リアル鬼ごっこのレビュー・感想・評価
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これは純映画だ!
これはグラインドハウスの日本版ですな。70年代のアメリカで流行した、刹那的な刺激を求める「だけの映画」(あ、ほめてますよ)。「だけの映画」を「純粋な映画」に置き換えてもいい。ダイナミズムを失った現代日本で、よくこんな企画が通ったもんだと感心しました。とにかく監督が撮りたいものを羅列しただけ。「男なんて撮りたくない」で女の子しか画面に登場しない。「下着が撮りたいんだ、パンチラだ」で不必要なまでのパンチラと着替え。「女の子は追い詰められた姿が良いんだ」でひたすらキリ株。作者の書きたいもののみを追求し、商業主義に迎合しない小説を純文学というが、この映画もある意味純映画だろう。中華屋の厨房あたりは魔空空間を思い出しました。
ただ、最後のオチの部分は説明が明瞭すぎ、かつくどい。もっとわかりにくくし、5回位観て、初めて「ああっ!そーゆーオチか」と気付く位で良かったのに。セリフで説明させちゃ興ざめ。それに、何度もゲームが繰り返し行われたことを示すため、ラスト以外でも、時系列の狂ったデジャヴシーンを挿入するべきだった。でも、こーいった「世にも奇妙な物語」にありそうな話は好きだし、真野のファンなので、この映画は◎です。とはいえ、予告編とキャッチコピーは完全に詐欺ですね。子供の声のアナウンス本編にないじゃん。
ちなみにこの映画を気に入った人は鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」を観てくださいませ。あれこそ、5回観て、初めて意味がわかる映画です。ただ、あちらは心理学か精神医療の知識が必要になりますが。「屋根に落ちる小石」の意味がわかった時に初めて全体像がつかめます。お勧めです。
なんなんだこれは。。。
私の中で1番と言っていい衝撃作です。悪い意味で。
単純によくわからなすぎる、つまらなすぎる。
主人公の顔、名前どんどん変わる。
よくわからないけど、周りの人はどんどん死んでいく。
何を作りたかった?何を伝えたかった?
こんな映画作って、お金とってなんてしてたら日本の映画文化終わっちゃいますよ。
1番面白かったのは最後の斎藤工のブリーフ姿です。
自分は園子温テイストのこういう見せ方は、ダメなんだよな… やりたい...
自分は園子温テイストのこういう見せ方は、ダメなんだよな…
やりたい事詰めてる感じが好きっていってる人がいるけど、そういうのって、ストーリーが上手く機能して初めて効果が出る表現であって、ただやればいいって事ではないんだよ…
白のパンチラとか園子温らしいなぁって思うけど、そういう所もいちいちイライラしてしまう程に映画が整ってない…
唯一、斎藤工が演じる変態野郎がブリーフ1枚になる所は良かった。。
まれにみる駄作
オチも驚きもないし、内容はない。こんなクソ映画初めて見たってくらい。出演者が可哀想にみえた。演出も何もない。酷すぎると思って調べたら園子温。あー園子温か。もう園子温のは見ない。ろくなものがない。
本当は0.5もつけたくない。
リアル鬼ごっこ…?
なぜリアル鬼ごっこという題名にしたのか…
予告編で期待させられましたが、実際は鬼ごっこ要素なしでした。
とりあえずグロくしとけばいいや感がすごかったです。
オチも、理解はしましたがスッキリしませんでした。
前半にもっと伏線があればもっと楽しめたのかな…
リアル鬼ごっこシリーズが好きな方は見ない方がよろしいと思います。
逆にすごい
良かったこと
・主役の演技
・普段見れないサービス的ショット
ダメだったところ
・蹂躙されるJK達、全くカタルシスが無く、ただただ不快。
・くっさい演技感丸出しのセリフ回し
・唐突&唐突のご都合主義展開
・↑こうゆうの撮りたい。ていうのをドンドン繋いで行ったような構成。
高評価の人は園子温監督ありきのレビューばっかりで怖い。笑
これ、どんなに実はこうでこうでっていうポイントがあったとしても映画として最低限観れるものじゃないと、キツいと思う。
あれれ、高評価しますよw
僕は原作もそれになぞった映像作品も見たことないです。
ただ、園子温のエネルギーというか、映画とかが好きなだけなんですが。
もう、ただただ、やりたい事をぶち込んでいるというか、エネルギーがもう。
女子高生、血、グロテスク、パンチラ、性癖、男と女、、、
シュールさと相まって笑い所が多く、つい見てしまった…ニヤけるわぁ。。
これを公開前とかにテレビで宣伝してたのが凄いww
しかしね、最後らへんに出てくるあの俳優さん、さすが変態ですw
いやあ、毎回毎回園子温の映画を見るのはエネルギー使うな…
あかんやろ
雇われ仕事のエンタメやと思ってたら、超絶本気ですやん。
・運命は変えられない。例え羽根を血で染め重さを変えても着地点は変えられない。
・しかし「運命を自覚する」ことで、その意義は変えられる。てらプッチ神父w天国への階段w
・座姿勢で下半身が切れていた修学旅行生。ペンを取る姿勢だけであの惨劇を回避する低さが補えてたはずがない。
手堅いけど「あ、媚びたな」って失望した新宿スワンのあとに、このタイトルでパンピー無視のゴリゴリとか、マジ笑える!
普通に楽しめてしまった
この映画はリトマス紙だと思う。
まずこの映画を観て、ただ一方的に楽しませて貰う目的で鑑賞する客は満場一致で「金返せ」が出る。
そうではなく、訳のわからない、唐突で、金のかかってない描写を積極的に噛み砕き言わんとしてる事は何か、メッセージを読み取ろうとこちらから楽しみに行く客もいる。
そういう映画リテラシーを持ち合わせた客は少数派で日本映画のマーケティングではあまり重要視されていない。
そんな客にしか楽しめないであろう一本。この映画がいまの日本で一応豪華女優起用で実現した事が喜ばしいとは映画好きなら思うだろうが
リテラシーを持った客の更に一部にしか愛されないと予想出来る。
2015年の園子温映画で、一番無邪気な部分が飛び出たナイスな一本。
これはロールプレイング
みんな評価悪いですが僕は楽しめました。なんせ機関銃ぶっぱなしが現実場馴れし過ぎて笑えたし麻里子さまはカッコいいし(女同士の決闘ってカッコいい)駅伝で敵が追ってくるシーンは何気にエガチャンキックだったし斎藤工はデブだし(太股太すぎ辛うじて腹は出ていないけどね)。まあ主役のトリンドルは頑張っていたとは思うけど表情が乏しくてわかりづらい、ついでに足は遅い、よく助かったなと聞きたい。まだアキ役の子の方が存在感があった。まあ見せ場は麻里子さまのドレス姿のアクションかな。あと思わず笑ってしまう機関銃暴走と駅伝シーン。
今年の何だコレ邦画
パラレルワールドの日本。国王の命令により、全国の“佐藤さん”が次々殺される…!
…アレ? 今回なんか違うぞ…?
修学旅行中、クラスメイト全員が何者かに惨殺され、ただ一人生き残ったミツコ。訳も分からぬまま不条理な世界を逃げる…。
園子温は原作を読まずに作ったとか。
ターゲットが“佐藤さん”から“JK”に。
グロ、パンチラ、シュール、キュートな女の子たちをいたぶりまくり…。
設定だけ頂いて後は好き勝手やり放題、変態嗜好、悪ノリ全開。
逃げた先でウェディングドレス姿の女性や陸上の女性選手に姿を変えるミツコ。
女しか居ない世界。
明かされる異様な世界の真相。
園子温独特の哲学めいた思想も込められてはいるが…、見終わって思った事。
何だ、コレ!?
ここまで中身スカスカ、意味不明な映画も珍しい。
こんなの1800円も出して劇場で見たらそれこそ不条理。
先日「ストレイヤーズ・クロニクル」のレビューで今年のワースト邦画を幾つか挙げたが、思わぬ伏兵登場!
園子温は近々レンタルされる「ラブ&ピース」に期待したい。
賛否両論あるみたいだが…。
どちらかと言うと否定派かな…。
最初は、すごくテンポが良かったのに、途中でテンポダウンしたり…。
最後に種明かしがあるのだが、そのためには所々で伏線が欲しかったし、微妙に説明不足だった。久しぶりに6点以下の評価。
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