スノーデンのレビュー・感想・評価
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わかりやすい。
難解かと思いきや実に分かりやすく作られていて筋立った映画でした。
スノーデンが裏切り者か正義感の強い若者か難しいところだけど、ここまで愛国心に燃えた人間が叛旗を振りかざすと行動一直線。確かにここまで徹底して個人情報が漏洩されてるかと思うとさすがに恐ろしいが…。
映画はスノーデンが正という位置づけだけどやっぱりそうなんだろうな。これからいくらでも出てきそうだけど。
最後泣かされた
大きなニュースにもなっていたし、関連書籍も読んでいたので、冒頭の流れは事実をなぞっているだけとしか思えず、不覚にも睡魔に襲われる。
これは退屈な作品かもしれないと思ってしまうと、展開されている事柄が、過剰な脚色にしか思えず、全く感情移入できないまま中盤へ─。
それでも人と人との絡みで心が引き寄せられていき、心が物語へと向けられていくと、不思議と過剰な演出も効果的に見えてきて、ラストのリアル観に思わず涙してしまった。
後半のコラージュ的な映像展開はまさにオリバー・ストーンの真骨頂を見た。
前半は背景をある程度説明的に描いて、後半は監督の思うが儘に描いていたという印象。
描き方は片方に偏っていたし、この事件の真の結末はかなりの時間を必要とするだろうけれど、こういった作品がなければ、何事もなかったような危険性が今の世の中にはある。だからこそ、意義深い作品だと思う。
モラル崩壊
アメリカにとってテロの記憶は呪いになっているのだなと、改めて思わせられる。
呪いから逃れようと、彼らはモラルもなにもかなぐり捨てて市民の情報を見境なく収集する…
スノーデンはそうした状況への違和感を表明しただけ、ということなんだろう。昨今のトランプの動きも含め、アメリカがどんどんディストピア化してゆくのが恐ろしい…
見応えある!
まず、これ事実なんだよなぁ…という静かな戦慄が頭を支配する。
朧げにしか知らなかった事実の全貌を当時の実際のニュース映像を交えながら描写していく過程は見事。
本人の知られざる苦悩や葛藤、ともすればフィクションだと勘違いする位にディストピア染みた米政府のネットワーク戦争戦略、スパイ天国と言われる日本も他人事じゃない世界の大いなる動き。
社会派オリバー・ストーン監督が描く本作は、ラブストーリーとサスペンス、ドキュメンタリー要素が見事に融和した、知的好奇心も刺激される見事なエンターテインメントに仕上がっていた。
まだ記憶に新しく、観てて誰でも楽しめると思う。
世界は僕らの知らない側面がたくさんあるんだという事ですかね。
惜しむらくは、ヒロインがあんまり可愛くない笑
最後実際の本人の写真が出るが、本人の方が美人笑
日本に機密情報が無いため共感できない?
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーの作品に「罪と罰」がある.
優秀だと勘違いしているうぬぼれ少年は,生きるために銭ゲバ婆さんを殺して,金品を奪った.
勇者は数百人を殺す必要があるとのことだった.
逆に言えば,私のような派遣社員は殺される運命だと言うこと.
今回のスノーデンは,殺す側の立場であるにも関わらず,殺される側の立場を考慮し,自身の立ち位置に葛藤し,ついに殺される側に移動した.殺される側に,殺されることを自覚させるために,せっかくの身分を捨てる.
殺す側からは信じられないことをしていたようで,大統領まで動かしているのだからよっぽどの大きな権限を持っており,その権限を活用して,重大事項を報道したことがわかる.
それをこの映画で示している.
しかも,暴露に関与していた最初の手助けは,暴露を防ぐ立場の警備員だったのだから面白い.
所詮人間が関与している箇所から情報漏洩が起こるわけだろう.
内部にも手助けしてくれる人がいなければ,追放されていただろう.
現場に従事している人は,自分達が関わっている仕事に疑問を持ちながら会社の指示に従っているのだろう(今回は国だが).
そして,疑問を持ちながら甘んじて指示を受け入れる.
それが働く側の弱い立場なのだろう.殺す側の立場にいるくせして・・・強いのに弱い.
米国人にも人情があることがわかった映画だったりもする.
私は派遣社員として殺される側にいる.
しかし,日本にいるため機密情報を扱うことはない.すべてはオープン開発なのだろう.
東証のシステム開発をしていた頃は,秘密保持契約を結ばず,入館証の発行すらされず,入館許可すら与えられず,入館許可者の後ろを付き従って,TOC有明ビルのイーストタワー19階に供連れしていた.
守るものがないと言うことは,すべては解放(開放?)していると言うこと.
そのため,私は上位会社の指示に従って,とも連れした.現場の指示に従うのが我々派遣社員の立場だからな.
DoCoMoの開発現場は,アレア品川の1階からとも連れ入館しないことを求人情報に掲載するぐらいセキュリティ意識が低いと言うか,なんと言うか...
機密情報を持たない日本らしい.
日本では,通信情報を外国に自ら渡していると思うほど開放的で,全然守る気がないため,個人情報保護の意味を理解できないと思うのだが・・・.通信の秘密も実感できないだろう.
いいたいことは,日本人には,殺す側の立場を理解できないと言うこと.
そんな映画を見て面白いと思わない.
しかし,評価は5つにしようと思う.前作はインタビュー形式だったことを比べれば,物語形式で進むため,面白かった(結局面白い訳だ).
スノーデンが鉄壁のセキュリティゲートをくぐってマイクロSDカードを持ち出せたトリックとは?
TOHOシネマズ西宮OSで映画「スノーデン」(Snowden)を見た。
朝一番の上映は午前9時50分スタートだったが、
国道2号線から北に曲がって阪急西宮ガーデンズへと続く道路、ちょうどエッソ石油の前で道路を掘り反す工事をやっていたせいで渋滞が起こっていた。
いつもなら3分くらいで通過するはずの区間で20分ほどを費やしたかも知れない。
阪急西宮ガーデンズの屋上に停車し、チケットを買い、席に着いた時には予告編がちょうど終了し、本編がはじまる直前だった。
エドワード・ジョセフ・スノーデンを演じるのはジョセフ・ゴードン=レビット。
この「スノーデン」や「ザ・ウォーク」など意欲的な作品にキャスティングされていると感じる。
スノーデンの妻になる女性にはシャイリーン・ウッドリーがキャスティングされた。最初に見たとき、どこかで見た人だなと思ったが、「ダイバージェント」の主役の人だ。
ニコラス・ケイジがCIAの教官役で出演。
ニコラス・ケイジの妻と監督のオリバー・ストーンの妻はともに韓国人女性である。
元CIA職員エドワード・スノーデンの2004年から2013年までの9年間の実話のストーリーである。
小指の先ほどのスマートホンのメモリカード(マイクロSDカード)も持ち出せないはずの米国の情報機関のセキュリティゲートをスノーデンがどのようにくぐり抜けるのか、この場面は息を呑んだ。
これら話がすべて実話であると言うことがまず驚きである。
映画のジャンルとしてはサスペンス、ノンフィクションの部類であると思うが、知的好奇心を刺激される作品でもあると思った。
上映時間は135分。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
よかった
スノーデン事件はほとんど知らなかったので、勉強になった。このような反政府映画が大資本で作られるアメリカは懐が大きく、自由の大切さを感じる。監督やゴードン・レビットさんは政府に睨まれたりしないのだろうか。
SDカードにコピーするくだりはすごいサスペンス感で、そのあとの手話は言葉でない分とても感動的な素晴らしい場面だった。ルービックキューブもハラハラした。
関係ないけどスティーブ・ジョブズの映画がつまらないものばかりなので、オリバーストーン監督に撮って欲しい。
ゾクゾクする!
セキュリティに関わる仕事をしてる以上、無視できない話題w
上映最初の週末で、上映館数も少ないからか満員御礼でしたね。
フードかぶったザ・ハッカーみたいな格好の人が見にきてて笑ったけどw
SNOWDENはハッカーじゃない。でも短いキャリアの中で色々やってるのはすごいなと思う。やめた人でも安易に国家中枢のPJに関わり続けられるのがすごいね。
途中日本滞在した時期のことも描かれていて、日本は通信のモニタリングを違憲だからとして受け入れなかったという。
対応したのが、自衛隊の制服だったからかな?
公安だったら、警察だったら、あるいは内閣官房周りの機関どうだったんだろうか?と思わなくもなかった。
米国と対比して自制する人がいたよという比較の為の描写だったのかなと思ったです。
米国はオバマが監視をやめるとしたというけど、実際トランプみたいな人間が権力持ったらどうなるかわからない。
結局議会に抑止力がないならば、ある1つの権力が暴走することも簡単だし、実際技術的にできてしまうわけだから怖いよね。
日本は2ちゃんに特定する人がいるけど、持ってる基盤が違うと個人なんてあっという間に丸裸にされちゃうんだよね。最近ではIoTで色んなものが繋がってるけど、それがそのまま脅威になる。
車のセンサーや、スイカの乗車記録、CCや電子マネーの利用履歴、PCのカメラやスマホのマイク、室内エアコンの稼働、BDレコーダーのログなどなど。
恐ろしい時代だなと。しみじみ思う。
見応えある
スノーデンの暴露事件の映画化です。報道されていた当時から興味あったので真逆に映画化でした^ ^
オリバー・ストーンが監督なので観るしかないと思い観に行きました。
映画の完成度も良く観やすかったです^ ^
スノーデンさんの思い切った決意が凄い(^^;
この人の今後の人生はどうなるんだろ?
ルービックキューブが素敵^ ^
今こそじっくり味わおう
スノーデン案件が、わかりやすく描かれている。国が全世界に何をしたか、無垢の個人に対しても。また、情報収集を利用して遠隔地から戦争をするということも、そのやり方を教えてくれる。
自国のためなら何でもするトップがこれを弄んだら、実に危ない、世界全てが。
今こそちゃんと考えることが大事。
こんな人だったんだ
数年前、ニュースで聞き流した事件。
テンポよく進む物語。難解な内容が分かりやすく、でもシンプルに表現されている為、スムーズに頭に流れてくる。
勇気ある行動を取った彼が現在幸せであることを願います。
義の人 スノーデン
シチズンフォーもみましたが、この映画も実話をベースとしてスノーデンの人間的な面を、過去映像も作りながら説得力をもって見せてくれたと思います。
日本が同盟国でなくなったら…はゾッとしました。日本って対等の同盟国ではないですね。元植民地みたい。
これは、単なる情報漏洩ではない!
実話に基づいた作品。アメリカ政府に寄る個人情報監視の実態を告発したエドワード・スノーデンの姿を描いています。
ローラ・ポイトラスは、『シチズンフォー スノーデンの暴露』の監督でもあります。残念ながら、『シチズンフォー スノーデンの暴露』はチェックはしていたんですが、チャンスがなくて未見。見ておけばよかったなぁ。
いやぁ、エドワード・スノーデンって、エリート(?)だったんですね。『健康上の理由』で、高校は中退していますが、その『健康上の理由』って癲癇?物語終盤、スノーデンが癲癇の発作に襲われるシーンが有ります。高校を『健康上の理由』と言う事で、中退するのは、このくらいですよね?でも、その後、情報通信、プログラミングの才能を発揮して、CIAやNSAで雇われ、且つ、(この作品によれば)結構重要なプロジェクトやプログラムにも関わっているので、この世界で彼は“エリート”になるんだと思います。
このスノーデン問題って、日本では「アメリカの情報機関臨時職員による暴露話」と言う認識かもしれませんが、この作品を見てわかったのは、全然そう言う簡単なことではないということ。この作品によれば、身分としては臨時職員ではありましたが、むしろ能力は正規職員以上であったと思われます。IT分野では、正規社員じゃなくて、派遣できているSEに頼り切りという事が日本の一般企業でもありますが、まさかねぇ、アメリカの情報機関でも同じだとはね。
スノーデンは日本(横田基地)で勤務したことがあり、その際、日本側に日本人を対象とした情報収集活動を提案したものの断られたので、マルウェアを制作して、日本の電力などのインフラに感染させたと言っている事には愕然としました。作品中では、スノーデン曰く「日本がアメリカの同盟国でなくなった場合、日本のインフラは停止」させられるとも。怖いな。日本もちゃんとマルウェア対策しないとダメだよ。
その上、ドイツやフランスの首脳の通信を傍受している事が明らかになり、欧米では大問題になりました。確か日本の首脳の通信も傍受されていたと思うんですけど、日本ではさっぱりでしたよねぇ。ヨーロッパ諸国は、情報収集活動を自分でもしているのでアメリカがやっていることを理解できるのでしょうが、日本の場合、“情報収集活動”ってカッコが付く感じなので、アメリカがやっていることに関するリアリティと、問題点を理解できないのかな。
最後に、エドワード・スノーデン本人が登場。もはやインタービューには慣れたのか、自然に語っていました。
それと、意外に映画館、混んでいました。この手の話で、こんなに混むとは思いませんでした。
自由か、安全か
国家の安全のための情報傍受
転じて全世界を監視する
プログラムが生み出されてしまった。
確かに監視社会たる今
有事の際にはその必要性が
日頃のニュースからでも実感される。
ただ権力による使い方次第では
各個人のアイデンディティが
監視に晒されているということは
とてつもなく不気味で
居心地の悪さこの上もないことだ。
国家に背いてまで
民に問題を投げかけるスノーデンの志。
純粋で崇高だ。
その想い、神々しささえ感じられた。
メリッサ・レオの
包容力ある暖かい眼差しが
張りつめた画面を和ませてくれる。
現場にいようがいまいがptsd
どこに生活していても圧力から逃れられないスノーデン。軍隊にいようが机で仕事してようがどこに行っても嫌な上司だらけのスノーデン。仕事もプライベートも無いスノーデン。もはや生活基盤がptsdのスノーデン。
映画みて思ったけどパソコンのカメラ勝手に操作出来るって事はスマホも余裕なんだろうなぁって考えたら携帯捨てたくなるよね
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