心が叫びたがってるんだ。(2015)のレビュー・感想・評価
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ダークな内容に胸が痛んだ
大人に人気があるらしいアニメ、というだけで、どんなのだろう?と気になり観てみた。
まず飛び込んでくるのは、可愛らしい絵柄や声。
しかし、それに続くのは重くダークな内容でびっくり。
確かにこれは大人向けだ。
玉子を作ったのは順だが、呪いをかけたのは父親だと思う。
そして、救い出そうとしなかった母親も人として未熟である。
母親に声を当てた吉田羊は雰囲気があって良かった。
また、劇中歌やミュージカルシーンで使われた曲がどれも素敵だった。
伊勢佐木町ブルースのカバーには笑ってしまったが。
エンディングに使われた乃木坂46の歌も合っており、最後まで作品が楽しめた。
見やすい作品です
あの花のスタッフさん達が製作したということでしたので興味が湧き見てみました。
序盤から主人公の旦那さんがお城から出てきてしまうところを娘が見てしまい、奥さんに
『パパがお城から出てきたよ』と楽しそうに伝えてしまうシーンは衝撃でした。
笑わないでと言われ、言葉を発せなくなった子が、あんな風に舞台の上で歌を披露するのは終わり方も良かったと思います。
この作品、好きです!
話すことに抵抗がある人に歌だったら伝えられるというところが、月9連ドラの『ラブソング』と重なる感じがした。このアニメでは、自分で玉子を作ってたんだけど…。
ちゃぶ台返し
あの花〜がまるでうけつけなかった自分としては当然劇場まで行くこともなく、レンタル開始されてもしばらくは横目でみつつもずらりと並ぶこの映画を無視してましたが
ちょっと気まぐれから借りて見たわけですね。
これが予想以上によくて、あの花はダメだったけどこれは傑作かもと思ってみてましたよ。途中までは
だいたい一時間半くらいまでは(笑)
でも主人公の女の子のある行動でなんかもうぶち壊し。
ただのわがまま娘にしか見えなくなり、坂上くんはなんでも受け入れるこんな奴いねーよくんになり、
んん?これはある少女が子供のころのトラウマを克服するのがメインの話じゃねーの?と思っていたので
そこからは俺は何を一体みてるんだと混乱状態に
はじめのほうから恋愛成分多めだが、そりゃあくまでスパイス程度にするべきで何を主軸にして話を作ってるのか見失っているよね、これ
ひとり孤立してる自分に構ってくれるしかもかなりイケメン君に恋心を抱くのはわかるけど、あんな行動に出てしまったら観客はひくだろう?俺はひいたよ。
その上、クラスの皆さんの優しいこと優しいこと。
終わってみたら、ちょっといい感じの青春の一コマでした。シラケました。
それだけの映画でした。
もったいなさすぎる。こういう人間の内面に寄り添わさせる映画は、なんでそんなことするの?という行動を主人公にとらせちゃダメだろうと思うわけです。
あと登場人物がみんな思ってること口に出して言い過ぎ。想像力の働く余地がなくなっている。
「桐島部活やめるってよ」みたいに表情やしぐさで多くを語る演出をしようよ
でもその一時間半までは楽しめたし、女の子はかわいいし、あの花がかなり話題になったのにクソな下手くそな芸能人を声優に使わなかったことを評価して甘めな評価にしました。
次回作は期待しております
うーん…
少々辛口にした理由は
設定が気に入りませんでした。
見方を変えるとただ吃音と戦う女の子の話です。
自分が幼少の頃吃音でかなり苦労したのでこの作品にはあまり好感をもてませんでした。
勝手ですが、すみません。
あと、アニメーションもスタジオ地図さんのバケモノの子とかに比べるとだいぶ劣る気がしました。
かなりの話題作なだけに残念でした。
#crimson
前知識なしで観賞
「あの花」スタッフと言われても
観てないのでよくわからないが、
この作品は丁寧に作りこまれてた。
甘酸っぱい青春と心の闇の部分がよく出ていたと思う。
野球部の彼はかなり美味しい役。
学生の時に観てたらもっと気に入っていたと思う。
主人公の男の子はもうちょっと人の気持ちを
大切にしたほうが良い、ナチュラルに女ったらしは
タチが悪い。。
あと教室のあまり活躍しない子たち(いわゆるモブ)にも
ちゃんと血が通っていた気がする。
あとで知ったが「あの花」を観てると
より楽しめるらしい。。。観ときゃよかった
心の殻を破るほど、言葉は叫びたがっているんだ
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のスタッフによるオリジナル劇場アニメーション。
自分のお喋りが原因で家族をバラバラにしてしまい、玉子の妖精に言葉を封印されてしまった少女・順。地域交流会の出し物でミュージカルの主役をやる事になり…。
「あの花」はまだ未見だけど、本作は評判の良さから気になっていたのだが…
スゲー良かった…。
心に傷もしくは何かしらしこりを残した少年少女たちの葛藤、最初は嫌々だったが一丸となってミュージカルを成功させようとする青春、淡い恋模様…。
心の傷みと青春の切なさと爽やかな感動を織り交ぜて。
ジブリやジャパニメーションだけじゃない、繊細な物語や登場人物たちの感情を実写の作品のように伝えられる。
それが日本アニメの素晴らしい所。
言葉は人の最大の魔法。
言葉で自分の気持ちを表す。
言葉が相手を幸福にする。
と同時に、言葉は人の最大の残酷な武器。
言葉で相手を傷付ける。
たった一つの言葉が、自分も周りも不幸にする。
冒頭、順に父親が投げかけた言葉はトラウマになるほど胸をえぐられた。
野球部の先輩への後輩たちの陰口。
本番前夜、順が偶然耳にしたある二人の会話。
つい吐き出してしまった本音。
それは意図しない形で相手へ届く。
いったんすれ違ってしまったら言葉は最後。
ああ、このもどかしさ!
自分も口下手だ。
頭の中、心の中でははっきりしてるのに、それを言葉にすると上手く伝えられない時などしょっちゅうだ。
言葉って難しい。
だから言葉は大事に使いたい…。
劇中劇のミュージカルが順の心の傷や心情とリンク。
リアルな青春ストーリーにおいて登場する玉子の妖精はシュールであるが、これにも意味あり。
それらが秀逸。
言葉を失った順、無気力な拓海、夢破れた球児・大樹、優等生女子・菜月。
順は拓海に想いを寄せ、拓海と菜月は以前付き合ってた関係、野球部のエース(=大樹)とチアリーダー(=菜月)は代々付き合っているという伝統。
4人の淡い恋模様は人によっては意外なカップリングかもしれないが、個人的には非常にしっくりきたのも好感。
一度失ってしまった言葉。
一度すれ違ってしまった言葉。
その時、言葉を発しようとする不安、怖さ。
が、それらを打破し、取り戻すのも言葉なのだ。
今、言いたい事。
本当に伝えたい事。
閉じ込められた玉子の殻を破るほど、心は、言葉は、叫びたがっているんだ。
去年中に見ていたら間違いなく年間my BEST入り。
とても気に入った!
見て良かった!
「あの花」も早く見なくては!
今時な、、、
今時な映画だなーとかんじた!
草食系男子!!!笑
意外な展開でしたが、逆にそこはリアルかなー!!罪な男!
たまごはなぜたまごだったのか、、、
思ったことはちゃんと伝えないとダメだね!
岡田麿里氏脚本の毒気が秀逸。
青春の独特の痛みや苦味を巧く表せていたと思う。
感じ方は人それぞれだと思うけれど、群像劇なのでもしかしたら共感できる登場人物が一人くらい見つかるかもしれない。
一筋縄ではいかない青春の現実が素直に描かれていたと思うのだが、期待していたよりも更に斜め上を行っていたために驚いた方も多かったとか。
一本気な性格の野球部主将に、敢えて物語の変化球を投げさせる辺り、岡田麿里氏脚本の真骨頂だろう。
いい映画だった。
あの花のネームバリューは大きかった
いい話かなーと思ってたのに最後それ??
主人公にイライラ。
あと今までフラグもなかったのに突然の告白。ちょっと無理があるのでは?
絵とか雰囲気とかはさすが。
ちょっと宣伝にスタッフ推しすぎたかなー
期待しなければ面白かったと思う。
良かったです
とってもいい作品でした。タイトルで見ようと思ってしまうほど。
「心が叫びたがっている」ことは誰にでもあるようなことを感じられる作品です。
グッと来たのは主人公の順がミュージカルで体育館の客席の方から現れて歌うところかな・・・
映画館ではカップルで見に来ている人も多かったので、夫婦やカップルで行くのもいいですよ。
よかった
主人公の失語症みたいな女の子に、面倒くさいな~と終始イライラしていた。しかしちょっとずつ心を開く様子に、ずるいなと思いながらも感動していた。ところが、舞台を目前に失踪してしまうという最低な行為をするに至って、心底嫌だなと思ったのだが、歌いながら体育館に現れたところで感動してボロ泣きしてしまった。
嫌いな登場人物に対しても、涙を流させるというエンターテイメントの剛腕ぶりを感じさせられた。
心が弱いことを言い訳にしすぎだ。それだからと言って協力してくれたクラスメートに対して無責任でいいわけがないし、人前に立つ資格もないと思う。どんな嫌なことがあっても、自分が嫌いでも、誰かを嫌いでも飲み込んでよそ行きの顔をして生きて行くのが人生で、自分だけがつらいと思うなバカと思った。私生きててつらいですと看板を掲げて生活している様が本当にイライラする。少しは意地や根性を見せてみろと思っていたら、ほんの小出しで時折維持や根性を見せられ、その度に感動させられてしまう。ヤンキーが子猫をかわいがると善人に見える理論にすっかり乗せられた。
そんなクソな主人公に対してクラスメートのみんなが優しすぎてそこがまた泣ける。野球部の彼も、あんな女苦労するに決まっているからやめろと思うのだが、頑張り屋の彼なら大丈夫かもしれない。頑張ってほしい。
しかし、幼い彼女に対して父親のあの一言はない。浮気する自分が一番悪いに決まっている。母親ももうちょっと寛大であってもよかったのではないだろうか。母親も生活苦を抱えているとはいえ、もうちょっと優しくしてあげて欲しかった。
ただ、クライマックスの2種類の曲を重ねる歌の歌詞が全く聞き取れず感動ポイントなのにもかかわらずモヤモヤした気持ちのまま終わってしまった。歌詞の字幕を入れて欲しいと強く思う。
デリケートな心の機微やデリケートなテーマを、危ういバランスで見事に表現していたと思う。このような優しく繊細な作品を成立させるのはさぞ大変だったのではないだろうか。
王道だが演出が凄い
物語もキャラクターも非常に王道です。
けれども、刻々と変化するキャラクターの心理描写や周囲の状況を表現する演出や声優さんの演技が凄い。
大好きだったあの花のスタッフの作品という事もあって、ちょっと身構えて観始めたんですが、すぐに作品に没入してしまいました。
キャラクターへの感情移入、先の展開へのドキドキ、忘れてしまっていたあの頃へのノスタルジー、コミュニケーションとは何なのか。
久しぶりに心を揺さぶられました。
観終わった後の余韻が凄くて、すぐにまた観たくなる。
こんな作品は久しぶりです。
早くBlu-ray出ないかな。
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