ナオトひとりっきり Alone in Fukushima

劇場公開日:

解説

福島第一原発の事故による全町避難で無人地帯となった福島県富岡町で、取り残された生き物たちと一緒に暮らす男性をとらえたドキュメンタリー。事故発生時、原発から12キロに位置する富岡町で年老いた両親と暮らしていた55歳の松村直登さんは、原発に翻弄される暮らしに疑問を感じ、たったひとりで町に残ることを決意する。電気も水道もない町で孤独な毎日を送りはじめた彼は、やがて町に置き去りにされた犬や猫、牛、ダチョウといった動物たちの中に自分の居場所を見出していく。放射能汚染された町の中でのびのびと生きる松村さんと動物たちの姿を通し、本当の幸せとは何かを問いかける。監督は、「ハリヨの夏」「孤独なツバメたち デカセギの子どもに生まれて」の中村真夕。

2014年製作/98分/日本
配給:アルゴ・ピクチャーズ
劇場公開日:2015年4月18日

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映画レビュー

4.0NHKでやれば良いのに

2021年8月19日
iPhoneアプリから投稿

こういうドキュメンタリー映画をNHKでも放送すればいいと思います。動物を飼い作物を育てて、そこに原発事故が起こるとどういうことになるか。食べ物を作る人が居ないと何もかもが成り立ちません。自死する人。餓死する家畜。政府はなかったこと、過去のことにしたいのだろうけど、私はなかったこと、過去のことにはできないです。

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ミカ

4.0福島第一原発から12kmの富岡町。手を出してくる野良猫に刃物アブね...

2021年3月15日
PCから投稿

福島第一原発から12kmの富岡町。手を出してくる野良猫に刃物アブねぇと話かけながらダチョウにエサを与える松村直登さん。避難要請に応じず一人自宅に残った。2013年に電気が復旧するまで2年間ロウソクでしのいだ。水は湧き水。主食はタマゴ納豆レトルト食品。 置き去りにされた家畜やペットその他の動物にエサをやりまくる。 なんでこんなとこにダチョウいるの?と知らない人なら思うのだけれど、第一原発のマスコットとして飼われていて置き去り放置されていたのをナオトさんが連れてきた。ダチョウ=少しのエサで大きく育つ≒少しのウランで大きな電力ということらしい。 きっかけは動物の命を守ることだったけれど、この活動をつづけることが人が住めない場所を作ったことへの抗議活動にもなっている。本当にドキュメンタリーだし原発が生命の尊厳を侵してることがダイレクトに伝わる。全然演出しないでそのまま撮っているのが良い。

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collectible

4.0本当のドキュメンタリーは地味です

2020年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

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