怒りのレビュー・感想・評価
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心臓が痛い
迫力。見応えはあった。 「怒り」の意味が、それぞれに違っていた。犯...
信じることは、愛することより難しい
とても面白かった!
これだけの俳優の極限の演技合戦が見られるだけでも十二分に楽しい。
単純に映画3本分のストーリーが入ってるので、とてもお得な気分になった。
個人的に印象に残ったのは、まず森山未來。
謎だけど優しい兄貴分、というキャラクターから本性が現れていくというオイシイ役ではあるけど、他の役者では考えられないというような説得力があった。
役作りのために撮影の3週間前から一人で無人島で生活するというのはやり過ぎだろうと思うが、苦役列車の時といい、彼は自分を追い込んでギリギリまで役と同化したいタイプの役者なんだろう。
あとは、「日本で一番悪い奴ら」「リップヴァンウィンクルの花嫁」と本作で、ヨダレを垂らしたり全裸になったりと大奮闘の綾野剛。
上記3作で驚くほど違うキャラクターを演じているが、どれも違和感なく「これは彼が演じるべき役だ」と思えるのが凄い。
他の役者も、宮崎あおいの無垢で危うい存在感、広瀬すずの健全な精神が陵辱される前後の表情、松山ケンイチの不器用なのか危険なのか判断できない視線、妻夫木聡の成功者としての余裕と人間としての小ささ、とそれぞれの演技を堪能するだけであっという間に時間が経っていた。
しかし、ラストはどう決着をつけるんだろう…と思っていたら、やられた。
妻夫木聡演じる優馬と一緒に、後悔して泣いた。
それぞれの結末、それぞれの後悔。そこから始まる、それぞれの人生。
人が人とが初めて対面した時、何をもって相手を信頼するのか。
プロフィールや肩書きがあれば信頼できるのか。
「目を見れば、酒を酌み交わせばいいヤツかどうかは分かる」のか。
生活を共にしても、惹かれあい愛しても、疑念は簡単にその間に忍び込む。
そしてその疑念は、外れているとも限らない。
考えてみると、信じることは愛することよりも困難なのかもしれない。
少し気になったのは、クレジット。
渡辺謙が主演になっているが、見た人なら誰もが違和感を抱くのでは。
タツヤ役の佐久本宝君と渡辺謙の役にそれほど差があるとは思えない、どころか、佐久本君のほうが重要な役どころだとさえ思える。
これだけの大作映画、大人の事情はあるだろうが、観客にはそこを見せないでほしかった。
それと、「悪人」の時もだが「怒り」というタイトルもちょっと合っていない気がする。
原作そのままのタイトルなので仕方ないが、この人物たちを統括する言葉はそれではない気がしてならない。
ところで、犯人の山神の回想シーンは誰が演じていたんだろう?
とても森山未來には見えなかったが、実際に彼が演じていたとしたら凄い。
深い…のか
話が3つに区切られるとこんなにも感情移入が難しくなるのかと思ってしまった
誰に心を寄せることも難しく感じた
森山未來の豹変ぷりにはびっくりした
個人的には宮崎あおいの話が好きだった
というか他2つがバッドエンドすぎて
胸糞悪い
人を信じてあげられなかった悲しみ
信じた人に裏切られた悲しみ
両方おなじくらい傷つくよなーと思った
まーよかったけど!
「怒り」の根底にあるもの
宮崎あおいが演じる女の子の不安定さと、沖縄編の男の子(無名の俳優?)にググッと引き込まれて、最後にはどうにも消化できない「怒り」の残骸を植え付けられた。
結局どんなに言葉で説明したって、その人が感じた本物の怒りは誰にも分かってもらえない。分かるわけがない。
犯人の動機もそうだ。あのとき犯人が感じた怒りは本物だったのだろうけど、それをどんなに言葉で説明されようが、犯人と同じ境遇で生きてこなかった赤の他人が彼の怒りに触れることはできない。
信用することの危うさや難しさ、信用されることのもどかしさや憤り、どの感情ひとつ取っても美しいだけではないリアリティがあったように感じました。
見応えがあって色んな登場人物のシーンごとの心理状態の解説本とか出して欲しいくらいだけど、映画に関してはもう一度見る勇気はないかな。
演技力で底上げされた映画。
役者さんが最高
一人一人の役者さんの演技が絶妙でした。カメラマンの撮り方?も個人的にはすごく好きでいかにも後ろから殺されそうなドキドキさせてくれるような感じでした。それぞれのストーリーも良くて感動しました。
まぁまぁ
人を信じる難しさを知る映画
人って………
3日引きずる
李相日さんの作品は「フラガール」「悪人」に続く三作品目の鑑賞。
フラガールが大好きで、悪人は良さがいまいち分からなくて、今回も暗い感じだから悪人みたいな感じかなあと思ってあまり期待せずに観ました。
けど、とてもいい映画だったと思います。
キャストも豪華で、みんな素晴らしい演技で、感動しました。
脚本は、3つの舞台を切り替えて進んでいくので、飽きることもなく観れました。
ひとつだけ言うとすれば、広瀬すずの最後の海で叫ぶシーン。
あの場面、彼女の怒りの描写はあの方法しかなかったのかなっていう点。
広瀬すずの問題じゃなくて、脚本の問題。
どうして、こんなにも人を信じることって簡単じゃないんだろう、って自信をなくして、3日くらい引きずってしまうほど、良い作品でした。
御免なさい,一寸皆無な所ばっかり残っちゃった
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