涙するまで、生きる

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涙するまで、生きる

解説

ノーベル文学賞作家アルベール・カミュの短編小説をビゴ・モーテンセン主演で映画化したヒューマンストーリー。1954年、フランスからの独立運動が高まるアルジェリア。元軍人の教師ダリュのもとに、殺人の容疑をかけられたアラブ人のモハメドが連行されてくる。裁判にかけるため、山を越えた町にモハメドを送り届けるよう憲兵から命じられたダリュはやむを得ずモハメドとともに町へと向かう。復讐のためモハメドの命を狙う者たちからの襲撃、反乱軍の争いに巻き込まれるダリュとモハメド。ともに数々の危険を乗り越える中で、二人の間に友情が芽生え始めるが……。監督・脚本はフランス出身のダビド・オールホッフェン。

2014年製作/101分/フランス
原題または英題:Loin des hommes
配給:レスペ、スプリングハズカム
劇場公開日:2015年5月30日

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(C)2014 ONE WORLD FILMS (C)Michael Crotto

映画レビュー

3.5静かに静かに流れる、しかし見入ってしまう。 不思議な関係の2人のロ...

2024年10月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

静かに静かに流れる、しかし見入ってしまう。
不思議な関係の2人のロードムービー。生きることの意味を考えさせる。良作です。

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はむひろみ

3.0戦争の縮図

2024年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

主人公のフランス人教師ダリュは、フランス側でも、フランスからの独立を目指すアルジェリア側につきたい訳でも無い。ただ教育によって社会を変えることを望んでいる。しかし当時の情勢がダリュを中立の立場に置くことを許さず、苦しむ彼の姿が描かれている。また、ダリュと同行したアラブ人のモハメドは、従兄弟との報復の連鎖が原因で連行されることになった。攻撃された側が報復として攻撃を行うという報復の連鎖は、フランスとアルジェリアの戦争の縮図を表しているように思える。これは、ニュースで報道されるイスラエルとアラブ諸国の中東戦争も同様の構図だ。ここに戦争が無くならない原因がある。

リアリティのあるストーリーだが、終始淡々としていて盛り上がるシーンも無く、面白くはない。また、ダリュとモハメドの間に最終的に絆が生まれたような描写があったが、それまでの道中が淡々とし過ぎているので、いまいち感情移入できなかった。

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根岸 圭一

3.5不思議に心に残る

2022年12月8日
iPhoneアプリから投稿

主人公はアルジェリア人に自由になれと説いた。そしてその翌日に自分も新しい人生を選んだ。

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adamsmith

3.5良心

2017年6月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

宗主国側と植民地側のどちらにも帰属することができなければ、自分の良心に帰属することが、唯一できることなのかと思いました。

結果的にフランス人にもアルジェリア人にもなれなかったカミュと、荒野をひたすら彷徨うふたりの男が重なりました。

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ミカ