シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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エンタメ作品としてこれが作られたことが嬉しい
ゴジラは一つも見たことないし、庵野にも何の思い入れもないが、評判がえらい良かったので見に行ってみたら、納得。興奮したし、フィクション映画を見て初めて恐ろしいと感じた。
明らかに東日本大震災とその後の原発事故を意識した演出とストーリーは、見ていて本当に辛かった。特に蒲田上陸のシーンは津波そのままだったし、放射能炎で東京が焼かれるシーンはあの時の気仙沼を見ているようだった。初代ゴジラは原水爆の被害をテーマに、B29の空襲ルートに沿って東京の街を襲撃したらしいが、今回の「この時代にこのストーリーのこの演出で」という感じは、ある意味では見事な先祖返りをしてみせたのかも知れないと思ったり。この作品に出てくる官僚と政治家、あまりにも有能過ぎないか?と思わんでもないけど、何かと自粛ムードを醸し出したあの出来事を、こういうエンタメ作品に昇華してみせたことが何より嬉しい。それに、安っぽい「絆」とか場違いな恋愛ドラマを一切挟まない、滅茶滅茶地味な映画でも面白いもの作れるのだと知らしめてくれた点も。あと尾頭さんがめっちゃ良いキャラしてた。石原さとみは、まあしょうがないか…。浮いてたけど。
真神新・呉爾羅
面白かった。印象的だったのは、これぞ真形態の上陸したゴジラを丸子橋で自衛隊がアパッチや10式戦車等で迎え撃つシーン、米軍空爆後の今までに見たことない炎を吐きながら背ビレや尻尾からも熱線ビームのシーンは史上最恐でBGMとともに神秘的、東京駅での戦いで高層ビルを爆破して押し倒したり新幹線やら電車での攻撃は新鮮で面白かった。血液凝固剤(?)を飲ませてやっつけたみたいだけど最後の尻尾の先の意味深なガイコツ(?)は何?次回作はこのカチカチになったゴジラをどうしたら面白くなるだろうか。
久し振りの傑作
いきなり東京湾の海底トンネルに現れ、羽田のポンプ場から我が家の近くのドブ川を通り蒲田で暴れたときには、驚きました。
うちの近所のドブ川の橋は大破、ご近所のマンションもボコボコでした。私の家にも瓦礫くらいは飛んできたのかも。ただ、あの形態はゴジラではないです。
川崎からの再上陸には、防衛ラインが多摩川に置かれ、前の職場の近くの河川敷に戦車隊が配置されたときには、再び驚きました。
あと面白かったのは、政治の駆け引きです。内閣の決断力の無さ、責任の所在の押しつけ、憲法第9条と日米安保条約との兼ね合いなど、なかなか自衛隊の出動もままならないことが分かりました。在日米軍も困るでしょうね。戦争法(平和関連法案)に関心がある人も見るべきです。
音楽ですが、最初の伊福部さんのゴジラのテーマが流れたときには、懐かしくて涙が出そうになりました。人類が反撃に出た時にかかる「怪獣大戦争マーチ」にも心が熱くなりました。
とにかくうちのご近所の方々には、お薦めの映画です。
日本らしさの良いとこが感じられた
タイトルなし(ネタバレ)
ゴジラが大好きで今回新作が日本で作られると聞いてとても楽しみにしていた。
が、なんとまあ期待はずれというか。
良い部分ももちろんあった。
まず、ハリウッド版ゴジラと違って、始まった瞬間に事件が起こって、ゴジラの登場が早かったこと。
そして最初から最後までリズムよく進み、間延びしていたり飽きるところがなく、最後まで一気に見れたところ。
退屈する時間がなかったところがこの作品の良かったところだと思う。
それと、ありがちな主人公の恋愛や家族物語が一切なかったところ。
シンプルで、完結。これは良かった。
しかしそれ以外まあ本来のゴジラとはかけ離れた期待はずれのものだった。
ゴジラに関して言えば本来のフォルムから大幅に異なり、手が小さくなり脚が太い。しっぽもやけに長い。
それに歯が小さい。これは個人的にとても気持ち悪かった。
ピラニアみたい。
もっと普通に歯を生えさせれば良かったのに。。
目が魚の眼みたい。
なんか本来の眼じゃない。
全体のバランスが肥満の洋ナシ型みたい。
しかも口だけじゃなく、背中や尻尾からも放射。
しかも一番気に入らないのは、口から放射した時に顎が2つにカパァと割れるところ!!!!
バイオハザードのゾンビの進化系みたいな、エイリアン的な感じ。
ここまでするならゴジラである必要ない。
これは本当にショック。
こんなビジュアルにした理由が聞きたい。
ゴジラがこんなフォルムである必要がどこにあるのか聞きたい。
他には、石原さとみの英語も気を散らす。
これも必要性を感じない。
ゴジラを見るにあたってそこにこだわったのが謎。
あとは主人公が政治家ということで、指揮をとるだけなため、戦場との距離が遠い。
よってあまりゴジラと戦うところの緊迫感、恐怖感があまりない。
住民のゴジラに対する恐怖感が強調されていないため、本来ゴジラが登場した時のみんなの恐怖というものが感じられない。
また、あまりにもよくできすぎた戦略。
瓦礫だらけで、道にトラック何台も通れないはずなのに、なぜかゴジラが倒れたところにすぐ車が到着して凝固剤を口に流し込む。
え?がれきは?
なんでここにゴジラが倒れるってわかったん?
疑問が残りますね。。
今思いつくのはこれぐらいですね。
まあ期待しすぎました。
監督が庵野ということでエヴァファンは褒めるのかもしれません。
基本、特撮は嫌いなのですが
なかなかおもしろい
ゴジラって実はあまり見たことなかったかも。
日本を日本人が守るという点、官僚と政治家の感覚のズレや様々な許可に時間がかかる点などなど。
難しいところもあったがなかなかよかった。
日本に3度目の核爆弾を落とさせないってところは感動。
思ってた以上に面白かった。
あまりにも、賛否が分かれてたので逆に気になり、個人的にみたい理由の一つが最後の一押しになり鑑賞。
前感想にあったように、確かに専門用語とかセリフが多く早口。
でも理解なんとか出来るしそのスピード感がより深刻な状況を加速させて行き。
自然or人の考えを超えた災害時の政府の動きや、やりとり、国同士の互いの駆け引きなど、子供の頃にみた微かな記憶のゴジラの印象とは違う角度でグッと見守る気持ちで見入りました。
個人的にはとあるシーンの人々の信念や行動に、災害時のニュースで見たなんとかその状況を打開しようと頑張った居た方々の事を思い出し泣いてしまったり、色々な気持ちが沸き上がりました。
ゴジラも怖いながらどこか『カッコイい』の思ってる自分も。
エヴァも好きなので「あ~庵野監督だわ」と思える所もしばしば。
役者さん達も本当魅力的で、平泉成さんの読めないようなでも…っとなるのが個人的にうるっとまたしました。
見に行って良かった作品です。
因みに私が見たくなった理由は、
『ゴジラってまともに全部見たことないかも(子供の頃過ぎて断片的にしか覚えてない)』
『庵野監督ってのも気になる。(エヴァ頑張って)』
『長谷川さんや魅力的なキャスト(豪華!)』
そして同じ理由の人が居るかな?と思うのは。
『まさかのマフィア梶田さん!?(しかも庵野監督直々オファー?!)』
結果『ここぉ!!?あぁ、ハマり役ですわ(笑)』
と緊迫した中のまさかの個人的オアシス(笑)
もう一度みたいですね。
霞ヶ関の役人は見ると苦笑い
(訂正)まあまあ
ヱヴァンゲリヲンが好きなので、庵野監督がどういう実写を作るのか興味があり鑑賞。しかし特にゴジラへの思い入れもなく、本当に子供の時に見て以来のゴジラ鑑賞。
まあ政治家の決断力の遅さによる混乱などちょっとデフォルメされてる感はあるものの、リアルな早口トークを取り入れて3.11の震災をベースに作られてるなあとは思ったが、その会話がまあ入ってこない。この部分とゴジラがほとんど動かずなんか経費削減しているようで気になった。しかし後半にかけて壊滅的になった東京の景色の見せ方や、一致団結して立ち向かっていくところなど盛り上げ方がうまく、最終的にはまあよかったかなと。しかし巷で絶賛されているほどいい映画だとはさすがに思わなかったというのが率直な感想。
すごい
面白いとの前評判を聞き、期待しすぎずに観に行ったのだが、期待を上回る面白さ。米軍機のゴジラへの攻撃で市民が地下鉄に避難するところとか、なんかリアルで怖かった
ハリウッド版ゴジラより好き
意外だった。
初心者にも優しい
怪獣映画ね(笑)、ゴジラの知名度にあやかった有名アニメ監督の映画だからつまらないだろうと見に行く事なんて微塵も考えていなかった。
Twitterの評判が大変よく、たまたまクーポンがあったので何の気なしに足を運んだら何だこれ。面白いじゃないか。
まるでドキュメンタリー…安っぽい人間ドラマや恋愛描写、素人でもツッコミたくなるような馬鹿な行動や唐突な御都合主義もなくて邦画にありがちなイライラが一切ない。
ゴジラの既存知識はほぼ皆無(原爆だか水爆だかで出来た怪獣?程度しか知らない)で、特撮怪獣映画は何となく敬遠していたがこれは見に行かねば勿体無いと思う。
知識無しでも十分楽しめる。
リアリティ溢れ手に汗握る展開を大画面と重低音で楽しめるのは映画館だけだ。
そしてスーツや制服のカッコいいおじ様だらけ。やったね。
幸い、今一番話題の映画なので女性の一人客も見かける。私もその1人だった。
性別で行くことに二の足踏んでいるなら臆する事なく一歩踏み出して。仲間はいます。
凄い映画
現在日本で作れるゴジラで、ここまでやり切ったというのは素直に賞賛します。
内容はキューブリックの「博士の異常な愛情」のような、思考実験に近いものをゴジラを通して作成していると感じました。
思考実験の中身は大まかに2つ、「日本に想定外の脅威が現れたら、日本は対処できるのか」と、「大量殺戮兵器に対抗するには、より強力な兵器の使用以外に方法がないのか」。
映画の細かい評論は僕には出来ませんが、上記2つの、今の日本に日々降りかかる重大なテーマを、映画として描き出すことが出来ていると感じます。良くも悪くもとても日本的な展開と解決法で、「これは核に頼る欧米人には作れない、本物のゴジラだ」と、感心します。
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