劇場公開日 2016年9月17日

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怒りのレビュー・感想・評価

全799件中、1~20件目を表示

4.0千葉・東京・沖縄パートいずれも秀逸

2021年5月29日
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鑑賞方法:試写会

李相日監督が、「悪人」に続き再び吉田修一原作を映画化。李監督にとって、吉田原作は親和性が高いのだろう。それを実証するかのごとく、今作もまた重厚な作品に仕上がった。
犯人未逮捕の殺人事件から1年後、千葉・東京・沖縄に前歴不詳の男が現れたことから巻き起こるドラマを描いている。千葉パートは渡辺謙、宮崎あおい、松山ケンイチ、東京パートは妻夫木聡と綾野剛、沖縄パートは広瀬すずと森山未來が担っているが、いずれも土地に根差した人間模様がえぐり出されており、人間の憎悪がどこに潜んでいるかが浮き彫りになってくる作りが秀逸だ。

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大塚史貴

2.5"怒り"をもっと掘り下げて欲しかった。

2025年9月27日
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鑑賞方法:VOD

犯人の持つ肝心な"怒り"自体が、動機と共に疑問。題名が怒りなだけに、人間の根本に迫るような巨大な怒りの感情を知らしめさせられる事を期待していたが、肩透かしを受けた気分。

3つの人生が繰り広げられていくが、それらが絡み合う事が無く、殺人事件の犯人に似ている誰かが居た、という共通点だけ。

唯一心の底から怒っていいのが、広瀬すず。
彼女をはじめ、宮﨑あおい、妻夫木聡その他、豪華キャストの演技が素晴らしい。これは観る価値があった。しかし人の感情の巡りを表した物語の醍醐味という点では、今一歩足らない感触。これだけの素材が揃っているのに、勿体無いところ。

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K.I

4.0結末を忘れていて2回目鑑賞

2025年9月22日
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鑑賞方法:VOD

知的

ドキドキ

国宝から監督をググって
怒り 観た気がするが結末が思い出せず
あらすじを読んで観ようと思っていた作品なのかわからず
鑑賞し始めると確かに観た が、結末がわからない
こんな私でも倍速再生もせずに
緊張感をもって最後まで視聴

何度も観たい話の内容でもないですが
人にはオススメしやすい映画です

あらすじで気になったら鑑賞して損はなし

どの俳優さんもスゴイ
バラエティでみたの印象が吹き飛ぶ

よくお見かけするけど
名前がわからなくてググったよ
佐久本宝さん 水澤紳吾さん

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きなこ

3.5痛みを感じる悲劇

2025年9月14日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

難しい

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蜷川吝塀

4.5怒りとは?信頼とは?どこまで人を信じることができるのか?

2025年8月31日
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泣ける

悲しい

怖い

原作は既読。吉田修一✕李相日が相性がいいのは「悪人」で証明済み。
原作の世界観を見事に映像化している。
舞台は東京、千葉、沖縄。各パート共とにかく皆演技が上手。
日本を代表する役者達の競演。
凄惨な殺人事件の犯人捜しの物語ではあるが、ミステリー要素は少ない。
各地域で犯人らしき人が現れるが、その人を信頼できるのか?不条理な事象に対して人はどこまでの怒りを表出するのか?そしてどこまでしていいのか?
社会の中でどちらかというと立場の弱い人達の物語
感情移入はしにくい。
しかしラスト40分位からの真相がわかってからの妻夫木聡、宮﨑あおい、広瀬すずの演技には感動した。
中盤位の宮﨑あおいが渡辺謙に疑問を投げかけるシーンは忘れられない。
宮﨑あおいも広瀬すずも女優魂が光っていた。
原作では広瀬すずがラストに勇敢な決断をしていて、そのシーンが好きだったので、残念だった。
しかしとにかく役者全員演技が上手すぎる。非常にカロリーの高い作品。
忘れられないシーンも多く、1日映画の事を考えてしまうので、暇な時に観たほうがいいかも?

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ちくわ

2.0暗い

2025年8月31日
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鑑賞方法:VOD

救いようがない。悲しくなる。暗い映画は苦手です。

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nob

3.5【脚本・監督・俳優。奇跡の共演】

2025年8月25日
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鑑賞方法:VOD

冒頭、凄惨な殺人事件から物語は始まる。
その後、物語は3組の恋人たちの視点へと分岐。

小さな幸せを積み重ねていく前半。
ささやかな日常が揺らぎ始める中盤。
そして、怒涛の展開を迎える後半。

別々の物語が徐々にリンクしていく中で、「犯人は誰なのか」という興味が次第に、「目の前のささやかな幸せをどう守るか」へと変わっていく。その見せ方が実に巧みだ。

確かに重く、パンチも効いているので気軽には観られない。
しかし、日本映画界を代表する俳優たちの圧巻の演技力で描かれるこの秀逸なミステリーは、観る価値が十分にあると思う。

…ただ個人的には、綺麗な目をした妻夫木聡を、そろそろ綺麗な役どころで使ってほしい。こういう役が多すぎて、ちょっと笑ってしまった。

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abu

4.0犯行の動機にビックリ

2025年8月25日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

驚く

殺人事件の現場の壁面には「怒」という血文字が大きく残されていたので、よっぽど被害者に恨みを持った人間の犯行かと思ったら、犯行の動機を聞いてビックリです。
急に切れる言動も含めて犯人は精神異常者確定です。
しかし、そんな精神異常者が目の前にいても気が付かないどころか、善人だと思ってしまう人がいて、その一方では本当は善人なのに殺人犯なのではと疑ってしまう人がいるという、人の心の危うさがよく描かれていると思いました。
殺人事件に翻弄された3組の内の1組は幸せな未来が待っていそうなラストで救われました。

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KAZddo

4.0俳優たちの演技には感銘も、李監督は何を描きたかったのか?未だ分からないでいる。

2025年8月16日
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鑑賞方法:VOD

知的

ドキドキ

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Kazu Ann

4.0いざという時に人を信じることができますか?

2025年8月6日
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泣ける

知的

ドキドキ

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三上結香|海外映画大好き女子

3.5不条理の受忍と対抗

2025年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

世の中は不条理に満ちている。「怒り」を爆発させる行動を起こす者もあれば、忍耐する者もいる。ある事件をきっかけに、複数のコミュニティーで巻き起こる、不信と信頼、そして怒りをテーマに物語が進んでいく。ミステリー小説としてそれなりにゾワゾワするが、特段奥深さは感じなかった。

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映画好きのあおちゃん

4.5信頼の困難さとそれゆえの怒り

2025年8月2日
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鑑賞方法:VOD

同じ原作者(吉田修一)、同じ監督(李相日)の『悪人』は刺さらなかったが、これは刺さった。

怒り。やり場のない怒り。ただ叫ぶしかない怒り。

俳優陣の演技が凄すぎる。
愛子(宮崎あおい)が、「私が田代君と暮らすのが、心配?」(父 沈黙)「愛子だから?」の宮崎あおいの表情が心に突き刺さる。
信じることの意味と覚悟を突きつけるシーン。愛子は父を責めないゆえ、余計に痛切だ。

終盤で犯人が言う「おまえ俺の何知ってて、鼻から俺信じられるわけ?」。犯人の怒りの原因は明かされないが、信じていた人に裏切られた怒りだったのか、信じていた人を裏切ってしまった自分自身への怒りだったのか…。

信じることの意味、人はどうして人を信じるのか。信じることができるのか。信じたものに裏切られたときの怒り。

三つの物語をつなぐ演出、坂本龍一の音楽も素晴らしい。

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hato

3.5ヒューマンドラマとしては好印象も、ミステリーとしては腑に落ちない

2025年7月31日
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冒頭にインパクト重視で描いた犯人の狂気や猟奇性に対して、中盤にかけて描かれているものがかなりかけ離れているため、謎が明かされた後も納得感がかなり低い。
「終盤まで犯人がだれかわからない」ことを優先するあまり、整形で顔は変われど同一人物であるという人間の連続性が失われていた。
「サイコパスだから」の一言で全部片づけるのは強引に思う。

綾野剛はこれまであまり好きではなかったが、こういうナイーブな役柄は良かった。
妻夫木聡はとてもカッコいい。
宮崎あおいの不安定さも良き。
豪華キャストの演技合戦は楽しめました。

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うまぶち

3.5分断の時代に、信頼をどう築くか――インスタ映えでは測れない人間の本質

2025年7月30日
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映画『怒り』は、ひとつの未解決殺人事件を軸に、東京・千葉・沖縄という異なる場所で交差する人々の心の機微を描いた重厚な群像劇だ。この作品が私に突きつけてきたのは、「人を信じる」ということの難しさと、それでもなお信じようとする“覚悟”の価値である。

経営者として、日々多くの人と関わる中で、信頼関係の構築は最も重要な仕事のひとつだ。SNSが普及し、インスタグラムなどで“映え”を優先する世の中では、人の表面的な印象や肩書きに騙されやすくなる。だがこの映画では、どれだけ側から見て“いい人”に見えても、人の中に潜む怒りや闇は隠されている可能性があることを容赦なく突きつけてくる。これは経営にも通じることで、履歴書やSNSの発信では見えない“本質”を見抜く力が問われる。

登場人物たちは、恋人、家族、同僚といった関係の中で、互いを信じきれずにすれ違っていく。特に、沖縄編のストーリーでは、ある青年の過去と向き合いきれないことが、周囲に痛みと疑念をもたらす。この“信じたいのに信じきれない”という葛藤は、どんな組織でも起こり得る。企業が成長するには、個の力だけでなく、「誰かを信じる力」こそが根幹になるのだと強く感じた。

インスタのように綺麗に加工された世界ではなく、生々しく不完全な人間の本音と向き合う勇気――それこそが、真に強いチームをつくる礎であり、経営者として求められる資質だと、この作品は教えてくれた。『怒り』は、ビジネス書よりも深く、“人と向き合うこと”の重さと覚悟を語っている。

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林文臣

4.5完成度高い

2025年7月11日
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泣ける

興奮

難しい

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mui

0.5何に怒っているのか最後までわからない。

2025年6月30日
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マサシ

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年6月29日
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まゆう

4.0人を信じることの難しさ

2025年6月29日
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タイトルにある「怒り」というよりも
人を信じることの難しさを問われている映画だった。
その人の人間性を知ることは一筋縄ではいかない
表面的な言葉や情報でははかりしれない
多面的で重層的で複合的なもので構成されているのが人間である。

芸達者な役者ぞろいで贅沢なキャスティング。
宮崎あおいが、白痴だけど愛嬌と透明感がある役を
見事に演じていた。
妻夫木さんは「涙そうそう」のときにも感じたけど
泣き演技が目をひくものがあるなぁ。

「国宝」を観て素晴らしかったので
「怒り」「悪人」を久々に観かえしたけど
やっぱり「国宝」が一番素晴らしい映画といえる。

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totococoro

3.5様々な怒りの形

2025年6月27日
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悲しい

怖い

ドキドキ

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qq

5.0怒り という感情の意味

2025年6月18日
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鑑賞方法:VOD

本当に、本当に素晴らしかった
こんな安易な言葉で表現してはいけない作品だとは思っているが
見終わった瞬間、魂が震えると同時にこの言葉が脳裏に浮かび焼き付きました

また、人が持つ「怒り」の感情には 不信感・恨み・後悔・無力さ・罪悪感 など
それぞれ違った闇があるんだなと改めて考えさせられた
ただ、感情というモノはどうしたって上手く解消できない
この行き場のない思いこそ最後の泉のシーンに込められていると深く感じました

この作品は"泣ける映画"ではなく
人の感情を魂を強く握り締める そんな作品

人間の見えない感情こそ狂気であり凶器になりますよね

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プイプイ
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