シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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まさに「シン」!!
僕は怪獣映画の類いがあまり好きではなく、少し見に行くのをためらったが、ネタバレ記事などから、ただの怪獣映画じゃなく、すごくリアルだと聞き、見に行ってみた。
結果はすごく満足した。初心に戻った感じがした。(ゴジラも元は反核映画として作られた。)風刺性がすごく、実際にゴジラがでたらこんな感じやろな~~というのを感じさせてくれる。特に最初の会議で繰り広げられる、なんとか無難な線に落ち着けようとし、現実逃避をしている所は政治家のことなかれ主義を、しっかり表現していた。
中盤の作戦で首相が死んでしまったのにはビックリした。
また、最後の作戦では東京の列車を惜しげもなく使うという、鉄道ファンからしたら、「なにやってんだボケ~~」(笑)といいたくなるような、作戦も妙にリアリティがあった。
日本の技術を使って核爆弾を使うという愚かな作戦を止めるという展開も、先述した反核映画として誕生した初代ゴジラのテーマを改めて提示したのも評価される。(二作目、三作目と続編を作るたびに反核映画としての風刺性が失われ、ただ怪獣がドンぱちするだけの映画になっていったのは残念だったから余計に嬉しい。)
最後のゴジラの尻尾の部分に人が絡まったようになっているのが、広島の原爆でお亡くなりになった人たちを意識しているように思えた。
色々謎を残して終わっていったため、続編を期待する。
また、さらにリアリティを引き出していた演出が、国際情勢が妙にリアルなことである。国連にまでゴジラ問題が広がり、核爆弾を使った作戦をしようとするが、日本が決行の日をできるだけ先伸ばしにしようとフランスに交渉するのもリアルである。どこがリアルかというと、交渉相手をフランスにするまでの決め方である。中露は日本から近いため、なにがなんでも核爆弾を落として、自分のところまでこさせないようにするという思惑があるだろうから対象国からはずすというやり取りからリアルな雰囲気を感じた。
俳優は、少し石原さとみが浮いている感じがしたが、それ以外はこれだけのテーマを伝えるのに十分な演技。高橋一生が光っていた。
最後にこのゴジラで印象的な台詞を紹介して終わる。
「ピンチは国を成長させるようだ。」
女友達と2人で鑑賞。間違いなく今年の1位。
面白すぎて、どこがどう面白かったか、言えない。何が面白かったかって、もう、すべてが面白かった。
3日経っても4日経っても、ずっと余韻が残っている、最早これは余韻ではない。恋だ。シン・ゴジラという作品そのものに恋している。憧れている。跪いている。なんてものを作るんだと床を叩いて打ちひしがれるクリエイターの皆様、仕方ないです。こんなもの、他の誰も作れない。
邦画にしかできない、日本人のための、最高のエンターテイメント作品だと断言したい。
エヴァだとか巨神兵だとか、ゴジラである必要はないだとか、ストーリーに乏しいとか、そういう風にしか感じない人は、とても損しているというか、勿体無いと思います。
シーンの行間を読む、というか、庵野が観客に投げかけたその空白を自分の想像で埋める楽しさとか、昔の特撮を思い起こさせるノスタルジックさだとか、次々と言い重ねられる台詞に込められた情報を自分の中に書類のように積み重ねながら処理し予想し裏切られる楽しさとか、まるで自分がそこに居るようなドキドキ感と間延びしないテンポの心地よさ、出演者が多過ぎる為出演シーンが数カットしかないのに見終わって数日経っても全てのキャラクターが思い出せるその設定は愛しく面白く個性的でどこかユーモラスに完成されており、ところどころでわざとらしさをあえて残し心に引っかかるアクセントとし、そしてパンチの効いたアングルで観衆を飽きさせず引きつけるなど……様々な技巧が駆使されていた作品であると思います。
それらを先入観なしに楽しめたら、いいのになと思います。
エヴァっぽい演出多数の会議映画
う~ん。。。なんだか眠たい映画でしたww
ただ・・エヴァンゲリオン大好きなので、庵野さんらしいというか・・
エヴァらしい演出が沢山あって、それはちょっと嬉しかったです。
会議のシーンがやたら多くて、みんな早口言葉みたいに喋っているのでロボットみたいでした。
長い文章噛まずに喋る役者さんには申し訳ないけど、ちょっと寝ちゃった( ˘ω˘ )
それにゴジラの出番少なすぎww
個人的にはエヴァと被せて見ながら楽しんました。
ゴジラは使徒、日本政府はネルフ?(ぃゃ国連(UN)かな!)と見立てて観賞してましたw
第一形態のゴジラは、第4使徒シャムシエルっぽいなぁ~。目とか(笑)
あの目は頂けないよねぇw そこは爬虫類の目の方がリアリティあったんじゃない?w
ヤシマ作戦ならぬヤシオリ作戦とかww エヴァファンならちょっと面白いかもだけど
ヤシマ作戦のBGMやたらと使いすぎで、しつこさを感じました。
本当に作戦実行の時に使って欲しいBGMでした。
石原さとみチャン、格好良いんだけど英語になると急に声のトーン低くなるのが
妙に気になります(;´∀`)
最後のゴジラのシーン・・しっぽにズームインしてましたが
人の手が多数あるように見えましたけど、あれは何を意味してるのでしょうか?
こういう謎を残すとこも庵野さんらしいんですが次回作ある伏線なのかな?
余談ですが・・
庵野さん、一時期鬱状態だったそうですが、このゴジラで気分転換になったようで
エヴァの映画作る気力が出たみたいですね。
庵野さんはエヴァの呪縛にかかってる気がします。
エヴァファンが、あーだこーだ言っても気にしないで自分の納得のいくエヴァの最後を見せて欲しいと思います。
映画終わらせて肩の荷を下ろして欲しいですね。
政治映画だった
多様な視点を盛り込んだ秀作!これならハリウッドにも対抗可能!
テンポが速く、脚本もしっかりしていて、ミスキャストがなくて楽しめました。
「ゴジラ」と銘打ってますが、私の世代が見たことのある怪獣映画ではなく、現代の日本に巨大生物が出現したと仮定して日本の政治家や役人が想定外の事案にどう対応できるか(対応出来ないか)がメインの映画です。お子様向けではなく、中学生以上がターゲットですので、ご家族で鑑賞を考えている方は注意が必要です。
石原さとみが格好いい!英会話のレッスンはこの作品のため?というくらい見事な英語を披露。全てのキャストに長台詞がありますのでご苦労は多かったかと。
配役が非常にマッチしていて違和感なく感情移入できます。
音楽や中盤のゴジラの攻撃方法、クライマックスの作戦はどこかで見聞きしたようなものばかりなのでマニアのハートもガッチリです。
今ある技術でこんなとんでも生物とどう対峙していくのか?なるほどそう来たか!ええっ!それをそんな使い方しちゃう!?と楽しめました。
男性諸氏には無条件に是非おススメ。
政治や役人に関わりのある方はあまりに普段の仕事の進め方に似ていますが、前例のない事案に対処する際の思考訓練として面白いかもしれません。
女性は長谷川博己や竹野内豊が好き!という方は是非!「チャオ〜」みたいなおちゃらけた姿ではなく終始一環して熱く、格好いいです。
個人的はとてもおススメ。もう一回観に行こうと思える久々の日本映画の快作です。
これならハリウッドにも十分対抗できます!!d(^^)
やっぱり怪獣対決が見たかった・・・
ゴジラ怖い
ディザスターまとめてみた
これは政治ドラマだ。
まさにこの政治ドラマの要素を楽しめたかどうかで、この作品の評価は180度変わってしまうでしょうね。でもしかし、たしかにゴジラが暴れる時間は確かに短いのだけど、凄まじいことこの上ないのだった。その上に、まるで畳み掛けるアクションシーンの如き人々の駆け引きが、その凄まじいゴジラとの格闘の大部分であることも確かで、また派手な戦闘シーンに向けての実に効果的な助走になっていると思う。私は全く退屈することなく、むしろ興奮を味わった。庵野の手腕はやはり素晴らしかったというのが正直な感想である。私は全くゴジラファンではなく、思い入れも薄い…が、ギャレス・エドワーズ版を虫ケラのように踏み潰すほどの圧倒的な出来栄えだと言っても過言ではないと思う。
思っていたより良かった
ヤバイ
一番の不満は、ゴジラが20分程度しか出ないとこだな
潔く特撮部分だけにして、逃げ惑う群衆と自衛隊以外の人間を全てカットすれば、
(個人的には、余貴美子さんと國村隼さんは好きだけど)
短編映画として面白くなったのにな。予算 (15億?)を全てソコに注ぎ込んでさ
巨神兵東京に〜の時も、取って付けたような厨二っぽいポエムが気持ち悪かったし、特撮以外は出来ないんだよ
ステマ業者と、スゲェ、ヤベェ連呼して、この良さが分かる俺って大人だぜって
生粋の庵野信者達がどこまで頑張られるか愉しみです(興行的に
特撮部分だけのダイジェストなら、また観たい。早くレンタルか配信をして欲しい。それ以外の学芸会お遊戯を、座席に2時間も縛りつけられて観る拷問には、もう耐えられないので
傑作!見れば見るほど発見がある。
本当に日本VSゴジラという映画でした。危機管理体制とは非常事態とはと考えさせられました。もちろん特撮はすごい。やっぱりゴジラの反撃は泣ける、なんでだろう。はたして日本はどうなる?
2回目(8/8)…謎がだいぶ解消した。細かいネタ等仕込んでいるなーと。ゴジラとの闘いは何度見ても迫力がありました。
やはりエヴァンゲリオンの世界観を持つ人はゴジラの世界観は理解できないのか?
日本政府や自衛隊の対応がリアルに見られるという点で期待して見に行った。エヴァンゲリオンの監督であるというので少々不安があったが、その不安が見事に的中した。
歴代のゴジラを見れば分かるように、ゴジラは恐怖の対象であると同時に、何か悲哀を感じさせられるようにできている。
人類が持つ科学技術によって眠りからさまされたり、元の動物から生み出されたりしたゴジラは、自身が犠牲者であり、悲しみを抱えているのである。
今回のゴジラは、動物というより、細胞の集合体というか「かたまり」のように描かれており、全く感情移入できなかった。やはり日本のSFアニメの世界観では、敵とは単なる攻撃対象の「かたまり」という考えが主流なのだろうか?予告編から見た画像では、何となく初代ゴジラの顔を連想して、てっきり初代をリスペクトしているのかと思っていただけに残念だ。
それと僕はエヴァンゲリオンを見たことの無いはずなのに、なぜかエヴァンゲリオンを見ているような気分はどうしてもぬぐえなかった。
今の日本ならではの映画かな
この前のハリウッド版を見るまではゴジラに対してほとんど興味が無かったので、過去作との比較は出来ませんし、エヴァにも全く興味がないので音楽以外はエヴァっぽいかどうかも全然分かりませんでしたが、一つの日本映画として、一つの怪獣映画として、十二分に楽しめたし、日本映画の底力を感じれて妙に嬉しくなった作品でしたね。
樋口真嗣監督と言えば昨年の「進撃の巨人」でやらかしたイメージもあったので、ちょっと不安だったのですが、今回はエラーを帳消しにする起死回生の逆転打だったかと。
まあ勿論、庵野秀明監督がいなければ、どうなっていたのかは何とも言えないところですが・・・。
とりあえず、ゴジラに造詣が深くない私としては、巨大災害シミュレーション的な部分での見応えの方が高かった作品でしたね。
これがハリウッド映画なら、ヒーロー的な存在がいたり、お涙頂戴的なドラマがふんだんに盛り込まれたりするのでしょうが、個人にスポットが当たるそれらの要素がほぼ無かったのが、逆に新鮮と言うか、リアルシミュレーション的な感じがして、これはこれでとても見応えを感じれる作品に仕上がっていたなと思いましたよ。
ヒーローや強力なリーダーはいなくても、日本には日本的な対処法がある、そんな作風に物凄く胸が熱くなりました。
震災や原発事故、昨今の異常気象を経験している我々としては、もはや想定外も想定内になりつつあるだけに、何が起こってもおかしくないとは思ってますが、そんな中でゴジラが襲来したらどうなるか、予想不可能な動きや攻撃を仕掛けてくるゴジラを違うものに見立てたらまた違った見方も出来そうで、いろいろと考えさせられたし、なかなか興味深い内容でしたね。
政府の対応はブラックジョークも相当含まれていて震災の記憶も少し蘇りましたが、でも日本行く末に希望が見えた終盤の展開には感動を覚えましたよ。
ゴジラ登場までの時間が短かったのも好ポイント、ハリウッド版は出てくるまでが長過ぎでしたので。
しかし進化前のゴジラのビジュアルが、手書き風でどうなるのかと思いましたが、あれはあれで結構好きかも、勿論進化後も私はアリでしたよ。
台詞が早口過ぎていまいち聞き取れなかったのは難点でしたが、まあダラダラやられるよりはこっちの方がまだマシでしょうかね。
それにしても、石原さとみは進撃に続いてまたしてもキワモノを・・・でも唯一リアルじゃないキャラが逆にいいアクセントでもあったかな。
片桐はいりのお茶とおにぎりのホッコリ度もホント良かったなぁ~。
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