劇場公開日 2015年7月11日

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「最悪の駄作」バケモノの子 iさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0最悪の駄作

iさん
2015年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

寝られる

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i
2015年7月20日

私も、一郎彦については唐突すぎて困惑しました。黒化はもっと伏線や説明があって良かったし、主人公との絡みも多く描く必要があったと思います。急に敵対視されましたからね。
鯨になったことについても……「鯨がもう一人の自分を表している」というのは作中で楓が言っていたのでわかるのですが、ではどうして一郎彦は鯨に「なれた」のか?
バケモノの世界で育った一郎彦は文字も読めず、もしかしたら鯨を見たことすらないかもしれない。なのに道端に落ちている「白鯨」の小説を見て、「くじら」と発音し、その姿に変身したのは、ストーリー上必要なことであるとはわかっていても唐突すぎました。
勉強熱心なレンのことですから、本にふりがなを振ったり、鯨の挿絵を挟めていたとも考えられますが……。平仮名も初めて見るはずですよね。それとも闇となったのであれは一郎彦ではない別物なのかな?
細かいことなんですが、白鯨のエピソードは物語のキーポイントの一つだったので。
むしろ小説を見てではなく、鯨が出る広告を見て……ならもっと感覚的でわかるんですけどね。
まあ、揚げ足取りというか、そんなどうでもいいところ!って言われそう。でも、そういう小さなところが気になっちゃう作品だったと、私も感じた。その他に関しても。
あとレビューでボロクソ言うなら別の作品見ろ!は筋違いと思う。ちゃんと根拠があるレビューだしさ。面白いと思った人には気分悪いかもだけど、一応ネタバレ表記の星1評価で酷評レビューってわかるじゃん。どんな作品でも感じ方は人それぞれだし、出来る限り見ないようにもできるよ。

きり
ゆ!さんのコメント
2015年7月19日

もうコメントにでてるように、本当にそれ。観る側の想像力の無さ…
わかる部分も確かにあるけど、それこそ気になる点に無駄なところが多すぎる。
具体例出すと、熊徹だって仕事姿とくに晒してなかったんだからあの2人はもっと見せなくていいでしょう。正直しててもしてなくてもストーリーの軸に大きく関わるわけじゃないんだからどうでもいいと思う。

一郎彦が鯨になっていたのは楓が説明していた「自分をうつす鏡」として出てくる鯨を一郎彦のきもちなどを比喩して表してるんだと思います。
伏線張れよとか言う割に張ってあった伏線から想像、考えたりはしないのね。その伏線に不満なら別ですけど。否定的な考えだけぶつけるのは幼稚に見えるからやめた方がいいですよ。

あなたの考えるところや感じ方はわかるし受け止めるけど、ここまでどうでもいいとこまでボロクソ・ブーメラン発言するのはどうかと。
映画の評価を公言していいのは、論理的にも感覚的にも映画をみれる多様性を持ってる且つ例え面白くなくても完全否定なんかしない人だけですよ。
そんなに面白くなかったのならそんなにボロクソ言わずに別の自分に合った楽しい映画を沢山観ましょう!

ゆ!
ハルさんのコメント
2015年7月14日

作品の説明不足というより、
観る側の想像力不足だな。

ハル
tellusさんのコメント
2015年7月4日

一郎彦の敵化は本当に不思議でしたが、一郎彦は師匠みたいになりたくてもなれない(勿論、師匠はバケモノなので、牙も生えなければ、鼻も伸びない)そして、自分とは一体なんなのか?という心の闇を抱えています。そして、ついにそれが耐えきれなくなり、暴走します。バケモノの達が人間は心に闇を抱え、いずれ取り返しがつかなくなると言っていましたが、このことなんです。
そして蓮は、一郎彦を救えるのは同じ境遇にある自分だけだと覚悟を決め、闘ったのではないかと思います。

映像はCGを多用しており、本当に素晴らしかった。そして、音楽は私も本当に印象にないです。笑

tellus
tellusさんのコメント
2015年7月4日

確かに、展開が唐突でしたね。一度気になると、そのまま上映後まで苦痛が伴います。笑
考えずに楽しんで観る分には良作。

一緒に行った友達は原作を読んでいたので、聞いた話で頑張って説明します!

不思議な力が使えたりするのは完全にアニメの世界のファンタジーという解釈にしました。笑

名人尋ねは途中、乱暴に言った熊徹の言葉「意味は自分で考えろ」それだけでしょう。

突然勉強を始めたのは、蓮が現実世界に戻った時に、渋谷をもやもや〜とした感じで表現していましたよね。実はあの時蓮は吐き気に襲われる位の宣伝文、音楽、注意書きなど自分の意味の分からない言葉に出会ったのです。(バケモノの世界では文字を使わない)

そして行き場を失った蓮は図書館に行くのですが、何故か「白鯨」を手に取ります。実は、これは蓮が9歳の時にも児童小説で読んだ本なんです。その時は「白クジラ」と書かれていたので、鯨の漢字が分からなかったということです。

では、何故たまたま白鯨を手にしたのか?これは偶然ではなく、なにか9歳の時の自分と、今の自分には引きつけられるものがあったのだと思います。

その答えは楓の言葉だと思います。「船長は自分の片足を奪われた鯨に復讐をしているんだけど、本当は自分自身と闘っているんじゃないかな?鯨は自分を映す鏡…」ここで、蓮は自分にも心の闇がある事を意識します。(まぁ、ピュアな蓮には健全な心の闇ですよ)

そして、白鯨からその時の歴史の背景だとか云々…分かるという楓の言葉から、蓮は自分の知らない世界に興味が湧いたのではないでしょうか?そして、文字を教えてもらったりします。

ギャグはもう、細田監督の定番なので、ウケる時もあれば冷める時もある(夏だからいいじゃないですかー!涼しくなって)

tellus