怒りのレビュー・感想・評価
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死ぬほどヤな気持ち
考えてみれば、人は誰しも人生の主人公なわけで、脇役さんはいませんよね。
みんな、キャラが濃い。普通、主演クラスを複数使うと、全体がぼやけてしまうものですが、最後まで濃いキャラ炸裂。「悪人」「凶悪」「マイ バックページ」を、足して2.5で割ったところに「苦役列車」をほんのりトッピングしたテイスト。悪酔いしそう。東京、千葉、沖縄を舞台にした本作ですが、それぞれ独立した3部作になるくらい、死ぬほどヤな気持ちが、ぎっしりです。
人から喜怒哀楽、抜いたら何が残るのかしらとも思うのですが、たくさん怒って、たくさん哀しんで、最後に掴むもの知ることが、人の生涯ですかね。あるいは、取り返しのつかない過去と、修復すべき未来の狭間で、もがくことが、生きる証なのでしょうか。死ぬほどヤな気持ちと、本気で向かい合ったところで、周りからみたら滑稽なものにしか、見えないようですし。
喧騒に包まれた街も、穢れなき海原も、人を癒すことはないようです。それでも、怒りと云うパンドラの箱の底に、何かあると思いたいものです。
生理的に受け付けない。
基本的に邦画が好きじゃない自分がめずらしく映画館で見ました。しかも未読作品だからどっきどき。
うん、なんだろうか。
怒り?
いや、犯人の怒りとは笑
まず1つ目だが、基地外が止まらず人殺して生き返ると本気で信じたから風呂場ってなんかもうさ…
現実にあった事件をオマージュしているならもう少しデフォルメしてほしかった
森山未來のストーリーだけ無駄に重くて深刻な問題引っさげて結局基地外が暴れてただけでしたって…
森山未來の怒りは格差社会とかの現実に対する怒りとか言わないでね。
森山未來は広瀬すずの米兵事件のことを笑ってるからね。
現実の問題を直視したストーリーにするならばこういう部分は一貫してほしかった。
基地外を魅せるストーリーにするならば現実の事件をオマージュはしていいけども、そこに別の現実の問題を絡めてほしくなかった。
現実の被害者の方々に失礼。
2個目に、キャラ深める時間少なすぎてみんなただ1つのこういう人ってイメージで進んでるからキャラに感情移入が出来ない。
もう少し違う一面を見せたり、日常場面を入れて欲しかった。
キャラはその作中でなにか意味のあるシーンだけで成り立ってるのではなくて何気ない日常での行動によって色づくもの。
キャラにそれぞれ必要なシーンのみをポンポン入れて作った作品には深みがなく、キャラ映画にすらなれない。
ただし、演技は凄かったと思う。
本当に演技の凄さを感じたのは事実。ここは俳優の皆さん方を本当に尊敬しました。貴重な体験ありがとうございます。
3つ目に、宮崎あおいと妻夫木聡の怒りのベクトルは自分ってせっかく3つストーリー出して2つかぶってるってお前マジかよってなるよ、うん。
なんでストーリー並行物で同じ結末見なきゃいけないんですかって笑
さっきも言ったけどこの2つの話適当すぎ。
松山ケンイチはプロフィールばっかで中身無さすぎ。
綾野剛は施設育ちゲイの心臓病持ちとかネタすぎ。
現実の事件を絡めたのに残りの2つの設定が適当すぎて嫌悪感。
ただの現実の事件をオマージュして映画作りたかったオナニー映画としか思えませんでした。
タイトルから期待した激しい怒りは、ゼロ
犯人が誰か、観客にはまず先に明かすべきだったのでは?
真実を知っていた、または、知らない、そこを行ったり来たり、焦らされたまま見せられ続けた挙句、精神破綻者にすべて悪があるみたいな押し売りには呆れた。
空撮と坂本龍一教授先生の音楽の力で、壮大な感じにしてみたものの、人智を超えるような奇跡は起きないし、芝居の不統一な人物に焦点が当たってつい吹き出しそうになったし、笑わせようとするシーンがまったくセンスないし、役作りの苦労話を宣伝文句に語り続ける豪華役者陣以外の、その大根役者っぷり、「あるある」演出には、白けてしまい、この作品の構造自体、粗探ししてなんぼ、それゆえよけいに粗が目立った。
偶然にも殺人事件と同じタイミングでまぎらわしい不審者が三人も日本各地で発生し、しかも思わせぶりなまま引っ張られる展開、これで引っ張ったのなら、最後のカタストロフィーはもっと爆発的なもの、またはあまりにも矮小でくだらないもの、であってほしかった。
なぜか引き込まれる
まず感じたのは、沖縄編には怒りというタイトルがピッタリだが、東京編と千葉編に怒りがあったのか、ということ
そんな疑問もあるのになぜか引き込まれた
東京編も千葉編も難しい恋愛でも、純粋に愛してるということが良いのだなあと感じた
沖縄編が狂っていたというか、残酷というか、怒り、という感じがすごいしたから、より一層他の場面の純愛さが際立ったと思う
東京編と千葉編の恋愛がとても良いものに思えた
三つの部分が一つ一つの映画になってもいいんじゃないかとも思ったが、やはり三つが重なってこそだなと思える
三つ部分はもっと大きく分けて話が進むのかと思っていたが、かなり重なり合っていてその進み方も面白かった
特に違う場面の時に違う場面のセリフが入ってくる所がよかった
普段音楽はあまり意識しないが、今回は有名な人と聞いていたから意識してみたところ、音楽もとても重要だなと感じた
俳優陣、好きな人ばかりで、世界観もとても好きになった
怒り
鑑賞後、何と感想を言えばいいのか分からなかった。ただただすごい。途中息が浅くなってどうしようもない気持ちに何度もなった。
怒りという感情は悔しいとか悲しいと同じ種類のものだと思っていたが、この作品の怒りは違った。悔しいや悲しいはある意味真っ直ぐだし理由がある。しかし怒りにはない。どうしようもなく折り合いがつかなくて行き場がない。そんな怒りと向き合い続けたこの作品は私にとって忘れられない作品になると思う。
俳優陣の演技力が素晴らしいし、音楽もとてもよい。特にタツヤ役の佐々本宝さんと犯人の元同僚を演じていた人はすごかった。とにもかくにも全てがすごかった!もう一度観たい気持ちはあるけど精神力と体力がもう持たない。迷っているなら絶対に観るべき作品です。
それぞれの正義
吉田修一の怒りが映画化すると聞いて、キャストが本当に僕の好みだったのでこれは原作を読んでから映画を観ようと思い、予想通り原作も素晴らしかったので、かなり期待値が高い状態で映画を鑑賞しました。
この映画、、とにかくキャストの演技が良かったのだと思います。あれだけのメンバーの中で新米の佐久本宝くんを始め、広瀬すずちゃんも本当に頑張っていたし、正直監督も彼らの演技に頼っていたところはあったと思います。小説でしか描かれない登場人物の些細な感情の変化も、きちんと伝わってきました。
音楽を坂本龍一が担当しているということでそこも抜け目ないなと楽しみにしていたのですが、肝心なシーンでの俳優たちの演技を殺さないように、控えめな演出であったのかなと思いました。
この作品のタイトル、”怒り”について考えてみたのですが、まず犯人である山神一也が壁に書いていた怒という文字、小説でも彼はかなりクレイジーな人種としてしか描かれていなかったため、その怒りという感情になにか人間的な理由はないのかなと思いました。もっと理不尽な、潜在的な怒り。
それにしても映画では彼の狂気がまざまざと描かれていましたね、、殺されるシーンもあんなにしぶといとは、、。笑
そして、愛する人を信じられなかったことを深く悔いる愛子と優馬、、田代が犯人ではなかったとき愛子が泣くシーンがありましたが、宮崎あおいの演技が凄すぎて彼女の気持ちが痛烈に伝わってきました。娘にだらしなかった父親の、情けない自己に対する怒り。
また妻夫木聡の演技がいい!!あの直人の真実を聞かされ店から出て泣くシーン、、彼の気持ちがどれだけわかってどれだけ泣けたか。彼の怒りも愛子の父親と似ているような気がしました。
そして、映画のラストシーンは、泉が海で叫ぶシーンでした。彼女は辰也に途轍もなく申し訳なさを感じていながら、自分の真実を世間に知られるのがやはり嫌であるという葛藤を抱えていましたが、映画だけを見て彼女の表情からそれを汲み取れたなら凄いと思いました。どうしようもない現実に打ちのめされた泉と辰也2人の、やるせない怒り。
全体の評価として、星4.5にした理由は、3つの物語を2時間半に収め切るのはやはり無理があるのかなぁと感じてしまったからです。ものすごくうまく製作されていたのですが、小説を読んでいると、その感は否めなかったかも。
ただ怒りという、映画は、それぞれの俳優が本当にこだわりを持って登場人物を演じているという感じがして、良かったです。それが原作だけでなく、映画まで見る意味だと思いました。
ある意味でいい映画でした。映画終わったあとは泣いて目が腫れぼったかったです。
まさに信じるか信じないかは、あなた次第。何をどう信じどう行動するか...
まさに信じるか信じないかは、あなた次第。何をどう信じどう行動するかは自分が決めるんだ、そう言われている気がした。ラストシーンで森山未來がカメラを見て言ったセリフはまるで自分に言われているようで、リアルに感じいい意味でぞっとした。
皆さんも言っている通り、俳優さんたちの演技がすごい。シーンの切り替えもうまく繋がれていて、ごちゃごちゃしているように感じなかった。
ただ私は原作の本を読んでから映画を観たので、省いているところがかなりあって残念だった(仕方ないけど)。それになぜか「あれ?このセリフはあの場所で、あの人が言ってたのにな?」とかラストシーンの描写も異なるので、それが違和感となって残った。犯人にもああして最後喋らせることで、映画だからより分かりやすくしたのかな?
映画を観終えた後は、自分の大切な人のことが頭に浮かんだ。その人のことを信じる自分を、信じたい。信じることの意味や難しさを、改めて実感できた。
絶望に立たされた人間を救ってくれる優しい映画
一人ひとりの役者がその役をとことん全うして演じきっているのはもちろん凄かったが、
なにより感動したのは吉田修一の小説の中に感じる絶望に立たされた人間に対する悲しくも優しいまなざしのようなものを、李相日監督が残酷なものを描きつつも、見事に表現しきっている所。
世間から見放されたような、孤立した人間たちに対する愛情が感じられた。
信じることも疑うことも間違いじゃない
原作未読のまま鑑賞したため、所々取りこぼしや解釈違いがあったかもしれないけれど、私は良い映画だったと思う。
鑑賞後、多くの登場人物達の中で渦巻く「自分の力ではどうしようもできないことへの怒り」が自分にも降りかかってくる…
そんなもどかしさが残る映画(腑に落ちなかったという意味でない)。
登場人物が多いのにごちゃごちゃした印象がない。
2時間22分で3つの舞台が繰り広げられているのにも関わらず、それぞれに流れる時間の密度がそれ以上に濃く感じた。
長い映画飽きやすい方なのに引き込まれっぱなしで2時間半があっという間だった。
また3つの舞台のつなぎ方がブツ切りでなくセリフや小道具伝いで自然な切り替わり方が序盤に多くあってなるほどなぁと思った。
(愛子のイヤホンの派手な音楽→優馬がいるプールのBGM、愛子と田村がお弁当についての会話→直人がコンビニでお弁当を見てる など)
信じたいのに信じることができない、そんな人の強さと弱さによって3舞台それぞれ違った結末を迎える。
愛子はたった一人の田代を取り戻す事ができたけれど、
優馬は大切なものが多すぎて母の死に目に立ち会えず直人とも2度と会えなくなってしまう。
田代には味方になってくれた人が結果的にはできたけれど、
辰哉は味方となってくれた田中に裏切られた。
それぞれの登場人物が信じた道が、ここまでハッピーエンドとアンハッピーエンドで極端に別れてしまうとは… 千葉のストーリーが正解というわけじゃないし、誰も正解とも不正解とも言い難い。
ただ3舞台に共通して言えることは、自分あるいは大事に思う人が幸せになるためなら、世間から白い目で見られようと、人を信じることも疑うことも間違いじゃないということ。
唯一分からなかったのが、あの殺人犯は何がきっかけであんな事件を起こしたのか。
ので、いろんなレビューを見てああそういうことかと思ったのが「格差社会への憤り」。
日雇いのバイトで食いつないで行くしか生きる道がなかった犯人からしてみれば、不自由なく暮らす被害者とは住む世界が違うし嫉妬心(そんな生易しくない)しか芽生えなかったのだろうと思う。
自分が存在しているだけで誰かの怒りを買ってしまう、あるいは自分が強烈な嫉妬心を抱いてしまう可能性が、ゼロとも言い切れないのかも、と思うと格差社会怖くて仕方ない。。
一番印象に残っているのが優馬と直人がお墓について話すシーン。
優馬はごく日常的に交わす冗談みたいに話していたのかもしれないけれど直人にとっては冗談でなく割と現実味を持って話していたのだな…
死ぬのも悪くない、とか隣ならいいかなとか冗談と本気が入り混じる会話も、直人にとっては心安らぐ一時だったのだろうなと思う。優馬に出会えて…本当によかったね…
1回目の鑑賞は、3人共疑っていて犯人は誰なのかという視点で見たけれど、
2回目は疑惑をかけられていた2人はこの時何を思っていたのだろう、犯人の言葉はどこからが本心でどこからが嘘なのか
と切り口を変えて鑑賞できる。
感じ方が変わると思う!2回観ることおすすめ。
信頼
見下し苛立ち疑いや裏切り信頼するって難しい。身勝手な怒りは本当に怖いと思ったし世相を反映してるなと。犯人探しというよりは信じ抜く心。東京編の妻夫木の演技が素晴らしかった!ゲイのファンが増えてしまうのではないかと少し心配 笑。ていうか役者さん全員素晴らしい!重いって聞いていたけど最後は少しだけ霧が晴れたようなそんな印象、悪人を観た時みたいに。
むせかえるような暑さが魅力!!
私も人生の逃亡者のようなものなので、3人の男たちに多少親近感を覚えましたし、3人のうちたまたま彼が犯人だっただけで、誰のタガが外れてもおかしくない状況をよく描いていました。日常と隣り合わせのアングラ臭とむせかえるような暑さが魅力の濃厚な映画です。広瀬すずの声を張り上げる一辺倒な演技が苦手でしたが、今回はうまくマッチしていました。友達が夜の商店街に消えたシーンは不自然すぎますし、犯人が軒先で水を貰って何故「怒り」を感じたかについてはこじつけだと思いますが、まあそれすら押し切ってしまうパワーのある映画でした。
言葉にならない
見終わって時間が経っても何度も色んなシーンを思い出しては、考えさせられる映画でした。
目を背けたくなるようなシーンをみてスクリーンから夏のどうしようもない暑さと悪臭までもが漂ってくるような気になってしまい、嫌悪感、まさしくその言葉がズシンと心にこびりつきました。
しかし、これらのシーンがなければこれほどまでに印象的な映画にはならなかったんだと思います。
酷くショッキングな描写もありましたが、役者さん一人一人が登場人物の心情を表情だけで伝えることのできる演技をされていて、怒り、愛する人を信じるとはどういうことなのか、信じるとはなんだろうか、を繰り返し繰り返し考えさせられました。
邦画も捨てたもんじゃない、そう思わされました。
怒り
本作は「悪人」に続き、李監督作2作目の鑑賞でしたが、監督の演出力、出演している俳優陣の迫真の演技に終始圧倒されっぱなしでした。
音楽全般も秀逸で、坂本龍一の音楽世界が、重厚な世界観に溶け込み、物語に深く潜り込んでいく効果を与えていたと思います。
ひとつの殺人事件を軸に3つのストーリーが同時に進行していく中で、犯人らしき人物たちやそれに関わる人々のドラマに、思わず目が離せなくなっていきました。
人を信じるコト、その難しさを問われた気になり、鑑賞後は「あ〜面白かった」という感想とは程遠い感覚になり、胸の奥がずっしりと重く、頭がぼーっとなりました。
人と人とが出会い、信じ合い、疑いを持ち、そして別れ、そして真実を知り、深い後悔を抱える者、裏切りに怒りを覚える者…
ネタバレですが、
正体が判明した後、いい意味でも悪い意味でも本性が初めて剥き出しになるシーンは、恐ろしく、はたまた感動で震えました。
自分は、ずーと感情を押し殺していた松ケンが、渡辺謙に声をかけられ感情を抑えきれずに涙が溢れるシーンにヤラれました…
便意への怒り
『怒り』を観た。座席間隔が非常に狭い池袋サンシャインシネマで観たのだけれど、開始30分から尋常な腹痛に襲われ続けた。結果、内容がろくに頭に入らず、犯人判明や他2グループの救済ではなく観賞後の便所にこそ、最大のカタルシスがあった。
とてもよくできた映画だと思います。 ですが見終わったあとの疲労感。...
とてもよくできた映画だと思います。
ですが見終わったあとの疲労感。
とにかくあれやこれやと考えさせられ、俳優陣が豪華なだけにリアリティのある演技で物語にのめり込まれました。
邦画で久々にいい映画見ました。
おすすめはできるかと言われるとううーん。という感じ。色んな思いが込み上がるし、考えさせられる映画なので、、単純に面白いから見てとは言えないです。
3つの話にでてくるそれぞれの男3人が1件の殺人事件の犯人かもしれない、というキーワードで最終的に話が結びつきます。
しかし、最後の最後まで誰が殺した犯人かわからず、犯人はもしやいないのでは、、とかみんな同一犯?多重人格者?なのでは、、とか犯人が誰か探しながらそれぞれのストーリーを追っていくのが面白いのですがこれが大変疲れます。笑(どの話も重く、明るい話ではないのですが、セリフ一個一個が考えさせられます)
しかし、音楽やセリフ、演出が素晴らしいです。特に周りの音を一切消して低音の重音感あるサウンドで俳優の表情や動作だけで犯人なのか!犯人じゃないのか!どっちなの!というシーン。
物語にのめりまれ、見てた人多分全員が同じこと考えさせられたんじゃないかとと思います。
良かったですが。
今日は映画の日。めっちゃ観たかった「怒り」を観た。
俳優陣の演技も凄くて、かなり引き込まれる。
『誰が、犯人なのか』
でも、舞台が東京 千葉 沖縄とリズムよく変わる。
それが、余計に引き込まれていく。
あたしが好きなのは、東京でした。
沖縄も良かったし、千葉も。
それぞれ人間くさいストーリーがあって
楽しめた。
ただ、1人で観に行くのがベストです。
あと、女性は かなり重いから苦手な人は無理かも。
あたし自身、重い気分になりました。
森山未來の異常過ぎる像に、演技力を感じました。
【大切なものは、増えるんじゃなくて、減っていくんだよ。】
涙が出ました。
でも、かなりヘビーな為「ぜひ観て」とは言えない作品です。
しかしながら、俳優女優て凄いなと思う作品。この作品をとうして人間の弱さ。見たくないから見ない。色んな人間らしさが改めて解ります。考えさせられる映画です。
壊したい叫びたい泣きたい。もう心は壊れていた。
何も語りたくない。思い出したくない。もう見たくない。けど忘れたくなくて。そして叫びたい、壊したい、泣きたい、このどれもが今の感情。というか怒りだ。初めて自分以外の感情の内側を見た。そして体験した。
感動するけど涙は出ない。
俺って映画で泣けないタイプなんだと思っていた「怒り」を見ている最中も今までの映画体験のように凄く感動はしてるけど涙は出ないという場面が多々あった。けど積み重なっていくのが分かった。だけど終盤気づけば涙が出ていた。感動の積み重ねが涙を出したように思えるがその感動の一つ一つが辛くて、怖くて、苦しくて、重すぎたからこそなんだ。
もう感動したと言うよりか色んなものの積み重ねが壊されそれを身体が表すすべとして涙が出てきたと言う感じがする。感動のその先を見た気分だ。
感動したから涙が出てきたんじゃない心の全てが壊されたから崩れ堕ちたから出てきたんだ。この涙には意味が、怒りが、込められているんだろう。
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