秘密 THE TOP SECRETのレビュー・感想・評価
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原作ファンとしてあまりに残念でした
まず先にお伝えしたいのは私が原作のファンだと言うことです。
映画化と聞いて、とても楽しみにしてました。
しかし蓋を開けてみたら、本当にがっかり。
キャラクターの魅力的な部分の改変。ストーリーの無理やりまとめた感。まあそこは許せます。言い方は悪いですが、所詮実写化。全く原作通りというわけには行かないでしょう。
薪さんを現実の人がやるのは無理でしょうし。生田くんでも男くさく感じてしまうくらいでした。もうちょっと中性的な人が良かったですし、青木も芋くさくてよかった。でも言い出したらきりないですね。
グロテスクだったり、ホラーなの?という部分も、ちゃんと推奨年齢が書いてあるし、ストーリー的にも致し方ないかなと思います。
問題は大幅に設定を変えたところ。
絹子の話、なんでしっかり最後までやらないんですか?
どうしてこうなってしまったのか、とても悲しい過去があるにも関わらずそこは省くんですか?
他の方のレビューに「内容がない」と書かれる始末。生田斗真と岡田将生というキャスティングから若い女性が原作に興味を持ってくれるのを楽しみにしていただけに、なかなかショックです。映画館にいた若い女性たちも「なにこれ?」という感想が聞こえました。
広告も大々的に出し、キャスティングもこれだけ力を入れてこんなにつまらない映画になるとは…期待していただけに落胆が酷いです。
原作をまたみてこの気持ちをリセットしたいと思います。
うーん… 微妙なエンディング
こういうSFって、期待を大きく超えてくれるか、その真逆かどちらかが多い。
今回は後者。
ちょっと無駄に長い。長い割にはそれなりのエンディングが欲しかった。
最後の視点は良かったな。ある意味。ストーリーとはほぼ関係ないけど。
明かない秘密が多すぎる
『るろうに剣心』実写版三部作の大友啓史監督最新作。
うーん、ハードで少し不気味な世界観や、謎が次々と
提示される前半までは気分も盛り上がったんだけどねえ。
物語が終わってもなんか腑に落ちない点が多過ぎて
すごい消化不良感。どうにもモヤモヤした出来だった。
あと、残虐シーンだけでなく開頭手術やら近親相カンやら
『これでPG12って映倫何考えとるん』なエグい描写も
多く、そういうのニガテな人はしんどかったのでは。
(個人的には今の邦画でこんな露骨な描写やるなんて
チャレンジングだなあといっそ好感持てた位だが)
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とはいえまずは気に入った点から。
遺体の脳から記憶を読み取る『MRI捜査』。
現実には無さそうだけどひょっとすると近い将来……
と思わせる匙加減の設定がまず面白い。
幻覚や個人の想いさえも映像に反映される点も説得力
があるし、映像もオカルトに近いような不気味さが出てる。
『あくまで個人の主観なので証拠能力が認められて
いない』という所もいかにも現実にありそうな話だ。
無数のケーブルや巨大なアクチュエータなどの
装置もちょっとレトロSFチックでワクワク。
豪華キャストも映像に負けず劣らず気合の入った演技。
生田斗真の冷徹だが僅かに人間味が残ってる感じは良いし、
大森南朋の振り切れたバイオレント刑事っぷりも好き。
吉川晃司演じる貝沼の不気味な存在感も良かった。
あとリリー・フランキーはどんどん怖い役者になるねぇ……
他のイケメンスーツ軍団については僕よりファンの
方々の方がしっかり書けるだろうなので割愛。
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という訳で、ヴィジュアル面は大作感十分で楽しめた。
問題は肝心の、サスペンスミステリとしての出来。
前述通り、前半は良い。いや、終盤に差し掛かるまでは、
こんなに謎を振り撒いておいて大丈夫なのかと訝しみつつ、
物語のテンポが後半急激に失速していく事も感じつつ、
まだ興味津々で見入っていた。だが結局、
あれだけ謎をバンバン振り撒いておきながら、
回収されず終いな点が本作には多過ぎるのである。
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煎じ詰めればそれらの疑問はほぼ一点に集約される。
『貝沼とキヌコは、一体何がしたかったのか?』
キヌコは「これからもっと人が死ぬ」と話していたが、
貝沼の仕掛けた9人同時自殺は起こったものの、
以降のキヌコ自身の犯行は結局1人を事故死に
見せ掛けて殺しただけである。しかもあれだけ
周到な人間が、犬の記憶を読まれる事を
想定していなかったのも妙な話に思える。
(ポジティヴに解釈すれば犬を憐れに感じたのかもだが)
「私は生きなきゃ」と言いながらの焼身自殺は「?」だし、
さっさとフランスに逃げずあの施設にいた理由も「?」だし、
そもそもあの施設が何の施設で何をやってて
何であんなに骸骨があるのかも分からなかったし。
貝沼とキヌコの繋がりもイマイチよく分からない。
恐らくはキヌコの殺人衝動を貝沼が解放したのだろうが、
何故その決定的な場面が貝沼の記憶に残っていないのか。
キヌコは貝沼の後継者という訳でも無かったみたいだし、
じゃあわざわざ『第九』の前にキヌコが現れた理由は
9人同時自殺の予告以上の意味は無かったって事?
集団催眠を利用したもっと大掛かりな犯行を貝沼が
企んでいると考えていたのだが、かなり拍子抜け。
あ、それともあの大量の骸骨が貝沼の主目的の犯行跡
だったとか? あれってカルトの集団自殺的な何か?
うー分からないモヤモヤする。
なんかもう色々とモヤモヤする。
助けて、さまぁ~ず、狩野アナ。
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その他疑問点と不満点。
・「貝沼の脳を見た人間は薪を除いて自殺したか
精神錯乱した」との事だったが、薪って鈴木の
お陰で貝沼の脳は見てなかったんじゃないの?
・露口教授が死刑直前に見た黒焦げのキヌコ。
あれはキヌコが焼身自殺をするだろうという事を
事前に把握していたということなのだろうか?
それとも施設にいた頃にそんな兆候があったとか?
・青木の家族が殺された事件は殆ど触れられないし
今回の事件で精神的に成長したとも言えないし、
主人公級の役柄でありながらこの物語における
彼の立ち位置が分からない。
・キヌコ役の織田梨沙。少女以上大人未満の
危うげな存在感や無名性が欲しかったのだろうが、
所作やセリフ回しに関してかなりの難がある。
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エンディングもね、
きっと「貝沼のような悪意さえ無ければこんなに
幸せな世界になっていた筈だ」という事だとは思うが、
あれで幕を引くのは強引過ぎると感じる。
けどまあ、汚れたものを見過ぎた人間よりは、
喜び悲しみをストレートに表現する動物達の方が、色眼鏡
無しで世界の綺麗な所が見えて、時には幸せなのかね。
以上。
最後まで飽きずには観られたものの、消化不良感や
後半のテンポが不満。イマイチの2.5判定で。
原作コミック探してみるか……。
<2016.08.07鑑賞>
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余談:
気になって調べてみたが、犬は青色と黄色は色として
認識できるんだそうな。赤色と緑色はダメらしい。
じゃあ最後のカラフルな映像はおかしいぢゃんと
なりそうだが、あれは喜びで世界が色付いて
見えていたという表現だったのかもね。バウワウ。
残念
原作ファンです。
薪さんを現実の人間が演じるのは難しいと思われる中、生田君がいい感じに雰囲気を醸してくれたのは嬉しかったのですが、ストーリー展開がグダグダで残念。まったく入り込めなかった。
無理に絹子の話と貝沼の話をくっつけるより、どちらかをもっと掘り下げて、整理したほうがよかったんでは?
あと絹子の女優さんは、キーパーソンだけに残念。二階堂ふみだったら見応えがあったのではないかと思う。
映像が美しい
出ている役者さんが美しい人ばかりなので、とても絵になるなぁと思った
物語も、しっくりこない部分もあるけれども、漫画原作なら全て映画で判明するのは難しいのかなと。
でも、それ抜きにしても楽しめた。
グロテスクなシーンが多少あるので、苦手な方は少し身構えて下さい(笑)
あんた誰?
原作ファンからすると、ガッカリ。
全盲の少年が道路に血まみれで横たわり、亡くなった現場に駆けつけた青木の第一声にドン引き。
「あそこに見れる脳が!」
・・・アンタ誰だよ!
青木の設定を変えたため、最後に薪さんが見せた脳も、そりゃそうだろうさ・・・。くらいにしか。
泣きながらレポートを書いた青木を、
ご存知の薪さんもいなくなり、
故にこの映画は、原作とは別のもの。
監督は脳を見てもろくなことは無いと、言いたいらしい。が、絹子の設定も変え、貝沼が書きたかった?
そうであれば、取り立て感想は無い。
ただ、原作ファンの怒りが見たかったとか?
追記
もしかして、大切にしている作品(もしくは何か)を、めちゃくちゃにされた気分を味わうための映画なの?
脚本替えてまたやってほしい
衣装、岡田将生、大友監督作品のビジュアル
に惹かれて観ました。
観た人全員が大なり小なり「もったいない!!」と叫びたくなる映画ではないでしょうか?
惹かれた先述の3点に関しては自分の好みなのでもう、期待を超えるもので大変満足でした。
明治?っぽい独特な雰囲気を衣装からインテリアまで統一されていて本当に美しいです。小物まで本当にこだわりが垣間見えて、劇中での栗山千明がかけている眼鏡までそんなセンスが光っていて、素敵な衣装を眺めているのが好きな方にはとてもおすすめできる点です。あんまりいないとは思いますが。
岡田将生の体がいかつくて、元が細いので余計そう感じますが、すごいなー、と思いました。原作に合わせてのこと・・・なのでしょうか、未読なのでわかりませんが演技とあわせて素晴らしかったです。
そして大友監督の映像がすごいです。ちょっとホラーすぎるところもあるとは思いましたが、振り切っていて。
この3点以外何がもったいないのかと言いますと、まず絹子役の子以外全員素晴らしい俳優さんなこと。サイコパスだから棒読みなのでしょうか。たくさん男性を誘惑した設定ですが、この子では1人ですら無理だと思います。吉川晃司、リリーフランキーをもっと見たかった。
それと何もかもすべてが中途半端な結末で、動機が???なこと。
常にみんなが緊張状態過ぎて逆にクライマックスがない事。
つまり、脚本なのです。
あぁもったいない。
岡田将生×この衣装×この映像をまた続編とかで見たくてもみなさんのレビュ―を見る限り難しそうです。
最後に、ラストの‵美しいもの'の映像に反吐が出そうになった私はおかしいのでしょうか。危ないものや怖いものすべてを遠ざけたところにしかそういう美しいものはないみたいな感じがして白々しく感じました。
結末が消化不良
清水玲子のコミックの実写映画化です。死者の脳から映像を再生する「MRI捜査」を行う「科学警察研究所 法医第九研究室」が、家族を惨殺した死刑囚の脳を調査する中で、「第九」が過去に関わった連続殺人事件が絡んでくるストーリーです。連続殺人事件の秘密を中心に結末が読めずに面白かったですが、肝心の秘密の内容が弱く、犬の脳から解決するというあたりも今ひとつ納得できず、結末はやや消化不良な感じでした。
秘密ってタイトルの割りには
好みな俳優陣だったしストーリーも好きそうだったから期待しちゃいました(原作は未読)
つまらなかった。
優秀そうな肩書きと見た目のわりには無能な登場人物たちにうんざりだし、一番の見せ場となる秘密にも『えっ?』ってなるし生田斗真、松坂桃李、栗山千明3人の関係の描写も雑だし深さを感じなかった。
あの装置も映像化できるなら誰でもいいのでは?
ストーリーは好みだったから一応は点をいれました
難しかった。
原作を読んでないのと、?だらけ…。
主役はれる俳優さんが脇役なところは
周りをかためたかったのかな?
生田斗真さんの英語がすごいなぁと
思いました。
最近サイコパス題材映画多いですね。
原作に逆に興味が持てました。
予告でもう少し内容明かしちゃっても良かったんじゃ
ないかと思いました。
ガッカリ感、半端ない
原作好きです。
キャストにも好きな俳優さん。
漫画からの実写は、ハズレも多いと覚悟もしてました。
・・・結果、完全なる惨敗。
最悪だったのは肝になるハズの女優。
棒読みだし、魅力的でもないし、何で選ばれたのか謎。
出てくる度に、台無しでイライラしました。
何もかも中途半端。
説明も不親切で、原作を知っていても「?」だったし、物語全編に於いて全ての動機が弱い。
折角の豪華な俳優で、原作は面白いだけに、本当に無駄で勿体ない。
内容も薄いから、時間も短くした方がマシだったと思う。
好きな俳優さんへの贔屓で星2ですが、普通に見ていたら星1つでも惜しいくらい。
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