黄金のアデーレ 名画の帰還のレビュー・感想・評価
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口コミ良かったので見ました
口コミがよかったので、ろくに内容もリサーチせずに、気軽にみました。
内容はけっこう重たいシーンが多く、見応えありました。
実話ということで、こんな現実があったんだということをナチスを題材にした映画を見るたびに感じますが、歴史を知るために見るべき映画だと思います。
the WOMAN IN GOLD 傑作!
クリムトがちょっとだけ身近に感じられた。あの時代を今にもってくるのは、よくある手法ではあるけれども、それがまったく自然で、かつ、リアルに感じられた。最近ミケランジェロプロジェクトを見たばかりでもやもやしていたものを綺麗に消し去ってくれた。ウィーンの街中もカリフォルニアの丘も美しい。オーストリア系アメリカ人の主人公ふたりに共感する。あの時代を少しずつ思い出して行く過程と、主人公たちの闘いがぴったり合っていてとても納得させられるのだ。戦争の悲惨さはとても部分的にしか語られないが、ユダヤ人一家、ナチの将校の俳優、洗濯物干しているおばさんなどすべての配役に魅了された。美術、音楽、編集どれも素晴らしい。今年のマイベスト1。
アイムソーソーリー
最後に来たベストワンぜひ劇場で!
前の方も書いているが、本当「アルゴ」を観た時と同じ感覚!!
この時期各社は正月興行の前繋ぎに、その年の日本受けしそうにないお蔵寸前の作品を2週規模でバーゲンの様に出す。ヘレン・ミレンの名はあっても「黄金のアデーレ/名画の帰還」だよ、邦題。 何か婆さん達が訳わかんなく満席になる午後のロードショー的ムードで観る予定はなかったが、TOHO日本橋でTHXで上映してて、映画の日ならプレミアが実質無料になるんで、期待0%で鑑賞。
「アルゴ」もそう!というのは全く同じ条件で、奇しくも12/1に年度ベストワン級にストライクにKOされた事。邦題で最後全てネタバレだが、時系列上交差する脚本は最後どうなるか、解っていてもスリリングに非常に良く出来ているし、ヘレン・ミレンとライアン・レイノルズのかけ合いは絶品で、ライアンは自分の記憶内では最高の演技を披露、コレ主演男優取ってもいいでしょ?!。また最高裁前の審長にエリザベス・マクガバンが出てきた時は違点で感動しまし、ケイテイ・ホームズも初めていい女優だと思いました。欲をいえばダニエル・ブリュールが不完全燃焼でしたが役処で仕方ないですね・・。
皆様が豪語する最後の時系列が合致するシーンは泣くとか、感動とか、通り越えて構図の上手さに心臓わし掴みで鳥肌が出ました。名場面というより本当名画です。そう言えば監督 Simon Curtis は前作「マリリン」でもハッとするような名場面を観せてましたね・・。
本当よく出来た作品です。見逃す寸前ベストワンを 6.7×16 で観れた事を感謝します!!あと数日幾つかの劇場で大きいトコでやってます。最後の名シーンとハンズ・ジマーの音楽の合流を体験して下さい!!(シャンテは×)
美大に合格していたら・・・
ナチスが自宅の壁から持って行ってしまった絵「黄金のアデーレ」の返還裁判の実話。
第二次世界大戦中の出来事、消化されていない記憶、主人公の強さ、新人弁護士の心の移ろい・・・全てがすばらしい
主人公の結婚式の場面は涙が止まらなかった、辛さの中の幸福だからだろうか・・・
本当にヒトラーが美大に合格していたら・・・つい、そう考えてしまう。
ダニエル・ブリュールに見惚れる。
前に進むために
良い映画
こういう映画が『良い映画』なのだと思う。
自分が解消可能な誰かの苦境、立ちはだかる障害、周りの人々との軋轢と和解、そして大団円… そうした実に映画的なカタルシスが大袈裟過ぎない作法の中で語られてゆく。
(実話ベースだからスッキリと行かないところもあるけど…)
見方によっては「金目当てなんだろ」と思われかねないところを、ヘレン・ミレンが演じることによってそう思わせない品格を醸し出す。また、ライアン・レイノルズが良家の出身でありながらパッとしない感じを上手く出してましたね、いやそういう人なのか知らんけど。
しかし、今年は『ヒトラー暗殺 13分の誤算』といい『ミケランジェロ・プロジェクト』といいナチがどうやってユダヤの人達を搾取したのかを詳細に描いた映画が多くて、大変に色々と考えさせられました。
これを他山の石として学ばねばね。
さすが名優ヘレン・ミレン こんなチャーミングな82歳がいるなんて ...
オーストリアって…返還って…
観終えた初感は、
オーストリアのさらなるイメージダウン。
もともと、オーストリアという国はずるい国だと思っていたけど、そのイメージは更に悪化。
ナチス=ドイツというイメージですが、ヒットラーはこの映画の主人公と同じオーストリア人であり、オーストリアはナチスの侵攻を無条件で受け入れナチス化した国なんですよね。
それを隠して、被害者面している国と理解してましたので。
しかし、この映画は一国からの個人資産の国からの返還にスポットライトをあててますが、『個人資産』だから映画にする価値があったのでしょうね。
最高裁のシーンでオーストリア側の
日本、その他の国から同様に返還で訴えられる危険性の発言があり、一蹴されてましたが、ボストン美術館に大量に流れていった浮世絵、エジプトのピラミッド発掘で大英博物館に流れていった発掘品の数々の強奪品(と言われるのかわかりませんが)の返還の事を言われていたのかなぁと思うと考えさせられました。ピラミッドの発掘品はエジプトが返してくださいと言っていても返してもらえてないんですよねぇ。
ただ、政情不安定な国に返して、テロリストに破壊されると後世に残せないし。
難しい問題ですね。
一見の価値ある映画ではあると思います。
Woman In Gold
いろんな事がギュッと詰まった感動の物語
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