グローリー 明日への行進

ALLTIME BEST

劇場公開日:

グローリー 明日への行進

解説

アメリカ公民権運動の最中、アラバマ州セルマで起こった血の日曜日事件を題材に描いた歴史ドラマ。1965年3月7日、前年にノーベル平和賞を受賞したマーティン・ルーサー・キング・Jr.牧師の指導の下、アラバマ州セルマで黒人の有権者登録の妨害に抗議する600人が立ち上がる。白人知事率いる警官隊は力によってデモを鎮圧するが、その映像が全米に流れると大きな声を生み出し、2週間後に再び行われたデモ行進の参加者は2万5000人にまで膨れ上がる。事態はやがて大統領をも巻き込み、世論を動かしていく。主人公となるキング牧師を演じたデビッド・オイェロウォほか、トム・ウィルキンソン、ティム・ロス、キューバ・グッディング・Jr.、プロデューサーも兼ねたオプラ・ウィンフリーらが共演。主題歌「Glory」が第87回アカデミー賞で主題歌賞を受賞。

2014年製作/128分/PG12/イギリス・アメリカ合作
原題または英題:Selma
配給:ギャガ
劇場公開日:2015年6月19日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第87回 アカデミー賞(2015年)

受賞

主題歌賞

ノミネート

作品賞  

第72回 ゴールデングローブ賞(2015年)

受賞

最優秀主題歌賞

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) デビッド・オイェロウォ
最優秀監督賞 エバ・デュバーネイ
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5

(C)2014 Pathe Productions Limited. All rights reserved.

映画レビュー

2.0ホントにスピルバーグか黒人でないと撮れなかった映画

2015年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
しんざん

3.5忍耐と信念の強さによって権利を勝ち取った

2024年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 公民権法や投票権法といった法律の制定や差別の撤廃は、受け身で指をくわえて待っていれば実現するものではなかった。それは、キング牧師ら公民権運動を起こした黒人達による、忍耐に忍耐を重ねた積極的な活動によって実現したものだった。

 今作の冒頭にもあったように、当時の南部の州においては、黒人は投票を行おうとすると白人と違ってテストを受けさせられ投票できないように妨害された。また、教会など黒人が集まる場所に放火をされたり、暴走した白人によってリンチを受けたりした。そのような非人道的な扱いを受けてもなお、キング牧師らは怒りに任せて暴力的な行動に走らなかった。そして平和的なデモを粘り強く継続した。それは、暴力的な行為を行えば多くの人々の支持を受けることができないという、長期的な目線を持てていたからこそだろう。その忍耐と信念の強さには頭が下がる。

 ストーリーは結構単調で盛り上がるシーンも少ないが、お涙頂戴的な過度な演出もなく、リアルに当時の様子を描いた作品として今作は重要だと思う。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
根岸 圭一

3.0人工国家アメリカ🇺🇸の悲喜劇。闇深ければ光強く輝く物語

2022年10月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

内容は、場所はアメリカ南部アラバマ州セルマで1965年を中心に、黒人種差別反対運動行進の指導者マーティン・ルーサー・キングJr.牧師に焦点を当てた人間の弱さ強さ嫉妬や傲慢や優しさや卑しさや諦観や寂寥感など様々な内面を表現しようとしたアメリカの歴史🇺🇸において重要な人種差別問題に立ち向かう希望の物語。印象に残った言葉は『誰か他に好きな人いる?!…いいや…。』妻に問い詰められ長い沈黙の後に答える場面。ハニートラップ🪤に掛かる人間の弱さも表れ人間味あって良いなあと感じた。FBIの盗聴技術と行動力に驚いた。印象に残った場面は、マルコムXと妻との教会のステンドグラス背景の場面で暗い中に色々な色で照らされたマルコムXの顔が意味深で、同じ人種差別反対派の中でも考え方の相違で受け入れられ無い二人の複雑な心模様が描かれて凄い撮り方だなと感心させられました。キング牧師の冠詞もプリーストやダッドやドクターなど色々に言われる所も面白かったですし、アメリカ🇺🇸公然のタブーに切り込み映像化する所にアメリカの🇺🇸懐の深さと歴史を感じさせるもっと深く調べてみたくなる様な映画でした。実際に起こった行進の様子も映画内で使用されて分かりやすかったです。其々の政治的な思惑や保身や嫌悪感や正義感が引き起こす人間模様が面白い。エンドロール最後の最後に流れる『グローリー』の合唱部は教会のゴスペルみたいで皆んなの希望や栄光を願う気持ちが痛い程伝わってきて言葉になりませんでした。自分もアメリカ合衆国🇺🇸南部アラバマ州セルマに掛かるエドモンド・ペタス橋に行ってみたい気持ちに駆り立てられました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
コバヤシマル

4.0キング牧師がノーベル平和賞を受賞後の公民権運動。選挙権を求めアラバ...

2022年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

キング牧師がノーベル平和賞を受賞後の公民権運動。選挙権を求めアラバマ州のセルマから州都モンゴメリーへのデモ。
今まで人種差別について映画はいろいろあったけど、この映画はなんか雰囲気が違うように感じた。どんどん惹き込まれる映画がだった。
キング牧師の言葉の力。その言葉の力が映像にうまく引き込んであって、すごく心が揺さぶられるような映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
よっしー