ボス・オブ・イット・オール
解説
「トーキョーノーザンライツフェスティバル2015」(2015年1月31日~2月13日/ユーロスペース&アップリンク)にて上映。
2006年製作/99分/デンマーク・スウェーデン・アイスランド・フランス・イタリア・ドイツ合作
原題または英題:Direktoren for det hele
スタッフ・キャスト
- 監督
- ラース・フォン・トリアー
-
イェンス・アルビヌシュ
-
ピーター・ガンツェラー
「トーキョーノーザンライツフェスティバル2015」(2015年1月31日~2月13日/ユーロスペース&アップリンク)にて上映。
2006年製作/99分/デンマーク・スウェーデン・アイスランド・フランス・イタリア・ドイツ合作
原題または英題:Direktoren for det hele
イェンス・アルビヌシュ
ピーター・ガンツェラー
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2023年5月18日フォントリアー古い順に観ていくぞ。もボス・オブ・イットオールまできました。 ドッグウィルとマンダレイで胸焼け起こしてちょっとクールダウン期間とってからの鑑賞。 フォントリアーのコメディとゆうことで、どんなのかと思ったけど姿勢は変わらず。相変わらずフォントリアーって感じでした。 私的に感じたのは笑えないコメディとゆう印象で。 ドッグウィル、マンダレイの後の作品とゆうのもあって、俺の作品ってコメディでもあるんだよ?笑えない? じゃあ説明してあげる為の作品作りました。みたいなメタ作品と解釈。メタ視点入ってきてるし。 作品として、笑えなくって笑えるが やや不快さが勝つ。
観るのにエロとかグロとか不条理とかいろんな意味で覚悟を要する上に、それでも観終わったら(良くも悪くも)ぐったり来る作品しかないと思ってたラース・フォン・トリアー監督が、(ブラックだけど)コメディ撮れるとか聞いてないよ!
しかも結構面白かった。起承転結の転くらいからグッと面白くて、元妻にアドバイスもらってからどうやり返すのかがまあ見事だった。
あの「冠が一番似合う奴は〜?」みたいな歌なんなのwスヴェンに歌詞が変わって爆笑www
そして一貫して、主人公が役者バカすぎて良。演じるスイッチ入ってる時というか、どんどん話が進むにつれて困惑しながらも、どんどん振り切れて勝手に振る舞い始める時のいきいき具合が良い。ほんとにこの人演じることしかできないんだろうなあ。
最後のオチもその点辻褄が合ってて、見事なスピーチで御涙頂戴かと思ったら注目を横取りされてスネるし、最後の決め手で「ガンビーニ」出されたらもう抗えないよね、お見事。
アイスランドチームと元奥さん(盛大なため息付き)だけが観ている芝居が〆で、そして「この映画がつまんなかったらごめん、面白いと思ったら『さすが』」というメタっぽいナレーション含めて、芝居という虚構にどっぷり浸かって逃れられない私たちも滑稽ですね、と言われてる気分になった。
トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2015 の2本目 デンマークの鬼才、ラース・フォン・トリアー監督の未公開コメディー『ボス・オブ・イット・オール』 万人向けのコメディーではないので未公開なのも納得ですが、トリアー監督のファンなら軽いおバカ映画を楽しめるでしょう。ジャン・マルク・バールの他になんとアイスランドの名匠フリドリック・トール・フリドリクソン監督と、『馬々と人間たち』のベネディクト・エルリングソン監督が、アイスランド人社長とその通訳役で出演しています!