劇場公開日 2015年12月12日

母と暮せばのレビュー・感想・評価

全178件中、81~100件目を表示

5.0かなり遅くなりましたが・・・・・

2016年1月16日
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鑑賞方法:映画館

すごく良かったです。もう公開時期が終わりかかってますが、是非いろんな世代の方々に観ていただきたいです。

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ヌリベトモ

4.0母と息子の本音。

2016年1月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

幸せ

井上ひさしの名作『父と暮せば』は2004年黒木和雄の映画版で観た。
それと対をなす『母と暮せば』構想の遺志を山田洋次が引き継いだ
という本作。作りは似ているが印象はまったく違う。山田監督その
ままらしさが出ており戦争体験への描写も強い。やたら台詞が多く、
その辺りは戯曲っぽいものの、やはりそうなるかといったラストで
子供の頃よく聞かされていた言い伝えを思い出し納得してしまった。
亡くなった人が枕元に立ったらそれはお迎えが近づいたということ。
突然、母・吉永小百合の前に現れた次男の亡霊。楽しい話や想い出に
花を咲かせる二人は、婚約者だった恋人の未来を案ずるようになる。
いつまでも息子の死を受け入れない母親と、未来を捨ててしまおうと
する婚約者の女性、戦争の傷跡をこれでもかと見せつけてくれるが
どんな死に方にせよ、遺された遺族は生きていかなければならない。
辛くても悲しくても前へ歩かなければ。父親の応援で恋を成就させ
ようとした父と~に対し、今作は義母の悲劇を一心に背負い続ける
恋人が気の毒にすら思う。が、時は流れ…彼女も幸せを掴み始める。
親からの言葉として印象的なのは彼女の同僚の母親と、親密にして
きた義母の両方から放たれた「何であんたが助かって、うちの子が
死ななきゃならなかったの!」である。これは辛いけど親の本音だ。
罪のない人間が片や死に片や生き残る、この理不尽は説明できない。
もう少し映画的な「間」を用いて三人の心情を観てみたかった作品だ。

(ニノは飄々として役にピッタリ。まさにお「坊っちゃん」に見える)

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ハチコ

4.0最高!

2016年1月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

久しぶりに映画で泣きそうになりました。

吉永さんとニノとの親子の感じが良いです。
でもその親子のお互いの辛い感じが伝わってきて
心にきます。

最後のシーンは悲しいんですがあーいった
終わりかたで良かったなと思います。

親子の暖かい感じと戦争後の方の辛さが伝わってきます。
是非見てほしいです。

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Lycoris

3.5やっぱり泣かされてしまいますね

2016年1月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

術中にはまっていると思いながらも涙が・・・
おちつきある日本映画の良さが出ている作品だと思います。
何といっても吉永さん黒木さんですね。
しかし、ちょっとマザコン?

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シネパラ

3.0母親って今も昔も一緒なんだなと思います。 全編とおして愛情に溢れて...

2016年1月11日
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母親って今も昔も一緒なんだなと思います。
全編とおして愛情に溢れていました。
最後がちょとなー。

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くり

4.0いいよ!

2016年1月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

長崎出身なので言葉がなつかしかった。
突っ込もうと思うといくつかはあるが
ファンタジー作品なのでそれもありかな!
特に黒木華さんの演技は良かった!

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ジュン

3.5吉永さんと二宮くんの雰囲気が素敵

2016年1月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

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ガブ

2.5吉永小百合

2016年1月11日
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吉永小百合の映画って感じで、落ち着いて心穏やかに鑑賞できました。

後半にかけて話の落ち着かせどころが分からず、やや冗長な感じは受けた。

休みの日、ノンビリ見る分にはいい映画かとσ(^_^;)

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丘の上のひじき

4.0悲しすぎる

2016年1月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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ふくもり

4.0良い

2016年1月10日
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泣ける

吉永さんの演技が良いです。
二宮さんの演技が良い(すみませんこれほどまでとは思いませんでした)
黒木さんの演技が良い。
浅野さんの使い方が贅沢

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とやひろ

4.0よかった

2016年1月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

良くできた映画でした。涙します。やっぱり吉永小百合はいいですね。映画に品と重さの価値を付加します。最後の方「あなたと町子が反対であったら」と想いを吐露しますが、親の心情として良くわかります。多くの人に見てもらいたいですね。

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ふーさん

すばらしい映画です

2016年1月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

 母子の愛情がメインテーマではありますが、私は、なくなった青年の恋人との決別に涙しました。「紙屋悦子の青春」を思い出しました。
青年は、最初、彼女との別れを認めることができなかった、、、しかし、母は彼女の幸福の大切さを説得します。そして、青年は最後に叫びます。「原爆で亡くなった何万人の人々に代わって、町子(彼女の名)は、幸福になってほしい!!」と。
そして、願い通り、彼女は同僚の戦争帰りの好青年と婚約します。三年間、母に寄り添い続けてきた彼女に、結婚を勧めながらも、いざ、その報告を聞くと、喜びながらも、がっくり力を落とす母。
その母も、死の間際、「あなたと町子が反対であったら!」と思わず吐露します。息子にたしなめられ、我にかえる母。この母の心情はいかばかりであったか。
タイトルロールも感動的でした。
「私たちの変わりに、幸あれかし!」
言葉には出されませんでしたが、そのメッセージが心に伝わってきました。
新年最初に良い映画を観ることができました。彼らのメッセージをしっかり受け止め、今年はより一層、力強く生きていきたいと思います

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Setsuyo

5.0涙が止まらない

2016年1月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

79歳の母と父を連れて、観に行きました。母がこんなにも息子を愛してくれているのかと普遍的に連想すると、日付が変わっても映画を思い出すたび涙が止まりません。エンディングが、僕には切なすぎて、尚更泣けてしまいました。

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nativitas

3.0淡々としていて、後半は退屈してしまった。何を伝えたいのか感じること...

2016年1月5日
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淡々としていて、後半は退屈してしまった。何を伝えたいのか感じることが出来なかった。

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ゆう

4.5素晴らしい

2016年1月4日
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井上ひさし氏の『父と暮せば』が大好きで何度も劇場に足を運び観劇しました。舞台では何度かキャストが変わりその度に新たな感動をしたのを忘れられません。
そして、書き残してしまったナガサキ、山田氏がどう描くのか…。確かに父と暮せばの引用したような場面もあり、新たなドラマありで胸がいっぱいになった作品です。
ラストシーンはお見事!鈍感な私はオチに気付かづ、やられた〜〜っと思いました。
そういう意味では是非父と暮せばも観て頂けると新たな感動かもしれませんね。

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ぱんだ

泣けました(;o;)

2016年1月3日
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泣ける

笑える

単純

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かくちゃん

3.0黒木華 良かった。

2016年1月3日
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泣ける

悲しい

昔の山田洋次の作品はあまり良いと思った事が無かったけど、近年の「小さいおうち」とか今回の作品は結構好きです。
ただ所々感覚が古臭いのと、ラストちょっと宗教的な演出は気持ち悪かった。号泣ポイントは多かったです‼︎

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HIROKICHI

1.5旦那さんと長男は…?

2016年1月3日
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ゼロ

3.0号泣

2016年1月3日
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鑑賞方法:映画館

冒頭の母が息子を想って、食事の用意をするところから、涙が止まらず…

ファンタジーなのだけど、戦争の悲惨さを改めて考えさせられる、作品。

運命ではなく、人が止めようと思えば止められた出来事ー
戦争も原爆も

長崎の方も広島の方も、あの時を生きてきた方は、やはり特別な想いがあるのでしょう。
そういう想いを思いやれるようでありたいです。

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mina

3.0失った人、失った時間

2016年1月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

劇場で鑑賞してから、本作のHPを見てみました。
ああ、なるほど、と「微妙に納得」
井上ひさし氏には「父と暮せば」という作品があります。
宮沢りえさん主演で映画作品にもなりました。舞台は原爆が落とされた広島。ならば、二発目の原爆が落とされた長崎を舞台に、作品を作らねば……。
それが「原爆」という、人類史上類を見ない虐殺兵器を、作品のモチーフとして扱ってしまった作家の義務である、と井上氏は強く思ったことでしょう。未完のままで自分は死ねないのだ、広島を描いておいて、長崎に生きた人々を描かないことは、創作者として、けっして許されないのだ、という強い想いがあったのだと思います。
その井上氏の尊い遺志を引き継いだ形で、山田洋次監督自らオリジナル脚本を書き上げたようです。これは山田洋次監督としても、大変なチャレンジでしょう。
井上ひさし氏、お得意の戯曲形式。舞台劇を強く意識した体裁で、本作「母と暮せば」は制作されております。
映画を見慣れた方なら、お分かりになると思います。
本作の特徴は、なんといっても
「長セリフ」
に尽きると思います。
山田洋次監督は、日本映画界の巨匠です。映画の、ど素人である私が言うまでもなく、映画という芸術作品をどのように構築して行けばいいか? そんなイロハは、もう「映画職人として」体に染みついているはず。
たとえば「ここは観客の皆さん、泣いてくださいよ」と「わざとらしく」センチメンタルに演出する。そういうことはしない人だろうと思ってきました。
ところが本作では、あきらかに「セリフによって」「泣かせよう」という意図が見え見えの演技があるのです。もうそれが「臭いぐらい」分かっちゃうわけです。
もう一点、長セリフに関連して
「説明セリフ」
の多用が本作では特徴的です。
作品を見ていて、まさか「あの」山田洋次監督がこんな稚拙な手を使ってくるとは?! と当初僕は仰天しました。
普通、映画の主人公が、作中の相手や私たち観客に思い出などを語るとき、冒頭のセリフをきっかけにして、あとは映像として引き継ぎますよね。
たとえば「あのとき私は……」と主人公が語り始める。
そのあと回想シーンが始まる。
当時の風景。客船であろうが、鉄道の駅であろうが、映画ならなんでも登場させられる。
そこに生きた当時の人々の息づかい。その時代の衣装、服装。
その中でクローズアップされてゆく、劇中の登場人物。キャメラはそこに寄って行きます。さあ、どんなドラマが始まるのか……と、まあ、こういうのが典型的な回想シーンのやり方。
映画の魅力と、映画のもつ最大の説得力とは何か?
それは「時間と空間を切り取った”映像”を自由自在に編集できる」ことに尽きると思います。
どの時代の、どの背景の、どの人物の映像なのか、それを編集という映画特有のマジックにより、一瞬で時空間を飛び越えることができます。
しかし、驚くべきことに、本作において山田洋次監督は、その映画文法そのものを、かなぐり捨てることに挑戦したのだ、と私は解釈しました。
本作の主人公は吉永小百合さん演じる福原伸子。長崎の原爆で医大生の息子、浩二を亡くし、悲嘆にくれる毎日です。
そこに、ある日あの世から、息子の浩二の幻が現れます。許嫁の佐田町子(黒木華)は今も無事であること。そして、母、伸子は、日々の暮らしでの想いを、浩二の幻を相手に語ってゆくのです。
本作において山田洋次監督は、前作「小さいおうち」に引き続き、黒木華さんを抜擢しました。
僕は「小さいおうち」を劇場で鑑賞しました。黒木華さんの、昭和初期の古風で丁寧な言葉使い、イントネーションで話される「長セリフ」
これは実に魅力的でした。
彼女はこの作品で、第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を獲得します。
本作「母と暮せば」を構想するにあたり、山田洋次監督の頭の中には「黒木華」という女優の長セリフの気持ちよさ、佇まいのよさ、というのが大きな前提としてあったのではないか? と僕は推測するのです。
長セリフをやめて、従来通り、映像で語る手法をとるのは「安全策」です。
映画製作50年以上のキャリアを持つ山田洋次監督にとっては、実にたやすいことであったでしょう。
しかし、山田監督はあえて新たな冒険を試みています。
説明セリフでどれだけ映画作品が成立するか?
巨匠と呼ばれる映画監督が、未だに新しいことに挑み続ける、その姿勢こそ、本作の最大の見所なのかもしれません。
また、商売上手のちょっと怪しいおじさんを演じた、加藤健一氏の名演に拍手を送りたいと思います。
本作においては吉永小百合さん演じる福原伸子、また、黒木華さん演じる佐田町子の登場シーンにおいて、ほぼ回想シーンがないのです。全ての時間はもう、二度と過去に戻らないのです。
歴史上起こった事件、戦争は、もう引き返せない。時間は一方通行なのだ、という当たり前だけど、大切なことを思い知らされるのです。
現実とは残酷なものです。
将来の残酷な結果を見たくなければ、時代の流れ、時代の節目に、しっかり立ち止まって考える勇気を持っていたいものです。

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ユキト@アマミヤ