バッド・マイロ!
劇場公開日:2014年12月20日
解説
平凡なサラリーマンの腸にストレスのためにできた腫瘍がモンスターとなり、尻から出現してストレスの原因となる相手を殺害するという奇想天外な設定で、アメリカでも話題をさらった異色のホラーコメディ。嫌味な上司や窓際への左遷、若すぎるボーイフレンドと付き合っている母親など、頭の痛い問題ばかりのダンカンは、ストレスが極限に達し、猛烈な腹痛に襲われるように。そのあまりの痛さに、腹痛のたびに気を失ってしまう。そして、ダンカンが腹痛を起こすのと時を同じくして、身近な場所で凶暴な動物の仕業かのような惨殺事件が相次ぐ。思い悩むダンカンはある日、催眠術師に助けを求めるが、そこで自分の腹痛と惨殺事件の思いもよらない関連を知ることになる。
2013年製作/85分/R15+/アメリカ
原題:Bad Milo!
配給:カルチュア・パブリッシャーズ、武蔵野エンタテインメント
スタッフ・キャスト
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2022年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
大腸内視鏡も一回やって慣れておくといい。問題は食事制限だけだ。ストレス社会であるため、人ははけ口を求めてしまうが、それが意識外で体の一部が勝手に行動してしまうという内容であり、小さな怪物が大腸に棲みついているというユニークな設定なのです。ちなみに強い子のミロもマイロと同じ綴りだ!
証券会社に勤めているダンカン。本職は会計士なのに人事部への左遷。さらにリストラのために余剰人員をクビにしなければならないのだ・・・そりゃストレス溜まるわ!最初はアライグマの仕業だと思われていた猟奇殺人。精神科医の治療を受けているうちに、それが自分のアナルから飛び出した分身だとわかったダンカン。そいつを殺してしまうことは自分の脳を切り取ることになると忠告される。
精神が追い詰められると負の感情を具現化した生物が飛び出してしまう。おとなしいときは可愛いのに歯を剥き出す姿は異様なのだ。そんな奇病の原因は家族を捨てた父親にあると言われて、久しぶりに会いに行くダンカンだったが・・・
まぁ、うんちまみれになったり、下ネタ満載だったりと、R15の理由もわかるけど、コメディタッチのホラーなので妙に愛着を感じてしまう。明日取るポリープがマイロだったらどうしよう・・・
2021年6月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ごく平凡なサラリーマンの腸内にストレスのためできた腫瘍がモンスターとなり、原因となる相手を次々と殺害するというモンスター系ホラーコメディ。
奇想天外なストーリーであまり期待はせずに鑑賞しましたが、予想以上に楽しめた。
仕事での上司からの嫌味や若すぎる男と付き合っている母親、変人の父親に、妻との間の子供に関する問題と、主人公・ダンカンは頭を悩ませる問題の数々に耐えきれずストレスが限界に。強烈な腹痛に耐えきれず気を失ってしまう。と同時に身近な人々が惨殺されていく。という展開。
序盤はストレスを緩和するために行動を起こしていくのだが、それが余計に彼の中でストレスを溜めてしまうという負のループに。マイロが自分の中の負の部分であり、一部であるということにすらダンカン自身がストレスを感じてしまっているのでは?思ってしまった。これではストレスから抜け出せずマイロも居なくなることはない。中盤以降はマイロの存在と父親との関係も明かされていくのだが、これも正直予想がつく展開だ。
結局些細なことでストレスを溜めてしまい、その度にマイロが出て人を傷つける。それがまたストレスに……。という終わらないストレスのループが出来上がってしまう様子が元も子もない。だが、この作品はその様子をコメディタッチ色に描いており、どこか可愛らしさのあるマイロのキャラクターも相まって観る者に謎の癒しを与えてくれる。凶暴化したマイロとのギャップや少々のグロ描写がいい塩梅となっているのは見どころのひとつと言えるだろう。
本作はR15+指定。さほど強い暴力的な描写などは目立たないのだが、下品で汚い表現が多々ある。その点は注意が必要かもしれない。
斬新でくだらない。
くだらな過ぎるから、余程おバカ映画好きでないと、鑑賞後に損した気分になりそう。
悪乗りやスカしたおふざけじゃなくて、いい歳した大人達が(仕事とは言え)真剣にふざけてるのが面白い、特に最後のパパの顔…。
ストレスを溜め込み過ぎると、あんな化物が体内で育たなくとも、病と隣り合わせな部分もあるから、心身ともに休める時には、ゆっくり休息したり・発散したりする事は大切…なんて、真面目な感想書いちゃった。
何事も「ほどほどに」が、一番良いのかもね。
2015年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
結構インパクトの強い内容なので気になっていたけれど、実際観てみるとそんなに記憶に残らない作品だった。
主人公のストレスがたまると体内から異物(汚物?)が出てきてそのストレッサーを排除するというのは面白い。