ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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ささやきのような、ため息のような歌唱がいい
ミュージカルといえば朗々と歌い上げる歌唱法の印象だが、主役の2人はあまり声を張らず、ミュージカル場面以外の台詞とほぼ変わらないボイスで歌うシーンが多い。それがいい。甘さや幸福感だけでなく、切なさや悲しさも多分に含むテーマによく合う。
冒頭から圧巻。渋滞した高速道路の車のボンネットや屋根も活用する群舞も躍動感いっぱいだが、それを長回しで撮るカメラが動く動く。歌とダンスとシューティングの見事なコラボだ。
ゴズリングがジャズピアニストの設定で、当然ソロやバンドの演奏シーンも豊富。サウンドワークで面白いのは、楽器の音はおおむねハイファイ指向なのに対し、ボーカル録音には少々奥にこもったレトロ感のある処理がなされている。往年の名作ミュージカルへのオマージュは、物語のプロットやダンスシーンに数多く盛り込まれているが、そうした細やかな音作りにも新しさと懐かしさを感じさせる工夫が凝らされている。
こんなにも説得力がある"たられば"なら受け容れたい!!
今更、往年のMGMミュージカルやジャック・ドゥミーの代表作を引き出しとして引用するのは、もうやめよう。来るアカデミー賞で史上最多のノミネーションを勝ち取ったことだって、言うなれば後付け。はっきり言おう。「ラ・ラ・ランド」の魅力は現代のL.A.、つまり太平洋を隔てて東京とも地続きの町で、東京、または日本の町々にもいるに違いない、いて欲しい、夢に向かって命を削っている若者の切なさが、ファンシーでジャジーなメロディとダンスの中に丹精込めて散りばめられていること。だから、ストーリーなんてあってないようなものという見方にも異議を唱えたい。人生で諦めるべきでないことと、諦めるしかないことが、映画だけに許される魔法の手法によって視覚化されるラストの10分は、恐らく、そんな時間をまさに生きようとする、また、生きて来たすべての観客のハートを鷲掴みにするはず。こんなにも説得力がある"たられば"なら、喜んで受け容れたい。そう感じるに違いない。
学んだこと感じたこと 夢を追うことの壁、向き合おうとするも上手くい...
学んだこと感じたこと
夢を追うことの壁、向き合おうとするも上手くいかなかったり、逃げ出したりした。
壁に立ち向かいながら二人が出会うだけで明るくなるところは印象的だった。
現実は思い通りには行かない葛藤があり、それでも彼女のためにと思えば頑張っていたし、本音を語り合っている時は、リアル感があった。
お互いがお互いに、励ましたり、正面を向くように語っていたりするところは、いい恋人な感じがした。
最後のシーンで結ばれる模様もあったが、現実は結ばれず、それでも顔を合わした時、笑顔で頷いた時、会えて良かったと言ったように感じた。
結ばれるのがゴールではないことが伝わる。
甘くて切ない、最高にゴージャスなミュージカル映画
デイミアン・チャゼルが史上最年少の32歳で監督賞、
エマ・ストーンが主演女優賞の受賞、都合6部門でアカデミー賞を受賞した
「ラ・ラ・ランド」
女優の最高の引き立て役のライアン・ゴズリングは未だに無冠です(涙)
冒頭のハイウェイで歌い踊るシーンから、心が震えて鳥肌が立ちました。
これは歴史に残るオープニングではないでしょうか?
そして「春」になり、
街を一望する坂の上で歌う「A Lovely Night」をミアとセブが歌った時、
薄紫に暮れなずむ空の色を、この時は“綺麗“と思った反面、なぜか哀しい色だと、
感じたのでした。
その予感通り、
愛し合うミアとセブは売れていくのと反比例して心が離れてしまう。
《そして5年後の冬》
女優として成功したミアが訪れた店は、セブが開いた彼の夢どおり店だった。
ミアに気づいたセブは、思い出の曲を弾きはじめる。
その曲に合わせて繰り広げられる、もしかしたらあった
「もう一つのストーリー」
一緒に歩んだかもしれない光景。
目が合ったふたりは、控え目に微笑みあったけれど、絶対にゼブの方が、
より傷ついたと思う。
だから結ばれないラブスーリーは、切なく美しい。
(その後の出演作で強い女性の代名詞になったエマ・ストーン。
(なぜか好感が持てないのです、)
エマストーンを愛でる映画
とにかくエマストーンがスタイル抜群で、ドレスとハイヒールが良く似合う。
美男美女のお話という感じで、私にはあまり刺さらなかった。
●バンドの演奏かっこよかった。
●カメラワークやカット割がおしゃれで凝っていて、ハリウッド映画という感じがした。
最後
悲しい終わり方なのがまたいい味だしてる🥺
ミュージカルとかそんなに好きじゃないのにラララは好き過ぎて1日で3回連続で観たりするくらい好きで🤮劇場に行かなかったのを公開するパターンのやつです🥹 セッションの監督だけにハッピーエンドだったら🌟一つでめちゃくちゃ悪態つくところでした🤬
現代と古典が融合した、新たなラブストーリーの傑作だ!
女優志望の女性と、ジャズ音楽を目指す男性が、恋に落ちる姿を描いたミュージカル映画。ミュージカル映画が苦手な方でも、ロマンティックな恋物語として、とても分かりやすいし、普通に見れると思う。
2人が恋と夢の間で葛藤するくだりが、退屈とか中だるみを感じる人もいるかもしれない。また、現実離れしたおとぎ話が苦手という人には、本作は向かないだろう。
それでも、MGMミュージカルを踏襲しつつ、そんなの全く知らない人でも、十分に楽しめるように、現代風に新たな命を吹き込んだ、輝かしいラブストーリーの傑作だ。
主演のエマ・ストーンとライアン・ゴズリングは凄くいい!
本作は、映画的な喜びに満ちているし、たくさんの愛が詰まっていると思う。私自身は、パラレルワールドを活かした清々しいラブファンタジーとして、最後まで素直に見ることができた。
イメージしてたドラマチックなお話ではなかった
レビューを見ていると、最高だったと言う人と自分には合わなかったと言う人に分かれてるような気がするけど、自分は後者でした。
世界的に評価されている映画だからはっきりと面白くなかったと言いづらい。
そんなに評価されるほど見応えがあったかなぁ…?というのが見終えた後の正直な感想。
黄色いパーティードレスでの有名なダンスシーンも、あっもしかしてここかも?と途中で気づくような感じだった。
二人がそれぞれ夢を追いかけるのも、現実を見てすれ違っていくのもありがちなお話で、それが凄く素敵に演出されていると感じるシーンはなく、メインキャラクターたちを大好きになることもなく、感情移入して気持ちが揺さぶられるようなことも特になかった。
ただのハッピーエンドではなく現実的に終着する展開は好みだったけど、、
好きな人は気分を害すかもしれないが、お酒を飲みながら流し見るのにちょうど良かった。
最高だった! 素晴らしい音楽、素敵な演出、切ないストーリー、オシャ...
最高だった!
素晴らしい音楽、素敵な演出、切ないストーリー、オシャレな色彩。映画と音楽の魔法にかけられた。開始5分で素晴らしすぎて泣いたわー。すてきすてきすてきすてき。
音楽とダンスとゆうミュージカル要素が素晴らしいのは勿論だけど、この作品全編通してとにかくロマンチックで、非現実に連れて行ってくれる。アート映画のような決して大衆向けではない演出も素敵な味わい。
早くまた観たい!
2019年4月29日 2回目観賞
歌の力が弱くて終わってからも頭から離れないという曲はなかったし。 ...
歌の力が弱くて終わってからも頭から離れないという曲はなかったし。
ミュージカルならもっとベタに歌って欲しいし踊って欲しい。
どちらもイマイチ物足りない。
恋愛ものなんだけど引き込まれず足早なストーリーに置いていかれる感が…
全体に迫ってくるものがなくこれまた物足りない。
どうしてかな。
歳のせい?
前フリを見すぎたかも。
予告編で満足な作品でした。
もしかしてこれは舞台になったり!?
と思いながら観たけどこりゃならんわ。
「ラ」=「LA」だって。
ハリウッド好きにはたまらないのかも。
ライアンが素敵!
恥ずかしながらライアン・ゴズリング全然知らなくてピアノ弾けるなんて素敵ー!でした。
ストーリー、上手くいったかと思ったらすれ違ったり、楽しい部分だけじゃなく切ない部分があって楽しめました。
ただ、宙に浮くようなのはあんまり好みじゃないかなー。
久しぶりに観たな〜
2017年に公開されて映画館で見たの覚えてる。
オープニングすごい鳥肌たったなあ、スガスガしくて。
これぞエンタメでっせ〜とババン!と最初っから魅せてくる感じ。
理屈とかじゃなく子どものように「すげー!」って興奮する。
そうやって大人になっても興奮できたことが嬉しくて鳥肌が立つんだと思う。
36歳ゴズ。8年経過して、今このゴズを見ると若く感じる。し、ここらへんからどうやら油がノリ始めてる気がする、若さとはまた別の色気。
ゴズはブラウンが似合うね。濃いブラウン、明るいブラウン、いろんなブラウンがこの映画でゴズは着用してたけど、どれも合ってた。
GUCCIの広告も確かブラウンぽいスーツ着てなかったっけ?あれもすごい似合ってたから、やっぱゴズ×ブラウンは◎なんだろう。
あの車めっちゃかっこいいな。あの車乗ってみたい。あの車は乗る人の格好よさを10倍にも20倍にもしてくれる車だと思う。カッコいい。ゴズ乗りこなしてたな〜〜。
「あ、もう一回巻き戻して見たい!」というのが映画館ではできないので悔しく思った記憶。かといってDVDで巻き戻すのも、配信よりもうまく巻き戻しできないので、こうやって配信でしてくれるのが「ヘビー巻き戻し人」の私には一番助かる。
オープニングはもちろん巻き戻したし、丘の上の二人のダンスも巻き戻すよね。オープニングは、黄色スカートの人の背中になったところ(ラストの方)がすーごいね、ビリビリくる。
丘の上ダンスは、ベンチの上に飛び立ち上がるゴズ、そこからの足を蹴る感じの動きが、なんかゴズっぽさ出てて良くて何回も巻き戻した。
エマ・ストーン
ダンスもすごい上手い。
ゴズはラフさみたいなものがダンスに混ざるのが良いなと思うし、
エマは綺麗にポイント押さえていくって感じで気持ちいい。スッキリ踊る。
今回かなりゴズに注視して見たので、お〜よく見るとめっちゃゴズのここいいやん、色気すごいやんのシーン、新たにいくつか見つかった。
また数年後、見たいな。
夢を見て自分の人生を切り開く希望のストーリー
あまりにも有名で世界中で話題になった見事なミュージカル映画。
デミアン・シャゼル監督の手腕が光る作品。
エマ・ストーンとライアン・ゴズリングの化学反応は素晴らしく、
彼らの情熱的な演技が見どころの一つです。
恋が弾けるエネルギー、
そして離れゆく切なくて歯がゆい刹那。
夢と現実の対立や成功への苦闘を描いた物語は心に迫るものがありました。
同時に、終盤の感動的なシーンは印象的で、深く感動しました!
現代のミュージカル映画の傑作と呼ぶにふさわしい作品だと感じました。
甘いラブストーリー。隠し味にほろ苦さ
二人が夢に向かって愛を育んでいくストーリーは、最高の音楽に彩られて甘くキラキラと輝く。でもはじまりと、終わりにほろ苦い人生の挫折や別れを描いてあるあたりは、思わず涙ぐんでしまうほど。
ただ甘いだけのミュージカルじゃないんです。
劇中、カメラ割りまでが緻密に計算してあって、見ているこちらにまでリズムに乗ることを要求されているような錯覚に陥りました。それほどに見事なコレオグラファー。踊りだけじゃなく、現場のすべての動きを仕切っていたような完璧なタイミングでした。
エマ・ストーンの演技も抜群で、華やかな笑顔の影ににじみ出ている悲しみや寂しさを表情だけで伝える演技力は見事としか言いようがない。
これから、10年と言わず長い年月を『ラ・ラ・ランド』の美しく儚いスコアたちが語り継がれていくことが想像できます。
素晴らしい音楽。踊り、カメラワーク。
画面の中にいくつもの奇跡が収められています。それを見ているだけでも退屈しないステキな映画でした。
うるっときました
ミュージカルっていきなり歌って踊り出してそのあと何事もなかったかのように話進めるから違和感あってなんとなく敬遠しがちなんだけどこの作品は有名なので見たくなりました、エマストーンもライアン・ゴズリングも好きだしね
ミュージカル要素はわりと薄めかな?
オープニングは口ぽかーんだったけど笑
恋愛物としてはまあ成功したけど結ばれなかったってわりとシンプルな話でそこは特筆すべきところはないけど、やっぱりラストがすごくよかった
2人が交わす笑顔というか
やっぱり素晴らしい俳優さんだよね
その表情だけで色々な思いを想像させられてめちゃくちゃうるっときてしまった
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