ナイトクローラーのレビュー・感想・評価
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真面目な男のサクセスストーリー
お喋り男にはご用心
日夜自分の刃を研ぎ澄ます主人公!!
日本は職歴なし40代が新規に何か始める事を阻止する社会ですが、TVとネットを駆使し日夜自分の刃を研ぎ澄ましてきた主人公は、一線で働く者も得意の弁舌で従えてしまい、映画の人物とは言え強い存在で勇気を与えてくれました。見習いの男性は第一印象からクソだなコイツと思わせつつ、その後の展開は期待に応えてくれて良かったです。豪邸と中華料理店の銃声が鈍く、恐ろしく良く録れています‼
ゲスい商売
サイコ野郎を題材にした作品なわけですが、最低な人間を最低として表現しきったという点において、非常に完成度が高いと思います。
そこは徹底している感じで、演技にもブレがないところなど、演者、監督ともども方向性は明確だったのでしょう。
では、魅力的な作品かというと、決してそうではない。やっぱりゲスい商売を描いたら、ゲスい映画にしかならないことに気づかされます。
過去、狂気を描いた素晴らしい映画の主人公はどこか魅力的に描かれています。たぶん、この映画、制作側もこの主人公を最低な人間(職業)としてしか捉えていないんでしょう。ラストってジョークでしょうか。
16年24本目はサイコな主人公のブラックなサクセスストーリー。
16年24本目はサイコな主人公のブラックなサクセスストーリー。よくタクシードライバーとセッションと並べられるみたいだけど、セッションはよく勧められるのでぜひみてみたい映画のひとつ(DVDあるんだけどね)。
本作、一言で感想を表すなら、気色悪い映画でした(褒め言葉)。犯罪現場を撮りテレビ局に売る事で収入を得る職業の話。最初から主人公に人間の心が無いので、どんなに悲惨な現場も、時には現在進行形の犯罪すらもカメラに収めようとする。後味悪いがバッドエンドじゃない珍しい結末。
主人公、まるで人間の心が無くて、神経質で仕事と金のことしか頭に無いし、それでいて心理描写も過去の描写もほぼ無い冷淡野郎だし、何より表情が不気味でおそろしい!でもその性格で良い映像=ショッキングな映像を撮れるわけで、ビジネス的にはオ〜ルオッケ〜。
たぶんこれは単に「視聴率のためならどんな反倫理的映像でも流していいのか?」っていうマスコミ・パパラッチに対するアンチテーゼというわけではなく〜、「今時ビジネスに成功するには良心をどんだけ捨てられるかや!」ってブラックなビジネス教則本って感じなんかな〜とおもいました。
良心をどんだけ捨てられた方がビジネス的に上に立てるのか、この文章だけだとえらく冷たく感じるけれど、本作を通して言うならそれを作り上げたのは視聴者≒世知辛い世の中ってことになるから自業自得だと思う。主人公は冷酷で人間としては屑かもやが、ビジネスマンとしては優秀だったんだと。
最初は家庭用?ビデオカメラを手に痴話喧嘩や飲酒運転の検閲なんかを撮ってたのに、もっと良い画を撮ろうと最終的には良い機材を揃えて殺害現場やカーチェイス、銃撃戦を撮りに行っちゃう。あぶね〜〜!ヒヤヒヤしながら観ましたわ
冷酷な主人公ルーを怪演したこの人どっかでみたことあるな〜とおもって観てたけどドニーダーコだった。(ジェイク・ジレンホール)この人も作品によって体型や雰囲気ががらりと変わる怪演役者なのね。目力がとても好きだ!
大変考えさせられるね
不倫のような映画。
セクシーなイカレポンチ
野心はあるがなかなか定職に就けない主人公が、事故現場の撮影をしTV会社にネタとして売り付け始める。
次第にスクープカメラマンとしての自分にのめり込んでゆく。
現場の写真を誰よりも早く撮ろうという熱意は次第にエスカレートし、モラルまでも犯すように…。
スリリングでどこかセクシー。どこまでもダークな主人公に惹きこまれます!
ラスト、面接に来た若い新入社員達に「僕は君たちに、出来ない事をやれとは言わないよ…」というシーンにはぞくっときました。
金を得、信頼を得、エスカレートする要求と野心。
常識が見えなくなっていくもそれをすんなり受け入れ「自分が1番!」というのを一貫して貫くようになっていく姿をカッコイイと思ってしまうのが悔しかったw
レネ・ルッソ演じるテレビ局のおばはんの身体を求めるのは若干理解が出来ませんが!!
ジェイク・ギレンホールの徹底的な役作りが見事にハマっていると思います。
是非観て欲しい1本です。間違いなく、ハズレではない。
ファンの贔屓目もありますが
テレビがダメになった理由
主人公(ジェイク・ギレンホール)は無職、くず鉄を盗んで小遣い稼ぎをしていた。
ある時、交通事故現場を取材し、映像をテレビ局に売りつける商売を知り、自分もできるとやり始める。
テレビ局の視聴率第一主義をうまく利用し、存在感を高めていく。
現在のテレビ放送の斜陽感は、この映画でうまく描かれており、日本の放送局はNHKも含め、何のために放送しているのか、自らを問い直す必要があるのでは。
100%嫌な奴
食う為とは言え、なかなか出来ることじゃない
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