劇場公開日 2015年11月27日

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黄金のアデーレ 名画の帰還のレビュー・感想・評価

全176件中、121~140件目を表示

4.5絵の中の人生

2015年12月9日
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鑑賞方法:映画館

マリアが、そしてマリアの姉が取り戻したかったのは、絵というよりはその絵の中にあった生活、家族、人生だった。

マリアがずっとオーストリアには戻らず、ドイツ語も封印して生きてきたから、過去を取り戻す事は過去(ウィーン)に連れ戻され、両親を見捨てた自分に向き合う事だった。

ウィーンの壮麗な建物が、その負の歴史を感じるととても重く、権威的に見えた。カリフォルニアとは対照的で時間と距離、歴史の違いを感じた。

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Momoko

4.0ただ、ただ、私の家族のものだった絵を取り戻したい一心で。

2015年12月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

老齢のマリア(ヘレン・ミレン)が、ときに寂しく、ときにチャーミングに、そしてゆるぎない芯を貫いていく姿が素晴らしかった。
美しいウィーンの街並みを舞台に、現代と過去が見事にシンクロしていく過程がじつに違和感なく、「アデーレ」を取り戻したい情熱が溶け込んでいく。
かつて自らが住んでいた、そして、結婚式を挙げた建造物のなかでの回顧シーンは、感動的であった。
この物語が事実であることを既知していながらも、スリリングな展開にヤキモキしてしまう。
最後にマリアは勝利を得た。いや、得たというよりは取り戻しただけなのだ。あのとき、彼女が失ったものの多くはけして戻っては来ないのだ。そう思うと、喝采を送る気持ちよりも、やりきれない切なさしか残らなかった。

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栗太郎

3.5後半は涙

2015年12月7日
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鑑賞方法:映画館

美しい芸術や音楽の裏にある残酷な歴史。オーストリアの美しい街並みとも対照的でした。

絵画の返還は、そういった悲しい史実を紐解き、改めて過去の過ちを反省する鍵になるのですね。これはほんの序章に過ぎないということかも知れません。

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everglaze

3.5感動しました。

2015年12月7日
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鑑賞方法:映画館

ミケランジェロプロジェクトを観ていたので、こちらは、レビューが良かったので観に行きました。
ナチスによって奪われた絵画、こちらは人々の生活までも脅かしていた様子が描かれていましたので胸が痛みました。
苦しい過去に戻ることの辛さ、前向きな姿勢、1枚の絵画への想い、複雑な心情が描かれていました。
ラストは感動します。二人の演技力の高さも素晴らしいです。

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KURO

4.5派手さはないが心揺さぶる名画

2015年12月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

ネタバレ感あるタイトルなので結末はわかってしまう。知る人ぞ知る史実なので、そこは問題はないとは思うけど。
ナチス時代に略奪されたクリムトの代表作である黄金のアデーレをオーストリア政府に返還訴訟を起こしたアデーレの姪にあたる女性の実話。
ストーリー展開は淡々としていて、法廷バトルの映画と云うわけでもない。それでも所々で差し挟まれる回想シーン、マリアを演じたヘレン・ミレンによってその時代の根深い問題を見せつけられる。ホロコーストやナチス政権時代のオーストリアなど歴史的な背景をある程度知った上で見ないと面白くないかもしれない。人種差別や戦争、民族の誇りや国の在り方や様々な問題提起を静かに語りかけてくるような映画。愛すべき祖国へ足を踏み入れることをマリアが拒む気持ちを想像するとき、胸が締め付けられる。エンドロールの間もしばらく余韻に浸っていられる良い映画でした!

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antares_ako

3.5名画の秘密

2015年12月6日
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鑑賞方法:映画館

全く知らないことでした。最終的にオーストラリアの政府の寛容な対応におどろきますが、その間の交渉はそりゃそうだろうと思います。困難な仕事に取り組みその成果を出すことの難しさを痛感しました。

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まさ

3.5史実はいつも劇的

2015年12月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

美術品はどの時代まで遡って返還されるのかしら...
国家の興亡、個人が遡れる系譜等々。
ヘレン・ミレンは流石!個人的には、彼女の左側の表情が好みです。
若い頃のマリアを演じたタチアナ・マズラニーをはじめ、他のキャスティングもgoodでした。
劇場ではすすり泣きも聞こえました。

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めにる

4.0なかなかよかったです

2015年12月6日
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最後までハラハラ、ドキドキしながら楽しみました。新米弁護士の熱き情熱と成功への軌跡の物語ととらえましたが、何より凛としたヘレン・ミレンに本当に惚れ惚れしてしまいました。

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futako

5.0黄金のアデーレ 名画の帰還

2015年12月5日
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泣ける

知的

アデーレが導いてくれた返還トゥルーストーリー。
マリア(ヘレン・ミレンさま)が
本当に見たかったものほしかったものが
キラキラ輝いていました。
感動しました。

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Kaory.❤️

4.5レプリカを持っていたので。

2015年12月5日
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昔、絵を持っていたので親近感から観ました。深みのある作品で最後のほうは涙腺が弛みぱなしでした。

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くり

4.0ヘレン・ミレンの演技力がすばらしい

2015年12月4日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

本映画は、名画の所有権をめぐった裁判ものであるため、現実にはダイナミックなシーンはさほどないのだと思う。しかし、過去の回想や歴史を随所に効果的に入れたことで、映画全体に緩急がつき、飽きずに観れた。歴史に対する理解も深まり、観ていて楽しかった。それでも、一番の見所はヘレン・ミレンの演技力だったと思う。

おそらくマリアが亡くなってから書かれた脚本であるためなのか、弁護士のランドル視点で物語が進み、ランドルが味わった挫折や屈辱、苦悩はきめ細かく描かれていた。しかし、もう一人の主人公のマリアに関しては、回想を細かく描いていたが、現実での心情描写が不足気味で、なぜマリアがそういう行動をとったのか、心情の変化があったのかがあまり説明されていない。そのため、納得がいかないまま物語が進むシーンも出てくる。しかし、さすがはヘレン・ミラーで、そういう不足している心情描写を、仕草や顔の表情、声の張りで補い、主人公の存在感を強く示し続けたことに感激した。

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Roy60Jin

5.0今年のベストワン!

2015年12月3日
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泣ける

知的

幸せ

ウイーンで裕福なユダヤの一家に生まれ
ナチスによるオーストリア併合により
理不尽な略奪・迫害を受け
愛する家族を残してアメリカへ亡命したマリア。
亡くなった姉からの手紙で
彼女の心の奥深くに閉じ込められた過去が蘇る。

ナチスに奪われ、
その後、オーストリアのモナリザと讃えられた
「Lady in Gold」
彼女にとっては愛しい伯母アデーレの肖像画。
姉は、その絵の返還を
オーストリア政府に求めようとしていた。

彼女と同じく亡命した友人の息子が
駆け出し弁護士になったと聞き
彼女は姉の遺志を継ぐ事を決意する。

最初は絵の推定価格が
1億円以上である事に興味を持ち、
彼女の弁護を引き受けた
若き弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)

マリアと共に降り立った石造りの街は
時を経て住人が変わっても、
そのままの姿で存在し続けていた。
街自体が意志を持つ生き物のように。

ランディの祖父が生きた場所
彼らの身内が受けた非道の仕打ちを実感する内、
彼の中に悲しみと怒りがこみあがる。
石畳の奥から先祖の呻きが立ち昇る様が見えるようだった。

今回は抑えた演技のダニエル・ブリュールが演じた
ジャーナリストのフベルトゥスが、
何故彼らを助けたかは最後に明かされる。

心の平安を保つために封印した過去、
煉獄の苦しみを味わった祖国に降り立つ事が
どれ程の苦痛を伴うのか・・

忘れてはいけない過去に向き合うこと
許すことにより、許されること・・

ヘレン・ミレンはマリアを誇り高く繊細に魅力的に体現した。
熟練の職人達が創った、みごとな映画だ。
見終わって拍手したい衝動にかられた。

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ミア

4.0人種差別、法治主義(公平な裁判)の大切さなどを深く考えさせられた

2015年12月3日
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知的

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chakurobee

4.5過去を取り戻すことは、良いことだけではない。悪いことだって一緒にな...

2015年12月3日
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過去を取り戻すことは、良いことだけではない。悪いことだって一緒になって戻ってくる。どちらも両方を合わせて過去と呼び取り戻すなら辛いことも受け入れる覚悟がなくてはいけない。。。

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ユージン

4.5勝利と喜びと悲哀

2015年12月3日
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悲しい

若い頃にみたクリムトの絵「接吻」は斬新で官能的で色彩豊かで衝撃をうけました。
そのクリムトの「黄金のアデーレ」がナチスによって盗まれていた。それ以外の名画も然り。

アデーレの姪のマリア・アルトマンを演じるヘレン・ミレン
彼女は私と同じ年なのです、背筋伸び凛とした彼女に最初の画面から魅了されました。
伯母の絵を取り戻すべくオーストリアに行こうと若い弁護士に誘われてもすぐにイエスと言わなかったのには、
深い訳があったのですね。このふたり年の差はかなりあるけれど、彼女の絵に対する情熱に若者は惹かれ、
マリアはランドルの正義感に励まされ、次第に不思議な友情が生まれる。ふたりの会話に私はほくそ笑む。
なんか嬉しいです。

両親の直向な努力で裕福な家に生まれた子供の頃、アデーレはあこがれの人、
恋を知り結婚したマリアなんと輝いていた日々でしょう。

年を重ねると、懐かしい光景を思い出す事が多々あり、それは何でもない日常であったり、晴れやかな場面だったりする。あーこの気持ち映画に酔いしれました。

しかし大戦がはじまると数々の試練が彼女を襲うのです。両親、友人との別れ、祖国オーストリアと決別。
戦時中は多数あつたのでしょうね。こんな別れが・・・。
先日「シャトーブリアンからの手紙」も観ました。これも理不尽な事実です。

「アデーレ」を取り戻した時弁護士ランドルの前でマリアが語った真実、そして涙辛いですね。
時代に翻弄され愛する娘との永遠の別れ、両親の心情は如何ばかりかと私も涙しました。

過去と現代と取り交ぜ、激しい怒りというより静かな深い悲しみ観せてくれました。私の心にも。
ヘレンのファツションも素敵でしたね。

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メイばば

5.0今年一番かも

2015年12月2日
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鑑賞方法:映画館

相手がどんな人であっても素直に勧められる、そんな作品です。良質という表現が合うのかな。さほど期待をせず観に行ったのだけど、見応えある満足感でいっぱいになりました。この話が実話に基づいてるなんて、まさに事実は小説より奇なりというか、ドラマチックです。歴史、家族、ちょっとしたユーモア、そしてウィーンの美しい街並み。心に訴える必要なものが入っててかつ無駄のないテンポのいい展開はお見事。友人の表現を借りますが、「アルゴ」を観た時と同じ感覚になりました。

クリムトの絵画ってあんまり好きじゃなかったけど、このアデーレは観に行きたい♪

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本まぐろトロ子

3.0重い実話を淡白に。

2015年12月2日
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kazz

5.0感動!

2015年12月2日
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素敵な出だしから気持ちが高鳴りました。
俳優陣の素晴らしいこと!
良い作品に感謝です。
何度でも見たいと思わせる作品でした。

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kazuyo

5.0正義は勝つのです。

2015年12月2日
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たぶんこうなるだろうと思ってはいたけど、最後までハラハラしました。
正しいことは正しいと言える勇気、信念、ステキだと思いました。
映像もキレイだし、過去との往復(?)もとてもリアルで違和感なく心にすっと入りました。しらないうちに泣いてる映画。良かったです。

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yupa

4.5口コミ良かったので見ました

2015年12月2日
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口コミがよかったので、ろくに内容もリサーチせずに、気軽にみました。
内容はけっこう重たいシーンが多く、見応えありました。
実話ということで、こんな現実があったんだということをナチスを題材にした映画を見るたびに感じますが、歴史を知るために見るべき映画だと思います。

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ajun