シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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多岐に渡る継承
エヴァでお馴染みの庵野監督でしたのでとても楽しみにしていました。
個人的にはモスラなどの敵もなく初代ゴジラのような助けてくれるヒーローも存在せず尚且つゴジラの生態はどうとかなどの初代ゴジラに通ずる現実的なストーリーでよかったです。
しかし、政治的な内容が濃かったのにはなかなか難しいとこですね。海外向けにするとしたらなどを考慮すると難しいところです。ただ、庵野監督の「昔のゴジラに近づけたい」という言葉から考えるとこういうストーリーでありかなと思います。
個人的に凄いなと思ったのは、初代ゴジラのような恐い顔と目付きのビジュアル、そしてこれはわかる人にしかわからないと思いますが、ちょくちょく出てくる俳優さんたちがカメラにむかって喋ってる独特なカメラの取り方とか、名監督『小津安二郎』氏の撮り方ですね。多岐に渡る継承が多いなと思うとこです。
そう意味でも見てほしいと思います。
そして本作で個人的に最も注目してほしいのは中盤で出てくるゴジラが怒るシーンです。これはとても圧巻でした。このシーンが一番私は印象に残っています。
見てきました
40年来のゴジラファンから見ても、全体的な出来は良かったと思います。しかしながら、やはりドラマ部分があまりにもお粗末だったような気がします。日本が緊急事態に陥った時、政治家が余りにもアホすぎて笑ってしまいました。政治家の存在意義を考えた時、あの様なグダグダな対応をとるのか疑問を感じました。でも、日本製ゴジラを待ち焦がれていた1ファンからすれば久しぶりに興奮しながら観れた作品でした。
何が良いのか?わからない❗
ぬいぐるみでないですが、ぬいぐるみでないですが感満載の新ゴジラでした。特に変態前のゴジラは笑うばかりの出来。
ゴジラのしっぽは別の生き物ぽく、安物のぬいぐるみをクネクネしている感じ。
また、ゴジラの身体と背景の大きさが一貫していないので、シーンごとにゴジラの想像する身体の大きさがわかりませんでした。
評価が高いので見ましたが、金の無駄。今年最低の映画でした。
映画として観れる邦画
庵野秀明監督作品という事で、そのエッセンスはクドイほど散りばめられていました。
熱心なファンは嬉しいでしょうが、僕はそこまででは無かったので、途中意図しない形で笑ってしまう箇所がありました。
ただ、映画を観た後の“余韻”は近年の邦画では最大だと思います。
ゴジラを通して、緊急事態時の国家の対応や国防や国連に対して考えされられました。
面白いですが、「面白かった〜!」だけで終わらない映画でした。
荒ぶる神が降臨した時、日本人は何を選択するか
シンゴジラ
それは、新ゴジラであると同時に、神ゴジラでもある。人間にとっては、害獣であると同時に、神からの裁きでもある。超自然的災害とでもいうべき、乗り越える大きな壁だ。
しかし、ゴジラを倒すのは、最新軍事兵器でも、人間1人のスペシャルな力でもない。全員が自分のできることを最大限にやり抜く力一つ一つの集合によってのみなされる。それが本作では描かれる。
核兵器によって人類は救われるのか、滅びるのか。怪獣型核兵器とも言えるゴジラを核兵器によって倒すのか、それとも人間の叡智が核兵器それ自体を滅せるのか。ゴジラはその具象なのだ。
人間ドラマが足りないという人もいるが、人間ドラマとは、過去話を挿入することではない。困難な難題に挑む人々を挑む人々を描くことこそ、人間ドラマといえる。それはこの映画で最大限描かれてることだ。
使徒vsニッポン
冒頭からエンドロールまで興奮しっぱなしでした。
不必要な恋愛や、家族シーンなど一切排除
まさに全編クライマックスと呼べる内容で飽きることなく楽しめます。
ネタばれはしませんが
随所に庵野監督だとわかるシーンが満載。
邦画史に残る傑作です
絶対に観に行きましょう
ゴジラという対象
ゴジラという対象は様々だと感じた。
先の大戦、大震災、アメリカ、抑止力、地政学的な近隣諸国、そして自国。
核という、未だ答えの出ないテーマにも賛否両論が交わされていた。
作品中、自衛隊や消防隊が必死に人々を守ろうとしていたところは自然と涙が流れた。
これが愛国とか過激だとかではなく純粋に国を想うということではないだろうか。
平和とは有事の場合の紙一重で成り立っている。
ゴジラは決して架空のものではなく、ゴジラとなりえるものは、身近に沢山あるのだろう。
日々の暮らしや、人間の生きるを考えさせられた一本だった。
90点
史上最高かも!
非日常における混乱に文民統制の限界みる。義侠心に満ちた軍人と聖断による天皇直轄の近衛兵団・米軍の参加を容易にする安保条約の改訂→初動の遅れと火力不足を補うため必要不可欠。
嘗めてたけどこれは支持
まさに「シン」!!
僕は怪獣映画の類いがあまり好きではなく、少し見に行くのをためらったが、ネタバレ記事などから、ただの怪獣映画じゃなく、すごくリアルだと聞き、見に行ってみた。
結果はすごく満足した。初心に戻った感じがした。(ゴジラも元は反核映画として作られた。)風刺性がすごく、実際にゴジラがでたらこんな感じやろな~~というのを感じさせてくれる。特に最初の会議で繰り広げられる、なんとか無難な線に落ち着けようとし、現実逃避をしている所は政治家のことなかれ主義を、しっかり表現していた。
中盤の作戦で首相が死んでしまったのにはビックリした。
また、最後の作戦では東京の列車を惜しげもなく使うという、鉄道ファンからしたら、「なにやってんだボケ~~」(笑)といいたくなるような、作戦も妙にリアリティがあった。
日本の技術を使って核爆弾を使うという愚かな作戦を止めるという展開も、先述した反核映画として誕生した初代ゴジラのテーマを改めて提示したのも評価される。(二作目、三作目と続編を作るたびに反核映画としての風刺性が失われ、ただ怪獣がドンぱちするだけの映画になっていったのは残念だったから余計に嬉しい。)
最後のゴジラの尻尾の部分に人が絡まったようになっているのが、広島の原爆でお亡くなりになった人たちを意識しているように思えた。
色々謎を残して終わっていったため、続編を期待する。
また、さらにリアリティを引き出していた演出が、国際情勢が妙にリアルなことである。国連にまでゴジラ問題が広がり、核爆弾を使った作戦をしようとするが、日本が決行の日をできるだけ先伸ばしにしようとフランスに交渉するのもリアルである。どこがリアルかというと、交渉相手をフランスにするまでの決め方である。中露は日本から近いため、なにがなんでも核爆弾を落として、自分のところまでこさせないようにするという思惑があるだろうから対象国からはずすというやり取りからリアルな雰囲気を感じた。
俳優は、少し石原さとみが浮いている感じがしたが、それ以外はこれだけのテーマを伝えるのに十分な演技。高橋一生が光っていた。
最後にこのゴジラで印象的な台詞を紹介して終わる。
「ピンチは国を成長させるようだ。」
女友達と2人で鑑賞。間違いなく今年の1位。
面白すぎて、どこがどう面白かったか、言えない。何が面白かったかって、もう、すべてが面白かった。
3日経っても4日経っても、ずっと余韻が残っている、最早これは余韻ではない。恋だ。シン・ゴジラという作品そのものに恋している。憧れている。跪いている。なんてものを作るんだと床を叩いて打ちひしがれるクリエイターの皆様、仕方ないです。こんなもの、他の誰も作れない。
邦画にしかできない、日本人のための、最高のエンターテイメント作品だと断言したい。
エヴァだとか巨神兵だとか、ゴジラである必要はないだとか、ストーリーに乏しいとか、そういう風にしか感じない人は、とても損しているというか、勿体無いと思います。
シーンの行間を読む、というか、庵野が観客に投げかけたその空白を自分の想像で埋める楽しさとか、昔の特撮を思い起こさせるノスタルジックさだとか、次々と言い重ねられる台詞に込められた情報を自分の中に書類のように積み重ねながら処理し予想し裏切られる楽しさとか、まるで自分がそこに居るようなドキドキ感と間延びしないテンポの心地よさ、出演者が多過ぎる為出演シーンが数カットしかないのに見終わって数日経っても全てのキャラクターが思い出せるその設定は愛しく面白く個性的でどこかユーモラスに完成されており、ところどころでわざとらしさをあえて残し心に引っかかるアクセントとし、そしてパンチの効いたアングルで観衆を飽きさせず引きつけるなど……様々な技巧が駆使されていた作品であると思います。
それらを先入観なしに楽しめたら、いいのになと思います。
エヴァっぽい演出多数の会議映画
う~ん。。。なんだか眠たい映画でしたww
ただ・・エヴァンゲリオン大好きなので、庵野さんらしいというか・・
エヴァらしい演出が沢山あって、それはちょっと嬉しかったです。
会議のシーンがやたら多くて、みんな早口言葉みたいに喋っているのでロボットみたいでした。
長い文章噛まずに喋る役者さんには申し訳ないけど、ちょっと寝ちゃった( ˘ω˘ )
それにゴジラの出番少なすぎww
個人的にはエヴァと被せて見ながら楽しんました。
ゴジラは使徒、日本政府はネルフ?(ぃゃ国連(UN)かな!)と見立てて観賞してましたw
第一形態のゴジラは、第4使徒シャムシエルっぽいなぁ~。目とか(笑)
あの目は頂けないよねぇw そこは爬虫類の目の方がリアリティあったんじゃない?w
ヤシマ作戦ならぬヤシオリ作戦とかww エヴァファンならちょっと面白いかもだけど
ヤシマ作戦のBGMやたらと使いすぎで、しつこさを感じました。
本当に作戦実行の時に使って欲しいBGMでした。
石原さとみチャン、格好良いんだけど英語になると急に声のトーン低くなるのが
妙に気になります(;´∀`)
最後のゴジラのシーン・・しっぽにズームインしてましたが
人の手が多数あるように見えましたけど、あれは何を意味してるのでしょうか?
こういう謎を残すとこも庵野さんらしいんですが次回作ある伏線なのかな?
余談ですが・・
庵野さん、一時期鬱状態だったそうですが、このゴジラで気分転換になったようで
エヴァの映画作る気力が出たみたいですね。
庵野さんはエヴァの呪縛にかかってる気がします。
エヴァファンが、あーだこーだ言っても気にしないで自分の納得のいくエヴァの最後を見せて欲しいと思います。
映画終わらせて肩の荷を下ろして欲しいですね。
政治映画だった
ネタバレをおそれて事前情報なしでいったのが間違いでした。自分にはあわなかったです
特撮映画ではなかったです。CGも微妙でそもそもゴジラの出番はほとんどなかったです。
ほとんど会議で、しかもなかなか話が進まなくてじれったかったです。
舌を噛みそうな台詞を超早口で噛まずに喋るのはスゴイナ―と思いましたが、あんな台詞じゃどんなにすごい役者でも噛まないだけで精一杯ってかんじでした。話はリアリティーがあったけど台詞やCGとか石原さとみの変な外国人とかでガッカリ。会議が長くてテンポが悪くて退屈でした。ゴジラのデザインとかはそんなに嫌いじゃないです。
エヴァを感じさせる。面白いです。 難しい言葉を早口で畳み掛ける感じ...
エヴァを感じさせる。面白いです。
難しい言葉を早口で畳み掛ける感じ、映像も音楽もエヴァぽさを感じた。庵野監督、こういうの好きなんだろうね。お陰でエヴァロスが少し癒えた。
多様な視点を盛り込んだ秀作!これならハリウッドにも対抗可能!
テンポが速く、脚本もしっかりしていて、ミスキャストがなくて楽しめました。
「ゴジラ」と銘打ってますが、私の世代が見たことのある怪獣映画ではなく、現代の日本に巨大生物が出現したと仮定して日本の政治家や役人が想定外の事案にどう対応できるか(対応出来ないか)がメインの映画です。お子様向けではなく、中学生以上がターゲットですので、ご家族で鑑賞を考えている方は注意が必要です。
石原さとみが格好いい!英会話のレッスンはこの作品のため?というくらい見事な英語を披露。全てのキャストに長台詞がありますのでご苦労は多かったかと。
配役が非常にマッチしていて違和感なく感情移入できます。
音楽や中盤のゴジラの攻撃方法、クライマックスの作戦はどこかで見聞きしたようなものばかりなのでマニアのハートもガッチリです。
今ある技術でこんなとんでも生物とどう対峙していくのか?なるほどそう来たか!ええっ!それをそんな使い方しちゃう!?と楽しめました。
男性諸氏には無条件に是非おススメ。
政治や役人に関わりのある方はあまりに普段の仕事の進め方に似ていますが、前例のない事案に対処する際の思考訓練として面白いかもしれません。
女性は長谷川博己や竹野内豊が好き!という方は是非!「チャオ〜」みたいなおちゃらけた姿ではなく終始一環して熱く、格好いいです。
個人的はとてもおススメ。もう一回観に行こうと思える久々の日本映画の快作です。
これならハリウッドにも十分対抗できます!!d(^^)
やっぱり怪獣対決が見たかった・・・
人間側の描き方は、一般大衆を排してもっぱら役人の群像劇に徹している。それは別にかまわないのだが、肝心のゴジラの登場シーンが少なすぎる。(もちろん意図的なのは重々承知ですが)
新解釈のゴジラはとてもかっこよく、こうなると、やはり別の怪獣との対決がみたくなるのが人情というもの。
石原さとみの意外な英会話上手が驚きだった。(相当練習したんだろうな)
ゴジラ怖い
面白かった。
想定外の事態が起きると日本はこうなるのか、という諷刺。
残念な首脳部だけではなく、有望な若手はいるけれど。
それにしてもゴジラ怖すぎ(^-^;
目が死んでる。
生物としての敏捷さは全く無いし。
最後のあれはなんなのか?
MX4Dにて鑑賞。 大人向けのゴジラで、見応え有ります。 ゴジラが...
MX4Dにて鑑賞。
大人向けのゴジラで、見応え有ります。
ゴジラが動いてる時間がもう少し長かったらもっと良かったです。
石原さとみの役は微妙すぎますね…
ディザスターまとめてみた
スクリーン7 E-3
元々、そんなにゴジラに対して思い入れもないので、生粋のファンからしてみれば『邪道』かと思うけど、別にそこまで印象の悪い映画ではない。いわばエヴァ風世界観というべきものだろうけど、ミスマッチでもないし、ある意味ディザスターとしてはよくできているのだと思う。
庵野総監督なりの解釈がきちんと表現されているし、なにより、右往左往をする人間達の浅ましさが演出されていて、その情けなさが興味深いと感じる。
まぁ、近い将来こんなディストピア、現実になるんじゃないかなw
これは政治ドラマだ。
まさにこの政治ドラマの要素を楽しめたかどうかで、この作品の評価は180度変わってしまうでしょうね。でもしかし、たしかにゴジラが暴れる時間は確かに短いのだけど、凄まじいことこの上ないのだった。その上に、まるで畳み掛けるアクションシーンの如き人々の駆け引きが、その凄まじいゴジラとの格闘の大部分であることも確かで、また派手な戦闘シーンに向けての実に効果的な助走になっていると思う。私は全く退屈することなく、むしろ興奮を味わった。庵野の手腕はやはり素晴らしかったというのが正直な感想である。私は全くゴジラファンではなく、思い入れも薄い…が、ギャレス・エドワーズ版を虫ケラのように踏み潰すほどの圧倒的な出来栄えだと言っても過言ではないと思う。
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