バケモノの子のレビュー・感想・評価
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久々に泣いた。
細田守監督の作品は初めて観ました。
師匠=暴れん坊の熊徹と弟子=生意気な九太(本当の名前は蓮)の奇妙な師弟関係で、お互いに成長する様がとても良く出来てました。素晴らしいです。
独りぼっちの九太は、バケモノの世界に迷い込み、色々とあって熊徹の弟子になるんですが、やり取りが面白かったですね~ ちょいちょい笑いがあったりしましたw
熊徹は九太を強くする為に教えようとするのですが、教え方が下手くそw しかし、九太は独学で、熊徹の動きを真似をしたり、だんだんと成長していきます。(^^) もちろん格闘術も学んでいきます。
楓との関係もなかなかよかったですね~ てっきりデキるのかと思いましたが、デキませんでしたが、ラストはいい形で終わったのでとても気持ちいいですね。(^^)
そして、九太と一郎彦戦で、熊徹のシーンがちょっと悲しかった。。久々に泣きました・・・ 。
ちょっとイジメのシーンが若干キツいですが、それ以外はめちゃくちゃ面白かったです!
オススメです!(^o^)
息子は父の背を見て育つ
細田守監督最新作!
「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」…新作発表の度にいつもその年のお気に入りに挙げるので、今回も非常に楽しみにしていた。
見た事ない世界への冒険、アクション、成長、淡い初恋、そして…
「おおかみこども~」が母と子の温かい感動なら、本作は父と子の熱い感動!
父と子と言っても「おおかみこども~」のように血の繋がりは無く、孤独な少年・九太はひょんな事からバケモノ・熊徹の弟子となる。
師匠と弟子と言っても敬意や固い絆はまるで無く、口を開けば言い合いばかり。
片やぶっきらぼうで暴れん坊、片や生意気だからさらに質が悪い。
修行始まっても熊徹の教え方が超下手くそ。
グッと掴んでビュッとバッ?
心の剣?
…所が、この“心の剣”に終盤感動させられるとは。
男同士ってこうも不器用。距離の縮まり方もぎこちない。
しかし、共通するものがあれば自然と距離は縮まる。目に見えてではなく、クサい言い方をすれば、心と心でしっかりと確かに。
強くなりたい。その一心で九太は熊徹を見て成長していく。
ここでニクいのは、九太と共に熊徹もまた成長していく点だ。
修行し、共に成長し、強くなる…ジャンプ世代の男子なら胸アツ必至!
青年になった九太は再び戻った人間界である少女と出会い、自分の生き方に悩む。
独り立ちを許せない熊徹は、さながら昭和の頑固親父。
いつの間にか情愛が芽生えていた。
九太は熊徹に拾われて良かったと思う。
終盤、九太と似た境遇の者が事件を起こす。
その者は、何故父と同じ“バケモノ”になれないのかと心に闇を抱える。皮肉な事にそれがその者を、本物の“バケモノ”へ変貌させる。
九太もひょっとしたらこうなっていたかもしれない。
そうならなかったのは、熊徹が居たから。
確かに熊徹は優しさの欠片も無ければ、立派で理想的な親には程遠い。
が、親の評価は子がどう成長したかで決まる。
終盤、九太をある悲劇と事件が襲うが、逃げ出したりせず立ち向かう。
その姿には紛れもなく、熊徹の強さと逞しさがあった。
息子は父の背を見て育っていた。
スピーディでダイナミックでテンポいい細田演出はいつもながら胸躍る。
徹底的にリアルに描かれた渋谷の街並み、ファンタスティックながら生活臭を感じるバケモノの世界・渋天街。この二つの世界、人間の知らぬすぐ傍で繋がっているというのがまるでホグワーツみたい。
生き生きとしたキャラ描写、豪華ボイス・キャストも熱演。
テンポはいいが展開が急だったり、少年期九太=宮崎あおいと青年期九太=染谷将太のあまりの声の違いは少々難点。
九太の実の父親の存在や九太が最後選んだ道などは人それぞれ評価分かれるかもしれない。
でも、後味良し、満足度の高い夏見るにぴったりのエンターテイメント!
バケモノと人間の師弟の絆なら、タイトルは“バケモノの弟子”。
だが、見れば納得、父と子の熱い感動物語。
だから、“バケモノの子”!
期待を裏切らない映画
今のところ、細田監督の作品はどれも面白いので、期待をして試写会へ。
結果、いい意味、期待が裏切られました。私が期待をして思っていたのを上回りましたね!!
まず、大人から子供まで、誰でも安心して楽しむことが出来る映画です。
そして、やはり映像と音楽が素晴らしい。(しかし、音楽は余り印象には残らないです。)なので、原作を読む前に映画を観て欲しい。そして、これは映画館で観て欲しい!!
映画を観終わった後に原作を読んで欲しいです。結構、映画で出ていない事が原作には書いてありました。
映画を観る前には「白鯨」を読んで欲しい。書店にもバケモノの子の関連書籍として、販売されていましたが、物語の重要な鍵となります。(サマーウォーズでは花札のルールを知って欲しい的な感じです。)
最悪の駄作
あまりに酷過ぎて、上映終了後もなかなか席から立ち上がれなかった。
とにかく目に付く脚本と構成力の無さ
良い評価を付けている人は本当にこの映画を理解できているのだろうか?
性格上感覚的に観ることのできない私にはとにかく苦痛でしかなかった。
以下悪かった点
・「展開が唐突すぎる」
これが最悪、構成力の欠片も見えない。
(1)一郎彦がなんの脈略もなくいきなり黒化する。
なんの接点もないクジラ化したり、まるで意味不明
(2)主人公も一郎彦もただの人間のはずなのに、心に闇だの不思議な力が使えたりだの
なんの説明もなく超展開が始まる。完全に観客置いてけぼり
(3)いきなり現実世界とリンクし出す
バケモノの世界内で終わらせとけば良かった物を・・・。完全なる蛇足
(4)終盤のヒロインによる一郎彦に対する説教
えっと・・・ヒロインと一郎彦って初対面ですよね?
まるでいらない。
今までまるで接点のなかった人にもっともらしいこと言っても、凄く空々しく聞こえる。
なんか伏線作っとけよ!
・「序盤のクソ寒いギャグ」
面白いと思ってるのか?
笑ってる奴なんてほとんどいなかった。
・「なぜかいつも熊徹の家にいるバケモノ二人」
どうでもいいけど、こいつら仕事は?
熊徹との関係性に一つも言及することもないまま、狂言回しとしての役割に収まっていく
なんか説明してください!頼むから
・「昨今のブームに跨ろうとしたとしか思えない壁ドン」
このシーン事前の父親と再開してからの流れも意味不明で(てか父親全然話に絡んで来ないし登場させた意味ないだろ・・・)余計にイラつく
とにかく突然ヒロインにキレて壁ドンして凄く白けた
・「で、結局荘子とやらが各地の名人尋ねさせた意味は何だったのよ?」
全く回収されず。
まるで意味のないシーンだった
・「一郎彦が蓮恨むに至る経緯が抜けてる」
序盤と最後以外にほとんど絡みのないこの二人
最後にラスボスとして登場させるなら、狂言回しの二人とか現実世界なんか放っといてもっと一郎彦と主人公絡めろよ
いきなり敵化したのには本当に冷めた。
見てたらあまりの酷さに頭を抱えること必至
・「いきなり主人公が勉強を始める」
熊徹に付いて強くなることを求めていたはずなのに、どうしてこうなった?
大学に行くとか言い出して、熊徹との今までの絡みはなんだったのよ?
途中で路線ブレさせる意味がわからない。
『総評』
現実世界と絡めるなら、普通に育ての親としてのバケモノ熊徹と、産みの親としての父親との間で揺れるくらいで良かったんじゃないだろうか?
一郎彦の黒化はマジでいらない。
とにかく説明不足で、ヒロインとの絡みも正直必要性が見えなかった。
だいたい最後「お呼ばれしちゃった」とかバケモノの世界に来るのはなんなんだボケェ。
やたらと白鯨を持ちだすのだが、主人公と何の関係性が?
ちゃんと関係性を付けろよ!
映像だけは良かった
音楽はさして印象に残らず
才能あるアニメーターを無駄にしやがって
とりあえず細田はもう監督辞めろ
ジブリ並の製作費使って出来上がったのがこれか?
いまどき三流の深夜アニメだってここまで脚本が酷いのは珍しい。
日本アニメの恥さらし
観てない人は絶対観に行かない方がいいです
マジで時間と金の無駄
ストーリーがいい
細田守は新たなステージへ
細田守監督作品はサマーウォーズが凄く好きでおおかみこどもは大変苦手です。
ですがおおかみこどもはいらない子じゃなかったんだね!と、この作品で救われました。私自身。
2時間は結構長いんですがサクサク進みます。内容的には結構ぎっしりなんで退屈する事はありません。
心配の声優さんは俳優さんも含めとても良いです役所さん最高です。
音楽はびっくりする程印象にないです。毒にも薬にもなりません。
肝心の内容ですが個人的には面白かった良かった。雰囲気で乗り切るエンターテイメントです。エンターテイメントに徹してます。その分おざなりな部分もあり、後々あのあれ唐突だったなとか話のアラが気にったりするので、みてる最中に気になると苦痛が伴うかもしれません。
細かい事気にしないで楽しめたら最高です。モヤっとした部分もありますがBDは買おうと思います。
くぎつけ
完成披露試写会行ってきました。
ほんまこの世で1.2を争うぐらい生意気なガキが嫌いなんや…よくフィ...
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