劇場公開日 2015年8月8日

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彼は秘密の女ともだちのレビュー・感想・評価

全39件中、21~39件目を表示

3.53.4

2016年3月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

なんとなくモヤモヤが残る映画だった。難しい題材で現代にあったテーマであるために、考えさせられることもあった。
しかしこの映画は少し特殊だと思う。同性愛というより、一個人としての個性や感情、つまりは人間の本質を問う映画ではなかったのかなあ、と思った。一人ひとりに個性があって、誰もそれを干渉してはならない。でもそれが害を有した場合、規制を認めていいのか。そんなことを伝えたかったんじゃないのか。
映画のテーマはこんなことじゃなかったかも知れないけど、最近こういったことで考えたことがあったので、見ていて関連づけてしまった。モヤモヤが残ったのはこのせい。

映像はとてもすきだった。フランス映画は何もかもが綺麗。「サンドラの週末」でもそうだが、服とかだけじゃなくて、家具や町並みなど、映画全体色彩とか雰囲気がとても美しかった。フランスに住んでフランス語とか話せたらいいなあ、と思った。
音楽もセンスも終始よかった。

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onaka

4.0観やすさに驚き。

意地悪オゾン監督の次の進化を目の当たりにした一本。

描くのはいつも通り「倒錯」なのに、映画として非常に楽しめ観やすくなっているのが凄かった。

中身をつつき回すのは野暮、オサレアート系筆頭オゾン監督作品が娯楽と共存した事が驚きの作品。

いや、「8人の女たち」の分岐点へ戻りったのか

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

3.5軽くない。

2015年12月12日
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鑑賞方法:映画館

難しい

もっと軽く観られると思ってたのに、どんどん重くなってきた。中盤ころまでのヴィルはキュートで、ああいう友達欲しいと思ってしまった。
人はそれぞれ違ってていい。その人なりに幸せであれば。

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okuy

4.5オゾンには

2015年10月2日
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逆らえない。公開されると無条件で観てしまう。
中でも本作は上位に入る好きな作品でした。
まず、邦題なんとかしてくれ…あとゆるふわなポスターも。勘違いして観に来ちゃった人が気まずいだろ!
改めて自分が腐れノン気だという事を確信しました。一番興奮したのテニスの後のシャワーの男×男の絡み、ジルのお尻〜♡←いらない情報
セクシャリティの曖昧さを丁寧に描いている良作←取って付けたように

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nao

3.5なかなか興味深い話

2015年9月15日
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鑑賞方法:映画館

おもしろい話でした。女装趣味なんてさして問題を感じませんが、同性愛のほうがカミングアウトしやすいものなのかと驚いた。しかし何の説明もせずに夫に嘘ついて男と泊まり旅行って時点で終わってるなあ。この映画は、女性の感想に興味がある。

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とむ

3.5親友が赤ちゃんを残して死んでしまい、面倒を見ると約束した旦那さんと...

2015年9月10日
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笑える

楽しい

親友が赤ちゃんを残して死んでしまい、面倒を見ると約束した旦那さんと赤ちゃんに会いに行くと実は旦那さんには女装癖が!でもその旦那さんの力になろうと一緒にショッピングしたりしてると、一緒にいるのが親友の夫なんだか女友達なんだか、彼も恋愛対象は異性なので、秘密を理解する彼女に惹かれてしまい、告白されて、あー頭の中ゴチャゴチャ!でも気づくとこれまでとは違う自分がいる…というコメディです。
全体的にはコメディでも、そこはフランス映画、セクシーなシーンも多いです。

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ミーノ

0.5実に醜悪

2015年9月10日
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鑑賞方法:映画館

単純

妻を失った男が女装癖を甦らせる。そして亡き妻の親友である女性との間に友情とも愛情ともつかぬ感情を抱く。
ロマン・デュリスの女装した姿が醜悪だと言いたいのではない。
かと言って美しいとも思わないが。
ゲイ、女装する男、女装癖を持つ男があこがれる女性のスタイル。これらのセクシャリティの描き方があまりにもステレオタイプなのだ。観ていて息が詰まりそうなほどに。ゲイが夜の道端に立って客を誘うシーン、バーで寄り添うカップルへの視線など、ゲイのアプローチってこんなもんだろうと言わんばかりの描写が続く。
フランソワ・オゾン自身が同性愛者であると公言しているくらいだから、そこにゲイへの蔑視があるとは思いたくない。しかし、これはどうやら、ゲイであることと、セクシャリティの多様性に自覚的なこととは別のことらしいことが伺える。
この映画は、セックスとは男と女である。男とは。女らしさとは。云々というセックス観の固定化と同様に、ゲイとはこうである。ゲイらしさとは。というゲイに関しての固定観念を増幅させているに過ぎない。
だから、女装癖を持ちながらも同性愛者であることを否定する主人公に幸せをつかませることが出来ないはずなのだ。事故で意識不明となり、そこから回復した主人公のとってつけたようなエピローグは、この物語が結局彼の幸福を認めていないことを示唆している。本来は植物状態のままで主人公の人生は終わっているのだろう。

現在、日本で公開されるフランス映画は減っている。その中で、毎年確実に公開されるフランスの映画作家はフランソワ・オゾンただ一人と言ってもよい事態が辛い。

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佐分 利信

4.5フランスの美しさ

2015年9月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

この映画にはフランス的美学が凝縮されていたように感じる。
その中でも、光の捉え方に注目した。
森の中の木漏れ日、冬の切なさや寂しさを感じさせるどこか頼りない日差し、まるでモネの作品をみているかのような気分でした。ショッピングモールなどどこかフランスらしくない面が強調されていたように捉えがちですか、フランスに残る神聖な空気も感じることができた作品でした。

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ぞの

4.0La vie est belle

2015年8月29日
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鑑賞方法:映画館

妄想?倒錯の世界が展開するのかと思いきや、ホント軽やかに大切なことを気づかせてくれる映画。
本当の自分、自分らしさを認めて、それを大切な人にも認めてもらえることの、なんて素晴らしさ!
ある意味、究極の生き方かも。

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mina

4.0女装者として思うこと

2015年8月28日
PCから投稿

私自身が女装者なので、大変興味深くこの映画を観ました。

おそらく大多数の女装者が望んでいるのはジルの存在です。
女装者は理解してくれる人もほとんどいなく、自分一人で悩んでいる人が大多数だと思います。

女装者は決して性的興奮を得るために女装しているわけではなく、おそらく自分の中にある女性的な部分を公共の場にオープンにしてみたいという気持ちが強いと思います(それが難しいんですけどね)。

私は月に一回くらい女装して新宿を歩くのですが、女性用のアパレルショップで試着しながら洋服を買うのが何よりの楽しみです。特に伊勢丹の接客姿勢は素晴らしく、女装の私にも何着もの試着をまるで女性のように対応していただいています(プロです)。でも本当にジルの存在が欲しいです。

映画に戻ります。日本での女装の取り扱いは面白おかしいトーンですが、この映画はしっかりと真面目に正捉えているところに感銘を受けました。私は今後ダヴィッドのようにパブリックにオープンに、女性として生きてはいけないと思いますが、一月に一、二回女装して女性の気持ちで新宿を歩けたらいいなと思っています。

武蔵野館は女性ばかりでしたが、私も女装して観賞させていただきました。気づいた人がいるかもしれませんね。

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Mizuki

3.5流石にフランス映画

2015年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

幸せ

何といってもフランス映画
映画を観るならフランス映画さ と言いたくなる映画。
ただ、前半の終わりにダラダラ感があって、それが減点。
この世界を重苦しくなく描いたのが良かった。
最後の落ちが少しわからなかった・・・・・
二人はどんな関係になっただろうか?
これを決めつけないのもフランス映画?

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シネパラ

4.0多様な愛の形。

2015年8月26日
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さすがフランス映画、家族愛とか夫婦愛とか青い感じの友情とか、そういうステレオタイプに収まらない愛の形をサラッと描いてます。
サラッとってところがポイント高い。

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なおこ

5.0自分に正直に。

2015年8月25日
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人生一回っきり!自分の心に素直になって生きていこう!と思いました。特に恋愛に関して!いつ死んでしまうなんて誰にも分からない。悔いのないようありがとうやあなたが好きです、という気持ちをちゃんと伝えたいと思いました。

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どらん

4.0ただの女装好きな人の話かと思いきや!

2015年8月23日
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鑑賞方法:映画館

さすがフランス映画ですね。
深い!そして音楽がかっこいい!

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にゃー

3.5誰でもいいんじゃない、君じゃなきゃダメなんだ

2015年8月23日
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鑑賞方法:映画館

これ、どういえばいいのか、ちょっと戸惑うのだけれど、ファム・ファタール(宿命の女)に絡めとられた男女ふたりのハナシなんだろう。
絡めとられた、というのが不適切なら、魅入られた、とでもいうべきか。
もしくは、男女ふたりの方が、ファム・ファタールを視つづけているというところか。

ダヴィッドは、ローラが死んだ後、自分の女性に気づいていき、女装までするが、好きなのはローラ。
クレールはクレールで、ローラが好きなのだ。

ダヴィッドもクレールも、ローラの身代わりで互いで互いを愛していく。
愛を深めるうちに、互いが互いの肉体を求め合うようになるのであるが、ローラの身代わりとして相手を愛しているので、どうにもこうにももどかしく、アンビバレンスな状態に陥ってしまう。
しかし、ダヴィッドの事故をきっかけに互いが互いでなければならない、ローラの身代わりでない、ということに気づく。

そんな映画だと解釈した。

同性愛だからといって、自分を受け容れてくれるなら誰でもいい、というわけではない。
あなたに、きみに、受け容れてほしいのだ。

誰でもいいんじゃない、君じゃなきゃダメなんだ。
クレールとダヴィッド(女性に生まれ変わってヴィルジニア)は、観た目は奇妙だけれど、愛情はどこもヘンじゃない。

まぁ、そんな映画です。

演技陣ではロマン・デュリスがとにかく上手い。
フランソワ・オゾンが好みとするタイプではないはずなので、一度組んでみたかったのでしょうね。
当初は、女装した大柄な男性にしかみえないのが、徐々に女性にみえてくるのですから。

ただし、ファム・ファタール、ローラ役の女優さんには、いまひとつ魅力を感じませんでした。

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りゃんひさ

4.0斬新なストーリー

2015年8月16日
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鑑賞方法:映画館

私には斬新なストーリーだった。
共感できる所は少なかったが、想像のつかないストーリー展開に引き込まれた。
全体的に楽しめたし、エロティシズムもフランス映画のオシャレさを感じる。
クレールがナチュラルでかわいい。

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yumeko

4.0やはりオゾン

2015年8月13日
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ロマン・デュリスが大好きで、フランソワ・オゾン監督作品も大好きなので、この作品は観なきゃいけない
思いがけず初日に行ってきました

思っていたよりポップな内容で、しかしそこはオゾン監督作品
’女’を描くのがお上手です

女同士って、友情と憧れと嫉妬が交じり合い、微妙な関係を築くんですよね
親友だからこその感情

ロマン・デュリスの俳優としての幅も魅せて頂きました

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なお

3.0あり

2015年8月12日
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オゾン好きだ。
変態チックと思われがちだが
日常に潜んでなくもない極々の世界を
リアリティーありげに描く天才だ。
妄想とも現実ともいえる
映画ならではの楽しみ方が出来る作品だった。

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ムビコ

2.5まあまあですか

2015年8月9日
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鑑賞方法:映画館

誘われて見に行きましたが、可もなく不可もなく。やっぱり突っ込みどころ満載だし、途中から名倉にしか見えませんでした。
ラストはちょっとないな〜って感じでいかにも映画的な終わり方でした。

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マクラビン