怒りのレビュー・感想・評価
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犯人は意外な奴だった
犯人風の男が三人いて、様々な境遇でもがき生きている。最後まで誰が犯人がわからないままラストに向かって行く。真犯人の怒りはなんだったのか?もやもやして終わった感じの映画でした。でもいい映画です。
何も解決しない社会派?
前知識、全く無く見たらメンタルやられました。 吐き気さえする。 原作があるとか知りませんが、何も解決しないで"怒り"、終わり。 問題提起しました、どう??と言われてる感じ。 サザエさんやドラえもんでも見ないと現実に戻れない。。。
共感性の高い人にはお勧めしない
私にとっては苦しい作品でした。 沖縄のシーンはじっとりとそして鮮明に辛いシーンが頭に残り、しばらく引きずりそうです。 胸糞系が好きな方には絶対おすすめ。 共感性の高く、感情輸入してしまう方は落ち込んでしまうでしょう。
社会派を気取ったエログロナンセンス
映画館では2016年9月25日地元のイオンシネマで鑑賞 それ以来に2度目の鑑賞 原作未読 一軒家の夫婦殺人事件の纏わる群像劇 原作吉田修一監督李相日に豪華な俳優陣 にもかかわらず自分としては作品の評価はそれほど高くない 駄作とは言わないが好みじゃ無い 絵的にキツすぎる 悪趣味の詰め合わせ 良く言えば過激 悪く言えば下劣 作品としては『悪人』の方が断然良い 妻夫木くんが攻める側のゲイのカラミのシーンとアメリカ兵にレイプされる広瀬すずがエグすぎる ゲイならおてて繋いでランランとイチャイチャする程度でいいしレイプなら女が男を襲うほうが鑑賞に耐えられる 豪華な顔ぶれのなかで1番に光ったのは宮﨑あおい 彼女の演技力は実力者のなかでもずば抜けている これを観たから在日米軍基地問題や派遣社員問題に怒りをあらわにするかというとそれはなかった 結局原作者も監督もなにをしたかったのか なにを伝えたかったのかよくわからない 映画館を出たあとにすぐに浮かんだ感想は古い言い回しだが「エログロナンセンス」だったことは今でも鮮明に覚えている
力作。
物語を牽引せず、涙目を剥かず、最後の最後に美味しい溜めの台詞を吐かない渡辺謙を見て、初めて良いなと思えた。 不必要に美しくて逞しく素敵だけど、猛烈に凡庸という彼の最適な役柄の発見を国民として祝おう。 最適な三方向から最適な物語量で掘り進めて、その結節点の極小の空洞に確かに密実なテーマを見せる李相日の手腕を讃える。 儲け役の役者陣、皆の代表作に成るだろう。 ネタバレ回避の為に多くは語らぬが、只これをこそ力作と言おう。
怒りってどこからくるのか
オールスターキャストで臨んだ、渾身の傑作。 いろんな形の「怒り」を描いた作品な訳なんだけど、 その描き方が重厚というか壮絶というか。 ストーリーにしても観てるだけで心が削られるような苦しさを覚える。 あんまり人に晒したくない、自分の心のナイーブな部分をギュっと掴んでくるようで 誰でも持ってるような弱さから「怒り」って生まれるのかな、と。 もちろんその弱さって全然悪いことじゃなくって、 むしろ悪いとしたらそれと向き合わないこと、認めないことなんじゃなかろうか。 「人生で大切なことを教えてくれるものは3つ。空っぽのポケットと挫折、そして傷心だ。」 どこかで聞いたこんな言葉を思い出しながら、登場人物の将来に思いを馳せてしまった。 確かに後味の良い作品ではないけれど、誰もが向き合うべきことを示してくれる良作だと思う。
最高です
好き嫌い相当でる作品だと思いますが、本当にこの監督は吉田修一の作品実写化の忠実度が最高です。大好きです。 森山未來が大好きで彼は全く期待を裏切らないのに加えて、妻夫木さんと綾野剛さんのシーンがめちゃくちゃ良くできてます。原作の2人が大好きなのでどうなるかと思いましたが、見たよかった。 人を信じるとはどういうことなのか考えさせられます。
取り扱い厳重注意
信頼という脆いもの、この作品を見る者の信頼を揺り動かしその脆さを敢えて描く意味は? 信じる信じたいというものとの付き合い方をほとんどの人が知らないというのにこの不安を煽る意味は? 試みとしては成功したので☆は3以上。 役者が実力者ばかりでその演技に☆半分 見たくなかったし、答えなどないのにこういうものが存在していること自体に怒りを感じる 中途半端な☆評価をすることで何かを押し留めたい。
孤独の闇を描く群像劇
吉田修一の原作小説を読んで気になったので観た。未解決の殺人事件が起きて1年後、沖縄、千葉、東京に前歴不詳の若者が現れる。周囲はもしかして?と疑いをもち動揺する。他人を信用するかどうかの瀬戸際で揺れる心情を描く。 最後は狂気がさらけ出される結末。都会と地方、沖縄と3つの風景とのシンクロもあって深みのある作品。こういうミステリアスで誰が信用できるのかわからないような群像劇は好み。
信じ抜くこと
負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと 駄目になりそうな時、それが1番大事〜♪ を終わってから聴きたくなった。大事MANブラザーズバンドはほんとに名曲作ったなぁ。 本作のタイトルは怒りですが、3組に共通する言葉は怒りではなく、愛だと感じました。 そしてその愛を守るために必要だったことは、信じ抜くことやったんじゃないかなぁと。それが1番難しいのだけどね。 森山未来扮する田中(山神)は、きっと愛情不足やったんじゃないかなと。世の中の何かにふつふつしてて、鬱憤が溜まっている人って、根本的な心の愛情の器がカラッカラなんじゃないかなと思う。だから、どこかでその糸が切れた時取り返しのつかないことをやってしまうんじゃないかなと。 本作では、泉(広瀬すず)ちゃんのレイプシーンは心がえぐられる気持ちになった。よくやったよ、すずちゃん。でもこの世界の現実には、こんな事が数えられないくらいあると思うと腹わた煮えくりかえる。そこへの怒りのエネルギーが日本の中でもっと高まれば世の中変わると思うのだけど。いつまでも変わらない性犯罪の数に対して日本人はどう考えてるのかね、、、 こういう映画を見て、1人でも多くの人が気づいてくれたらいいなぁ。 どの役者さんも演技が光っています。 それぞれが、どことなく心の中にもやっとしたものを持っている感じが良かった。 未来くんは流石ですね。あのスイッチの切り替わり方。なかなか出来ないと思う。 妻夫木くんと綾野剛くんのカップルは切なすぎた。 病気ってー。そんな展開ありですか?って悲しかった。 ブッキーの泣きの演技好き。 ゲイの世界を覗いた感じになりましたが、あんな遊ぶところあるんですね?独特。若干、2人の出会い方が無理やりで、レイプやん!って、腹立ったけど。 あれはありなんですか? とにもかくにも、3組の話が交わる事なく終わったのはよかったです。
あなたと同じ怒りが、映画の中にある。
・それぞれの理由で怒りを抱えている。その怒りを他人を巻き込んで発散させる人もいれば、自分の中に閉じ込める人もいる。そうやって苦悩しながら人は生きている。 ・今現在の日本が抱えているリアル状況が怒りの動機になっている。 ・椅子に座ってみているだけなのに、自分の持っている個人的な怒りを受け止めてもらったような感覚がある。 ・広瀬すず氏がこの仕事を引き受けたことに、覚悟のようなものを感じる。 ・犯人を匂わせる焦らし方がおもしろい。ラーメン、ほくろ、写真、監視カメラ。 ・均等に3シチュエーションの犯人が疑わしくなるようにペース配分されている。 ・疑うことは、自分を守るために必要な感情。だから切ない。 ・親が子を心配する感情は、将来自分を守る存在と知っている潜在的な本能なのか。自分を守るために子を守るのか? ・宮崎あおい号泣シーンの音楽と編集の効果が素晴らしい。 ・3つのシチュエーションのカタルシスのピークがそれぞれ違うから、それを同時並行で見せるのは難しかったんじゃないかと想像する。そういう意味では、ピークがくる波長を合わせる計算された編集がすごい。
演技、音楽、ストーリー、全てにおいて圧倒されました。 怒りって、面...
演技、音楽、ストーリー、全てにおいて圧倒されました。 怒りって、面と向きあうことがあまりない感情だからなのか、凄く重く、深く考えてしまうのかもしれないです。 沖縄編の達哉を演じてた方、この作品がスクリーンデビューって、嘘だろ。。。
内容は全く知らずに見たけど、暗いんだろうなーとは思っていました。 ...
内容は全く知らずに見たけど、暗いんだろうなーとは思っていました。 でも、見なきゃよかったとは、ならなかったです。 ほんとに些細な事から、多くの人の人生を狂わせる。 そんなに簡単に人を信じちゃいけないし、信じてるって言っても、全部は信じきれない弱さ。
重い。
それだけはわかってたので躊躇していたがようやく鑑賞。 想像以上に重い。 沖縄編がきつい。 自分のような本土の人間が目を背けてた現実を直視させられる。 色んな怒りの中で自分に一番響いたのは、信頼していた人を疑い裏切ってしまった自分を許せない怒り。 後悔だけに留まらない。 それを表現していた宮崎あおいの演技が、役柄のせいもあるけど、一番刺さったかな。 全員上手だけどね。
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