怒りのレビュー・感想・評価
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千葉・東京・沖縄パートいずれも秀逸
李相日監督が、「悪人」に続き再び吉田修一原作を映画化。李監督にとって、吉田原作は親和性が高いのだろう。それを実証するかのごとく、今作もまた重厚な作品に仕上がった。
犯人未逮捕の殺人事件から1年後、千葉・東京・沖縄に前歴不詳の男が現れたことから巻き起こるドラマを描いている。千葉パートは渡辺謙、宮崎あおい、松山ケンイチ、東京パートは妻夫木聡と綾野剛、沖縄パートは広瀬すずと森山未來が担っているが、いずれも土地に根差した人間模様がえぐり出されており、人間の憎悪がどこに潜んでいるかが浮き彫りになってくる作りが秀逸だ。
"怒り"をもっと掘り下げて欲しかった。
犯人の持つ肝心な"怒り"自体が、動機と共に疑問。題名が怒りなだけに、人間の根本に迫るような巨大な怒りの感情を知らしめさせられる事を期待していたが、肩透かしを受けた気分。
3つの人生が繰り広げられていくが、それらが絡み合う事が無く、殺人事件の犯人に似ている誰かが居た、という共通点だけ。
唯一心の底から怒っていいのが、広瀬すず。
彼女をはじめ、宮﨑あおい、妻夫木聡その他、豪華キャストの演技が素晴らしい。これは観る価値があった。しかし人の感情の巡りを表した物語の醍醐味という点では、今一歩足らない感触。これだけの素材が揃っているのに、勿体無いところ。
結末を忘れていて2回目鑑賞
国宝から監督をググって
怒り 観た気がするが結末が思い出せず
あらすじを読んで観ようと思っていた作品なのかわからず
鑑賞し始めると確かに観た が、結末がわからない
こんな私でも倍速再生もせずに
緊張感をもって最後まで視聴
何度も観たい話の内容でもないですが
人にはオススメしやすい映画です
あらすじで気になったら鑑賞して損はなし
どの俳優さんもスゴイ
バラエティでみたの印象が吹き飛ぶ
よくお見かけするけど
名前がわからなくてググったよ
佐久本宝さん 水澤紳吾さん
痛みを感じる悲劇
今朝(2025/09/13)観ました。
『悪人』を観ておいて、本作を観ない訳にはいきません。
東京、埼玉、沖縄と3ヶ所のエピソードが交錯し、頭がこんがらがりますが、観ている内に慣れてきます(完璧とは言い難いですが💧)。渡辺謙、宮崎あおい、妻夫木聡、綾野剛、松山ケンイチ、森山未來ら主要人物に加え、池脇千鶴、ピエール瀧、三浦貴大ら助演俳優達の演技も冴え、スリリングな作品の輝きを増しています。それにしても『凶悪』で加害者側だったピエール瀧が刑事役をやっていて、少しだけ笑ってしまいました。不思議と刑事キャラも堂に入っていて様になっていました。やっぱりいいですね、ピエール瀧。
殺人事件の指名手配犯。各地で浮かぶ心当たりの人物。沖縄米兵の性加害事件被害の影。クライマックスはテンポも良く怒涛の展開で手に汗握ります。反面中弛みを感じたのも事実。途中で集中力が切れたのが悔やまれます。
ストーリー、映像、音楽(坂本龍一)を通じて痛みを感じる悲しい作品ですが、学びがあり、感動がある良作です。
怒りとは?信頼とは?どこまで人を信じることができるのか?
原作は既読。吉田修一✕李相日が相性がいいのは「悪人」で証明済み。
原作の世界観を見事に映像化している。
舞台は東京、千葉、沖縄。各パート共とにかく皆演技が上手。
日本を代表する役者達の競演。
凄惨な殺人事件の犯人捜しの物語ではあるが、ミステリー要素は少ない。
各地域で犯人らしき人が現れるが、その人を信頼できるのか?不条理な事象に対して人はどこまでの怒りを表出するのか?そしてどこまでしていいのか?
社会の中でどちらかというと立場の弱い人達の物語
感情移入はしにくい。
しかしラスト40分位からの真相がわかってからの妻夫木聡、宮﨑あおい、広瀬すずの演技には感動した。
中盤位の宮﨑あおいが渡辺謙に疑問を投げかけるシーンは忘れられない。
宮﨑あおいも広瀬すずも女優魂が光っていた。
原作では広瀬すずがラストに勇敢な決断をしていて、そのシーンが好きだったので、残念だった。
しかしとにかく役者全員演技が上手すぎる。非常にカロリーの高い作品。
忘れられないシーンも多く、1日映画の事を考えてしまうので、暇な時に観たほうがいいかも?
【脚本・監督・俳優。奇跡の共演】
冒頭、凄惨な殺人事件から物語は始まる。
その後、物語は3組の恋人たちの視点へと分岐。
小さな幸せを積み重ねていく前半。
ささやかな日常が揺らぎ始める中盤。
そして、怒涛の展開を迎える後半。
別々の物語が徐々にリンクしていく中で、「犯人は誰なのか」という興味が次第に、「目の前のささやかな幸せをどう守るか」へと変わっていく。その見せ方が実に巧みだ。
確かに重く、パンチも効いているので気軽には観られない。
しかし、日本映画界を代表する俳優たちの圧巻の演技力で描かれるこの秀逸なミステリーは、観る価値が十分にあると思う。
…ただ個人的には、綺麗な目をした妻夫木聡を、そろそろ綺麗な役どころで使ってほしい。こういう役が多すぎて、ちょっと笑ってしまった。
犯行の動機にビックリ
俳優たちの演技には感銘も、李監督は何を描きたかったのか?未だ分からないでいる。
李相日監督による2016年製作(142分/PG12)日本映画。配給:東宝、劇場公開日:2016年9月17日。
李相日監督が脚本も単独で担当。
最初の方、地域も登場人物も全く異なるパートが別々に進行して先行きが見えず、少々もどかしさは感じた。とは言え、驚くほど豪華な俳優陣で、彼ら彼女らの演技の力により、画面に釘付けにはされた。
オーデションでこの、沖縄で米兵に襲われる女子高生の泉役を得たという広瀬すずの先見性には感心。ある意味、映画全体の主役だった。若い彼女の理不尽なことへの怒りに基づく画面一杯に映った叫びは、彼女がきっと大丈夫であり再生できる証なのだろう。
森山未來演ずる田中信吾の造形には、ゾットさせられた。流石の演技。犯される泉を喜んで見ていて、突然キレて大暴れする夫婦2人の殺人犯。泉が好きな高校生辰哉にお前の味方だと言ってたぶらかす。彼に刺されて死ぬのも、自業自得と。
千葉編と東京編がヒトを信ずることの重要性をうたっているやに思えたが、沖縄編は何とも悲惨。2人の高校生は信吾を信じた結果、大きな裏切りを感じてしまう。盲信はダメということなのか?米軍基地の存在も踏まえて、現実の厳しさや理不尽さを突きつけたいのか?
俳優たちの素晴らしい演技には感動も、李監督の物語としての意図は、正直良く分からなかった。
監督李相日、原作吉田修一、脚本李相日、製作市川南、共同製作中村理一郎 、弓矢政法、 川村龍夫 、高橋誠 、松田陽三 、吉村治 、吉川英作、 水野道訓、 荒波修、 井戸義郎、エグゼクティブプロデューサー山内章弘、企画川村元気、プロデュース川村元気、プロデューサー
臼井真之介、ラインプロデューサー鈴木嘉弘、プロダクション統括佐藤毅、撮影笠松則通、
照明中村裕樹、録音白取貢、美術都築雄二 、坂原文子、衣装デザイン小川久美子、ヘアメイク豊川京子、編集今井剛、音楽坂本龍一、主題歌坂本龍一 feat. 2CELLOS、サウンドエフェクト北田雅也、スクリプター杉本友美、キャスティング田端利江、助監督竹田正明、音楽プロデューサー杉田寿宏。
出演
槙洋平渡辺謙、田中信吾森山未來、田代哲也松山ケンイチ、大西直人綾野剛、小宮山泉広瀬すず、南条邦久ピエール瀧、北見壮介三浦貴大、知念辰哉佐久本宝、薫高畑充希、藤田貴子原日出子、明日香池脇千鶴、槙愛子宮崎あおい、藤田優馬妻夫木聡。
いざという時に人を信じることができますか?
第78回カンヌ映画祭の監督週間で上映された『国宝』の興奮冷めやらぬまま、
李相日監督の作品繋がりで見ることに。
「怒り」というタイトルを通して描かれた映画では、
怒りそのものを感じることはあまりありませんでした。
どちらかというと、葛藤や憤り。
信じたい気持ちと信じられない気持ちとの間で葛藤している様子。
そしていざという時に行動できない自分、信じられない自分、弱い自分に対しての憤り。
それぞれの想いがどれも汲み取れてしまうが故に、
一言で感想を言い表せないものになってしまいました。
李監督の作品は、フラットに人間を描かれていることが多く、
かっこいい時もあれば、かっこ悪い時もある。
人の善悪や、強弱、さまざまな表情を描かれるので、とても学びになります。
いつか李監督のように、愛すべき人間を題材にした映画を作りたいと思いました。
不条理の受忍と対抗
信頼の困難さとそれゆえの怒り
同じ原作者(吉田修一)、同じ監督(李相日)の『悪人』は刺さらなかったが、これは刺さった。
怒り。やり場のない怒り。ただ叫ぶしかない怒り。
俳優陣の演技が凄すぎる。
愛子(宮崎あおい)が、「私が田代君と暮らすのが、心配?」(父 沈黙)「愛子だから?」の宮崎あおいの表情が心に突き刺さる。
信じることの意味と覚悟を突きつけるシーン。愛子は父を責めないゆえ、余計に痛切だ。
終盤で犯人が言う「おまえ俺の何知ってて、鼻から俺信じられるわけ?」。犯人の怒りの原因は明かされないが、信じていた人に裏切られた怒りだったのか、信じていた人を裏切ってしまった自分自身への怒りだったのか…。
信じることの意味、人はどうして人を信じるのか。信じることができるのか。信じたものに裏切られたときの怒り。
三つの物語をつなぐ演出、坂本龍一の音楽も素晴らしい。
ヒューマンドラマとしては好印象も、ミステリーとしては腑に落ちない
分断の時代に、信頼をどう築くか――インスタ映えでは測れない人間の本質
映画『怒り』は、ひとつの未解決殺人事件を軸に、東京・千葉・沖縄という異なる場所で交差する人々の心の機微を描いた重厚な群像劇だ。この作品が私に突きつけてきたのは、「人を信じる」ということの難しさと、それでもなお信じようとする“覚悟”の価値である。
経営者として、日々多くの人と関わる中で、信頼関係の構築は最も重要な仕事のひとつだ。SNSが普及し、インスタグラムなどで“映え”を優先する世の中では、人の表面的な印象や肩書きに騙されやすくなる。だがこの映画では、どれだけ側から見て“いい人”に見えても、人の中に潜む怒りや闇は隠されている可能性があることを容赦なく突きつけてくる。これは経営にも通じることで、履歴書やSNSの発信では見えない“本質”を見抜く力が問われる。
登場人物たちは、恋人、家族、同僚といった関係の中で、互いを信じきれずにすれ違っていく。特に、沖縄編のストーリーでは、ある青年の過去と向き合いきれないことが、周囲に痛みと疑念をもたらす。この“信じたいのに信じきれない”という葛藤は、どんな組織でも起こり得る。企業が成長するには、個の力だけでなく、「誰かを信じる力」こそが根幹になるのだと強く感じた。
インスタのように綺麗に加工された世界ではなく、生々しく不完全な人間の本音と向き合う勇気――それこそが、真に強いチームをつくる礎であり、経営者として求められる資質だと、この作品は教えてくれた。『怒り』は、ビジネス書よりも深く、“人と向き合うこと”の重さと覚悟を語っている。
完成度高い
キャストもストーリーも演出も最高で、完成度が高すぎる洗練された作品でした…!!!
すごい。どこにも落ち度がなく展開もよめず、最後まで夢中になって観れます。
それぞれの人物の心情が複雑で、一緒に苦しくなったり憤りを感じたりしました。。。
タツヤくんは強すぎるだろ。。気の狂った大の大人がハサミで自身を切りつけ流血し、サイコパス的発言をしている中で、自身の身を案じる気持ちよりも大切な子を踏み躙られた怒りの気持ち方が大きいなんて。
人の思いを大切にして、まっすぐに人を信じられる素直さがある良い子だと感じました。
その優しさと素直さがどうしても田中を許せなかったんですね。
愛子ちゃんは何も考えていないようでとても強かですね。優しい父の元を離れて歌舞伎町で体を売るくらいですから、何かしらの気持ちを抱えていたのだろうな〜とは思いましたが。
田代が犯人ではないと知り号泣するシーンは圧巻…抑えのきかない大きな苦しさを感じました。
でもその叫びも、田代くんを信じてあげられなかった故か、こんな自分に残された最後の存在を失ってしまったからなのか、、どっち!
田代くんと帰るシーンのニンマリした笑顔を見る感じ、後者でしょうか。。。
途中で田中が明らかに挙動不審でしたが、まさかこんなわかりやすい犯人像ではないでしょう・・・と思いながら見ていました。田中かい。
序盤〜中盤にかけての自由な奥の深いバックパッカーからの豹変ぶりには驚きました・・。本当に同じ人間??
総じてとても良かったです。
何に怒っているのか最後までわからない。
旧国営放送からいっぺんにお借りする事が出来ないので、振り分けて3つの話にしなけりゃならない苦労があったと思う。
「国宝」の監督が哀れになる。原作が悪すぎる。
色々なステレオタイプを生み出すが、それで良いのだろうか?
最後になんでそうなるのか?全く理解不能。
鬼畜米兵の事も絶対に公表すべき。勿論、言わない若しくは戦えない男の勇気の問題ではない。少女の問題である。爺が俯瞰して言う話じゃないが、女性は勇気を出して頑張って通報する以外ない。勿論、自分の為に。
ガンバレ少女達。だから、この映画を見る者は沖縄の抱える問題を知るべきだ。そのくらいかなぁこの映画の価値。
タイトルなし(ネタバレ)
「国宝」の監督なので、ちょっと観てみようと。原作未読。怒り、人を信じるという事について。
最初に怒りの感情が湧いたのは、序盤の宮崎あおいの役に対して。正確に言えば何となくモヤっとするな…くらいだが、その正体が怒りだと気付いてハッとした。まるで壊してもいいオモチャのようにボロボロにされ、酷い扱いを受けているのに、ヘラヘラ笑ってる。境界領域タイプかなーとか、事情を想像してみるものの、父親の渡辺謙が何にも言わないのもやっぱり苛立つ。「諦め」と、「怒っていても言えない」という図式が少しずつ見えてくる。そこで、やっとオープニングの殺害現場に残された血文字を思い出す。思わず目を背けたくなる凄惨なシーンだが、鑑賞者がしっかりとテーマに向き合うように促される。
最初に鑑賞者に怒りの感情を芽生えさせることで、他人事ではなく、自分の事として映画を観れるように作られている気がして、上手いなと感じる。また、「犯人は誰で、一体何に怒っていたのか?」という疑問とともにストーリーを追っていくことになるので、最終的にそれが解明されるであろうという明確なゴールが提示されているのも良い。この映画は話が群像劇のように結構あっちこっち飛ぶのだけど、ゴールを頼りに迷子にならずに鑑賞できる。
怒りの感情は、難しい。
ある程度コントロールできないと、極端な話、犯人のように罪を犯しかねない。犯人が、怒りに任せて宿泊客の荷物を屋外へ投げ捨てるシーンでも重ねて描かれている。
犯人と違って、他の登場人物たちは、本当はすごく怒っていても、それを表立って出すことはない。やっぱり犯罪を犯すような人は異常で頭おかしくて、普通の人はちゃんと社会性をもって怒りをコントロールできるん…
いや、ちょっと待てよ。
コントロール出来てるのか?
単に諦めてるだけじゃないのか?
登場人物たちは軒並み色んなことを諦めている。それは置かれている状況を見ても、セリフからも、表情からも、何度も繰り返し描かれている。言えないもどかしさ、苦しみも丁寧に描かれている。
監督から、ねぇ、日本人て、もっと色んなこと諦めなくていいんじゃないの?て言われてるような気持ちになった。犯人のように怒り狂ってもっと暴れろよ!と言ってるわけじゃないのだ。現実に私たちに起きている、「目を背けたくなるようなこと」を突きつけてる。そういう感じがビシビシ伝わって来た。だからこそ、オープニングの犯行現場のシーンは、鑑賞者の私たちにとって強烈である必要があるのかもしれない。
綾野剛は、「悲しみ」みたいな感情を強く感じまた。怒りって、悲しみとセットみたいなとこある。大切な人に信じてもらえない辛さ。
先日見たYouTubeで、台湾のオードリータンさんが「筋肉を鍛える必要がある」って言ってたことを思い出した。その人が信頼できる人なのか見極める力の話で、ネット上だけでやり取りしてても、そういう筋肉は育たないよねという。
渡辺謙が言われてハッとするシーン、
「あの子が幸せになれるわけないって思ってるの?」も良かった。グっサーッと来ました。何を幸せと呼ぶかは、人それぞれありますけど。
佐久本宝さん?初めてお名前を知りましたが、一番驚きました。彼凄い。見つけてくる人も凄いよなァと思ったり。
個人的には、え?誰が犯人なの??て脳内で翻弄される感じは丁〜〜度良い塩梅でした。よく出来てるなという印象の作品でした。
人を信じることの難しさ
様々な怒りの形
豪華絢爛な俳優さん達ばかりで、揃いも揃って皆さん演技が圧倒的。
この中では脇役である池脇千鶴さんや高畑充希ちゃんでさえも光っていて、誰かが欠けてしまうと成り立たない迫力ある作品でした。
私的には妻夫木君と綾野剛君のゲイカップルの役が衝撃的なんだけどしっくりきていて、愛し合ってるけどすぐ壊れてしまいそうな儚さがあって良かったです。
ストーリーは冒頭で猟奇的な殺人事件が起き、日本の中の3箇所で犯人と似ている身元不明の男性が人と関わっていく事で繰り広げられる日常が描かれています。
最後の最後まで犯人はわからないんですけど、誰が犯人でもおかしくない感じで匂わせられている割には殺した動機や詳細が掴みづらかったです。
変に裏を読んでしまって、犯人がわかった時はあれっとなりました。
沖縄の男の子が普通にその辺にいそうな雰囲気なのに、微妙な表情の造り方が上手で良かったです。
宮崎あおいちゃんはどうしてあんなたどたどしい少し不安感のあるキャラクターなんだろう?と不思議に思っていましたが、原作でそのような設定だと知りました。
原作を読んでみたいと思います。
怒り という感情の意味
本当に、本当に素晴らしかった
こんな安易な言葉で表現してはいけない作品だとは思っているが
見終わった瞬間、魂が震えると同時にこの言葉が脳裏に浮かび焼き付きました
また、人が持つ「怒り」の感情には 不信感・恨み・後悔・無力さ・罪悪感 など
それぞれ違った闇があるんだなと改めて考えさせられた
ただ、感情というモノはどうしたって上手く解消できない
この行き場のない思いこそ最後の泉のシーンに込められていると深く感じました
この作品は"泣ける映画"ではなく
人の感情を魂を強く握り締める そんな作品
人間の見えない感情こそ狂気であり凶器になりますよね
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