今までのモヤモヤが清々しいまでに晴れる。つまり、明るくポップなミュージカル(非現実)によって影を潜めていた。また、知らず知らずの内に蓄積されていたわだかまりが解消され、ラストのシーンで一気に観客はカタルシスを味わうことになるのだ。二人には夢を捨てるか恋愛を捨てるかという取捨選択ではなく、両方を同時に手に入れることができた。付け加えると、彼らの選んだ過ちは全て"避けて通れた"ものであり、あのパラレルシーン(ララランド)を現実に引き起こすことも不可能ではなかったのだ。それ故に切ない。とても切ない。最後のシーンで見せる二人の微笑む姿が唯一の救いだろう。そしてあの笑顔に目が覚める。掛かっていた魔法が解けたかのように現実に引き戻される。
誰の心の中にでも存在するララランド。それを理想的かつ現実的で、最善の形で幕を下ろしたこの作品そのものがまさにララランドであり、そのタイトルにもやはり頷ける。
(ミュージカルの演出形態が現実と非現実の共演であるのを今作においても現実と非現実の共演をミュージカルという演出形態をもってして実現させている)
※ララランドにはロサンゼルスの他にもおとぎ話的な意味も含む。
バンドのライブ中にある歌詞もセバスチャンからミアに向けられたものである。
春夏秋冬のタイミングにしても秋(fall)をあそこにもってくるあたりも明らかな意図がある。
冒頭では渋滞の列に並んでいたミアがラストでは渋滞を逃れるシーンひとつをとっても彼女がスターになってしまったことを暗示している。
画で魅せられる力をもつのが映画なのであって台詞だけならわざわざ映画である必要はない。
観客は受動的でなく能動的になって初めて良質な映画の本質を捉えることができる。
どこにでもあるようなメロドラマを第一にやりたいのではなくて、この映画では「カタルシスの爆発」をやっているんです。
いい映画観たな。という感じ。
予告の見過ぎにご用心:音楽と映像に酔いしれる
プレミアムフライデーだから15時以降は1100円!というメールが届きまして、ほなら封切りで見まひょかということで見てきました。
すっごい最高!とは思いませんでしたが、夢のある映画の世界を堪能し、気に入った曲はiTunesで買っちゃう位には好きです。元々ミュージカル映画が大好きですからね。
楽しい音楽、キラキラの映像。わくわくとため息で堪能しました。
ミュージカル映画好きとはいえ、そんなに素養がなくてですね、引用されていたシーンに気付くことは余りなかったです。構成がシェルブールの雨傘っぽいなってのと、オープニングの主人公不在のダンスダンスダンスがロシュフォールの恋人たちっぽいなーって思った程度です。もっと古いのをみとかないとダメでしたね。
お話はシンプルです。出逢って別れて懐かしむ。そこに芸術で食っていく難しさ、そこを求めてやまない気持ちがプラスされています。音楽や演劇やアートで身を立てたい人はグッとくるでしょうね。
ラストのパラレルワールドはほんと素敵だったんですが、予告でバーでクビになった後にキスするシーンがあるでしょ?で、本編中にセブがひどい態度で無視するシーンがあるでしょ。あのシーンで、キスシーンが後で出てくるってことは「あのときこうだったら」的回想あんのかなって浮かんでしまってね。実際に見て、そやんなって納得はしたけど驚きが薄れたんですよねー。そこが残念でしたよ。予告ネタバレやーんって。
あとソノヤミズノがもっと出てるかと思ったらほぼ一曲だけの出番でガーンですよ。ロイヤルバレエ学校仕込みのダンスが見れるかと期待してたもので。
文句ばっか描きましたが楽しかったんですよ?音楽も買って聴いてますしね。また見たいしDVD買ってもいいかも!なんですよ。
エマ・ストーンはとってもキュートでした。エマのハスキーボイス好きです。ライアン・ゴズリングは見た目的な良さがわかんないですが、エマ・ストーンを見ているとよく共演してますね。ピアノ演奏がんばらはったねえって思いました。ジョンレジェンドとやる曲の売れ筋だけどダッサイ感じがすごくツボでした。あの曲は買ってませんw
舞台の映画化じゃないのでブロードウェイで慣らした声量推しの歌手は出てきません。声量控えめな歌い手がメインです。こういう技巧派でない歌も私は好きです。
(p_-)いい映画です。素直に見ましょう。
LaLaLandってどんな意味があるのかネットで調べてみるとロサンゼルス、現実離れした話と出てきました。確かに偶然が重なって二人の男女が出会うお話なんですが、エンディングは非常に現実的でした。出会った二人は別々の道を歩みます。現実離れした話だったらハッピーエンドにと思うんですが違うんですね、これが。話はこの映画の主題でもあるジャズの根底に流れる現実性と共に二人は別々の道を歩むんです。夢のような話は最後は二人の別れという現実で終わります。
ここは賛否があるんでしょうが、、、、。このギャップがいいんでしょうね。それとこの映画色合いがいい!なんか懐かしい感覚が蘇って元気になります。いい映画なんですが、私は『セッション』の緊張感、緊迫感がたまらなく好きで点数はこんな感じですかね。
次回作楽しみです。
全369件中、241~260件目を表示