コンテンダーのレビュー・感想・評価
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ザンネンダー
ま、他のレビュー同様、2010年のメキシコ湾原油流出題材の社会派作品なんてもんじゃない。期待して見たら大外れ。
油まみれどころか、ある議員の“スキャンダルまみれ”を延々と…。
話もチープ。
二世議員のコリン。
クリーンな人柄、政策。
事故に苦しむ地元民の為に奔走すると表明。時期出馬にも意欲。
期待や信頼厚い、町の“英雄”。
で、スキャンダル。
あろうことか亭主持ちの黒人女性と。コリンも弁護士の妻居る身。W不倫。
失職、離婚、アルコールのお決まり。
それでもNPO法人を立ち上げ町の人たちの為に尽くしているかと思いきや、新たに出会った仕事仲間の女性と交際開始。女性関係で失職したのに、懲りてないんかい!
やがてコリンをある陰謀や身に降り掛かる試練や悲劇を襲うのだが…、
はっきり言って、見ていて途中でもうどーでもよくなった。
社会派ドラマ? NO!
政治サスペンス? NO!
主人公の転落&再起劇? NO!
敢えて言うなら、題材だけ立派そうなB級映画。
それに拍車を掛けるのが、いつにも増して間抜け&情けなさ顔のニコケイ。
あ、やっぱ本作は、そんなニコケイを見るコメディだったのかな…?
ひどい脚本だ
政治サスペンスと謳ってある作品だけど・・・単に政治家の再起ドラマ。
父親も政治家だったがアルコール依存症のために政治家を辞めることになったというDNAは争えないなぁという雰囲気。この父親がピーター・フォンダで、病人らしい演技はなかなか。
黒人の漁師の妻との不倫から始まったが、人種差別だけは否定する人権派政治家。結局は父親の助言(人類の200人に1人はチンギスハンの子孫という言葉が印象に残る)のによって立ち直ろうとしたが、妻との離婚問題もあり、高校の同級生ケイト(ポールソン)とまたもや恋愛関係に・・・
結局、元のさやに戻って今度は上院議員に立候補!だから何を言いたい映画なんだ?
政治家の裏表。
残念なニコラス・ケイジ
敗北主義? あるいは勢いのないヌーベルバーグ?
彼らは自活して税金を納めています。
映画「コンテンダー」(オースティン・スターク監督)から。
監督がこの作品を通じて、何を伝えたかったのか不明のまま、
鑑賞を終えたので、私なりのメモを読み直し、探ってみた。
原題の「The Runner」が「「コンテンダー」に変わったが、
そもそも「contender」とは、
「ボクシングで、チャンピオンタイトルに挑む挑戦者のこと」。
だからなのか、ますます判らなくなってしまった。(笑)
ラストシーンで、ニコラス・ケイジ演じる政治家コリン・プライスは、
有権者に向かって、こう演説する。
「いい法律は妥協から。いい仕事は妥協から。人生は妥協の連続です」と。
「挑戦」と「妥協」とがうまく結びづかず、よけい迷路にハマった。
敢えていえば、2010年に実際に起こったメキシコ湾原油流出事故が題材で、
「ハリケーンの次は、原油流出、お手上げだ」と落ち込む地元漁師らを、
我々は支えるべきだと主張する演説が、光っていた。
「彼らは自活して税金を納めています。そんな彼らが助けを求めている。
BP社と政府は、それに応えるべきです。
復興を手助けするだけでなく、生活を支えていく義務があります」。
この考え方は、福島原発事故の対応と同じことが言えそうだからだ。
生活保護を受けている人たちを支援するのもわかるけれど、
まずは、しっかり自活して税金を納めている人たちが困っているなら、
それを助けることが優先順位としては高いと私は思う。
町外からの転入者支援より、今でも住んで税金を納めている人たちの支援、
これが最優先されるべきだと感じているから。
住んでいる人たちが大切にされる支援こそ、将来的には、
その町は住んでいる人を大切に扱ってくれることが口コミで広がり、
定住促進に繋がることを私は信じたい。
笑顔のないニコラス・ケイジ(´・・`)
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