怒りのレビュー・感想・評価
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叫ぶよ‼︎
人を信じる。それには責任と何より覚悟が必要なんだ
と。
なにせ他人の心の中など本当に理解する事は不可能な んだよなぁ。
だから極論「人を信じる=人をナメてる」とも言える。ひねくれた極論だけど…
田中の凶行もここにあるものなのかもと思った時
自分を思い返してそういう感情を覚えた事、あったかも「なに俺を分かったような事言ってんだよ」て
たとえそれが善意でも。
最後沖縄の子が「信じていたから、許せなかった」
めっちゃ共感するけど、けど、無責任な言葉なんだろうな…
だから田代を信じきれなかったお父さんは誠実とも言えるし、最後には覚悟もって責任を取ろうとする姿は泣けました。
あと、「海に向かって叫ぶ」
いつもなら鼻ほじって観るようなありがちなシーンですが(笑
今回のはあのシーンが無かったら席を立つ事は出来ませんでした。
叫んだって意味なんて無いけど、何も救われないけど、、、叫ぶよ‼︎‼︎
観てる僕の整理しようの無い感情を、体現してくれているようで
叫ぶよ‼︎これは叫ぶさ‼︎‼︎
そうです。僕には手に余る映画でした。
胃がもたれる・・・。
制作側の熱量や、周りの評価の高さから期待に胸を膨らませ休日深夜、レイトショーにて鑑賞しました。
期待していた映画だけに下調べも抜かりなく・・・。
八王子で起こった未解決殺人事件を軸に、容疑者疑惑のある男たち三人の物語が事件後、三者三様平行線で進んでいく訳です。
その中で描かれる人間模様。
テーマこそ同じですけれども、取り巻く環境や背景が違うので、それぞれに違った趣があります。
私の周囲では、綾野剛と妻夫木聡の同性愛加減がすごい!役作りが!役者だね!と大変話題になっておりました。
調べてみると、なるほど、役に入り込む為にクランクインの1ヶ月前から同棲していたとのことです。
あの雰囲気はそうして作られたのですね、、納得です。
テーマ自体は信じることの難しさなのかな。
結果的には、信じた結末と、信じなかった結末が描かれていて、タイトルの「怒り」についても納得です。
外的要因によって、ちょっとした衝動が、原動力になってしまうんですね。それは、どんな人も一様にそういえる訳ですね。
そんな中でやっぱり人を信じるというのは、これもう至難の業ですね。
ひとえに己の覚悟ですね。もう捨て身で信じるしかないじゃない・・・。
三者三様の人間関係を同時に描く手腕はあっぱれ。
長い尺も、そういうことならしかたないのでしょうか。
しかし長かった!久しぶりにつらかったです笑
しかし最後まで鑑賞できたのは、ひとえに出演されている俳優陣の演技力の凄まじさに他ありません。
みなさん、素晴らしい演技で終始圧倒されっぱなしでした。
名だたる名優の中で負けじと輝いていた沖縄の男の子、他の所でもみてみたいな〜。
一言でまとめると、胃もたれ映画です。ヘビー。
腑に落ちない
原作と監督が悪人コンビの新作ということで注目していたが、映画館に行く度に、名優たちが泣き叫ぶ熱のこもった演技を予告で見せられ、感動を押し付けられそうなイヤな予感がしていた。
しかし周りの評判が余りにも良いので、思い直して鑑賞したが、結果的には予告で感じた印象とあまり変わらない映画だった。
予告から推測できる展開を、そのままじっくり描く前半は退屈で、とっとと話を進めてくれと思うし、後半は腑に落ちな展開にすっかり冷めてしまった。
「信じることの難しさ」がテーマなんだろうが、そこまで親しくなっといて、そんな大事なことを隠したり、ちゃんとコミュニケーションをとらないヤツは信じられなくても仕方ないでしょ。
「信じてあげられなくてゴメンなさい」って泣いてないで、「ちゃんと話しとけ、ふざけんな!」って怒るとこじゃないか?
それに加えて、犯人が異常な行動に出るのが唐突で、取って付けたように感じた。原作者も誰が犯人か決めずに書き進めていたと語っているが、それなら三人の中の誰も犯人じゃなかった、という結末にした方が、より意外性がありテーマが鮮明になったのでは?
あと、レイプするのが米兵というのは、問題意識としては理解できるが、物語の普遍性が損なわれてしまい、散漫になった気がする。
3つのエピソードを交差させる演出は、とんでもない離れ技で、大量の情報を短くまとめた手腕は素晴らしいが、情感たっぷりにかかる音楽や役者の熱演は、話に乗れなくなった自分には只々鬱陶しく感じられた。
序盤、3人の似た顔の人が並列に進んでると理解できなかったから、顔を...
序盤、3人の似た顔の人が並列に進んでると理解できなかったから、顔を覚えられない人は微妙かもしれない。
同性愛を扱うので偏見や差別に対して理解のある話しなのかと思っていたら、「米兵はこわい」というステレオタイプを印象づける演出があったので萎えた。
途中ダレた感じがしたのは緩急がなかったからか、140分と長かったからか。
複雑…
観て良かった!でも二度と観たくない。東京、千葉、沖縄のどのパートもグサグサくるシーンばかりで見終わったらぐったり。こんな心抉ってくる映画はもう観たくない。泉のレイプシーンは生々しくて特に辛かった。
信じるって難しい。また同じように疑うのも難しい。信じきれなかった東京、千葉のそれぞれと疑わなかった沖縄のそれぞれ。せめて田代と愛子は救われて欲しい。直人は最後に救われたと信じたい。
登場人物みんなが素晴らしい演技で下手な役者がいなかったからこそできた映画だったと思いました。
特に宮崎あおいは圧巻!さすが!
妻夫木、綾野剛はホントは付き合ってるでしょ?!と言いたくなるくらい見事なイチャイチャっぷりで、綾野剛の最期を思って泣けた。
警戒心たっぷりなのにホントは信じてほしくてもがいてる松山ケンイチや娘を憐れむ渡辺謙も泣ける。森山未來のクズっぷりはホントにムカつく!でも、彼もまた世の中のレールから外れた悲しい人の1人なんだろうな。
ホントに濃い映画でした。
信じるとはなんぞや
とにかくキャストの豪華さ、演技の
上手さに脱帽!!
人と愛して、信じて、疑って
人間の感情の複雑さとか弱さ
とか色々考えさせられる。
最後はポロポロ泣いてしまった。
妻夫木聡と綾野剛の話は特に
切なかったな〜m(。>__<。)m
魅入ってしまう素敵な映画でした。
一人で観に行こう (女性は要注意かも)
レイプシーンが長いので要注意。他のレビューをみて、共感したので先に書いておきます。私は大丈夫でしたが。
この映画気になる人は一人で観に行くことをおすすめします。私だったら映画館出てから何を話していいか困ります。原作知っている同士ならいいのかもしれませんが。
人を信じるのは、その人を信じる(選んだ)自分を信じることかと思う時がある。(その人を選んだというと偉そうだが…。)だれかを疑うときは、エネルギーがいるというか、自分も失うものがある。
題名の怒りは相手に向かうものなのか自分自身に向かうものなのか。相手を信じて何かを失う人もいれば、信じられず何かを失う人もいる。
そんなことを鑑賞数時間後に考えてます。何をレビューに書けばよいのか、すぐにはまとまらなかった。最後に少し明るさが見えたのが救いだが、重い空気が終始漂う映画でした。
俳優陣の演技には大満足。渡辺謙の野暮ったさがなんとも言えない。ちゃんとかっこ良くない。疑われる三人も、俳優の名前が前に出てこないような演技でした。沖縄の男の子もこの豪華キャストに負けてなかった。
月刊バディをクレジットに見つけて、納得。妻夫木聡はやっぱりいい男。
原作知らないので、途中まで三人は時系列が違うだけで同一人物かとも思ってしまいました。原作はそれぞれのその後も書いてあるのかなぁ。上巻が、戻ってきたら読もう。
感動を求めているなら、見ない方がいいかなと思います。ハンカチの出番はなかった。これは考える映画。
これはまたすごい。 2016の邦画がはんぱない。 宮崎あおいも妻夫...
これはまたすごい。
2016の邦画がはんぱない。
宮崎あおいも妻夫木も広瀬すずも沖縄の男の子も役者まじですごい。
共感があるからえぐられる映画。
ただのひどい話じゃない。
2時間30分の間に映画を3本見ているよう
2時間30分の間に映画を3本見ているのかと思うほど、疲れた。
これは、2時間30の間にうまくまとまっていると言うのか、
どうせなら前後編にして4時間でと思うのかどちらかというと
私は後者。
映画の前に原作を読むことはあまりないのだが、「悪人」を見て気が変わり、原作を1晩で読んだ。
原作を読んだ印象は、「素晴らしい」の一言。人間と人間が1つの事件を軸にして、感情を奮い立たせる3つの物語を1つの小説にすることは難しかったろう。
映画ともなると、それ以上である。
私は試写会で本作を見たが、その前にみた予告編は素晴らしかった。まぁ、どの映画でも予告は素晴らしいが。と同時に、1本でどのように表現するのか疑問だった。
そして、試写会を見た。本当に疲れる物語。
殺しのシーンも、グロテスクな部分は無いし、ゲイのシーンもそこまでひどくない。これは悪人でもそう感じたが、
まず、圧倒的に説明が少ないと感じた。
3つの物語が始まる部分、私は原作を読んでいたのでわかったが、原作を読んでいない、予告も見ていない、なんて人は3つの物語が交差していることに気づくのに時間がかかったのではないかと思う。
ただ、それぞれの役者の演技は素晴らしかった。宮崎あおいの演技は折り紙つき。妻夫木もいつも通り素晴らしい。広瀬すずも、原作に合った通りの、心から怒りを叫ぶ演技。バラエティ番組で彼女を見ていると、なぜ、ここまで心が入った演技ができるのか疑問に思う。
演技で驚いたのは、綾野剛と森山未來。
綾野剛は最近、劇場で見すぎていたが、ゲイのシーンより、静かにしている彼の印象がこの映画では強く残り、普段のぶっ飛んだ演技とは一線を画していたため、とても記憶に残った。
森山未來も、自分が犯人だというのに、広瀬すずや、少年にうそをつく演技は、迫真。原作を知っている自分も騙されそうになった。
演技は素晴らしかったが、原作のすばらしさを生かし切れていないと感じた。説明が少なかったから。
特に、宮崎あおいの人柄や、広瀬すずのシーンが少なかったり、事件後のヒロインたちの感情がすごく薄れてしまったし、
一番残念なのが、ピエール滝たちの刑事が島に来なかったこと。
なぜ、最後の森山未來を殺すシーン。あそこをもっと、スクリーンで見たかった。
よって、前後編にしてほしかったというのが一番の印象。
演技は素晴らしいが、原作のポイントを押さえ切れていなかった。
吉田修一 x 李相日を楽しみにしてきたので、少し残念。
怒りと悲しみ、そして、愛と憎しみは表裏一体。人を信じることの大切さを描いたクロスオーバー型の群像劇。
東京八王子で発生した夫婦殺人事件。
顔写真付きで指名手配された犯人。
千葉、東京、沖縄を舞台に犯人に似た男と彼らに関わる人々のヒューマンミステリー群像劇。
『それでも、あなたを信じたい。』
この映画のキャッチフレーズですが、お見事です。三者三様、恋人、友人、家族、愛の形はいろいろあります。この言葉の意味を込めた終盤の怒涛の展開にグッときました(ToT)
『フラガール』『悪人』『許されざる者』の李相日 監督の演出が見事、そして坂本龍一の音楽が映画の内容にピッタリで、さらに素晴らしい。
邦画部門、文句なし今年の一本です!
重圧なストーリーですがオススメです。
東京、千葉、沖縄の3地域で同時進行する「犯人は誰だ?」のミステリー...
東京、千葉、沖縄の3地域で同時進行する「犯人は誰だ?」のミステリー小説が映画化された作品。
綾乃、松山、森山の誰かなんだろうが(最後にわかる)途中演者の迫真の演技と、ミステリーにしてはストーリー性が低いことから犯人が誰かはどうでもよくなる。
この3人にはそれぞれパートナーがいて、ゲイの妻夫木、風俗あがりの宮崎、米兵レイプの広瀬。これら社会的背景に作者の訴え掛けを感じる。そして宮崎のお父ちゃんである世界の渡辺の演技が所々の要所を締めている。
ミステリー感覚で見るとハズレだろうが、日本を代表する演者の迫真の演技に焦点を絞れば楽しめる作品ではなかろうか。
完成度は高かった!共感はできなかった。
予告編も見ず、原作なども知らない事前知識0で鑑賞しました。
演者さん達の演技力も高く、画も綺麗。題材も重く深くて、薄っぺらい映画とは違って完成度は高かったように感じました。
私は映画を観る時、状況は違えど自分の体験に置き換えたりして共感しながら観て心を震わせたりするのですが、この映画にはその「共感できる部分」が少なく「よくできた映画だなー」と客観的に鑑賞する感じになってしまい心が震えるとこまでいかなかったです。なのでこのような評価になりました。
映画の楽しみ方は人それぞれですし映画の完成度は高かったので楽しみ方によってはすごく楽しめる映画なんじゃないかな?と思います。
それと、他の演者さんの方々が素晴らしかったせいもあると思いますが、広瀬すずさんがちょっと自分的には微妙だと思ってしまいました・・・こういう役はちょっと合わないんじゃないかと。もちろんとてもよかった部分もあるのですが、ところどころ「広瀬すず」が出てきてしまうように感じる部分があって悲壮感なのかなんなのか、圧倒的に「何かが足りなかった」ように感じてしまいました。大事な役なのでなおさらそう思ってしまったのかもしれません。すみません。。。同じ女性の宮崎あおいさんと比べてしまったのかもしれません。宮崎あおいさんすごかった。
怒り
最後まで展開が予想できない。
3つのストーリーが進行していて、それぞれの感情の変化に飽きることなく楽しめました。
ただ、指名手配の写真や、防犯カメラ映像があからさまに別人に仕立てていて意味が分かりませんでした。
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