シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
全1624件中、1121~1140件目を表示
良かった
近年のハリウッド版ゴジラは視聴済み、エヴァや昔のゴジラは全く知らないが日本を守ろうとする人々の熱さに揺さぶられた。
ゴジラが口から放射能ビーム?を吐いた時の絶望感は凄まじかった。現代日本で未知の生物が東京を蹂躙してしまう姿としてはかなり強烈。
そこからの再起や国連、米国に対する政治的駆け引きなど見応えもあった。
ゴジラが凍結してからの幕引きは少しあっさりしすぎて物足りなくはあるが続編に繋がるのであれば期待したい。
こういった日本映画がもっと増えてくれれば嬉しい。
庵野ならではのシン・ゴジラ
進化したゴジラ
若手精鋭のチカラ
進化についてこれない人は
ゴジラに見立てたもの
とても楽しめた。
3.11後のゴジラという評もあるが、それはその通り。と同時に“戦後”も射程に入った作品となっている。
“戦後”も“災後”もかわらず日本は日本という姿がこれでもかと見せつけてくれる。だから面白い。
面白いのはそのバランス感覚だ。
作品からは決断にプロセスばかりが降りかかり混乱する政治の姿が見える。これはあたかも憲法に緊急事態条項を入れよという主張にも見える。しかし、そんなもの無くても対処してしまった国家の強さもこれまた描かれている。決してプロパガンダ映画ではない。
日米安保に依らざるを得ない“戦後”日本の姿はもはや常識なのか?アメリカの属国ぶりの描き方も見事だ。
しかし、その属国が絶妙な交渉で多国籍軍の核攻撃から東京を守るしたたかさも描かれている。
頭を下げる総理代理役の平泉成の姿は日本の情けなさを表層とした強さと狡猾さを表現していて震えた。素晴らしい。
ゴジラのことはよくわからない。オタクには勝てないので何の評論も出来ない。ただ、見たことがないゴジラへの攻撃のシーンには思わず「おー!」と声が出た。すごかった。
まさに新ゴジラ、映画館で観るべき
本家ゴジラ最高でした。
思っていたのと全然違った
ん〜
「ゴジラ」の名を借りた寓話劇として観たほうが良いと思います。絶望的...
「ゴジラ」の名を借りた寓話劇として観たほうが良いと思います。絶望的な状況下での政治風刺と、それでも一人一人の力を結集すれば、どんな問題ににも立ち向えるという希望を作り手は示したいのだと思いました。それこそ、これほどの大規模の作品を完成させたことに、スタッフや演者一人一人の執念を感じさせます。
なので、セリフや登場人物の8割方は把握しなくても支障ないですし、作戦がどうだとかゴジラの生態はどうなっているだとか、あまり意味はないと思います。
自衛隊が攻撃云々とか、核攻撃云々といったセンシティブなテーマも一応触れていますが、フィクションとして観れるラインだと思います。
むしろ、「作り手が観てほしいアクションやセリフ」のてんこ盛りで、それはそれで思い切りが良いのですが、それぞれのフェイズで見られる粗さや演出のノイズ、クドい台詞回しが残念で、石原さとみは置いとくとして、一番気になったのが一部ゴジラの描かれ方で、アニメファンに向けてなのかゴジラファンに向けてなのか知りませんが目配せしているようで、何か不自然で釈然としませんでした。
ただ、これだけ風呂敷を拡げておいている割に、政局、作戦本部、戦局、アクションをすっきり見せてくれているので、うるさいことは言いたくなりますが、全編通して結構楽しく観れて満足できたので、オススメです。
情報量も編集も凄いぞ
聞こえてくる評判にやっとの思いで劇場へ。
これは凄い。庵野秀明はこの映画を作るために今までのキャリアがあったのでは!と思えるほどの力作にして傑作。
自衛隊と怪獣との攻防 という視点なら今までの映画にもあったが、それをより硬派に、圧倒的な情報量とスピード感を加え、オールスターな役者陣を揃え、描きたいものだけを撮ってる!これほど明確で力強い怪獣映画があったであろうか!
政治の世界もリアリティを持たせ(他国の介入をも)その上で虚構の怪獣との攻防を念入りに。会議室のシーンが長いのだが一時も退屈させないっていう。
フルCGゴジラということで自分の中では危惧もあったが、今までのゴジラに敬意を払いつつ今これが描きたいというのが伝わってきた。
自分にとってこれ以上の怪獣映画はない。
ゴジラでなくただのおたくアニメ
怪獣娯楽映画
鎮魂のモニュメント
偶然にも8月6日に鑑賞。感慨深い。
無惨に殺された被爆者たちの怨霊に対して、今生きているものたちがどう折り合いをつけられるか、という話かと。
マキ教授がその怨念と自らの身体を投じて起動させたゴジラを、生者はそれがいったい何なのか全く理解できず、初めは武力攻撃により殺す、あるいは追い払う、ということしか考えられない。臭いモノにはフタである。だが2度目の出現くらいからはそれが核と核の犠牲者の怒りに関するものであることが徐々に明らかになり、それを悟った者たちのゴジラへの対処方法は単なる破壊ではなく、血液凝固剤による活動停止を狙ったものとなる。ゴジラは最終的に屹立した姿で固まる、しかも皇居で。その尾には被爆者たちの凄惨な姿が。東京のど真ん中にそびえ立つ鎮魂のモニュメント。これを真ん中に戴き、東京の復興が始まる。
宮沢賢治の『春と修羅』も読んでみたい。あと『この空の花』の影響がかなりあるんじゃないかと。
素晴らしい新しいゴジラ
これ程素晴らしい映画がどこにあるのか。
間違いなく自分の中でゴジラシリーズの中では確実に一番面白かったと言える。
ハリウッド版ではやられたとは思ったが、やはり日本の作るゴジラは一番素晴らしかった。
ひねくれたレビューなど見ずにとりあえず映画館で見る事をオススメしたい。
SFファン歴は長いものの、怪獣映画には全く興味がなく、これまでゴジ...
SFファン歴は長いものの、怪獣映画には全く興味がなく、これまでゴジラも観たことがなかった。
見終わって、怪獣ものってこんなもんか、と考えていたけど、レビューを読む限りではそうではなく、この映画が怪獣ものとしては異色らしい。
確かにゴジラを題材にした政治映画という構成なんで、それがゴジラでなく北朝鮮侵攻や隕石落下でも良かったのだろう。逆にこの設定でモスラとかも出てきてゴジラが戦い始めた折には途中で出ていたかもしれない。
日本はアメリカの属国だけど、まあ程良く仲良くしてもらってる関係がコミカルに描かれていたけど、欲を言えばあの役が日本的美少女系の石原さとみじゃなくてローラとかハーフ系だと良かった。あとは進化する前のゴジラの目が着ぐるみっぽくて嫌だったが、日本映画を見直しきっかけになった。
全1624件中、1121~1140件目を表示