キングスマンのレビュー・感想・評価
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【Manners maketh man】
この「キングスマン」の面白いのは、“マナーこそ人たらしめる”の古典的なイギリス英語表現”Manners maketh man”を使いながら、戦う相手は、伝統的な選民思想の連中という皮肉のたっぷりのストーリーであるところだ。
選民思想は、人種主義や民族主義、或いは、宗教原理主義、国家主義の背景にデーンと存在する考え方だ。
こうした連中は、かなりドンパチ好きなんだけれども、内容は厄介だ。やっつけられるのは自分達なのだから😁
(以下ネタバレ)
この作品が作られたのは、もう7年近く前になるが、実は、リベラルなポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)もかなり盛り込まれている。
先進国の白人を中心にした選民思想の連中を煽(あお)り、人類こそウィルスだと喧伝し、ほとんどの人種をカーネイジ(大虐殺(ヴェノムふう言い回し))しようとするのは、サミュエル・L・ジャクソン演じる黒人IT起業家だ。
そして、最強の右腕兼ボディーガードは、女性のハンディキャップ。
さらに、キングスマンの選考会で、最後に残ったのは、女性のロキシーと、労働者階級出身のエグジーで、ハイソの白人男性は選ばれない。
もう、レイシストなんかの連中は発狂しそうな設定だ😁
それともう一つ。
この作品は、評論家連中が指摘しそうなところを逆手にとって、言い訳のようなものも用意している。
それは、人を殺しまくって残酷だという点だけれども、ペットの犬は殺しません…という、動物愛護精神を提示している。
実際、映画公開後の評価では、面白いけど残酷過ぎだというものだった。
まあ、何というか、皮肉たっぷりさな上、人を喰っている感じだけれども、実は、綿密に構成されたアクション・ポリコレ・コメディなのだと思う。
あの傘と、防弾スーツは欲しいよね。
ハリーは残念だったけど……。
礼節が人をつくる
コリンファースは紳士的なイメージしか無かったのですが、スーツを着こなしたアクションシーンが新鮮で、メチャメチャ格好良かったです。英国紳士のイメージはそのまま、礼節を説きながらエレガントに舞うシーンは惚れ惚れしてしまいます。
悪役のサミュエル・L・ジャクソンはぶっ飛び過ぎでした。あんなにポンポン頭を吹き飛ばさなくてもいいのに。グロ耐性が無いのでそこの部分は少し引いてしまいました。
明るく笑える殺人スパイ
間もなく新作公開なので予習。
片っ端から全員を惨殺していくシーンなのになぜか笑顔で観ていた。
ルークとマスターウィドウが幻の初対面でワクワクしたと思ったら、次々と現れる刺客。竹の如く真っ二つに割られる人。
バターのようにスパスパと斬られる腕や足。
色とりどりの花火は目の前でだったら圧巻だろうなー。
コリンファースって頼りない役ばかり観ていたので、スパイ役で初めて見る俳優みたいでした。
タロン、役柄がぴったり合ってる!
切羽詰まっているのにジョーク飛ばしあったり、アクションがブラックウィドウのような派手派手しさで見入ってしまいました。
ロキシーともう少し絡んで活躍して欲しかったけど、苦手な高所作業をすることに意義を持たせたのかな。
思ったよりずっと面白かったです。
つづきも楽しみ!
スタイリッシュなアクション映画‼️
私はアンタッチャブルが大好きで、何度も繰り返し観ています。
この映画はスーツの似合う紳士が活躍するという意味で似ています。
スーツをスタイリッシュに着こなしながら悪と戦うという、男の余裕を見せつけるところが良いですね!
かっこいいコミカルスパイアクション
こういうスパイものが意外に無かったので、ポジションを得たなと思う。設定やCGにチープな箇所が目立つが、続編でそのあたりが改善されれば大化けもあり得ると思う。
俗物の盾 KINGSMANエージェント🕴
舞台は97年から、敵の不意打ちをつかれたエージェントが戦死を遂げた。その息子エグジーがキー🗝17年後kingsmanの凄腕エージェント、ランスロットが単独の捜査中に何者かに刺殺されたと訃報がくる。
その頃エグジーはというと、車を盗んだ罪で警察に居ました。エグジーは昔預かったメダルの番号に電話をし釈放されました、何が起こったか分からないエグジーの目の前に1人の紳士が現れます。Cm.ガラハッド事ハリーハートだった味方の死を誠意を物で示したい、メダルの裏の番号に連絡し合言葉を言え なんでも援助をする。と昔エグジーにメダルを渡した人物だった。
ハリーはランスロットの空いた席を埋める為の候補生としてKINGSMANの研修に行かせる。
研修に挑むエグジーにハリーはKINGSMANの事を、男は誕生と結婚と死ぬ時が紳士になるが俺達はいつ迄も紳士だ、銀のスプーンがないせいで 道が限られたとしてもそこに留まる必要は無い。順応し 学ぶ覚悟があれば人は変われる🤫
「心の気高さとは過去の自分を超える事」だ。
と託けます
3回程観てますが、とにかく好きな作品です。
粗筋を書いても埒が明かないので、
シンプルに『観て』とだけ託けます
男子でこの映画嫌いな人おるんか?笑
もうスパイ映画の中でもとても素晴らしい迫力のあるアクションとカメラワーク。面白い近未来な小道具にも惹かれますね〜スーツで戦うのもクールな感じがしてカッコイイですよね!コメディ要素も多いので飽きずに最後まで楽しめました。最後の方は爽快すぎます!笑
変態的悪趣味を評す。
エレガントとゲスの対置の成立ギリギリ感を評す。
コリン・ファースにその二つが予め内在するからか。
監督らの変態的悪趣味が固めの蓋から少しこぼれ出るのが映画の醍醐味だから、本作の題材にこの役者とこの監督を充てた人の功績が大きい。
同年私的三位。
威風堂々はいただけない
基本的には高評価している。
続編が出る限り、見続けたいとは思う。
好きな要素は多い。
作品の根底に流れるカッコ良さの追求。
マナーと教養の必要性を背中で説く点も好みだ。
ハリーとエグジーの心の関係性が構築されていくドラマも良い。
アクションシーンはすべて「ジョーク」であり「ダンス」だと考えた方がよいだろう。勇壮で華麗な現代の武舞・Weapon danceなのだ。
コネリー・ボンド、裏切りのサーカス、国際諜報局へのオマージュ。
その他、多岐に渡る映画のパロディ。
わかる観客だけがクスリと笑えるこの感覚は、映画好きなら誰しもが経験した事のある快感のはずだ。
容赦無いシビアな映像も歓迎しよう。グロもエロも悪趣味も、1つの趣味として許容出来る。
コリン・ファースもタロン・エガートンもサミュエル・L・ジャクソンも役にピタリとハマっていて実に良かった。(サミュエルの悪趣味ぶりは期待を裏切らない)
選曲も良かった。21世紀の娯楽映画にはロックとポップスが似つかわしい。
50代のコリンには70〜80年代の名曲を。20代のタロンには2000年以降の曲を。
何も考えず、アタマ空っぽにして、ひたすら娯楽映画に興じたい時には実に適した作品だ。
しかし!
しかしだ!
威風堂々のシーンだけはいただけない。
教会はまだ良かった。パワーバラードのフリーバード。
Lord,knows I can't change(神よ、俺の生き方は変えられない)という歌詞も、トリプルギターバトルのドライブ感も場面にピタリと合っていた。
この曲が亡きD・オールマンに捧げられたものである事や、後にレーナード・スキナードを襲った飛行機事故の悲劇を知っていれば、この曲には「葬儀」の2文字も脳裏を掠める。
しかしだね。
威風堂々のシーンは凍りついたよ。
大量虐殺をショーにしたいのか?
ここは本物の公開処刑を娯楽とした、暗黒の中世か?
この作品は、全世界規模で公開される事を前提に作られている。
視聴者に与える心理的影響力をどう考えているんだ!
現にレビューを拝見すると、このシーンで「笑った」「爆笑した」という感想が圧倒的に多い。
笑うようなことじゃないだろう?
残酷な映像も、それが人の心の「人間らしい情け深さ」に火を灯すものなら意義深い。
しかし、これは真逆じゃないか!
R15ならいいってもんじゃないだろう?映像の影響を受けるのに年齢なんざ関係ない!いい歳した大人だって任侠映画を観たあとは肩で風を切って歩いているものだ。
同じ大量虐殺を描いていても、教会シーンとカラフルポップコーンとじゃ天と地の差があるんだよ。
そこに気付かせず、笑って爽快だった、という感想を抱かせるような映画は作るべきではない、と強く思う。
4.5をつけたいところだが、このシーンへの意見表明として星1つ差し引き3.5としよう。
大変面白い作品であるだけに、非常に残念だ。
スーツを仕立てたくなるかも、、!?
一度観たことはあったがブルーレイを購入し2回目の鑑賞。アクションキレッキレ、話のテンポも良く、改めて最高の映画であることを再確認。1作目を観た人は是非2作目も観てほしい。
スタイリッシュ!ジェントルマン!とにかくカッコいいスパイアクション映画。
人気作品ですので名前は聞いたことがありましたが、実は今まで観たことがなかったので今更ながらの鑑賞です。
この作品、ジャンルは「スパイ映画」になります。有名どころでいえば「007シリーズ」や「ミッションインポッシブルシリーズ」、昨年の作品でいえばクリストファー・ノーラン監督の「TENET」や邦画でも「コンフィデンスマンJPプリンセス編」などが公開され、今なお人気が衰えないジャンルですね。しかし人気ジャンルの作品は総じて当たり外れが激しい傾向にあります。上記のような面白くて人気の作品もありますが、以前私が鑑賞したスパイ映画でいえば、「カンパニー・マン」とかは微妙でしたし、「裏切りのサーカス」は内容が複雑すぎて理解が難しく、正直評価は低めでした。ただ、「キングスマン」は非常に人気の高い作品ですので、「間違いなく面白いんだろう」とハードルが上がりきった状態での鑑賞でした。
結論。めっっっっちゃ面白い!!!私がスパイ映画に求める要素が全部入っている!!!
華麗なアクションシーン、緊迫の潜入シーン、タイムリミットが迫るハラハラドキドキの展開、映画としてのカタルシス。どれをとっても申し分のない作品です。ビシッと決めたオーダースーツに身を包んだイケオジがバッタバッタと敵を薙ぎ倒すシーンは歓声を上げたくなるほどの爽快感。「こういうのが観たくて俺はスパイ映画を観ているんだ」っていう感じの作品でした。最高です。
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幼いころに父親を亡くしたエグジー(タロン・エガートン)は、父の上司にあたるハリー(コリン・ファース)から「何かあったら電話をくれ」と、電話番号が書かれたコインを貰い、肌身離さず持っていた。成長して素行不良になっていたエグジーは自動車の窃盗を行ったことで警察に捕まっていたが、コインの番号に電話することですぐに釈放され、ハリーに再会する。ハリーは「キングスマン」という最強のスパイ組織のエージェントだった。ハリーはキングスマンのメンバーが殉職したことで空いた席にエグジーを推薦し、エグジーはキングスマンに入るための厳しい試験に臨むこととなった。
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表向きは高級オーダースーツ店・裏の顔は世界最高のスパイ組織である「キングスマン」。試着室の大きな三面鏡に手を当てるとエレベーターが起動し、キングスマンの本部へと繋がる。壁一面に武器がズラリと飾られており、傘や万年筆の形をした武器など、ありがちなスパイグッズも並ぶ。
もうこの設定が既に死ぬほどカッコいい。男の子が夢にまで見た秘密基地感というか、「おれのかんがえたかっこいいすぱいそしき」って感じでめっちゃカッコいい。
キングスマンのエージェントたちがビシッとスーツを着こなしているところもめちゃくちゃカッコいい。特にハリーを演じるコリン・ファースのスーツ姿ときたら、「紳士」以外の何者でもない。そんな紳士が襲い来る敵と華麗な戦闘を繰り広げるのだから、これがカッコよくないわけがない。
パッと見「007」のような王道スパイモノかと思いきや、「ミッションインポッシブル」のようなド派手なアクションもあるし、登場するガジェットは「スパイキッズ」っぽい。いろんなスパイ映画の良いところを寄せ集めて、尚且つ映画として破綻しないような構成にしつつ、単純なパクリにならないオリジナリティもある。絶妙なバランスで成り立っている素晴らしい作品でした。
真の紳士
見たいと思っていたが見れてなかった作品をようやく鑑賞。
数あるスパイ映画の中で特色なのが紳士的であることでしょう。
そのスーツ姿がかっこいいのが印象的です。
また、紳士的な言動もよかった。
ストーリー的には王道ですが、楽しめた映画です。
最高
言葉に表せないくらい最高にイカれてる映画。
ネタバレするような感想は書けないね。勿体ない。
ただ、、マイフェアレディと007の名前が出てくるから、この2作品は見てからこの映画を見るといいかも。この2作品の深い意味としては出てこないけど、分からないシーン(単語)を減らしたいなら見るべきだね。
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