信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)のレビュー・感想・評価
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ドラマ観てなくて。
てっきりドラマのやつをまとめた感じなんかなと思って見に行ったら
まさかのその続きで
やべー、ドラマ見てなかったからついていけないかもって思ったけど
そこそこわかりやすくダイジェストしてくれて助かった(笑)
んで、内容は超面白かった/(^o^)\
お話は酷いけど、 小栗劇場として観れば いい時間。
月9だったにもかかわらず、
シゴトが忙しかった時期で、
このドラマは観てませんでした。
いつものことながらそんな状況ですが、
話題作は劇場で観るという信念のもと、
足を運びました。
まぁそのくらいの方が、
1本の映画としてピュアに
語れるということでしょうか(笑)
ドラマ次回予告のような説明で始まるのですが、
戦国時代にタイムスリップした状況設定や、
なぜ家臣からの信頼が厚いのかも、
全くわからないままですね。
いやいやいいんです。
ドラマを見てないマイノリティなボクが、
いけないのですから。
信長と入れ替わって、
信長が光秀になるみたいですが、
逆に殺られちゃうなぁと、
すでに読めてしまいました。
「えっ、俺死ぬの??」
それな、小学生でも知ってる(笑)
信長と入れ替わったサブローが、
無知すぎるのに苦笑。
常識的な史実が分かってると高校生だと
違う話になっちゃうから、
しょうがないですね。
そして歴史の教科書を見て、
歴史は変えられないと自分で気づいてるのに、
自ら本能寺を選ぶのも、さすがに無理があります。
サブローが唱える、
「戦の無い平和な世界」がテーマの軸かと思えば、
すぐ戦を始めちゃうし...。
史実縛りで筋書きが読めている分、
新しい驚きや感動ストーリーを考えないと、
映画として成立させるのは難しい。
そこは、もう少し頑張って欲しかったなぁ。
期待してたラストも、ええっ?と呆れました。
こんなカンジで物語は穴が空きまくって、乱暴すぎ。
けどTVシリーズの続編とコミック原作ですから、
この際難しいことは抜きにしましょう!
そんな笑っちゃう内容でも
結構楽しく観れたのは、
俳優小栗旬の存在感です。
一人二役の「小栗劇場」は、
コントラストをはっきりさせて、
惹きつけるものがありました。
共感軸と客観軸をうまく対比させた演技には、
見応えがありましたね。
そこに実力派の山田孝之さんが、
作品全体に深みを与えてます。
柴咲コウさんも、凛とした中にもお茶目な佇まい。
難しい役作りを、しっかりこなしてました。
向井理さん、藤ヶ谷太輔さんも安定しててよかった。
濱田岳さんの家康は、auのCMにしか見えませんでしたが(笑)
こんなカンジで。映画レベルの原作ではありませんでしたが、
日本のヤングアダルト実力派俳優の熱演が、
大スクリーンで体験できてよかった。
それはそれで、素敵な時間でしたよ。
ドラマの最終回から
楽しみにしていたので、楽しみにしていた分見たら、イマイチって思ってしまうかと不安に思いながら見ましたが、十分満足!
歴史をある程度知っている分、本能寺で信長は死ぬ。明智の三日天下と言われているのだから光秀も数日後には死ぬ。
そのままなのか?入れ替わるのか?どっちにしろ死ぬのか〜?と、頭の中で叫びながら見てました。
しかし、歴史をここまで自由に動かしながら破綻させずにまとめて、それでいてラブストーリーもきっちりと盛り込んで、楽しめました。
突っ込みどころは多少あれど(スマホの充電はどうしても気になりましたが。)、楽しむ為のスパイスと思い、素直に見たので、ラストはやはり涙、涙でした。
欲を言えば、じっくり時間をかけてドラマ版で見たかった。
映画もいいですが、あっという間に終わる悲しさです。
テレビ版を観ておけば良かった
テレビ版の続編だと聞き、テレビ版を観たことがないので話に入っていけるか不安だったが、冒頭でザッと説明があったので問題無かった。
しかも、面白いのですぐに集中できたし、小栗旬さんの演技力にも感心した。
小栗旬さんは、ルパン三世でのルパン役が記憶に新しいが、今回は『ひょうきんな現代っ子』と『戦国時代の信長』を上手く演じ分けていた。
声色、表情、笑い方、姿勢、全てが上手い。
この先もどんな役を演じきるのか、期待大だ。
映画を見終えてから、テレビ版を全話観た。
笑い所と泣き所が満載で、キャラクターの一人一人が魅力的だった。
先にテレビ版を観ておけば、映画版も二倍三倍感動することができただろうと、少し後悔した。
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