これが私の人生設計のレビュー・感想・評価
全56件中、41~56件目を表示
まあまあだった
ゲイを割と露骨に蔑視するようなギャグセンスに少々ハラハラした。主人公のおばさんの変な表情ギャグなど、どうかと思うセンスだった。
お客さんがたくさん入っていて、けっこう受けていた。どうしてこの映画をチョイスしたのかとても気になった。
最後、社長に社員全員が反旗を翻していたのだが、それが本当にいいことだとはとても思えない。社員がそれほどブラックに働かされてはおらず、楽しそうに仕事していた。いい雰囲気の会社だった。あの調子では社長がモチベーションを失ってつぶれてしまって、社員は路頭に迷うのではないだろうか。
全体的にそんなに面白くなかった。
コメディだけど切なくやるせなさも
面白かった。コテコテのコメディで、胸糞悪い差別の話でありながら、笑いながら観れた。
イタリアにもこんなに性差別やゲイ差別があるのかとビックリ。
わかりやすくハンサムで優しいゲイの振る舞いは、嗚呼この人が恋人だったら最高なのに、とおもうようなスイートなもので、切ない。でも、最後に仲良くなる眼鏡のもやし男、この人なら性差別意識に毒されていなさそうだしいいんじゃない?という人選で、よかった。
笑えるけど大味
イタリア=日本以上の男尊女卑社会、というイメージが、焼きつきました。
恋愛感もとても保守的。田舎のバァさんのうるせー感じに辟易。
でもなんか楽しめたしスカッとしたのも事実でした。
先に見ていて友人が、やっぱりイケメンの基準が違いすぎてはまれなかったと言っていましたが、わたしはこの映画のイケメンはイケメンに思えました。元妻が乗り込んできたあたりが面白かったです。
主人公はいろんな言語が話せるし、建築士だし、超優秀な人なのに、なぜがどんくさくて書かれていて、説得力ないなーて思いました。
ストレス発散に向いている映画でした。
75点
上映する劇場が少なすぎるーー。
この映画はこのサイトで知りました。なので、先ずは映画.comさんとレビューアのかたに御礼を申し上げたいです。
個人的にはイタリア映画は「当たり外れ」が多いと思っているのですが(昨年観たのはどれもうーん、、という感じだった)、これは文句なしに面白かった!
ジャンルとしては「フランシス・ハ」に似ているかな。主人公の女性は仕事も恋も一生懸命、時々ドジもするんだけど愛すべきキャラというところが。
ぜひ多くの女性に観てほしい。都内の上映が一か所なんて少なすぎます。
どうでもいいことですが、日本でプレミア上映されたときのタイトルは「生きていてすみません!」だったのですね。
原題をそのまま訳したのでしょう。内容的にはこのタイトルのほうがしっくりきます。
面白かった!
ハッピーエンドは大好きだ。
腑に落ちないハッピーエンドは嫌いだが。
クルクルとよく変わる主人公の表情
個性的なキャラクター
ラブとライク
こうやって並べると王道のコメディであるのだが、そこにすんなりと乗っかっていけるリズム感といい、とても心地いい時間であり、作品であった。
特筆すべきは空気感とも言うべきものであろうか…?
映画なのだから、それは用意された空間であり台詞であるのだが、それを全く感じさせない。役者陣に壁も縛りも見えないのだ。
あたかも隣で眺めている傍観者のような…極上の立ち位置を観客に提供してくれている。滅多に味わえない感覚である。
実際のイタリアの社会情勢は知らないが、ちゃっかり社会風刺も含まれており、偽らない心の崇高さみたいなメッセージも読み取れる。
が
しかし
何より俺の心を掴んで離さなかったのは、老婦人たちだ。
これは本当に分からない。
芝居をしてないようにも見えるのだ。
まさか、そんなワケはないはずだと思うのだが、あまりに自由で。
素人なわけないのだが、素人にしか、いや、そこらへんにいるおばちゃんにしか見えないのだ。
…どんな演出で、どんなポテンシャルを持ってる役者ならアレを再現できるのだろうと、かなり思い悩む。
後半は、出てきて喋る度に笑ってた。
何をどう喋ってるのかは分からない。字幕が振られてなかったりもするから。
でも、とても、とても、面白かった。
用意周到に、かつ緻密に描かれた設計図にやられた感じ。
いつしか物語の世界に没頭させられてた。
楽しかった。
余談だが、この作品…エンドロールが流れてこなかった。
イタリアのはそういうものなのだろうか?
ただ、そのおかげでこ気味よくスパッと終わった印象が残ってる。
伊国版「女はつらいよ ローマ奮闘篇」
イタリアの寒村で育ったセレーナ(パオラ・コルテッレージ)は幼少の頃よりデザインの才能が抜きんでていた。
成長して建築家になった彼女は世界各地を舞台に活躍していたが、そろそろ故郷が恋しいとイタリア・ローマに戻ってきた。
戻ったはいいが、一流建築家といえども職はない。
さらに「女性」というだけで門戸は閉ざされてしまう。
困った彼女は、ひょんなことで知りあったゲイのフランチェスコ(ラウル・ボヴァ)を海外出張中の建築家に仕立て上げて、その秘書という名目で有名建築事務所で職を得ることにした・・・というハナシ。
とにかく、イタリア映画特有の泥臭さを感じるコメディ。
なので、クサくて笑えないシーンも多いのだけれど、前向きなセレーナのキャラクターに惹かれて、愉しんで観れました。
かなり強引に笑いを誘おうとして空回りしているところも無きにしも非ずだけれど、物語の端々にイタリアの実情が窺い知れて興味深いです。
例えば・・・
就職がとにかく困難。ひとりの求人に対して100倍、なんてのはザラ。
さらに、女性軽視がヒドイ。雇用契約の契約書の中に、会社側が解雇する際の免責事項に、天変地異と並んで妊娠が掲げられていたり。
そんな環境なのに、職場で深夜遅くまで残業しているのは女性ばかり、とか。
まぁ、笑いの要素として挙げられているのかもしれないが、実情に近いのかもしれません。
また、ヨーロッパの中でイタリアがどう思われているのかも描かれていて、例えば・・・
冒頭、ロンドンで成功しているセレーナが次の仕事先として、中国やドバイではなく、本国イタリアに戻ると言ったときの同僚のアングリした顔。
いまさら、経済不況のイタリアへ戻ってどうなるの、って。
ローマの職場の同僚男性とランチを摂りながら交わす会話のなかで、同僚が言うセリフも興味深い。
「どうして、イタリアへ戻ってきたの? こんな自虐的な国民がいる国へ」
ふーん、そうなんだ、イタリア人=自虐的、っていう発想はなかったなぁ。
というわけで、映画のストーリーは落ち着くところに落ち着くので、意外性はなくて満足度もそこそこなのだけれど、パオラ・コルテッレージとラウル・ボヴァのふたりが魅力的なので、かなり満足。
特に、ラウル・ボヴァのセクシーぶりには瞠目。
また、おしゃべりなセレーナの伯母さんの老女も面白く、映画は登場人物の魅力で保っている、といったところ。
元気になれる!
みたら元気に明るくなる映画。
男社会のイタリアに挑む⁈
イタリアのど田舎?出身の女性建築家が、外国暮らしから母国イタリアに帰ってくる。
ロンドンの建築家の集まりでイタリアに帰ると言った時に、周りがフリーズしてしまうのが、まず可笑しかった。新しモノ好きは次は中国、ドバイ、ニューデリーとか言ってる中で、イタリア〜⁉︎終わってるねって感じ…
どこか日本にもありそうな風景で、とても面白かった。
全56件中、41~56件目を表示