「全ての夢追い人へ」ラ・ラ・ランド ももえもんさんの映画レビュー(感想・評価)
全ての夢追い人へ
大好きな映画。
3本の指に入るほどの大好きな映画です。
ギャガ・アカデミー受賞作品として限定で上映されていました。春にも限定上映があったのですが行けず、ずっと心残りだったんです。
今日が上映最終日、とても素敵な夏の終わりになりました。
まず最初の音楽、Another Day Of Sun何回も公開当時流れていたのを覚えています。
何回聞いても、いつ聞いてもワクワクする大好きな曲❣️
ララランドは今まで何回も観ましたが、その時その時で新しい発見があって、思うことも変わってきます。
セブとミアが恋愛だけでない、相手を想い敬い尊敬しているとても大切な相手と考えているところ。
お互いの道を歩んで、恋愛映画としてはアンハッピーエンドかもしれませんが、最後まで2人の心にはお互いがいるんだろうな。
セブとミアが付き合い続けていた世界を映した最後の盛り上がるシーン、何回観ても泣いてしまいます。
ミアがオーディションに受かった後の5年間、どう2人が付き合い別れたか(そもそもまた付き合ったのか)は分かりませんが、大きく2人の人生が別れていったのは事実です。
ただ、この結末が「いい話だった」と思えるとしたら、2人が成功しているからこそ言えることだと思います。
そうでなかったら、どこにでもある生活のすれ違いで別れたカップルの話。
2人が成功するからこそ映画の結末になっているからで、夢をここまで叶えられる人はどれくらいるのでしょうか。
この監督、デイミアン・チャゼルは最初ジャズミュージシャンになりたかったそう。
しかし、自身の才能ではなれないと知りこの映画へと昇華したそうです。
この映画を作るための資金づくりのために、セッションも作っています。
もちろん、映画が好きでその才能があったからこそここまで作品が有名になったと思いますが、ララランドを観ていると、「ジャズミュージシャン」というかつての夢を自分の納得するやり方で手放したのかなと何とも言えない気持ちになります。
セブとミアは出会った当時、全くソリが合わない2人でした。
しかし、2人が自分の夢を語る時、まるで相手が目に入っていないように未来を見ています。
それが2人のいたララランドでしょうし、その夢を語るキラキラした相手をお互い好きになったんですよね。
自分の夢を見つけること。
それだけでも難しいと思うのに、それを信じて努力し続けること、思うようにいかないことばかりだと思います。
そんな境遇にいた2人だからこそ、相手の夢を誰よりも願っていました。
セブが自分の店の名前を「SEB’S」にしたのは、ミアへのお礼も込めてなんじゃないかと思います。
「夢を思い歌えば夢が叶う、そんなミュージカルの世界ではない」ズートピアにこんなセリフがありました。
確かにララランドは夢の話ですが、そんな強い夢を持ち、自分の人生を切り開いて自分で歩いていく希望の話だと思っています。
またこれから何回も観て、何回も自分の夢を考えていきたいと思っています。
私の人生の大好きな映画です。
ももえもんさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
ズートピアは2回映画館でみたほど好きです。ミュージカルに言及していたんですね。
ララランドは、みるたび発見があります。